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片想い
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片想いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全108件 1~20 1/6ページ
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東野圭吾のど~んで~んが~えし、を期待しましたが、それは無く終了。表紙の絵にも描かれている「メビウスの環」というより、分布曲線と考えるほうがしっくりきます。 | ||||
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性同一性障害にまつわる話に、半陰陽も出てきて テーマは深掘り話は長かったですが、大学時代の元アメフト部のメンバーの友情話でもあり 全体的におもしろくはありました 実際このような悩みを持つ当事者なら苦しいだろうなとも思いました 誰でもが、自分のままあるがままで生きられる世の中だといいなぁ 自分はできるだけそのような環境を作れるようになりたいものだと思いました | ||||
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大学の同窓生が織り成すドラマで切なさがある。 トランスジェンダーもあったりして展開も面白かった。 ただ、殺意が短絡的で薄いかなと思う。 | ||||
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良く手にする東野圭吾さんの作品を選択。 恋愛の切なさを彷彿する題名が作者としては珍しい気もして、読むのはスルーしていたがふと厚めの文庫本をもとめて読むことにした。 途中、流し読みしたがすぐにグイグイ引き込まれた。 恋愛も触れはするが性そのものについての作品とは思わず、え?いつの作品?と確認。 こんな時代にここまで取材したのだろうか。 先日プラチナデータをプライムで観たこともあり、問題提起をさまざまな観点(現在、将来のリスクなど)でしているのかなと。 問題提起は好きなので他にもないか探してみよう | ||||
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重いテーマに小説という形で正面からぶつかっている作品。 性的マイノリティーとされる人達にとって社会の仕組みがどれ程残酷であるか、そしてその中で素直に表現する事が出来ずに行方を失う想いについて考えさせられた。 美月を焦点にストーリーは展開するが、半ば以降は主人公夫妻の行方の方が個人的には気になった。 性を超えた人と人の関わりの原点についても触れられていた気がする。 | ||||
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性の揺らぎに、真っ正面から取り組んだ意欲的な力作で、LGBTの問題が脚光を浴びるずっと以前に、この作品を世に問うていた、東野圭吾の先見の明には驚かされる。前衛的な問題作ながら、ミステリとして十分楽しめるエンタメ作に仕上げたのは、さすが。例えば、アメフトの知識はなくても、各キャラの個性を、それぞれのポジションと結び付けて説明するのはわかり易く、知的満足を得る事が出来たと思う。 だがやはり興味深かったのは、ミステリ要素でなく、性同一性障害を持った人との恋愛模様。書名の「片想い」について、初め誰が誰に片想いしているのかと思って、読んでいて、なるほどと思ったが、読み進める程にわからなくなって來た。例えば自分を産んでくれた母親が、実は男だったと知ったら、何て私には想像も付かない。読む程に幻惑されて迷宮に迷い込んでような気分になった。 結局、私には理解不能な世界だった、と認めるしかない。参りました。 | ||||
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東野圭吾さんの本です。名作じゃないですかね。 単行本で2001年発刊だそうですが、時代を先取ってますよね。 ネタ的には、「白夜行」とか「幻夜」だとかの「戸籍乗っ取り」だったりするのですが、 それがLGBTっつーの?そういう性同一性障害とうまくむすびつき、 かつ殺人事件の真犯人を追うスリリングさとともに、絶妙の面白さを生んでいます。 題名にもなっている「片想い」というキーワードも、「永遠の片想い」(186㌻)だとか、物語中にうまく表現されています。 「メビウスの輪」というのも、ひとつの重要なキーワードかな、とは思うのですが、それを題名にしていたら、いささか白けていたかもしれません。 ただ、いささかアメフトというなじみのないスポーツがでてくるところだとか、そういうところが鼻に付く人もいるかもしれませんが、これも上手く機能しているといえば機能していると思います。 いや、やっぱり東野圭吾はすごいですね。うまいなぁ、と感心しました。 | ||||
