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手紙



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【この小説が収録されている参考書籍】
手紙
手紙 (文春文庫)

手紙の評価: 4.16/5点 レビュー 538件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全427件 41~60 3/22ページ
No.387:
(5pt)

後ろ指刺されることはしてはいけない

読み終わった後、両親や家族に対して感謝する気持ちが芽生えました。とても良い作品だと思います。
強盗殺人を犯した兄をもつ弟が事件後の長年の差別や葛藤を描いています。
私の家族にそのような人がいなかったことに感謝。
手紙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:手紙 (文春文庫)より
4167110113
No.386:
(5pt)

漱石の現代版「こころ」!自信を持ってお勧めできる書です!

あなたは
最近本気で相手に
ラブ・レター=手紙
を書いた事がありますか?

とか言う私も
あまり書く事はありませんが,
手紙というと好きな
異性への恋文をまず連想する方も多いのでは
ないでしょうか?

しかし本気で綴った=ラブ・レター(Love letter)
は昔から異性相手に想いを伝える手段だけではなく,
父から娘へ母から子供達へ,
祖父母から孫へそして兄弟へと,
直筆の手紙総てはLove letterであると云えそうですね。

21世紀の現代は,
「手紙」という存在は実質を持っていて
貰った方も煙たくて重過ぎる事があるかも知れない。

そうした「手紙」という実存在を軸に,
主人公を含めた登場人物達の
凄まじい「魂」が発露するのが本書です。

本書は,
例えば夏目漱石の「こころ」を
少年時代に読んだとき
の様な感銘を受けました。

時代は変り,
本書の登場人物は現代社会で
まさに生きた存在です。

誠にお恥ずかしながら,
ずっと気になっていた
著名な作家でおられる
東野圭吾氏の作品を初めて読ませて頂きました。

私も歳なので,
過去数万冊は小説も読んできておりますが,
久しぶりの手応えのある傑作といえそうです。

近年の自分は,
まるで防犯カメラやドライブレコーダー
の様にカメラ目線で本を読み始めてしまう癖があります。

先入観なしに,
しっかりと受け止めたいという意図は勿論あります。

最初は単調でしたが,
数十頁程から!!?
が起きました。

読み進めてゆくと,凄い!!
いつの間に,引きずり込まれていました。

主人公は物凄く
めちゃめちゃに格好いい青年です。
才能もある。
そして何よりもハートが物凄い!

そして,あまりに魅力的な女性達が登場します。

そして手紙の主・・。

色々な人物が登場しますが,
どの人間も凄く人間臭くて,
はかなくて,もろくて,魅力的だった。

そして主人公がなんと不器用な事か!

おいっしっかりしろ!とエールを贈りつつ
苛立ちながら彼の次の行動が知りたくて,
惹きつけられている自分を
感じながら,当事者達のことふと冷静に考えれば,
この場面ではしかたがない,というリアリティもある。

この小説に登場する人物達はこの日本
に実存在として必ず存在する。
本書の主人公の青年も手紙の主も,そして彼女達も誰も彼もが。

当方は日本の裁判員制度を経験し,
古くからノンフィクションの書籍を多数読む者として
この作品に登場する人物は完全に実在していると
肌で感じた。

中盤から最後まで一気に読み通した時,
我に返れば,朝の明星をベランダの外で垣間見た。

普段は目が悪い為に常備薬(数種類の目薬)
を挿しながらの最近の読書スタイルですが,
ぼろぼろと涙が流れ,目薬を差す必要がないという
サプライズもあった
作品でした。

急停止したかの様なラストのエンディング・・。

強い余韻となって心に残る傑作です。

お勧めです
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4167110113
No.385:
(5pt)

平野社長 ありがとうございます。

本作品、刹那さと喜び、哀しみ…色々な思いを噛み締めながら読みました。
読み終えてなんだろう…なんともいえない心に温もりを感じ、不思議ととても心地好い感覚でした。
兄剛志の想い、弟直貴の想い、そして由実子それぞれの想いが交錯し、場面場面でその都度感情移入してしまったからでしょうか、途中読みながら何故だか涙が溢れる場面もありました。
また社長平野が「差別されて当然なんだよ」と言った時は少し悲しかったけど、読んでいくうちにその意味、どういう事なのかが解っていきますね。ただ闇雲に腫れ物を隔離するという事ではなく、その言葉にもっと深い意味があったのだと。
要所で社長平野が出てきますが、決して答えは言わず的確な道標は残してくれます。とっても素敵な上司であり尊敬出来ます。自身も色々な事を考える事が出来たので私にとっても恩師です。平野社長、ありがとうございます。
こちらを読み終え直ぐプライムビデオで映画を観ました。本を読みながら、映画を観ながらと1日に何度も泣いてしまいました。とっても良い作品でした。
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4167110113
No.384:
(5pt)

