■スポンサードリンク


(短編集)

木戸の椿



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

木戸の椿の評価: 4.33/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

おもしろい時代小説

宮部みゆきさんの時代小説を読み漁り、ほぼ読みつくしたので、ほかにおもしろい時代小説がないかネットで検索したところ、澤田ふじ子さんの公事宿事件書留帳シリーズにいきあたりました。京都出身なので、物語の場所が京都であることが、非常に臨場感があり、また、主人公の人となりがかっこよくておもしろいです。シリーズがすでに20冊を超えていることもよかったです。
木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))Amazon書評・レビュー:木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))より
4331055361
No.4:
(4pt)

ストーリだけでなく京都独特の生活文化も楽しめる

公事宿第2弾の本作は、前作に比べて市井色、人情色が濃くなっているように思います。菊太郎を中心とする登場人物たちのちょっとトボケタ会話、菊太郎とお信の恋の進展も楽しいですが、それぞれの作品にもう一つ味を加えているのが、作者が自ら述べるところの「京都の知恵」「京都独特の生活文化」。また作者の絵画や美術工芸品に対する造詣の深さも所々に表れていて、ストーリーを楽しみつつ京の文化に触れ、また美術への知識も得られ、読んでて飽きさせません。決して期待を裏切らない一冊です。
木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))Amazon書評・レビュー:木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))より
4331055361
No.3:
(5pt)

どの作品も楽しめた

公事宿事件書留帳シリーズの第2編。
7つの短篇が収録されているが、意外な展開を辿る作品が多くてどれも楽しめた。
例えばタイトルになっている「木戸の椿」は、貧しい長屋暮らしの少女が誘拐されるが、その理由がユニークで面白い。また「甘い罠」のような人間の冷酷さにぞっとさせられるような作品もある。
主人公の菊太郎とお信の間も進展してきており、こちらの展開も楽しみで、第3篇を早速読みたくなった。
木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))Amazon書評・レビュー:木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))より
4331055361
No.2:
(5pt)

読むほどに味が出る。

『公事宿(くじやど)』シリーズ第2作では、前作からの登場人物たちを引き継ぎ、
馴染みの顔ぶれも増えて楽しみが増す。
サイドストーリーとなるそれぞれの物語も少しずつ前進し、
その人間関係の味わいも深みを増して読みどころのひとつとなっている。
主人公菊太郎の毎回の鮮やかな活躍や、奉行所内でも一目置かれる人となりも爽快。
余談ではあるが、ドラマ化されているキャスティングよりも、
原作の菊太郎はずっと二枚目で伊達男、凛としたイメージなのだが、どうだろうか。
木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))Amazon書評・レビュー:木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))より
4331055361
No.1:
(5pt)

スピーディーなサスペンス・ドラマ

主人公・菊太郎は、公事宿鯉屋の居候。武士を捨て、家督を弟へ譲り、その日暮らしをしながらも、身に付いた剣の腕と、事件への洞察力は人並みはずれている。
菊太郎が、武士と町人の中間のような立場故に、町役の侍ならば些細な事件として本腰も入れないような出来事に深く切り込んでゆく。
また、侍として役目に縛られない故に、司法が裁けない悪事を、刀をもって裁くことができる。
NHK金曜時代劇を観てから、原作を読んだので、京都の市井がどんな感じなのか、ドラマのおかげで容易に入っていくことができた。京都の地図でもあれば、テキストとして地理感を味わえると思う。
京都の四季、催し、風景がたっぷりと味わえる。
恋人・お信との仲がどうなっていくのか、気にかかる。
木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))Amazon書評・レビュー:木戸の椿―公事宿事件書留帳 (公事宿事件書留帳 (2))より
4331055361

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!