■スポンサードリンク
秘密
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 41~60 3/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
という巷にあふれた男性像、女性像をそのまま表記したような印象を受けました。途中まではそれなりに自分も男なので平介の立場で読み進み涙する場面もありましたが、ラストで覚めさせられました。どんでん返しというか、感動してる最中に蹴手繰り喰らわされた感じです。そして冷めた視点で直子の取ってきた行動、特に平介が直子を娘として接する覚悟を決めた後からの行動を思い返すと、全てが計算づくであったのだと考えると直子という女性のしたたかさに背筋が凍る思いがします。そしてそれを好意的に解釈してしまう平介。果たして直子の真意は平介の想像どおりであったのかどうなのか…そう読者に思案させるのが作者の思惑通りなら、僕も術中に嵌ったひとりなのかな?少なくとも男性でスンナリラストを感動で迎えられる方は少ないと思いますし、感動を求めている方には不向きな作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾の名前は知っていても作品を読んだ事はなかった。多くの原作がテレビドラマや映画化されている作家だとは知っていたけど、読まず嫌いでいた。アマゾンでのレビューを読んでみて、どんなもんかと買ってみた。幾人かの方も書いておられるが、こんなに読み進めるのが苦しい小説は初めて読んだかもしれない。男だからか、平介の目線になってしまい、高校生あたりの下りは胸が締め付けられるようで、苦しくてしかたなかった。ラストに明らかになる「秘密」。 なんとも形容し難い気持ちになる。とても感動なんて出来ない。唖然、呆然。こんなにも虚脱感が読後に襲う小説、僕は人には薦められない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
設定も面白いし、最後には考えさせられる部分もあるが、登場人物の思考や言動が少々俗っぽくて浸りきれない。また好みもあるだろうが、短くて歯切れのいい文体が俗っぽさを助長させていて、個人的にはあまり好きになれない。話は面白いのでもったいないという印象。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
過去の記憶をもったまま他の誰かに生まれ変わるなんて 可能であれば私も一度体験してみたいです。 直子と平介のように、互いに誠実であるために葛藤することもあるだろうけど、 私が直子だったらどうするだろうって 私なりのストーリーを頭の中で描きながらこの本を閉じました。 久し振りに本を読む楽しさを感じたような気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バス事故で妻子が瀕死の重傷を負い、母はその時の怪我が元でなくなり、脳死したと思われた娘のみが九死に一生を得る。しかし目が覚めた娘の体に宿っていたのは妻の心だった。 娘の肉体をもつ妻に手を触れられない夫と、娘として再び青春を謳歌し始める妻。 夫は妻と娘を両方とも完全に失っていない分、哀しみは増していく。 色々なことを考えた小説であったが、前にも後ろにも進めない夫が最も残酷な運命を背負ったと思う。 バス旅行を起こした運転手の家族とのふれあいや他の犠牲者達との出会い、それぞれがあまりにも大きな深い哀しみを送った事をよく描いている。 東野さんの加害者に対する寛容さは人を責めたり批判したりするばかりでは何も解決しないという事を教えてくれる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある登場人物との別れが随分あっさりとしているなと思いながら読み進むと本来の秘密が。 読み込めば今後の展開まで及話できるが読前の想像ほどの涙は無かった。 例えば自分が結婚した後読むとまた違う共感が得られるのかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
遅ればせながら、今ごろになって読んだ。 SFやファンタジーは別だけれど、この類の小説で現実にはあり得ない設定というのが好きではなかったのだけれど、くだらないと思いつつ、ページを捲るうち、ついつい本気になってしまった。 さすがに、東野氏はうまい、期待を裏切らない。きっちり、人間が描けていると思う。ちょっと美談のようなエピソードもあったけれど。でも、読む人の気持ちを温かくさせてくれる。 それにしても、秘密っていうのは、、、思わせぶりに終わってしまったので、かなり気分がムラムラした。でも、充分に楽しめる1冊だと思う。 ま、東野氏には、奇をてらわず、正攻法で書いてもらいたいかな、とも思うけれど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は結末が予測できました。 女だったらできるんじゃないかな? だから感動も何もありませんでした。 秘密って言ったってこの程度か?と思いました。 他の東野作品は好きですが、これはイマイチ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
