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片想い
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片想いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 41~60 3/8ページ
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性同一性障害というあまり馴染みのない障害を取り入れることで、「性」について考える機会を与えられた気がします。 私は元々性同一性障害などについて興味があったので、読んでいて勉強になり、思うことがたくさんありました。 もし、この作品を読んで「性同一性障害とか馴染みがないことを取り入れていて共感できない」と思う人は、同性愛など“普通”ではないものに対して嫌悪感を抱くタイプではないでしょうか。そういう自分が持っている偏見と向き合える作品でもあると思います。 表紙のデザインも非常に面白いので、カバーをかけてしまうのは勿体ない気がします。 東野圭吾の作品の中で一番好きなのが「片想い」です。 | ||||
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深いテーマ(男女という肉体的、精神的性の問題)を登場人物の言動や行動を通じて掘り下げようとする試みと普通の殺人事件の謎解きが並行して進んで行きます。主人公QBが素人離れした推理力や恐喝まがいの手段で謎解きを進めていくところが今ひとつ共感出来ないのは、その行為が結局誰の救いにもならず単に個人的な好奇心の満足にしか思えなかったからでしょう。 | ||||
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東野圭吾ファンなので。ドキドキワクワクの1冊でした。オススメ! | ||||
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前々から友人に東野圭吾さんの本の話題を、よくしていたので、感化された友人も、東野圭吾さんファンになり(笑)友達にプレゼントしました。 | ||||
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「肉体としての性」と「実際の性」とのギャップに苦しむ人物を中心人物に据えて、その解決を模索した社会派推理小説、そのように感じた。 気になったのは、その中心人物である美月が、直情径行で、あまりに単純な人物として描かれている点だ。 最初はミステリーという感じはしなかったが、美月が行方をくらましたあたりからミステリーらしくなり、事件の背景にジェンダー問題を解決するための大掛かりな企てがあることが判明する。その企ては結局挫折し、結末には救いがない。本当の問題解決のためには何が必要であるのか、提案や考察がなく、置き去りにされている点にちょっと不満を感じた。 末永睦美と相川冬紀という二人の脇役の存在と、その発言が光っている。 タイトルの「片想い」とは、誰の誰に対する片想いなのであろうか。個人的には、中尾の「女性としての美月」への片想い、永遠に実ることがない片想い、ではないかと思った。 | ||||
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スポーツにおけるジェンダーの問題等考えさせられる点はあったが、感情移入できなくて物語としてはまぁまぁな感じ。 | ||||
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やっぱりすごい。 改めて東野さんの凄さを痛感しました。 読書初心ですがのめり込みまして。 | ||||
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正直言って、性倒錯者の心理や感情は分からない。 だから、この小説を読んでも、理解できなかったところが多い。 ただ、「男になりたい女」と「女になりたい男」の交錯を踏み込んで描いたところいいと思った。 | ||||
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登場人物が、異様に多い、結婚で苗字が変わっていたり、 どいつが「男」でどいつが「女」なのか不明だったり、 また性転換者などもいるし、戸籍の交換まで絡み合って、 それらの人物関係(および性別!)をしっかり把握していないと、 必ず頭の中が混乱してきます! (しかし、どの人物もキャラクター設定がしっかりなされているので、 私の如きお間抜け人間以外は、必要ないのかもしれませんが・笑) 「ジェンダー」を見つめ直してみないか?、というのが、この作品の主題なの かもしれませんが、あくまでエンタテインメントなので、 しゃちほこばって持論を語るのではなく、「あなたは、どう思いますか」と問いかけるにとどめられていると感じました。 「男らしいって何?女らしいって何?」「人はなんで人を好きになるんだろう」みたいなことも、あらためて考えさせてくれる、 とても奥の深い作品でした。二段組300余頁、その文字密度はかなりのもので、 読破するにはそれなりのエネルギーが必要ですが、 そんな骨折りにも十分応えてくれる名作だと思います。 余談: ■「エア・キャスティング」が趣味の私は、この作品でも勝手に配役を していました。 登場人物がやたら多いので、ここでは主役三人についてだけ。 哲郎=福山雅治 理紗子=仲間由起恵 美月=意表を突いて、 山田花子orイモトアヤコ!どうでしょうか・笑 ■どうでもいいことですが、読んでいる間じゅう、紫煙の香りが 漂いっぱなしでした。煙草を吸わない人間を見つけるのが大変なくらい、 ヘビースモーカーだらけの物語でした。これだけ嫌煙が進んでいる昨今に、ちょっと不思議でした。 そして、そんな些細なことにも何か訳があるのかも、なんて勘ぐったわたしでした。 | ||||
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私には、文字が小さくやや読みにくかったです・・・・。ページ内が上下に分かれているのも慣れるまで時間がかかりました。 | ||||
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相変わらず展開の読めないストーリーで、いつも結末がくるのがさみしいです。ながーく楽しみたくなる東野圭吾的世界です。 | ||||