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迅速な対応でした。 とてもきれいな状態です。 | ||||
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本のタイトルからして東野さんには珍しい恋愛ものだと思っていたら、さすがの東野さんでした。ただの恋愛じゃ終わらないんですね。というか片想いって言葉、恋愛以外でも使えるんだなあって。考えさせられる内容でした。さすがです。 | ||||
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ジェンダー問題としての話であるとともに、私たちがどれだけ多くの社会的固定概念にとらわれているのかということも考えさせられた。社会が決めた「男とは」「女とは」・・・。自分の正直な気持ちを信じることができず、気づくこともできず、社会に認められる形でしか自分を認められない。自分の状態が社会の価値観と違わなければ、いや違ってもごまかせる程度の違いであれば、社会の価値観に合わせ、疑問に思わず苦しまずに生きていける。でも、自分の状態が社会の価値観と大きく違ったとき、自分の価値観を信用せず、その違いに悩み、苦しむ。心がその価値観に合わせられないとき、姿かたちを変え社会の価値観にあわせていく。自分を大切にせず、社会的に認められることにとらわれているということなのかもしれないと感じた。これは、ジェンダーの問題だけではないと思った。 | ||||
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本もいい。東野圭吾最高。 | ||||
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遅ればせながらCS一挙放送でドラマを観まして、そういえばWOWOW本放送前に原作も買ってたのを思い出し、改めて読んでみました。ドラマ版は演技が見ててキツい役者さんがチラホラいて、なかなか入り込めない部分もあったんですが(中谷美紀さんはハマってたと思います)この原作は素直にストーリーに入り込むことが出来ました。 正直言うと東野さんのト書きみたいな文体が苦手で、小説はあまり読んでなかったのですが、これは20年近く前の作品だそうで最近とちょっと文体が違うのか、あまりその癖も気にせず読めました。程よく淡々とした読みやすい文体という印象を受けました。 とにかく登場人物が多くて一人一人の名前を把握するのも大変だし、しかも一人の人物に二つ名前があったりして、これはドラマ版で最初に人物関係を把握しておいて正解だったと思いました(笑 でも捨てキャラがいないというか、ちょっとしか出てこない人物にもちゃんと意味があるのはさすがです。登場人物は、ただ主人公を真犯人に導くためのスゴロクのコマでしかないミステリー小説もあるので。 香里さん(ホステスのほう)が「どこにも存在しなくなった」の一言で済まされたのはちょっとモヤモヤしました。あれだけ色んな人が苦労したのに…でもそうするしかないんですけどね。 中尾の美月に対する想いが切なかった。 彼は彼女に、文字通り「なりたかった」んですよね。それが唯一美月と一心同体になれる方法だったから…本当の主人公は中尾だったんだろうな。 | ||||
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改めて原作を読んでみて自分がいかに 色々な片想いを今までしてきたかを 思い知らされました。 男女の性については知らなかったことも 考えさせられることも多々あり アメフトは大嫌いなので読み切れるか 不安でしたが全く苦にならず圭吾恐るべし! | ||||
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学生時代に所属していたアメリカンフットボール部の女子マネが犯した殺人事件が発端。 明らかに正当防衛なのだが、彼女を匿ううちに次々と明らかになる性同一性障害を持つ人達の苦悩と秘密が、自首させて終わりにはできない迷路に落ちて行く。 元は今からちょうど20年前に週刊文春に連載された小説なので、筆者の時代の先を読む力に驚く。あるいは社会のマイノリティーにも心を砕く思いやりの感度が高い人なのかもしれない。 途中、読むのがちょっと面倒になる時があるが、山登りと一緒ですぐペースは回復する。 WOWOW で放送されたドラマは登場人物のセリフを含めほぼ本のとおり。 【 ちょっとした疑問 】 ・この小説の映像化は 性同一性障害の 日浦美月 役の外見が美人だから感情移入できて成り立つのか。 ・性同一性障害 と呼ぶのが正しいのかどうか知らないが、ご本人にとっても障害なのか。それとも、社会が暴行を加えて障害にしてしまったのか。 | ||||
