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手紙
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手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全427件 221~240 12/22ページ
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「白夜行」、「秘密」、「手紙」、「分身」と読んできたが、一番面白いのがこの「手紙」でした・・・。 | ||||
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犯罪を犯すつもりは無いが、一層そう思った。そりゃ兄貴も弟思いが故に犯した犯罪だろうけど、誰かから奪った幸せは誰も幸せにしないよ。でも実際に自分の身内が罪を犯したら、自分が罪を犯したらと考えると登場人物と同じように悩み苦しむと思う。だから人から何かを奪って幸せになろうとしちゃいけない。今は幼い我が子が思春期になった頃に読ませたい。 | ||||
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これ以上に泣いてしまった本はない程、私にとっては深くて濃い衝撃的な作品でした。 読んだ後にいつまでも深く余韻に浸ってしまい考えさせられた。 東野圭吾にハマるきっかけになった作品です。 | ||||
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主人公は自分の置かれている立場、まわりの目線を敏感にいつもキャッチしているが、社長が登場し生きるヒントを出す場面では加害者家族が、どう生きていけばよいのか読者と一緒に考えていく場面に思う。「正々堂々」という言葉が印象的であるが、「万事の物事に白黒はっきり出来る答えがあるわけではない」と言われているようだ。答えの出ないこのストーリーにすっきりなさも残るが、人間は常に「正々堂々」である必要はないのではないか。「正々堂々」そうありたい・・・でもどんな人間も罪を背負って生きている。今日食べた野菜もそう・・・何かしらの犠牲の元・・・・人間は皆罪を背負って生きていることをわすれちゃけないのではないかと考えさせられた。 | ||||
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もし自分が加害者の家族になったら 被害者になったら また加害者になってしまったら こんな大きな話でなくとも 車をポンとぶつけてしまっても このような胸中になるのでは・・ その人は悪い人でなくても許すことはできない そうなったときにどうすればいいのか いろんな立場で改めて考えてみるきっかけになりました。 私であってもなおきに対しては同様な差別心を持つだろう 果たしてそれは悪いことなのか・・ もしなおきの立場になったらどうあらなければならないか どうすることが正しいか? きっと誰も答えの出せない問題提起をしてくれた この小説に☆4つです | ||||
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ちょこちょこしか読めなくてずいぶん時間をかけてしまった。 登場人物の、この人であったらわたしはどうするだろうか? この人であったら・・・ と、たびたび立ち止まって考える本でした。 人は傷つけようとは思っていなくても、他の人を傷つけて しまうことがある。 傷ついたほうは、相手が傷つけようとしていたとか、 いなかったとかは関係なく傷つき痛む。 肉体的なことだけでなく、精神的にも人は傷つく。 ムムム・・・考えちゃいます。 | ||||
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この作品の注目すべきところは「加害者」の視点で描かれているところだ。 「愛」を誰にでも与えられるのか 誰でもどんなときにでも「許す」ことができるのか 誰にでもどんなときにでも「許される」ことができるのか 起こしてしまった事件を発端に「加害者とその家族」を通して問うているテーマは人間の深い部分を描いている。 「被害者」や「ヒーロー」が主役となり、その目線で描かれる物語が多い中、僕は逆に 「加害者」が何故そのような事件を起こしてしまったか、 その家族はどうその事実を受けているのか、 というようなことが気になるし、知りたいと思う。 そこに何か「真実」が隠れているように思うからだ。 この映画・原作となる小説には、そんな「真実」が描かれ、メッセージを訴えている。 切なくもあり、最後には暖かさも感じ、涙してしまいました。 名作です。 | ||||
