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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 1~20 1/5ページ
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本書にせよ「秘密」にせよ、著者の作品は人の愛が関係するととても人気が出る。トリックは常にスパイス程度なので、そこに期待してもしょうがない。ただそのひとつまみのトリックが作品全体に及ぶようにできているので、読者は全てが分かった途端、深い感動をおぼえるのだろう。 そういう意味でよく出来ており、傑作と称することに文句はないのだが、最後の台詞があまりにダサすぎてがっくりきてしまった。あれはちょっとなあ。 | ||||
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東野さんらしくない小説でした。伏線を「伏線だよ」とわかりやすく書いてあったので、途中で全て気づいてしまいました。念入りに書きすぎです。この手の小説は気づいてしまうとそのあとが面白くなくなるんですね。 | ||||
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河川敷の遺体を、状況証拠だけで警察が簡単に冨樫って判断しちゃうのが?って感じでしたね。 この小説が書かれた頃は今ほど科学捜査が進んでいなかったからなのかなぁ。 途中途中で違和感を感じながら読みました。 | ||||
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物理学者対数字者の、対決とのことで、楽しみにしていたのですが、あまり数字も物理学もでて、こなかったので残念です。うりの湯川教授が物理学で、事件を解決する、とのうりこみも、うーんな感じです。その上、登場する刑事さんが、証拠集めや推理をせず、湯川、湯川と、湯川教授だのみなので、飽きてしまいました。でも、最後のトリックは、凄みがありました。 | ||||
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ドラマのファンであり、以前に観た映画がとても面白くてずっと原作を読んでみたいと思っていました。天才vs天才。とても惹きつけられます。最初に映像を見てしまっているので、想像はその中で止まってしまうのが残念です。まっさらな状態だったら自分は何を想像して、どう思ったのか。今となってはしるよしもありませんが。 | ||||
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内容としては面白いけど湯川学でなくとも加賀恭一郎でも成立する内容だと思う なによりガリレオシリーズの醍醐味の科学を使ったトリックがないのは残念 やはり湯川学が事件を解決に導くのでこれでは天才物理学者湯川学ではなく名探偵湯川学だ それとも天才物理学者vs天才数学者という構造でやりたかっのだろうか 個人的に短編集の犯人探しや動機などそこそこに超常現象としか思えないことを解決してるガリレオシリーズが良いな 長編だとどうしても名探偵湯川学になってしまうし内容もトリックより人間関係や動機主体になりがちだからガリレオシリーズでやる必要もない気がする | ||||
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面白かったです。石神と靖子と工藤の三角関係における石神の一連の行動にはハラハラしましたが、最期ヤラレマス。 物語の真相は、読んでる途中から漠然とそんな感じかなぁと思ってたけど、いざ湯川の謎解きを読んでみて、なるほど〜、と普通に楽しめました。この物語のミソはやはり前述の三角関係と、また、湯川、石神、草薙のそれぞれの立場で葛藤するやはり三角関係ではないでしょうか。娯楽小説はその内容が命でしょうからそういった意味では申し分無いと思いました。ただ、奥行のある文章ではまず無いです。描写もサラッとありきたりだし会話文も多いです。娯楽小説はそれでいいんだと思いました。 | ||||
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作品の最後で思い切った大どんでん返しのある作品です。 この小説最後の意外性ゆえに、感動させられたのも事実で、本の帯に純愛云々と書いてあるのは、そういうことかと納得もしました。 ただ読み終えてしばらくすると、どうも引っかかった点が2点ほどありました。 まず1点目は、この終盤で種明かしをするトリックに警察も騙されましたが、読者をも騙すために、けっこうずるいやり方・書き方をしてるなぁという点です。 読み返してみると確かに、殺人の犯行が行われた正確な日付は書いてありませんが、普通に読んだらこう取るだろというような書き方をあえてしていると思います。 2点目は、二つ目の殺人の被害者としてホームレスを選んでいるのですが、単に最初の犯行を隠ぺいするための第2の殺人の被害者に、あえて罪もないホームレスを選んでいることに、いわゆる「おやじ狩り」に通じるような薄気味悪さを感じます。 