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東野圭吾作品がおもしろいと友人から聞いたのがきっかけで、読書を始めました。 この本は、読み応えがありました。 元々、ジェンダーについてとても興味があり、その部分で悩んでいる方たちのことをわかりやすく、表現されていたので、 なるほど…ととても納得しました。 ジェンダーについて、読み応えがありすぎて、ストーリー中で起きた殺人事件のことを途中で忘れてしまうほどでした…汗 こんな作品を、これからも世の中に出していただきたいです | ||||
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帝都大って言うことで「湯川教授」の若かりし頃の描写が 少しはあるのかと思いきや、かすりもしなかった。 ですが、ストーリーはいつも通り2転3転して読者を気持ちよく 裏切ってくれます。 長編でいつまでも終わらないでくれって気持ちにもこたえて くれています。個人的には哲朗、理沙子には幸せになって もらいたいし、スピンオフでもいいからどこかの小説に参戦 してくれているとうれしいのだが。 別の小説に出演していることを知っている方がいましたら是非とも 教えて下さい。 | ||||
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恋愛小説・・ではない。色々と考えさせられる作品。性同一性障害。障害という言葉を使うこと自体に社会の差別性があることに衝撃。病気ではない。そんな社会の持つ変質を鋭く抉りながらもミステリー性は決して色褪せない。本当に発想力、想像力にはいつも驚かされるが、そこに巧みな文才が乗せられるからまた手にしたくなる。 | ||||
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ドラマを観て原作を読みたくなりました。やはり原作を読んでよかった!ジェンダーとは?男女の違い?メビウスの帯?考えらせられました。 | ||||
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この作者の作品は、ミステリーとして全くはずれがありません。 そして、同時に、この分野を超える作品でいつも楽しませてくれます。 本作品も、夫婦として互いに語れないこと、友人として語れないことが、更には10年の時を超えて、「謎」が「謎」を呼び、ミステリーの醍醐味を満喫させてくれます。 本作品の大きなテーマは、「ジェンダー」です。 「男」であることと「女」であること、「男らしさ」と「女らしさ」とは。 身体と心が異なる性同一性障害の話なら、いろんな作品が書かれてきています。 しかし、この本はそれさえも大きな「ジェンダー」の問題の一つの現象として描いています。 「男」と「女」の区別と言うことでは、オリンピックなどで採用されているセックス・チェックが頭に浮かびますが、これも完全なものでなく例外となる人々が多くいるということです。 それだけではなく、「半陰陽」と言う、今まで全く知らなかった人も登場します。 更には、「去勢」や「性転換」の人も登場します。 そうした中で提起されるのは、100%の「男」、100%の「女」と言うのは存在するのかと言うことです。 この本の中で、その例示として「メビウスの帯」の話が出てきます。 誰でもが、「メビウスの帯」の様に、表と裏を同時に持っていると言う話です。 その立ち位置によって、100%に近ければ、典型的な「男」或いは「女」として存在することになる訳です。 しかし、それが逆方向に振れていれば、身体と心が分離し性同一性障害となると言うのです。 確かに、どんな人でも男っぽい側面を持った「女」や女っぽい側面を持った「男」は存在します。 ただ、作者はそこに留まらず、こうした「ジェンダー」にまつわる様々な人々を、同じ見方ができないか?と問いかけています。 ちょうど血液型が違っても、何ら差別されることなく社会生活を送れる様に。 この本を読んで、いろいろ考えさせられました。 そもそもこの「ジェンダー」の問題から、男女差別の問題は始まっているのですから。 作者は、そうしたいろんな人が差別されることのない社会が来ることを、未来に向かって望んでいるのでしょう。 | ||||
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学生時代の女子マネージャーに、数年ぶりに会ったら男だと告白される。 ストーカー殺人の行方と共に描かれる、身体の性と心の性が不一致な人達の生活。 周囲の理解が得られない性同一性障害に悩み、秘密の行動に出る。 殺人事件を追ううちに、暴かれる秘密。 片想いとは、心が追い求める性には辿り着けない意味なのか。 今なお解決されていないLGBTの問題を扱いながら、スピード感のあるサスペンスに仕上げている。 | ||||
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