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白夜行
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白夜行の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全566件 481~500 25/29ページ
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| 二人の主人公の昏い道行を描きながら、ここ20年ほどの情報系犯罪史にもなるという稀有な作業に挑戦し、しかも成功させた傑作。作者が元エンジニアでなければ、これほどの技術系犯罪小説は描けなかったろう。もちろんノワール小説としても傑作だ。作者が描きたかったことは、技術大国ニッポンの成長を裏側から捉えるという試みだったのではと思えるのは私だけだろうか?裏プロジェクトXと言い換えても良いだろう。よく知られている技術系の犯罪がうまく作品の中に取り込まれている。しかし、そう思えないほど作品の完成度が高いため、読者はここ数十年の社会の技術的変化と二人の哀しい道行きとを対比しながら読み進めることになる。昏さを、単に裏社会の昏さではなく、技術がもつ昏さの観点から捉えたのが、この作品の最も独創的な点だろう。一般的な批評ではないかもしれないが、そういう観点から見るのも面白いと思います。 | ||||
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| まず読み終えて言える事は、これだけの長編なのに無駄なところが1つとして無い。すべてが、ラストに繋がるように展開されているとは正直驚かされました。完璧な構想です。そして、とてもただのミステリー小説とは言えない「もやもや・悲しみ・孤独感・切なさ」が読み終えた後にどんどん襲ってきます。読み終えた瞬間に、こんなに分厚いのにまた最初から読み直したくなる不思議な魔力を持った小説だと思います。読めば読むほど、発見がある一冊だと思います。 | ||||
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| デーモニッシュな人物が登場するミステリーは多くありますが、これだけ犯人の登場と内面描写を抑え、出来事の状況だけでその魔性を描いた作品というのは少ないのではないか。宮部みゆきの『火車』を一瞬想起しましたが、『白夜行』の方は、亮司と雪穂という2人を書き分けているからさらにスゴイ。この2人の男女の話が別々に進行していくという字縄を縫うような展開。ただし、ミステリーとしての構築力もさることながら、不思議なのは読むうちに2人をどこか応援しているような気分になること。それだけにラストは一方で哀しく、一方でさらに惹かれるような魔性を帯びて見えるのです。この小説は、東野作品では今のところ間違いなく最高傑作だと思います。 | ||||
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| 雪穂のしたたかな生き方。だが彼女が何を考えていたのかは、この作品の中ではいっさい語られていない。それは亮司にしても同じだ。すべては読者にゆだねられている。私たちは真実を知るために、作品の中に散らばる一つ一つの出来事を自らの手で組み合わせていかなければならない。亮司と雪穂、彼らの心の奥底に揺らめいていたものは一体何だったのだろう。二人が、夜と昼の狭間の中でしか生きられなかったのだとしたら、あまりにも哀れすぎる気がした。 | ||||
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| まずはっきりいって凄いボリュームです。気合入れて読まないと本に失礼ですからね。覚悟決めて読み始めましょう。しかし、読み終わったと同時にもう一度最初から読み始めるはずです。そして唸ります。ほんとまいった。些細な描写の一つ一つ全てが意味を持って最後につながっていく、ミステリファンにとっての最高の展開。買って損なしの一冊でしたよ。 | ||||
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| 主人公であろう二人の本当の心情は決して分からない。動機も、真実といえることは、書かれているようで分からない。何もかもが曖昧で、だけれども周りから見た二人の物語が緻密に積み重なり、謎が浮かび上がってくる。わりと厚い物語だが、最後まで飽きずに、緊張感を持ちながら読めた。 | ||||
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| 後に余韻の残る作品。話の区切り区切りで、ああ、そこはそうだったんだ、と真相は書いていないけど読み手に伝わるというこの『チラ見せ』具合。絶妙です。そして切なさもまた絶妙。 | ||||
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| 大阪の建設途中で放置された廃ビルで、一人の質屋の死体が見つかった。容疑者が次々と変わるが、被害者と最後に会っていた容疑者の女はガス中毒死を遂げ、事件は迷宮入りに・・・。冷たく暗い目をした質屋の息子、亮司と、完璧な容姿をした容疑者の娘、雪穂。昭和の時代を背景に、20年という年月の男女の軌跡。二人は決して同じ場面に描かれることはないが、恐ろしい犯罪の背景で繋がっている・・。ミステリというジャンルでくくってしまうには、勿体無い、壮大なスケールの物語だと思います。亮司の献身的な愛、を感じてしまうのは私だけでしょうか。東野圭吾、文句ナシの代表作だと思います。切ないし、やりきれない・・。 | ||||
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| 私が最初に読んだ東野作品。これを読んで、ムダのない乾いた文章が好きになり、2冊目、3冊目と読み始め、読破に至った。かなりの長編だが、一気に読める。展開が短絡的で、ちょっと無茶に思える部分もあるが、それを差し引きしても十分合格点の代表作の一つ。 | ||||
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| いろんな話のどこがいったいどこでつながるの?なんて思ってたら最後はきっちりと収まる。すごいです。途中からは、なんとなく結末がわかったような気がしましたが、それでも 「あれ?」 「あれ?」と裏切られるような気がして気づいたらどんどん読み進めてしまいました。少々厚めの本で読み応え有りでしたが、あっという間に読んでしまいました。気になって、途中でやめられなかった! | ||||