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久しぶりに再開したアメフト部の女子マネは性同一性障害だった. 「人を殺した」という告白から始まる事件に,さらに大きな背景が見えてくる. 性同一性障害をテーマに社会構造だけでなく, 本人や周囲の人間の意識の問題もからめたストーリーはリアリティがある. そして,構造的な問題の解決の1つとして, 本作で扱われるようなこともかつてはあったのかもしれない(現在では不要のはずだが). 中心にいる人物たちの悲壮な決意は,逆に言えば,それでも守るべき価値があるという 重みが感じられる. また,性同一性障害者だけでない,意識の性差といったものも表現されている. この辺の描き方はきれいでかつ迫力がある. ただ,小説として読んだ場合,一介のスポーツライターにしても操作能力が高すぎたり 冷えているはずの夫婦がけっこう協力しあっていたり, また真犯人がそこまで協力する動機が少々物足りない,など 全体に煮詰め不足な印象もぬぐえない. メインテーマが重たいだけに,そういう部分が目に付いてしまう. | ||||
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東野圭吾さんが大好きな息子に誕生日プレゼントに買いました。 数冊セットで買いましたが、全然お高くなく、いい買い物ができました! | ||||
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彼の作品の中では平均的な出来ではなかろうか、可もなく不可もない。 | ||||
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テーマは性別に関わることで、正直かなり重いテーマを扱っていると思います。 そういったテーマについて考えさせる点ではかなり良い本だと思います。 | ||||
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複雑によく込まれていて読み応えがある本書。 amazonの商品紹介レビューから、 『大学時代のアメフト部のメンバーとの定例の飲み会の後、哲郎は10年ぶりに会った元マネージャーの美月にある秘密を告白される。そして、その秘密は思いもかけない形でメンバーに影響を与えていく…。導入部分から読み手をぐいぐい引っ張り込み、途中で急に視点が変わるストーリー展開は、日常的な場面から少し現実離れした設定へと読者を取り込んでいく東野圭吾の得意技。そして、なにげない描写に隠された伏線が予期せぬエンディングへと結びついていく。アメリカンフットボールのポジションの役割を簡単にでも把握しておくとさらに楽しめるに違いない(中略)本作品ではトランスジェンダー、半陰陽、同性愛と、「性差」に苦しむ人々への理解も示している。だが、「性同一性障害」など「性差」の問題が中心だったストーリーが、徐々に謎解きそして過ぎ去りし大学時代と目の前の現実とのはざまに揺れ動くオトコたちの心の動きへと移行していき、それとともに著者の「性差」への認識があいまいになって示されていく。それが、おもしろみを保ったまま終結するストーリーに小さな影を落としてしまっている(つちだみき)以下略』 と、書かれている通り。『「性差」に苦しむ人々への理解』、ここに強く自分は惹かれた。 「性同一性障害」という言葉を使う事自体が強いて言うなら間違っているのだというには同感。同感と新鮮が混じった様な読中。展開の見えないストーリーにジリジリしながらも、読み切ったあとにくるものは「これしかなかったのか…!」、涙とは違う、複雑な思いに駆られます。 ただね… 登場人物が多すぎて、途中でこんがらがってきた。 男? 女? 把握が困難、一気に読むならいいけど、間に空白の時間があったら、再び読み始めても「えーっと、どうだっけ」って思い出すのに時間がかかる。 小説の最初によくある人物関係図が欲しいと思った。そのせいもあって、 読中で辛くて眠かった、乗り越えないといけない壁だな、と思う。 頭を使いそうだ。 でも、面白いというよりは読み応えのある、読んでよかったなと考えさせられる本でした。 | ||||
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両性具有の話です。実らぬ恋の切なさが重いテーマによって個人的には楽しく読めているとは言えない状況です。 | ||||
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性同一障害についてはある程度理解していたつもりだが、自分がまだ偏見の域を抜け出ていないことに驚いてしまった。この作品はミステリーとしても秀逸だが、社会問題提起でもあり、単なる娯楽として扱うにはレベルが高い。社会の常識が常識でなく、人があるがままの姿で生きることを妨げている。我々の社会はもっと改善されないといけないと実感する。我々の他人を思いやるにも、自分が経験していないと、創造の域を出ない。ただこの作品には、非常な説得力を持って彼らの感じ方を理解させるものがある。一推理小説という扱いではなく、もっと広く読まれてしかるべき内容だ。 | ||||
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この作品の何よりも素晴らしい点は扱ったテーマ。 性同一障害よりもさらに広い、ジェンダーの問題を扱い、 そのテーマの深さ、多様性を表現し、投げかける。 驚くべきことは、東野圭吾氏がトランスジェンダーかと思わせるほど、 素晴らしく的確にこのテーマを描いていること。 「“男”と“女”を、完全に分けることなどできない」 そう言われて、まったくピンとこない人には、 この作品を読み進めるのに、抵抗があるかもしれない。 まったく別の世界の話だと感じるかもしれない。 しかし逆に、そこに少しでも興味をもてる人には、 この作品が放つ、非常に大きな社会的意義を感じることができるだろう。 その点に私は、こみ上げてくるものがあった。 マイノリティの立場にある方に、心からオススメしたい一冊。 | ||||
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コメントを入れないと評価できないのは、とても残念です。 特にコメントは無くても、とても満足していても、コメントが面倒で、 評価できないことがよくあります。 | ||||
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