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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全559件 461~480 24/28ページ
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テレビドラマ化するとゆうことで、久々に読んでみました。 事件の真相に辿り着けそうで、辿り着けない。 目の前の霧が晴れそうで、晴れない。 まさに「白夜を行く」とゆう感じです。 | ||||
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東野作品ファンサイトの人気投票で1位になっているのを見て本書の購入に至りました。 この本で東野氏が利用した手法が主人公2人の心理描写を用いず、全て彼らを取り巻く人物による描写にとどめたこと。 謎めいた話を更に謎めかせるのに成功しています。 次から次に起こる怪事件、見つからない決定的な証拠、先が読めない展開の連続…読み出したら止まりません。 ただ話の内容はかなりダークなので好き嫌いは分かれそうです。 | ||||
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東野作品で、ここまでディープな内容の作品はなかったとおもいます。 例えば、「秘密」なんかもテーマとしては重いのですが、これは、その何倍も重いです。 この作品は、日本の、昭和という時代の闇の部分をえぐりだし、そして、「ここまでやるか・・・」というくらいの人間の悪意が描かれています。たしかに、これはフィクションなのですが、これは事実を濃縮した小説だと思います。事実よりも事実を描いている、そんな感じをすごく受けました。 だから、読んでいて、拒否反応がでてくる人もけっこういるとおもいます。人間の汚いところなどみたくはない、という心理は当然でしょう。 それでも、ぜひ読んでみてほしい作品です。 わたしの中では、「容疑者Xの献身」読んだ今でも、この作品が、東野作品の最高傑作だとおもっています。 | ||||
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面白くて、寝る間も惜しんで一気に読んでしまいました。読ませる本ではあります。とはいえ、ミステリーのひとつの形として、またある種の純愛ものとしては成功しているかもしれませんが、奥深さには欠ける気がします。人間のある一面だけが強調されて描かれているようで、テーマそのものに、若干「いびつな」感じがすることは否めません。 | ||||
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実に面白い! 最初はバラバラに見えた一つ一つの事件が、エピソードが、 少しずつつながっていく。 「もしかして、もしかして…」と思いながらページをめくっていくと、 最後にはアッと驚く結末が……。 ハラハラドキドキの一冊。 確かに重たい話なので、嫌いな人はいるかもしれない。 (特に、同じ作者の『秘密』とかが好きな人から見ると、 一言言いたくなる本だろう。) でも、内容の重たさにもかからわず、読後感は意外とすっきりしていた。 ただ、ただ見事な話の運びに魅了されて一気に読了してしまった。 読者を引き込み、掴んで離さない語り口。 (「圧倒的なリーダビリティ!」とでもいうのか?) 話の結論とは別に、そういった意味で爽快感のある本。 超力作です。 もうすぐドラマ化するそうですが、 さて、この本、読んでから観るべきか?観てから読むべきか? 私は「読んでから観る」ことをお薦めします。 | ||||
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最初は本の分厚さと、ミステリーが苦手ということもあって、手に取るのをためらっていたのですが…「絶対に面白いから!!」という友人の強力なプッシュで読む決心をしました。 最初は事件の全容が全然分からないし、登場人物も多いしで混乱していたんですが…読み進んでいくうち「点と点が線になり始めた瞬間」は鳥肌がたちました!! 殺人犯(誰かは言えない!)の心理が全く描かれないことも逆に読者の想像力を掻き立てるのに成功していると思います。 内容的には5つ星でしたが、かなり忍耐が必要…ということで☆マイナス1としました。 | ||||
