■スポンサードリンク
手紙
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全427件 21~40 2/22ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾については、そんなに詳しく無いですが、この作品も有名だと言う事で読んでみました。 私が特に感じたのは第三章です。フィクションとはいえ読んでて胸くそ悪い気持ちにはなりましたが、実際にこう言った状況に置かれたら、そうだろうなと思います。 また、後半に出て来る平野社長の言葉も響きました。 テレビで良く報道されている殺人事件に限らず、加害者側の家族は、こんな感じの生活をしているのかなと思わされました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
兄が強盗殺人を犯した弟の話。 15歳の時に初めてこの本を読んで、正直に言うと「重い話だ。読むんじゃなかった」と思った。それから5年経った今、やっとこの本の描くリアルが分かったと思う。 加害者家族はどうしても犯罪者ではないということを、どれほどの人間が理解しているのだろうか。 この本の内容は犯罪者を許す許さないの話ではない。人間一人一人に、誰かを断罪する権利があるかないかの話だ。池袋の事故では今も被告ばかりでなく、家族への非難が止んでいない。家には毎日のように罪を認めろという街宣車が来たり、脅迫状が届いたりするという。誰かが加害者家族に正義を振りかざす。その行為が、自分の正義のために人を殺す犯罪者と何ら変わりないことに気づく日がきて欲しい。このような世の中でこそ、この本がもう一度多くの人に読まれて欲しいと思う。 韓国ドラマ「ここに来て抱きしめて」も犯罪加害者家族を描くドラマです。恋愛というジャンルではありますが、生々しく描かれているのでオススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
基本的には強盗殺人犯の家族の場合、こうなるよなと感じたし、これはフォクションの小説ですが、実際にまったく同じような目に合っている同様な立場の犯罪者の家族が、大勢いるのが現実ではないかと思います。 犯罪者の家族側に立てば、自身にはまったく責任がないことで社会からこういう扱いを受けるのはまったく理不尽だと感じるでしょうが、一方犯罪者の人となりや犯罪に関する詳細な事情などが分からない一般の人にとっては、凶悪犯の身内というだけで怖れ避けようとするのも自己防衛や自分の家族を守るという立場から、やむをえないとも思えます。 「人の口に戸は立てられぬ」、そういうことに尽きる気がします。 直貴と同じ会社の町谷とか、いやな奴だとは思いました。おそらく社宅内でダンボールの捨て方のことで直貴から注意されたことの腹いせに、直樹の兄の剛志のことを吹聴したのでしょうが、こういう特別なきっかけがなくても、ほんの一言たった一人に控えめにそういった事実を噂話として伝えただけで、早晩社宅中、幼稚園中に広まることになったのは避けられなかった気がします。 この小説が発表された2001年頃にはなかったSNSなども存在する現在(2021年)では、犯罪者の家族である事実を隠して生きるのは、ますます難しくなっているのではないでしょうか。 直貴が手紙で伝えてこなかったせいもありますが、直貴の苦しみをほとんど知らずに能天気な内容の手紙を書き続けていた剛志のことをどう考えるのかも、この小説を読んだ人により評価が分かれる気がします。 元々弟の直貴のことを何とか大学に進学させてあげたくて犯してしまった犯罪なので、直貴もそうだったでしょうが、私も剛志のことを気の毒に感じ、悪く思いたくない気持ちもありました。しかし事件後に直貴に降りかかった厳しすぎる現実を考えれば、強盗殺人という犯罪は、やはり許されない行為であったと思います。 「手紙」という題名から兄の武島剛志からの手紙のことだけを言っているのかと思ったら、それだけではなく、ちょっと意外な人物が手紙を仲介したりするところは、面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実体験がないと書けないのではと思うほど奥深くリアルな心情描写です。ストーリーや文体も秀逸ですが、織りなす心情の描写こそ魅力だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の表紙が画像と違いました。 イラストが描かれていました。 母親へのプレゼントだったので、 少し幼稚っぽくなってしまいました。 内容はとても良かったので、母親も満足してくれました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすが東野圭吾と思わせます!まずは、作品の着想がお見事と思います。犯罪の被害者家族ではなく、加害者家族に焦点をあて、その苦悩を斬新に描いています。そして文章の展開力が現役作家さんの中では群を抜いて上手いです。しかしながら、この作品に於いては少しあらすじが読めてしまいます。そこが大変残念だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分の人生をも変えてくれた一冊です。お守りとして繰り返し愛読しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小6娘には、早い・難しいかと思いましたがあらすじからこれがいいと選びました。ほぼイッキ読みしていて面白い!と言っていました!全部を理解しているとは思えませんが、数年後もう1度読むのも良いかと思います。泣かなかったので★-1と娘の評価です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺人でなくても、犯罪者の家族、特に報道された場合の苦悩は当事者にしかわからないのだろうなと思った。 犯罪に無縁な我々にはとても理解できない辛い状況なんでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は加害者家族の苦悩を描いた素晴らしい小説です。加害者家族はその家族が犯罪者の集まりなどでないならば、犯罪者と血が繋がっているというだけで何の責任もありません。