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坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ



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【この小説が収録されている参考書籍】
坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ (新潮文庫nex)

坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つの評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

一巻で懲りた方ももう一度

一巻では,その突拍子もない物語,クセのある言い回しなどにかなり手こずりましたが,
続くこの二巻,心構えがあったとはいえ,そこで切らずに良かったというのが率直な感想.

まだまだ気になる点はありますが,ついていけなかった各要素にもある程度の説明が入り,
少なくとも,登場人物や起きていることのだいたいは把握,読みやすさも改善されています.

内容の方も,引き続いての群像劇調に,各章,さらには全体的にも時系列を入り組ませ,
このあたりは,著者の鼻息というのか,『仕掛けてやろう感』が少し出過ぎているものの,
いくつかの疑問を残し,それを最後に拾う流れは,やや複雑ですがうまくたたまれています.

また,コミカルさや賑やかさを見せる中,年ごろの少女たちが抱える葛藤や苛立ちが,
主人公をはじめとし,彼女たちのキャラクタを活かしつつ,丁寧に描かれている印象で,
よくある青クサい苦悩と成長の物語ではありますが,こちらもきれいに締められています.
坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ (新潮文庫nex)より
410180026X

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