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この本を読むきっかけとなったのは 恥かしながら某TV局でドラマ化が決まったからだった。 東野圭吾さんの本は白夜行が初めてで あまり小説を読まない私でも非常に読みやすく 読者に分かりやすい描写をしており 読んで行くうちに引き込まれていく展開に胸を躍らせて最後まで読みきってしまった。 正直言って主人公の気持ちを一切描かないというのは 読み手の想像力に任してもでも色々捉え方が変わっていくので納得ができない。 (注)ここからは自分の想像であるが、 桐原の犯罪の心情は雪穂を助ける為の犯罪であってまだ分かるのだが 雪穂の心情は理解に苦しむ。 幼い頃の虐待のトラウマの為であっても 自分中心のイカれた性犯罪を次々とおこしていくものだろうか? 考えられるのは雪穂は完璧な人間をふるまった 残酷で自己中心的な精神異常者であるとしか思えない。 もう少し雪穂の心の闇や内面を描いてくれていたら私はこんなにも悩む事はないだろう。 そしてあまりにも雪穂中心で桐原の一方的な愛の献身的な犯罪の数々・・・ もしかして雪穂は桐原さえもを利用していたのか?と思ってしまうと ラストの展開からしてもあまりにも残酷な話だ。 美くしくともなんともない。 私はこの作品を好きにはなれないと思う。 しかしドラマでは2人の愛が少しでも平等になれるように 捉えられると願いたいものだ。 | ||||
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2006年1月からTBS系でドラマ化されますね。原作を読んでいるので楽しみも倍増です。父殺し、母殺し・・・重いテーマですが、見事なミステリー作品として完成されています。 | ||||
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東野氏は関西出身だ。 そしてイヤな匂いがするほどにドロリとした作風はそういう灰色の土地を舞台に繰り上げられたものが多い。 『幻夜』もそうだ。 そこがまた暗い陰気な事件の舞台を見事の描ききれる根拠ですらある。 人間の他人には知れない部分は誰にでもある。 そこを読者にジンワリと伝える作品だ。 ミステリーと一言では語れない部分がちゃんと含まれている。 そこがまた無気味なのだ。 | ||||
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本のタイトル通り、内容は最初から最後まで真っ暗です。 東野先生の本なのでものすごく期待して読みました。 読み始めてすぐに白夜行の世界に引き込まれ、4日で読み終えました。 読み終えた直後、衝撃と不快感が残ります。 そして、何よりも悲しい男女の愛にただ胸が痛くなり、憤りすら感じさせる本です。 | ||||
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最初は殺人事件から起こって、ある2人の男女が別々の舞台で成長してゆく物語。というのは紹介文にあるので割愛して感想だけを述べますと、『白夜行』は衝撃でした。主役2人の心理描写が全くなくて、いまいち何を考えているのか良くわからなかったのが本当のところ。しかしそれによって読者に「こいつはこんな性格なんだよ」と最初から決まった人格を思わせることなく1人1人の読者に自由な印象を持たせられるのは東野さんの才能だと思った。驚きなのは、亮司と雪穂は文中で一言も交わすこともなく、また2人が会う様子も全く描写されていない事。それなのに読者に淡い期待を抱かせるような2人のちょっとした共通点などをふんだんに盛り込んでいる。私は小説を読み進めながら、果たして2人のあれやこれやの謎は解けるのかな?などとワクワクしていましたが甘かったです。本当に読んだあとは切なくてどうしようもなかったです。来年早々にもドラマ化するそうなので今から期待しています。 | ||||
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白夜行を読んだのは3年前の夏。ここまで長編推理小説を読むのはこの本が始めてだったにも関わらず,夜から読み始めて気付いたら夜が明けていた,という日が数日続いた。手と足に汗を書き,硬直しながら読んだ。様々な出来事や人間関係が点から線へ,網目状に繋がる瞬間は鳥肌が立った。主人公二人を取り巻く描写から,彼らの気持ちを想像すると胸が痛くなる…。私にとって,東野圭吾と推理小説の面白さを知った大事な一冊。 | ||||
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文庫になったのを買って2度目ですが読みました。最初は単行本で。文庫でこの厚さは読みにくいので星4つです。初めて読んだときも今回読んでも、絶対に断言できることは、「こんな気持ちにさせられる本は他にない」ということです。たぶんこの本は想像力がたくましい人ほど読むのが辛いです。主人公2人がどんな気持ちで生きてきたのか考えると、あまりにも救いようがないからです。読んだあと、大変悔しい気持ちにもなりました。なんで、二人はこんな白夜行を進まねばならなかったのだろう、と。この二人をどうにかして救えないのか、と必死で考えてしまいました。東野さんがそういうメッセージ性を持たせたとは考えにくいですが。私は、まぎれもなく傑作だと思います。読み手にここまで気持ちを想像させることで、こんな気持ちにさせる本は他にないと思います。 | ||||
