悪意

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悪意の評価:

4.05/5点 レビュー 260件。 A ランク

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平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全522件 421〜440 22/27ページ
No.102
(4pt)

作者の「悪意」が光る異色傑作

ベストセラー作家日高の家に、小・中学校の同級生であり、児童文学作家としてスタートした野々口が訪れる。そして、その晩、日高は何者かに殺される。
以下、野々口の手記と、野々口のかつての教師仲間で、現在は刑事の加賀の手記が交互に挟まれる形で物語が進む。加賀は早い段階で野々口の犯行を確信するのだが、肝心の"動機"が掴めない。手記の中で、小説におけるモデル(ここでは日高・野々口の同級生)の問題(柳美里女史の件を思わせる)、ゴーストライター疑惑、手書きとワープロの問題、不倫疑惑、写真やナイフ等のこれみよがしの証拠、猫の毒殺事件、そして"いじめ"の問題などが提出される。読者は虚構と真実の狭間で彷徨うことになる。
この手法は、同業者の折原一氏の作風を思わせるが、もしかしたら2人は(良い意味で)意識するところがあるのかもしれない(実際「仮面山荘」のあとがきで作者は折原氏の作風に触れている)。
最後に提示される真相は着想外のものではなく、また読者を完全に納得させる類のものでもない。作者が読者に突きつけるのは、芥川龍之介ではないが、人間の深層心理は所詮「藪の中」ということであろうか。暗澹とした読後感を植えつける作者の「悪意」が光る、異色傑作である。
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.101
(4pt)

作者の「悪意」が光る異色傑作

ベストセラー作家日高の家に、小・中学校の同級生であり、児童文学作家としてスタートした野々口が訪れる。そして、その晩、日高は何者かに殺される。
以下、野々口の手記と、野々口のかつての教師仲間で、現在は刑事の加賀の手記が交互に挟まれる形で物語が進む。加賀は早い段階で野々口の犯行を確信するのだが、肝心の"動機"が掴めない。手記の中で、小説におけるモデル(ここでは日高・野々口の同級生)の問題(柳美里女史の件を思わせる)、ゴーストライター疑惑、手書きとワープロの問題、不倫疑惑、写真やナイフ等のこれみよがしの証拠、猫の毒殺事件、そして"いじめ"の問題などが提出される。読者は虚構と真実の狭間で彷徨うことになる。
この手法は、同業者の折原一氏の作風を思わせるが、もしかしたら2人は(良い意味で)意識するところがあるのかもしれない(実際「仮面山荘」のあとがきで作者は折原氏の作風に触れている)。
最後に提示される真相は着想外のものではなく、また読者を完全に納得させる類のものでもない。作者が読者に突きつけるのは、芥川龍之介ではないが、人間の深層心理は所詮「藪の中」ということであろうか。暗澹とした読後感を植えつける作者の「悪意」が光る、異色傑作である。
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.100
(4pt)

犯人の動機は?

本書を読んでみると、周りの人が信じられなくなるなあという感じがします。いつ、自分が悪意をもたれるかも分からないわけですね。
人気作家、日高邦彦を殺した犯人は、幼なじみの野々口修だということは、加賀恭一郎の推理によってすぐわかるが、動機というものがわからない。動機の解明について加賀は推理を働かせることになる。そのために使われるのが、野々口修の手記と加賀恭一郎の記録である。これらの2つのものが交互に展開される。野々口修は、日高邦彦を殺すという計画を前からたてていたのであるが、それと共に、本当の動機を知られるのが嫌なので、最もありそうでふさわしい動機をどう偽装するかを計画するわけである。そういうトリックを、野々口修の手記にも忍ばせているわけである。そのために、野々口修が用意周到に計画を立てていただろうし、そのための工夫や準備に時間をかけるわけである。
私が、本書を読んで思ったことは、これが動機かなというものを何度も覆されるという面白さがあった。悪意という負のエネルギーのすさまじさを感じると共に、そんなことで人を殺すという一線を越えるんだなという感じがする。
※ホワイダニット(Why done it?):犯人は何故犯行に及んだのか(動機)
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.99
(4pt)

犯人の動機は?

本書を読んでみると、周りの人が信じられなくなるなあという感じがします。いつ、自分が悪意をもたれるかも分からないわけですね。
人気作家、日高邦彦を殺した犯人は、幼なじみの野々口修だということは、加賀恭一郎の推理によってすぐわかるが、動機というものがわからない。動機の解明について加賀は推理を働かせることになる。そのために使われるのが、野々口修の手記と加賀恭一郎の記録である。これらの2つのものが交互に展開される。野々口修は、日高邦彦を殺すという計画を前からたてていたのであるが、それと共に、本当の動機を知られるのが嫌なので、最もありそうでふさわしい動機をどう偽装するかを計画するわけである。そういうトリックを、野々口修の手記にも忍ばせているわけである。そのために、野々口修が用意周到に計画を立てていただろうし、そのための工夫や準備に時間をかけるわけである。
私が、本書を読んで思ったことは、これが動機かなというものを何度も覆されるという面白さがあった。悪意という負のエネルギーのすさまじさを感じると共に、そんなことで人を殺すという一線を越えるんだなという感じがする。
※ホワイダニット(Why done it?):犯人は何故犯行に及んだのか(動機)
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.98
(4pt)