犯罪は家族をずっと長い間、苦しめる。

亀梨くんのドラマ見て、読んでみたくなりました。原作もいいですね。
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4167110113
No.383:
(5pt)

人生の先は思う通りにはなかなか行かないと思います

本やドラマもDVDも何回も見てますがソレなりの表現は違いますが、自分の経験を重なれて泣けます
泣けない人も明日は…って感じだと思う内容だと思います
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4167110113
No.382:
(4pt)

心にぐっと、そしてズーンとくる小説

非常に丁寧に登場人物のこころの動きを描いた作品。落ちこんでいるときには読まないほうがいいかも。ズシーンと重い内容です。最後のほうの社長さんとのやりとり、最後のシーン泣けてきます。
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4167110113
No.381:
(5pt)

やはり活字の力は大きい

ビデオとテレビドラマと原作との内容比べで買いました。この手の小説はあまり読まないのですが,原作者の筆致に引きこまれあれよあれよという間に読み終えました。解説も普通の文庫解説は読むに値しないと感じるものが多い中,作品の印象を増す書きぶりでよかったと思います。
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4167110113
No.380:
(5pt)

別にありません。

気にいる又気に入らない所ありません。ただ読みたいと思って購入しました。
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4167110113
No.379:
(5pt)

不条理の中でも生きていかねばならない

亀梨さんのドラマを見て、夜、一人でわんわん泣いた❗何で、世の中、不条理なことだらけなの?
自分も辛い立場にあり、不条理なことに苦しまされていることとと重なり、泣けて泣けて仕方がなかった。
原作を読みます!!
人の世は、絵に描いたようにはできない。でも、その中をいかにたくさんの人々が粛々と生活していることか。
誰でも、幸せになる権利はあります!
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4167110113
No.378:
(4pt)

面白かった。

何をするにも犯罪者の弟という障害が立ちはだかる感じがとてもリアルに描かれていてそれによる主人公の心の変遷が読んでいて面白かった。
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4167110113
No.377:
(5pt)

とても便利です。

何冊か本を入院している家族の為に購入しました。早く届いて、良かったです。普段あまり本を買わない為、本屋さんで探すよりも簡単にオススメの本が手に入ります。
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4167110113
No.376:
(5pt)

犯罪加害者が背負うべき罪と償いを描いた傑作!

『僕は兄を捨てる…』
たしか、そんなコピーと共に映画化されて数十年が経ち、新たにドラマ化されるので、久々に再読しました。

重く陰鬱なテーマの物語全編に込められた、
『犯罪者やそれに近い人間を排除』
『犯罪者を差別』
と言う、新たな視点での強烈なメッセージは胸に深く重く響きます。

そして、人を殺めることで加害者自身だけでなく、加害者家族もこんなにも苦しまなければいけないと言う、人の命の尊さを改めて深く考えさせられます。

というわけで、罪と罰、社会からの差別と偏見、償いとは?更生とは?
…等を考えさせられると共に、ラストは胸に切なくも熱い余韻に浸れる、犯罪加害者が背負わなければいけない罪と償いを、新たな視点で描いた傑作だと思います。
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4167110113
No.375:
(5pt)

泣きながら読んでしまいました!

以前、映画を観て泣いたのですが、小説はもっと、もっと泣きました。
中盤からエンディングまで、一気に読むしかなかったです。止めらませんでした。
読むのが苦手な私ですが、延べ6時間で読めたと思います。
気が付けば、徹夜で読んでしまいました。翌日の仕事が、凄く辛かった。
加害者、被害者、その家族等々の悩み・・・うむぅ~!
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No.374:
(5pt)

リアルの真髄

あれこれ話がうますぎて少しフワフワしてしまうミュージシャンのくだりはありましたが、読み終えてみるとこれこそ腑に落ちる、リアルの真髄を感じる作品で参りました。
個人的には非常に読む意味のあった作品。
興味があった映画やドラマはあえて観なくても良いかもしれないと感じてます。
この作品の大切な部分は全てこの本に詰まっていると確信してます。
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4167110113
No.373:
(5pt)

本の方がずっといい!