ホームレスには人格はないとまでは言ってないですが、少なくともホームレスゆえに人格を軽視する差別意識を、石神は間違いなく持っていると思うし、あまりうるさいことを言いたくはないのですが、そういう表現をしている作品が直木賞を受賞していること自体がどうなのか、という引っかかりをどうしても感じてしまいました。 作品に登場する地名や駅名は基本的に実在するもので、調べてみたら最初の殺人が行われた現場と死体が遺棄されたと思われる場所は直線距離で10kmほど離れています。 普通に考えると死体を一人で運ぶには、車を使うより方法がないはずですが、石神は車を持っていないし、作品の1/2ほど進んだあたりで、死体を運ぶのにレンタカーも使用していないということがわかります。 じゃあどうやって死体を運んだのか?と言うことが、私はその時点で一番気になりだしたのですが、その点というのは作品を読み終えてみれば、実は最後に種明かしされる作品最大のトリックにつながることでした。 これから作品を読む方は、その点に注意して読むと、もしかしてトリックを解けるかもしれませんよ(?) | ||||
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東野圭吾さんの本は大好き! いつもドキドキするし、何度も読むからこそ面白い♪♪ 映画を見てから数年が経ち、ふと思い返して読んだ本!! 何年経っても面白い♪ ぜひ、少し時間が経った今だからこそ読んで欲しい本です☆ | ||||
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だれが良いとか悪いとかではなく、一人一人必死に生きているのが伝わってきて面白かったです。 そして、事件の裏には人の思いがあり解決するのも胸が苦しかったです。 映画になるだけの面白さがあります | ||||
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切ない、ただ、容疑者の犯罪の動機が弱くて ちょっと納得しにくい | ||||
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シリーズ物ということは知りませんでしたが超有名なタイトルなので今更ながら手に取りました。10年前に刊行された作品ですが未だ著者の最高傑作と謳われるだけあって非常に読みやすく面白い。人がたくさん死ぬわけでもなく、猟奇性もない、奇抜で派手な殺人事件でもない、けれど400ページ近くのボリュームを一気読みさせるくらいの圧倒的なリーダビリティです。地味なのに中だるみと無縁な構成は素直にすごい。ミステリー小説ですが恋愛小説としても充分通じる内容だと思います。 視点は区分けされており定まりませんが本作の主人公は数学教師・石神でしょう。数学オタクで容姿もパッとしない彼が弁当屋の店員・靖子に生まれて初めて恋をしますが、タチの悪い元夫につけまわされた靖子は突発的に元夫を殺してしまい、それを知った石神が靖子とその娘をを守るため死体隠蔽に協力すると申し出たことから警察と石神の頭脳戦が始まります。じわじわ証拠を集め犯人に迫る、中盤まで普通の捜査描写が続くのですがその捜査が根底から崩されるのは終盤も終盤。あーそういうことだったのか!とトリックの秀逸さに額を打つと同時に石神の靖子への思いに胸が震えました。見返りを求めない愛ってこういうことなんじゃないだろうか。数学しか知らなかった男の純愛に強く胸を打たれました。 反面、石神に比べると靖子のキャラ造形は非常に等身大で生々しくリアルな女性像でした。いいとこ取りしようとする彼女に読んでいて何度か腹が立ちましたが、天才・石神の完璧な論理を崩したのは彼女の情だったというレビューを見て納得。最後の締め方もいいです。胸糞悪い終わり方を覚悟していただけに勧善懲悪的にも納得のいく終幕でした。石神の心情を思うと胸が締めつけられますけどね…。 トリックもさることながら、メインは恋愛含んだ人間ドラマだったと思います。メディアが推す作品はハズレばっかりだったので有名な作品はあえて避けるようにしていたんですがたまにこういう当たりがあるので人様のレビューを参考にして選別しようかな。ストーリー自体は地味ですがじわっと心に響くものがあるので読んで損はしませんよ。☆3.5。 | ||||
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トリックに驚かされることは請け合いだが、救いがないのね…。 容疑者xのしたことは愛ゆえの献身だろうか?エゴなんじゃないかな? だって彼女は「そんなこと」頼んでないからね。 殺人事件の周辺に救いなんてないという事ならば、リアリティがありすぎる。 | ||||