淡い近親的なエロス、そして泣きを狙った展開。 きわどいところを狙っているが、作者にしては振りが大きすぎ、書き方が荒い。 読んでいるあいだは楽しめるが、終わった後に残るものは少ない。 賛否両論だが、ラストも成功していないように思われる。 ある意味で、ラスト数ページはないほうがいいほどだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
娘の体に母親の魂が宿るという設定はとても興味深かったのですが、母親が体験することになる学生としての生活がなんと言うかあまりにもありきたりで意外性がありませんでした。あまりにも淡々としすぎていました。 結末はぞくっとするほど悲しかったのですが、退屈であくびのでそうな本編にとってつけたような感は否めませんでした。ラストの母親の行動は素直に読めば夫婦愛ですが、まったく逆の見方もできてしまうようで少し残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バスの事故により、死んだはずの妻の魂が娘の体に宿ってしまうというファンタジー・ミステリー。しかもその娘がまだ小学校6年生。その事実は2人の秘密にして、奇妙な共同生活をスタートさせます。 この作品、母と子の入れ替わりのほんわかコメディーくらいに思っていると、痛いパンチを食らわせられます。話が結構現実的なのです。心は入れ替わっても娘の体は成長するし、周りの環境にだって影響を受ける。夫と同じ世界に生きていた妻は娘として生活することによって夫と住む世界が違ってしまうのです。娘の体が思春期のために夫を避けたり、クラブや文化祭に一生懸命になり夫のことはだんだんと二の次になったり。それに戸惑ったりストーカー的行動に出てしまうお父さんが面白悲しく描かれています。 この作家、直木賞受賞のときから思っていたけど結構毒舌。その毒舌っプりが小説の中に現れていてなかなかおもしろい。表面的にはいいお父さんなんだけど、裏で考えていることが・・。そして最後の最後に一件落着と行かないところも作者の意地悪っぽさが出ていていい。他の作品もぜひ読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は、何か微妙な設定だな…と思って読んでいました。 以前「三日間の奇跡」という本を読んだことがあり、それにかぶりました。 だけど、中盤の平介のどんどん高校生活になじんでいく直子に対する嫉妬など私には痛いほど共感できました。 やりすぎ感もありましたが、自分と同じ時を歩いていたはずの直子が、一人どんどん夢や希望をもっていくのはつらいだろうなと思いました。 まして、自分は体は娘であるがゆえに抱けない直子を思い恋愛もできない。なのに直子は異性との交流がある。平介の気持ちを考えると胸が痛くなりました。 そして、ラスト…本当に脱力感です。 これじゃいくらなんでも平介がかわいそうすぎます。 これを読み終えた今もなお胸の奥につっかえるような苦しさ、切なさがある本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この方の本を読むのは初めてだったのですが、東野圭吾=ミステリーと言う先入観がメチャクチャ強かったせいか、 人格の転移もミステリか何かかとずっと思ってたのにガチだったので大きなショックを受けました。笑 しかし、僕みたいなアホな先入観を持っていない方であれば、ほとんどのひとが楽しく読めるのでは無いかと思います。 主人公や直子の心情はしっかりと描かれていて、しかも読みやすい。 葛藤や、結果として導かれる結末には心打たれるものがあります。 他の作品を読んでみたいと思わされました。 (別の作品ですが)直木賞受賞おめでとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公に感情移入してしまい、どうしてもラストのどんでん返しが悲しかったり悔しかったりです。ただあれがないと凡庸な内容になってしまうかもしれないので微妙です。 私は男性なので主人公の立場から読みましたが女性が読めばまた違った視点から見られるのでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一般には正統派の感動もの、という扱われ方をしているが、読んでみると皮肉な結末のようにもとれる。