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私が彼を殺した
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私が彼を殺したの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 61~76 4/4ページ
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犯人未告知小説第2弾の解答付き第2弾。 企画自体は本作家の新境地にして究極の野心作。すごい、の一言。 だが、書評家? の人と編集者は反省すべき。この文庫。それともこれを見越した上での敢えての、ミスリード? おそらく著者本人(東野氏)はこの解決に絶対に納得しないで、西上氏と出版社の編集者レベルのミステリ読解力に苦笑いしているに違いない。 はっきりいうと、犯人は簡単だ。状況・動機とかからも容易だし、タイトルをよんで一発確信。のボクの考える犯人(もう言ってるようなモノ)。はあの人。教えてあげてることに気づかなかったら、きちんと説明します(ネタばれなんで:関連サイトも洗脳されたごとく間違えの中で議論を進めている・・所詮その程度か? 決して探偵には慣れないね。と思っちゃう) 出版社の人は東野さんに失礼だと思わないのかな? 再読してきちんと理解してください。ボクごときで一読で確信できるくらい、簡単というか文芸ミステリーに近いモノ。である。新古典派純文学ミステリー作品と位置づけるのが正解。と考えます。西上氏はジョークでこの解答を作ったと考えますが、本気ならミステリー舐めすぎ。 と、あじり気味ですが、著者の方が肩を落として欲しくない為、敢えて書いてます。だってリスクしかないしね(笑)。 と、スキャンダラスな作品。なので必読。ボクの知ってる編集部では担当外でも当然のように前作が話題になっていた。くらいの業界人・業界志望者・文学部関連者・本好きなどなど必読。 でも、祝直木賞受賞!! あっぱれ。 | ||||
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「どちらかが彼女を殺した」の犯人当てが面白かったので、こちらも読みました。同じように袋とじの解説付きです。容疑者が3名ということで少し難しくなってます。容疑者の視点から書かれてるせいもあるかな。「どちらか〜」の方が決め手の証拠が分かりやすかったです。←1回読んで分かった。 基本的に推理小説は好きなのですが、犯人がわかっててトリックを解いていくというものが多いので、こういう単純な犯人当て推理ゲームは面白いです。 難しすぎないので、やる気もでるし(笑) この小説は3人の容疑者の視点が、章ごとにバトンタッチしていく形式が面白いです。東野作品お馴染みの加賀刑事も出てきます。 相変わらず読みやすい文章で、一気に読めます。小難しい文章ではないので、誰にでもお勧めできますね。 通勤電車で読んでいたのですが、没頭してたら行き帰りの2時間で読み終わりました!自分なりに答えを出し、袋とじを読んでから再検証。 ささやかだけど、2回目の楽しみです。 | ||||
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「どちらかが彼女を殺した」同様、推理好きにはたまらん企画モノです。「どちらか~」よりも難易度が高いと言われてはいますが無難な回答を導くにはこちらの方がシンプルで親切だったと思います。読みやすさから言っても、「どちらか~」より良かったです。でも、あくまで無難な回答と書くのは理由があって仮説の立てようによっては違う犯人もしっかり成り立つんですよね。そこらへんが面白い。余談だけれど、加賀刑事を何作か読んで、最近では古畑任三郎とか刑事コロンボみたいに見える。もっとカッコいいけどね。私だけ?!ぜひとも噂されているこのシリーズの第3作目「あなたが彼を殺した(仮題?)」を期待します。 | ||||
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久しぶりの東野圭吾「本格推理小説」体験であった。別に暇をもてあましているわけではないが、たまたまポッカリと時間が出来たので、まさかこれで1日潰すような愚かな真似はすまいと思いながら読み始めたのではあったが…。甘く見ていた。本当に1日を潰してしまうとは!それもこれも、途中まで自分の推理にある程度の自信が出来たからいけないのである。この作品は犯人当ての「本格」である。アガサ・クリスティみたいに再終盤では容疑者全員が集まり、加賀刑事という「名探偵」が謎解きをして最後は「犯人はあなただ」と言って終る。後は解説を読んで「答合わせ」をするのだ。クリスティの場合は容疑者が相当数居る。しかし、この作品の場合はほんの数人。時間をかけて随分と丹念に読んでいった。私は分かった気になっていた。この文庫には前回の「どちらかが彼女を殺した」と同様、「袋とじ解説」なるものが付いている。だから立ち読みでは犯人は分からない。今回初めて気が付いたのだが、前回同様、西上心太という解説者なのだが、後扉の紹介文にはこの解説者の名前はない。というとなると、この解説者は実在の人物ではなく東野圭吾の分身なのだ。まったくもって回った作品である。トリックもまったくもって回っていやがる。ええ、その通り。推理は当たりませんでした。 | ||||
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自分で、絶対に解明してやるゾ!と意気込んで読みました。結果は見事負け!でした。袋とじの解説を見たら一発で分かりましたが、そうでなければわからなかった。ストーリーも分かりやすく、簡単に解けるだろうと思っていましたが・・・・・皆さんも挑戦してみてはいかがでしょう。 | ||||
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初めて推理小説を読んでショックを受けました。推理小説と言うのは最後にはちゃんと犯人が分かると思っていたのです。しかしさっぱり犯人が分かりません…みんな犯人にも思えてしまうし、みんな犯人ではないようにも思えてしまいます。「え~?誰なの?」って感じです…きっとそこがこの作品、推理小説の醍醐味だとは思いますが、スッキリできずにまだ悩んでいます!でも犯人は分からなかったのにおもしろかった…それがこの作品、東野圭吾のすごいところだなぁと思います!! | ||||