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弟が社会で厳しい現実を受けながら、あらゆる道を模索していく姿が印象的な作品でした。もし自分の肉親が強盗殺人犯であれば、自分はどのような振る舞いをして生きていくのだろうか。こんなことを常に考えて読み進めていくと、まるで弟の気持ちを察して挙げられないかのような兄の手紙の内容は時として憎く見えてしまうものでした。しかし、そんな兄もただただ純粋に弟を思うからこそ毎回「手紙」を送り続けたのであり、それを思うと当初の強盗殺人も、この兄は他を見ずに犯罪を犯してしまったのだろうと思いました。ただ、犯罪は当の本人だけではなく、周りの人の人生も変えてしまうという事実は確実なのだと感じました。 | ||||
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最近続いてる俗にいうところの「ミステリー」ではない東野作品。 建前では「差別はいけないこと」と思ってはいても「差別してしまう」事実。 犯罪を犯した場合は、被害者はもちろんのこと加害者だけでなくその家族までもが苦しむことになるやるせなさ。 犯罪を犯した兄が根っからの悪人でないだけに読んでいてなんとも言えない気分になってしまう。 弟の選択が正しかったのかどうかそれはきっと誰にもわからないんだと思う。 最後は確実に泣けます。 どんな理由があっても犯罪は絶対に犯してはならない。 ひしひしと感じる作品でした。 | ||||
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殺人者で服役中の兄とことごとくその弟であるが故に、差別を受けつづけた弟の苦悩が切なかったです。 将来この兄弟が昔の話をしながら、酒を酌み交わす日が来ることを願ってやみません。 | ||||
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衝撃作だとは思いますが、感動作だとは思いません。 全体的に暗く重い内容なので、読み始めるのに少し構えてからでないと、読めなかった。 作中で、平野社長が 「差別は当然なんだよ」 「我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる−すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」 と言っていることには、なるほどねとは思いますが、違和感も覚えます。 ラストシーンはジョン・レノンのイマジンを歌うのですが、映画ではお笑いに変更されているらしい。 これってどうよ? 映画は観ていないので、ほんとはコメントしたくないが、本作でのカギはイマジンでしょう? この本を読み終わって、矢野真紀の「オアシス」と言う曲が頭に浮かびました。 ♪万が一、億が一、世界中があなたを傷つけたら 私はきっと死ぬ気でリベンジにかかるでしょう 振りかかる困難は一緒に無視しよう どの道 つまずいたとしても私は待っているから | ||||
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強盗殺人犯の弟を静かに冷酷に追い詰めていく状況 周囲の人が壁を作ってしまうところも 弟との交際を親に反対されたお嬢さんがむきになるシーンも 家族が自分たちとは住む世界が違うんだよと言語、非言語両方で提示していくシーンも 弟が高い知能と精神力をもつがゆえに、なんとかバランスを保ちつつ時に心の均衡を崩してしまうシーンも モデルがいるのではないかと思ってしまうほど、すべてがとにかくリアルです。 東野圭吾の科学の知識を生かした小説もおもしろいですが、社会派小説においてもこれほどの繊細な筆力もあったとは。 人生の節目節目で、兄が殺人犯ということがばれていくシーンが、偶然が重なりすぎてできすぎとのような気もする箇所もありましたが、いろいろ考えさせるすばらしい作品だと思います。 | ||||
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登場するアイテムに目新しいものはない。 意外性もなかったし、なんだかなぁって感じです。 ただ、大多数の読者、心の温かい読者は熱い涙を流しただろうとも思います。 私はひねくれてるだけでしょう。 | ||||
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東野圭吾さんの本は初めて読みました。 映画化されていたことは知っていたのですが、話は全く知らずに読みました。 読んでいくうちに加害者側・被害者側の心情が汲み取れて切なかったです。 個人的に気になったのは中盤、主人公がどうなっていくかが簡単に予想できてしまうところ。 同じパターンの繰り返しだったように思います。 しかし加害者の家族も被害者でありながら、差別される。 社長さんの言葉がすごく重かったし、考えさせられました。 最後、本を読んで生まれて初めて涙があふれました。 映画の方は配役が合っていないように思ったのであえて観ないようにしようと思います。 | ||||