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二人の主人公の昏い道行を描きながら、ここ20年ほどの情報系犯罪史にもなるという稀有な作業に挑戦し、しかも成功させた傑作。作者が元エンジニアでなければ、これほどの技術系犯罪小説は描けなかったろう。もちろんノワール小説としても傑作だ。作者が描きたかったことは、技術大国ニッポンの成長を裏側から捉えるという試みだったのではと思えるのは私だけだろうか?裏プロジェクトXと言い換えても良いだろう。よく知られている技術系の犯罪がうまく作品の中に取り込まれている。しかし、そう思えないほど作品の完成度が高いため、読者はここ数十年の社会の技術的変化と二人の哀しい道行きとを対比しながら読み進めることになる。昏さを、単に裏社会の昏さではなく、技術がもつ昏さの観点から捉えたのが、この作品の最も独創的な点だろう。一般的な批評ではないかもしれないが、そういう観点から見るのも面白いと思います。 | ||||
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まず読み終えて言える事は、これだけの長編なのに無駄なところが1つとして無い。すべてが、ラストに繋がるように展開されているとは正直驚かされました。完璧な構想です。そして、とてもただのミステリー小説とは言えない「もやもや・悲しみ・孤独感・切なさ」が読み終えた後にどんどん襲ってきます。読み終えた瞬間に、こんなに分厚いのにまた最初から読み直したくなる不思議な魔力を持った小説だと思います。読めば読むほど、発見がある一冊だと思います。 | ||||
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デーモニッシュな人物が登場するミステリーは多くありますが、これだけ犯人の登場と内面描写を抑え、出来事の状況だけでその魔性を描いた作品というのは少ないのではないか。宮部みゆきの『火車』を一瞬想起しましたが、『白夜行』の方は、亮司と雪穂という2人を書き分けているからさらにスゴイ。この2人の男女の話が別々に進行していくという字縄を縫うような展開。ただし、ミステリーとしての構築力もさることながら、不思議なのは読むうちに2人をどこか応援しているような気分になること。それだけにラストは一方で哀しく、一方でさらに惹かれるような魔性を帯びて見えるのです。この小説は、東野作品では今のところ間違いなく最高傑作だと思います。 | ||||
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雪穂のしたたかな生き方。だが彼女が何を考えていたのかは、この作品の中ではいっさい語られていない。それは亮司にしても同じだ。すべては読者にゆだねられている。私たちは真実を知るために、作品の中に散らばる一つ一つの出来事を自らの手で組み合わせていかなければならない。亮司と雪穂、彼らの心の奥底に揺らめいていたものは一体何だったのだろう。二人が、夜と昼の狭間の中でしか生きられなかったのだとしたら、あまりにも哀れすぎる気がした。 | ||||
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まずはっきりいって凄いボリュームです。気合入れて読まないと本に失礼ですからね。覚悟決めて読み始めましょう。しかし、読み終わったと同時にもう一度最初から読み始めるはずです。そして唸ります。ほんとまいった。些細な描写の一つ一つ全てが意味を持って最後につながっていく、ミステリファンにとっての最高の展開。買って損なしの一冊でしたよ。 | ||||
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主人公であろう二人の本当の心情は決して分からない。動機も、真実といえることは、書かれているようで分からない。何もかもが曖昧で、だけれども周りから見た二人の物語が緻密に積み重なり、謎が浮かび上がってくる。わりと厚い物語だが、最後まで飽きずに、緊張感を持ちながら読めた。 | ||||
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後に余韻の残る作品。話の区切り区切りで、ああ、そこはそうだったんだ、と真相は書いていないけど読み手に伝わるというこの『チラ見せ』具合。絶妙です。そして切なさもまた絶妙。 | ||||
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