つまり、なんだかんだ言っても直子は平介よりも人生をやりなおすことの方を選んだのだ、という風に。考えてみれば、男が女に振られるということは、客観的に見れば常にそういうことなのだ。それを「何かを守るため」とか「俺のことを思って」とか理由づけしたことは、男なら一度はあるのではないだろうか。そういった男のファンタジーを物語にした美しい小説、という読み方もできるし、それらを客観視して皮肉った大人の小説、という読み方もできる。ただ、後者の解釈ならそれは現実そのものだし、ああやっぱりそうだよね、で終わってしまう。それならむしろ素直に号泣させて欲しかった。というわけで星3つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
娘が知らないはずの、くまのぬいぐるみに入れた指輪を元に結婚指輪を作った事実を知り、まだ妻の心が娘に宿り続けていた事実を知る。妻の心はある時を機に、消え去ったと信じていたのに。。。このシーンでは鳥肌が立ちました。でも、よく考えると指輪をぬいぐるみの中に隠すという複線が不自然なような気がします。普通そんなことしないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この展開とこの結末。男と女、独身者と既婚者、子供の有無などで、感想は千差万別となるでしょう と、とある所に書いてありましたが、きっとそうなのでしょう。女性は、この展開とこの結末に涙すると聞きますし、男性は激怒すると聞きます。私も、あまりに身勝手な直子に激怒すると共に、それはないだろう!と、やりきれない気持ちに。さて、皆さんは? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読む人によって様々な捉え方ができる話になっています。読みやすいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説は物語の結論をどのように受け取るかで話題になった。簡単に粗筋を書く。杉田平介は夜勤明け自宅に帰りテレビを見る(主人公は昼夜勤を一週間交代で働く工場勤務)。テレビからバス事故のニュースが流れる。バスには妻の直子と娘の藻奈美が乗っていた。直子は死に藻奈美が生き残るが、娘の肉体に妻の人格が入り込んでいた。小説の設定としてはこれだけ、簡単で拍子抜けしそうだがこれがじっくり読ませる。この小説は父娘近親相姦の物語だと思う。人格というのは本人が決めるのではなく他人が決める。他人の気持ちが分かる人を優しい人と表現するが、分かり過ぎる人は人格の分裂だとみられ、病院送りになる。これでは社会生活がうまくいかない。自己同一性を強要するのは本人ではなく社会ということになる。小説の中で人格の入れ替えが起こったことは二人だけの秘密である。人格の入れ替えが起こったことを第三者の立場で観察できるのは夫の平介しかいない。ならばこの物語り自体、平介の妄想だと考えてもいいのではないだろうか。どのように人格が入れ替わろうと個人を決定するのは最終的に肉体である。そう考えると「秘密」は主人公平介の男としての妄想と読むのがぼくには一番しっくりくる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
å°'æ°æ'¾ã®æè¦ããã-ãã¾ãã"ãã主人å...¬ã®ããã®å¾ã'èããã¨ã驿ã¨ãããããæ-æ¾¹ããæ°-åã«ããããã¡ããã¾ã-ãããªãããç§å¯ããæ±éãã"ã®ä»£è¡¨ä½ã¿ãããªã"ã¨ã'ãè¨ãããæ-¹ãããã¾ãããæ±éãã"ã®ä½å"ã«ã¯ããæ¬æ ¼æ¨çãã®ã®ã'ããã£ã®ã忢åµã®æãããããµã¹ãã³ã¹ã¿ãããªå'éºãã®ã®ã天空ã®èãããã»ã"ããã¦ã¼ã¢ã¢ãã¹ããªã¼ã®ã·ãã-å...ç"ã·ãªã¼ãºããé'æ¥ãã¹ããªã¼ã®ç§ä½ãæ"¾èª²å¾ãããçç³»ãã¹ããªã¼ã®ã¬ãªã¬ãªã·ãªã¼ãºããªã©ãªã©ãè²ã...ãªå'³ããã®ä½å"ãããã¾ããè²ã...ãªä½é¢¨ã®ã話ã'æ¸ãæ±éãã"ã ãããã"ã®ç§å¯ã®ãããªãã®ããã¢ãªããªãã¨ã¯æãã®ã§ãã'ã©ããããã-ãç§ã®ããã«ãã"ã®ç§å¯ããå£ã«ãããªãã¦ããããã§æ±éä½å"ã'諦ããã®ã¯ãã!ã!!£ãããªãã®ã§ãæ¯éãä»-ã®ä½å"ã«ãããã£ã¬ã³ã¸ã-ã¦ã¿ã¦ãã ãããã | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!