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| もう、すごい、の一言です。だってこれ、ただの長篇じゃない。中編小説の2~3冊分はあります。これだけの厚さで、次々と読み進んでしまう。時間にしたら、19年分の小説なんです。それだけ登場人物は多いのですが、これが見事に主人公の二人とつながっていくんです。それにしても、なんて悲しい話。ミステリーなのに「人生の意味」とか「今自分が生きている意味」「何のために生きているのか」なんてことを考えてしまう。それだけ奥の深いミステリー。読んだあとに、タイトルの意味の深さがよく分かります。19年前に起こった殺人事件について、時効が過ぎているのにも関わらず納得ができずに捜査を続ける元刑事。やがて事件の真相らしきものがつかめてきますが、証拠はない。あくまでも推測でしかない。でも、その真相に気付いたとき、元刑事のこころは晴れなかったろうなあと思います。なにが起きたか、ということはもちろん知りたかったのでしょうが、どうしてそんなことが起きたのか、なにが彼らを駆り立てたのかということが知りたかったんでしょう。おそらく、読者もそんな気持ちになるのでは。そして、今後の雪穂はどういう人生を歩んでいくんだろうと、それが心配になりました。亮司も雪穂もこころの平安なんて大人になってからは感じたことがなかったでしょう。彼らのしたことが犯罪でも、なぜか同情してしまうのでした。 | ||||
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| 読み始めてすぐこの世界にぐいぐい引き込まれていきました。続きがどうなるのか気になって、途中でやめれない。こんなに引き込まれる本は久々だった。途中、小説の中の人々はまだわかってないことが、読者にだけわかるようになっていたりするところでは思わず興奮してしまった。やっぱりあれは他殺だったんだ!あの時不動産屋が聞いた音は雪穂のもつ鍵のスズの音だった。てことは雪穂は鍵をもっていたんだ~!とか。かなりたくさんの登場人物が出てきて、一瞬、あれ、これ誰だっけとか思うこともあったけど、(読み進めればすぐに解決するんだけど、一瞬わからなくなるのよね)見事に全てが絡めあっていて、感嘆した。最後はかなりあっさりしていて、ちょっと拍子抜けという感じはあったけど、読み終わってまたもう一度最初から読み直したくなるような魅力がこの本にはありました。 | ||||
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| 「秘密」はいま一つの私にとってあまり期待せずに読んだ東野作品。今回は見事にハマリました(笑)読み終えた後、「白夜行」の事が頭から離れませんでした。私が一番、考えた事は昔起こったあの事件の発端。最初から計画的だったのかそれともとっさ的だったのか...。それによって雪穂と亮司の二人の関係が変わってくると思うから。純愛だとすればとても切ない。同士だとすればやり切れない。読む人の心に入り込むとても深い作品に仕上がっています。 | ||||
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| まず文庫本でこの厚さに圧倒されそうになるが、まったく読んでいて気にならない。これほど事実しかない小説は私は初めてだ。二人の男女の物語を外から外から描き、決して内面に踏み込まない。もし最後になって主人公がこの物語の回顧をしていたら、この小説はこれだけの評価にはならなかったと思う。最後の1頁までこの筆致は続く。ラストをもの足りないという意見もあるが、淡々としたこの終わり方こそふさわしいと思う。昨年発刊の「幻夜」を読もうとしたら、先に「白夜行」を読まないと分からないとのレビューを見て手にっとたが、まさにご指摘の通り、「幻夜」が楽しみになってきた。 | ||||
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| 妹から薦められてこの本に出会った。始まりの事件から何か嫌な予感はしていた。これはそこらのミステリー小説とは違うぞ・・・と。様々な事件が起こるがそれを追う登場人物の視点からは何も証拠がない。しかし、読者にはそれらの事件は桐原と雪穂のつながりを連想させる。犯人は堂々としかも巧みに犯罪を犯しているにもかかわらず誰も気づかない、というか気づけない。私は次第にこの二人の行く末が気になり始める。犯した罪の重さ、犯人に対する憎しみはいつのまにか和らいでいく。とにかく最後にこの二人はどうなってしまうのか・・・。それだけを追い読みふけった。終わりは私には劇的だった。そして白夜行も終わることはなかった。最高に夢中になれた本だった。 | ||||
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| 作者の作品は秘密あたりから読んでいますが、この作品が今のところ一番おもしろかったです。とくに登場人物の設定が主人公(美少女)?を含めて絶妙で感心しました。 | ||||
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| 白夜行の世界にぐいぐい引き込まれていき、読み終わった後もなかなか抜け出せない、もの凄く吸引力の強い話でした。東野さんの本の中で1番面白かったと思う本です。 | ||||
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| この分厚さを2日で読んでしまいました。伏線の張り方もさりげなく上手さを感じさせます。読んで損の無い傑作! | ||||
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| 読み終えても永遠に作品の中の世界が現実に存在しているような気がして何日も頭の中から離れませんでした。作品の中に引き込むのが本当にうまいですね。なんともいえない心にしみる作品です。 | ||||
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| 飽きさせず最後まで読めると思います。 | ||||
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