しかし、世間はそう見てはくれないということをしっかりと現わしてくれます。特に就職、結婚などにおいて顕著です。この本はフィクションですが実話を描いたものとしては「もう逃げない」(ビジネス社)が挙げられます。それは、林眞須美という和歌山カレー事件の死刑囚の長男が書いた本なのですが、壮絶な内容でした。特に結婚を前提に付き合っている彼女の実家に挨拶に行き彼女の父親に「カレー事件の息子です」と正直に打ち明けたところ、そのお父さんが「大事な娘を死刑囚の息子にやれるか!」と怒鳴り、罵声を浴びながら彼女の家を後にし、その日以来彼女と会っていないということです。(190P)その他事件発生以後、現在までにあった様々な苦悩が書かれています。しかし、その長男さんは事件からもう逃げずに正面から向かって生きていこうとしていて胸が熱くなりました。その本もお薦めしておきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画、書籍とも有名な作品です。ストーリーも練られており、著者の文章力もあり、引き込まれる様な面白さがあります。一度も読んだ事が無いのであれば、是非読んで頂きたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく、重い内容だったが、後味の悪さはなかった。現代社会を生きる上での現実、どうにもならない理不尽さ、全てが詰まった内容だと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯罪者の家族という視点 これは普段の自分だったら絶対に考えることのないものであり、自分の中に新たな気づきをくれました。 犯罪者の家族ということが知られるたびに、幸せを奪われていく主人公の心情 罪を償うということの本質 様々なことを教えられました。 そして、最後の1ページで涙が溢れました。 心が揺さぶられる作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段こういった小説は読まないんですが、友人のオススメにて読みました。 普段なら犯罪者の人生にスポットライトが当たるところを、弟の人生について書いていて、胸がキューッとなりました。 人間関係を赤裸々に書いていておもしろいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょくちょく違和感がある。歌手デビューしたり、弟に惚れた女がストーカーじみてたり、偶然が連続したりと、小説的ご都合主義も多用。 けど、さすが。 そつがない。表現が的確。うまい。弟の周りの人間を動かしかたが上手。 あっという間に読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近読み直しました。 やはり名作ですね。 初めて読了した際、最後の方は泣き泣き洟をすすりながら読んだことを思い出します。 私は本作と「秘密」で完全に東野ファンになりました。 個人的には、東野圭吾の単語一つのタイトルの作品(手紙、秘密、分身、変身…とか)はおもしろいものが多い気が。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感動や涙を誘う話では有りません。(と私は思います) 正論で語るなら確かに加害者家族に罪は無いのかもしれない。 でも加害者家族を差別する人々を責めることも出来ないのではないかとも思わされます。 どちらの立場も非難する事は出来ないと私は思いました。 深く考えさせられる物語だと思います。 映画は東野圭吾氏が言いたかったことが全く表現出来てなかったように私には感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終えて、煮え切らない思いで胸がいっぱいだ。この小説の前に見たのが完全なハッピーエンド作品だったこともあり、僕の胸には長い沈黙と、深すぎる残尿感が残されている。 「スッキリしない」 だが、それこそがこの作品の名作たるゆえんなのではないか。 誰もが救われる最善の道を選んだ結果、誰もが胸に傷を残した。いうなれば究極のビターエンドだ。 主人公のナオキは兄の犯した罪が原因で、あらゆる局面において不利益を被ってきた。とうぜんナオキは兄を恨み、社会を恨むようになっていく。兄の寄こす手紙も、ナオキにとっては腫物でしかない。 しかし視点を変えれば、それは大いに心の支えになっていた。兄の手紙が二人のきずなを結び、つらい人生を歩むエネルギーになった。ナオキはそれをようやく自覚し、襟を正して、幸せな人生を…… ……送らないのである。 明るいムードが立ち込めていた物語終盤、ナオキは兄との決別を心に決める。理由はほかでもない、「家族を守るため」なのだ。はじめは私怨で拒んでいた手紙を、今度は家族を守るためにまた拒むようになる。 「君は差別されて当然の人間なんだ」 「正々堂々と生きていけるわけがない」 社長の残した、あまりにも残酷すぎるこの言葉。 ナオキが土壇場ですがりついたのは、絆ではない。家族を守るという、自分の人生を選んだのだ。 どちらが正しいかを議論するのはあまりに野暮である。絆ばかりを追い求めては、人生を歩むことなどできない。これは疑いようもない事実なのだから。 だが同時に、こう思わずにいられるだろうか。 ナオキは、最後の最後に、最悪の過ちを犯したのだ、と。 心に深い余韻を残してくれる、素晴らしい作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気読みしました。 弟さんの不遇を思うと胸が締め付けられますが兄としても辛いものがあったと思います。 ラストは本当に感動。 東野圭吾にハマるきっかけになった本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
武島直貴の役を亀梨和也が演技していましたまさにはまり役でした。また二人の社長役の名演技も最高でした。 ガリレオシリーズの推理モノ以外にもこんなにも社会の問題を提起し考えさせられる作品があるのに感心しました。 素晴らしい脚本の映像作品(ただし亀梨和也)を見ることをオススめします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!