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「やるせない」小説を書くのが得意な東野さんですが この小説は最後の最後まで「やるせなさ」ばかりではありません。 人間の弱さを強さに変えてくれる優しさをこの小説は与えてくれます。 素晴らしい小説です。 | ||||
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ミステリーと呼ぶにはあまりにももったいない、良い社会派小説です。 と言っても、松本清張ほど固くなり過ぎず、登場人物の描き方、読みやすい文章、 幾重にも重ねられるエピソードが積もり積もって、ラストの「落ち」まで すいすい読めてしまいます。でも決して軽くない。犯罪事件の「加害者家族」について 改めて考えさせられました。 #個人的には、あの社長さんがすごーく小説っぽくって、「出なくていい」と #思ったのですが(笑)、あの人がいないと話が進まないですものね。 | ||||
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ミステリー・サスペンスの東野小説しか読んだことのない私にとってはとても新鮮な小説でした。被害者の立場、加害者の立場から犯罪というものを考えるよい機会となったのは確かです。しかし、メロドラマチックに感じられ、映画向け、お涙頂戴モノのように感じられました。とは言うものの、もっと泣きたいところでしたが、最後は案外あっさりと終わっていて、泣けなかったのは残念です。 | ||||
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本を読んではじめて泣いた。 文句なく素晴らしい傑作!!! 最近流行りの、ただ泣かせるだけの、 安直なストーリーなんかじゃなく、 日常にひそむ様々な問題を深く考えさせられる、 現代文学の最高傑作といっていい作品。 ぜひ読んでほしい、おすすめの一作。 冷徹なまでに徹底したリアリズムに基づいて書かれているのが、 何より好感が持てる。 本や映画にありがちな、絵空事的理想な話なんて、 そういう展開になりそうながら、 まざまざと現実社会の壁を見せつけられる。 しかもその壁をつくっているのは、 特定の権力者とかそういうことではなく、 私たち一人一人であることにまた愕然とさせられる。 でもそんな絶望的な世の中にも、 数少ない希望もあったりして、 そうした光を頼りに紆余曲折する主人公の苦悩と、 取り巻く周囲の人たち。 そして、ラストがほんとやばい! まさかこんなことになるとは・・・ あり得ない奇想天外な結末でもなく、 かといって予想しうる結末でもない、 なるほどそういうことだったのかと、 深く納得させられる実に示唆的なエピローグに、 私の目に自然と涙が浮かんできた。 | ||||
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東野圭吾さんの小説は初めて読みました。 犯罪加害者の家族の人生という極めて重いテーマでありながら 著者の筆致に暗さはあまりなく、一気に読めます。 社会派小説としてみると 法的な描写(裁判など)が少ない点、 主人公にボーカル(歌)の才能がありながら諦めざるえないシーン、 身分違いの恋愛で相手家族ともめるシーン、 幸薄い主人公を見守り続ける女性の存在など いささかわざとらしいトレンディードラマのような部分が見受けられます。 しかし、エンターテイメントとして見れば展開も 早く、飽きさせない構成は秀逸で、とても愉しんで読めました。 他の東野氏の小説も読んでみたいと思いました。 | ||||
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京都に住むとある歌い手さんのブログをきっかけにこの本を読みました。 弟を思いやる気持ちから、やってはいけないことをしてしまった兄の過ちのために主人公の直貴が歯を食いしばって築き上げてきたものが崩れていくさまに何度も何度も涙してしまいました。 ワタシは主人公の直貴と同じ境遇ではないのでその気持ちがわかる わきゃ ないのですが......。・゜゜(>_<)゜゜・。とにかく涙がいっぱい出ました。 本当の優しさとは? ひとを思いやることの微妙さ? 誰が正しく、誰が間違っているのか? 考えさせられる一冊でした。 由美子が剛志に直貴の近況を知らせたことを知り直貴が激怒した場面がとっても怖かったです。 実はワタシも由美子と同じく“ワタシが誰に手紙を書こうとワタシの自由でしょ派”で、 良かれと思って見ず知らずのひと宛に手紙を出したケ〜ケンが(・_・;)ひぃ〜ふぅ〜みぃ...。 だから...めっちゃ怖かったです。 | ||||
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