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東野圭吾デビューで初めて読んでみましたが、読み やすいのに引き込むのが上手いというお手本のような 文章の上手さです。読んでいる間は細かいことが気に ならず、盛り上がるところで盛り上がり、悲しむところで 悲しんでいました。 しかし、なにかおかしいぞと感じたのが終盤。うまくは 言えないけどすっきりしない、という部分が残っていて いろいろ考えてみると、やはりあの部分に納得ができず 終盤で乖離してしまったようです。終盤に至るまでは 文章力で見事に誘導していましたが、最後の最後で魔法が 解けました。これが、犯人を捕まえてめでたしっていう普通の ミステリーなら特に気にならなかったと思いますが献身を テーマにしていてこれは良くない。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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ドラマの仕立て方、物理学者と数学者の謎解き対決である点が、読み手をグイグイ引っ張るが、、、。 結局、トリックを先行で、ドラマを書き上げたためか、一番事件が、謎の謎として残る形にする ため、石神に献身させた気がしてならない。 何故なら、やはり、純愛だけで靖子にそこまで献身する意味合いが、しっくりと理解出来ないからだ! 動機に無理感を感じてしまうのは、私だけでしょうか? | ||||
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トリックを思いついたとき、作者は画期的なものだと考えて喜んだのかもしれません。でも、根本的なところが無理すぎます。 死体を処理した時点で対策は完了しているはずで、「技師」の関与などまったく必要ないのですね。もし、天才的な頭脳をフル活動させるとしたら、如何に完璧な死体消滅を図るかにおいてでしょう。死体がなければ事件そのものが発生しません。レンタルルーム業者からの届出などもなくて、だれもT氏の行方など気にするはずもない。母娘のところに刑事が聞き込みにくることもない。当然、アリバイがどうこういう話も出てくるはずがないのでした。 全然必要のないことをするから、T氏の失踪が浮び上がってきたわけで、天才的頭脳がそんなことも理解できないはずがないわけです。 確かに一日遅れのアリバイが捜査されるという設定は面白くて、もしそれが必然とされるストーリーになっていればわくわくものなんだけど、残念ながら作者が必要としただけで、登場人物がそれを求める理由はいっさいないのでした。 ついでながら、謎解きがエラリー・クイーン以前レベル(といっても、ほとんどの推理小説がそうなんですが)。探偵がトリックを見やぶる過程がほとんどゼロ。作者が分かっているのだから、それを探偵に代弁してもらうのは結構です。でも、どのようにして探偵が正解にたどりつけたのか、それがまったく書けていないのは、他の作家も同様だといっても、やはりダメですね。 まあ、読んでる間はそこそこ楽しませてもらったので、星3つというところでした。 | ||||
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退屈せず一気読み出来た。ここはさすがだと思う。よく書けている。 しかし、後で考えてみればものすごく浅いというか軽いというか…。 直木賞ってこんなものなのかな? 朱川湊人みたいに、[人生について考えさせられる]みたいなところがあると良いなあ、というのは欲張りすぎ? | ||||
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結局のところ湯川学というインテリ理系が好きかどうかではないでしょうか。自分はちょっとわざとらしくて苦手かも。。 石神が靖子に想いを寄せる理由が弱いですね。もっと強烈なインパクトがないとちょっと納得できないなぁ。 それから身元を混乱させる仕掛けが果たして本当に上手くいくんでしょうか??警察の捜査ってそんなにいい加減なのだろうか。。 あまり重視されていないようですが一番痛ましいのは美里の言動かもしれないです。 | ||||
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東野圭吾さんは大人気と知りつつ読む機会が無かったので、少し前に勝手に“一人東野圭吾フェア”を開催して数冊読んでみました。・・・結果、キザな物言いや漂う夜の雰囲気が苦手で更にほとんどの登場人物になぜかまったく共感できないという共通点を見出し、私には合わないのかも・・・と見切りをつける前に最後にもう1冊、と選んだのがこちら。 大評判だし、友達の感想も上々だったのですが。 話の発想、からくりは非常に興味深いし衝撃なのですが、またしても出てくる登場人物に全く共感できず、感情移入ができませんでした。嫌悪感すら感じ、所々冷めた気持ちになってしまった・・・。この手の話は主人公に同情できて、初めて大きな感動を味わえると思うのですが、その点で私はダメでした。 石神の行動、発想も所々?ですが、靖子にいたってはどういう神経の持ち主なのか理解不能。でも、このような女性像をこういう役どころで描くってことは結局はこういう女性がもてるのか? 体調不良の休日のお供になってくれたのは感謝ですが、期待のほどではありませんでした。お話自体は悪くはないと思うのですが。東野圭吾はもういいや、と思いつつまたそのうちきっと誘惑に負けて手をだしてしまうんだろうなぁ。 | ||||
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