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推理小説ファンにとっては、いつかは読んでみたいという類の小説ではないかと思います。なんせ最後まで犯人がわからず、思う存分自分の推理に没頭出来るのですから。ストーリー展開も軽快で読みやすく、しかも推理するのに専門知識や時刻表がないと解決出来ないという様な難しいものではないし。容疑者が3人なので最悪1/3の確立で当たるし(っていいのかこんな推理で?(笑))。しか~し!素人な私。自分なりに推理はしたものの、やはり最終的に答えが欲しいと思ってしまいました。という事で、☆4つです。どこかで答え発表してください~!>東野さん | ||||
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「どちらかが彼女を殺した」に続けて読みました。前作に続き袋とじを読んでも犯人が誰か確信できません。しかも袋とじにある犯人を決定するポイントを捜す為に何度もページをめくりなおしました。容疑者が3人とも動機を持っていて、しかもその容疑者の動機に共感できてしまう。そんな被害者は誰に殺されても仕方ないのでは、そんなことを思いました。 | ||||
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結局誰が犯人なのですか?私にはさっぱりわかりませんでした!私は普通の推理小説なら、途中で犯人がわかってしまうほうなのですが、これはさっぱり!!最後まで読み終わって、「え!もう終わり?」悔しいのでもう一度読み直します。 | ||||
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犯人は一体誰か?容疑者は3人。この3人を1人称としておのおのの視点から描かれる。それがこの本の特徴だ。つまりはその章によって物事への見方が変わる点だ。これが結構読者を惑わすのかもしれない。犯人は毒物だけを追っていたのではわからない。結局最後の解説を読んで、またポイントを読み直すハメに私はなってしまった。それよりも何よりも関係者全員が被害者の死を悼んでいないのが怖かった。唯一悼んでいるように見える婚約者の美和子までもが、ラストに貴弘が気づくように、自分のために演技をしているのである。美和子の視点でのこのストーリーが実は一番読みたいかもしれない。 | ||||
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3人のうちの誰が彼を殺したのか?最後まで読んでも犯人ははっきりと名指しされることはありません。最後まで読んだあと、袋とじの解説を読んでみましょう。推理するのはあなたです。 | ||||
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殺された男性の婚約者とその兄。その男性の下で働く友人と編集者の女性。殺人事件の容疑者は3人。兄と友人そして編集者の女性の独白でこの物語は成り立っている。あまりにも純粋な詩人でもある婚約者が、お馴染み加賀刑事と2人で謎解きをしていく。巻末には「推理の手引き」が袋とじになってついているのだけれど、私はそれを読んでも誰が犯人だかわからない。それぞれの独白を読んでいると、3人それぞれが動機を持っているので、どんどんわからなくなる。一体、犯人は誰なんだろう? | ||||
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三人称で構成している点も、読むほどに面白さが増していく一因でもあると思う。しかし頭のいい人だ。文庫版、袋とじの解説を読んでも犯人が確信できずにいる私って・・・・。 | ||||
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東野圭吾氏は、やはり一級のストーリーテラーだ。「秘密」や「宿命」、テレビドラマにもなった「悪意」など、緻密に構成されたストーリーの運びで一気に読ませてしまう。この「私が彼を殺した」にも、大仕掛けなトリックもなく、あっと驚くどんでん返しの展開もないが、さりげなくそして自然な小道具の配置で、理論的に犯人が犯行を行うに至った経緯がわかる仕掛けになっている。(と言っても、西上心太氏による袋綴じの「推理の手引き」を読むまでは、私も犯人はさっぱりわからなかったが・・・(^_^;))同じ趣向の「どちらかが彼女を殺した」は、犯人を特定する部分がやや、弱かった気がするが、この作品は「なるほど!」と納得させてくれる。ま、とにかく「犯人は誰か?」を抜きにしても、物語の構成に拍手を送りたい秀作。 | ||||
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本格ミステリ好きであれば、読み進める中で、必ず「誰が犯人なのか」を考えていくだろう。この作品は容疑者3人の独白(?)から成り、地文以外は、憶測、嘘、何でもアリだ。そして、物語の最後は、刑事の「犯人はあなたです」で締めくくられ、作者からの明確な名前は出てこない。刑事も我々に大きなヒントを与えてはくれるもの、果たしてどれだけの人が「ヒント」を読まずに真相にたどり着けるのか…。敗北感を感じながらも「ヒント」を呼んだ後でさえ、本当にこれでいいのか? という不安感。…気づけばスッカリはまっている。誰かの意見が聞きたくて、薦めてしまっている。そんなこんなで、そんじょそこらの「フーダニット」とは一線を画す作品だ、と断言しよう。 | ||||
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私は確信的な仮説を持っている。しかし、その仮説を何年も誰にも話さないでいる。作者が神経を磨り減らしながら巧妙に創り上げた罠から脱出できないでいるともいえる。私は、誰に打ち明ければいいのか。それならいっそのこと東野圭吾に仮説を説明したい。そして彼に「ご名答」と言わせたいものである。超人に憧れる凡人のはかない夢とご理解ください。 | ||||
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