映画がテレビドラマかでみたものでしたが、本の方がずっといい!
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4167110113
No.372:
(5pt)

ミステリーではありません。まさかこんな本だったとは。

被害者家族のことを考えさせられた。自分にも犯罪者の家族を差別する気持ちが、そうは思わないようにしながらも、あることを、実感できた。
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4167110113
No.371:
(5pt)

合掌

世間のくだらん奴らはまとめてスペシウム光線で片付ければOK。でもウルトラマンのようにM78星雲に帰るわけにはいかない人間は、その先も地球で生きていかなければならない。自分と大切な人を守るために、もうひとがんばりしなければならない。合掌する兄の姿が、たしかに光って見えた。
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4167110113
No.370:
(5pt)

勉強はした方がいいです…

これ、かなり悲しい話です。弟は、割と女性にモテるタイプな上に、そこそこ頭がいい。しかし、兄は、性格はいい働き者なのに、学力はなく、肉体労働しかできず、しかも真面目過ぎるから、無理をし過ぎて体を壊し、頭脳労働的な事はできないから、働く意欲だけはあるのに、無職、金無し状態に。しかも、優秀な弟をなんとかして大学に行かせてやりたいと思い詰め、
やりたくもない強盗を計画し、強盗に入った家で、住人のおばあちゃんに発見され、殺すつもりはなかったのに、衝動的に殺してしまい、あっさり逮捕され… 弟を思う余り、犯罪に手を出してしまい、その行動が逆に弟を苦しめる事になってしまうという、悲しい以外、何もない。
で、兄は獄中から、弟に手紙をよこします。しかし、弟は迷惑としか思えない。自分の為にやってしまったと分かっていても、事ある毎に犯罪者の弟、というレッテルに邪魔され、本来の長所にふさわしいいい思いができない。幸い半端なく魅力的な為、いい嫁さんに恵まれ、大変な思いはしつつ、何とかなりますが。兄は、殺してしまったおばあちゃんの遺族に嫌がられても、謝罪の手紙を送り続け。最後は遺族が兄の気持ちを理解し、もう終わりにしよう的なラストでした。しかし、やはりできれば勉強はして、ついでにできれば貯金もして、生活の為に犯罪に手を出す羽目にはならないように気をつけなければならない。悪い事はするものじゃない、と改めて思いました…
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No.369:
(4pt)

今読むとあの事件が重なります

兄が弟のために殺人を犯す。

昔、この本が流行った時に読み、今、慶応大学生がお父さんを殺めてしまった事件が起き、また読み直しました。

この小説自体は、ご都合主義な展開を感じるところもありますが、テーマは重く、考えさせられる作品としては、記憶に残ります。

実際は、もっと辛い人生があると思いますが、小説である以上はギリギリのラインかと。

この作品からはズレますが、尊属殺という問題は、家族の問題であり、自分に置き換えてみれば、誰しもその重さに耐えかねる難しいテーマだと思います。

この小説を読んで、自分一人だけの人生ではない事を考えるきっかけになるなら、決して悪くない作品だと思います。

読む人の置かれた環境で読み方の変わる作品ですね。
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4167110113
No.368:
(5pt)

エピローグを見てみたい

この小説はタイトル、表紙を見た瞬間から何か引かれるものがありました。その予感は当たり、読んだ後震え、余韻が深く残るものとなりました。
高校2年生の冬に兄が強盗殺人を犯した。両親は既に他界している。頼れる親戚もいない直貴は一人で人生を歩む事になるが、刑務所にいるはずの存在に人生を翻弄されていく、という話。
表紙をみた時は感動、泣かせる系小説かと思いましたが、犯罪者の家族の生き方と重い話です。この主人公直貴はごくありふれた人であるが故に現実味が感じさせられ、深く考えさせられました。描写として直貴の人生グラフが上がったら決まって下がるというのも読みごたえがあります。最後、兄弟が再開した描写がありましたが、エピローグを見たかったなと思いました。しかし、それを想像するのも読書の楽しみ方の一つでしょうか。
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4167110113

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