面白い試み

この作者は『名探偵の掟』という作品で、
推理小説におけるパターン化された手法をパロディーにしたことがあった。
作者には、そういう固定化された推理小説のあり方を変えようという意識が
昔からあったのではないかと思う。
この作品は、ホワイダニットという要素を追求することで
従来の推理小説という枠からはみ出して人文学的な域に近づくことに成功している。
それでいてエンターテイメント性も保っているので、
動機の追及に興味があるなら楽しめると思う。
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.97
(4pt)

面白い試み

この作者は『名探偵の掟』という作品で、
推理小説におけるパターン化された手法をパロディーにしたことがあった。
作者には、そういう固定化された推理小説のあり方を変えようという意識が
昔からあったのではないかと思う。
この作品は、ホワイダニットという要素を追求することで
従来の推理小説という枠からはみ出して人文学的な域に近づくことに成功している。
それでいてエンターテイメント性も保っているので、
動機の追及に興味があるなら楽しめると思う。
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.96
(3pt)

仕掛けがたくさんだが

仕掛けがたくさんだがすべてが中途半端。
推理小説として大切な『魅力的な謎』の提示に失敗している。
そのため、作者の筆力には感心させられるが、緊張感を持って読み通すのは難しい。
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.95
(3pt)

仕掛けがたくさんだが

仕掛けがたくさんだがすべてが中途半端。
推理小説として大切な『魅力的な謎』の提示に失敗している。
そのため、作者の筆力には感心させられるが、緊張感を持って読み通すのは難しい。
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.94
(4pt)

期待すると。。

途中まではさ〜と読めたのですが。。最初にタイトル通りの悪意にだまされていたので後半はなんかスッキリしませんでした。ひっくり返しのひっくり返しでまた表??って感じですかね〜
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.93
(4pt)

期待すると。。

途中まではさ〜と読めたのですが。。最初にタイトル通りの悪意にだまされていたので後半はなんかスッキリしませんでした。ひっくり返しのひっくり返しでまた表??って感じですかね〜
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.92
(3pt)

うーん・・・

「放課後」の時もそうだったんですがこの人の作品は途中まで凄く良くてつい引き込まれてしまうのですが最後の動機がいつも「ええ!?そんな事で人殺す?」って感じなんだよね。と言うことで3つです。
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.91
(3pt)

うーん・・・

「放課後」の時もそうだったんですがこの人の作品は途中まで凄く良くてつい引き込まれてしまうのですが最後の動機がいつも「ええ!?そんな事で人殺す?」って感じなんだよね。と言うことで3つです。
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.90
(3pt)

後半が・・・

前半は緊迫感もあってスススーっと読めて、すごく面白かったです。
ただ後半部分での、“犯人と過去に関わった人物達の話”の書き方は
ちょっと萎えるものがありました。
「〜〜なんですよね。え?その時は何してたかって?その時はね〜〜」と
相手がしゃべった言葉だけがダーっと書いてあるんですが、
それがまるでピン芸人のコントのような言い回しで(この例え分かりずらいかな)
それに慣れるまでストーリーに集中できませんでした。
ひねりすぎというか、、、もっとシンプルでもよかったかも。
真の動機も、もう少しじっくりと詳しく書いてほしかったかな。
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.89
(3pt)

後半が・・・

前半は緊迫感もあってスススーっと読めて、すごく面白かったです。
ただ後半部分での、“犯人と過去に関わった人物達の話”の書き方は
ちょっと萎えるものがありました。
「〜〜なんですよね。え?その時は何してたかって?その時はね〜〜」と
相手がしゃべった言葉だけがダーっと書いてあるんですが、
それがまるでピン芸人のコントのような言い回しで(この例え分かりずらいかな)
それに慣れるまでストーリーに集中できませんでした。
ひねりすぎというか、、、もっとシンプルでもよかったかも。
真の動機も、もう少しじっくりと詳しく書いてほしかったかな。
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.88
(4pt)

騙されたっ!

また、東野さんに騙されたって感じですね。何冊か読んでいるので、東野さんの作品の主人公の話を信じず、冷静に読んでみようといつも思うのですが、今回もその展開に感心しました。
あっさりと犯人が明らかになるし、どういったことか、と思い読んでいくと、次々にその動機が判明してくるのですが、その記述の方法が、犯人と刑事の記録や手記で成り立っているんですよね。また、それも新鮮でした。でも、本当に「記録」は「事実」だとも限らないんだと痛感しました。
これから、読む方はその点を留意しながら読んで、楽しんでみて下さい。
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.87
(4pt)

騙されたっ!

また、東野さんに騙されたって感じですね。何冊か読んでいるので、東野さんの作品の主人公の話を信じず、冷静に読んでみようといつも思うのですが、今回もその展開に感心しました。
あっさりと犯人が明らかになるし、どういったことか、と思い読んでいくと、次々にその動機が判明してくるのですが、その記述の方法が、犯人と刑事の記録や手記で成り立っているんですよね。また、それも新鮮でした。でも、本当に「記録」は「事実」だとも限らないんだと痛感しました。
これから、読む方はその点を留意しながら読んで、楽しんでみて下さい。
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.86
(5pt)

東野圭吾の傑作!!

究極の「動機追求作品」。ここまで動機を書ききった作品はないのではないでしょうか。タイトルが言いえて妙で、読んでいるとぞわぞわしてくる作品です。
地味ですが、いい作品なのでぜひ多くの人に読んでもらいたい。個人的には「白夜行」に勝るとも劣らない作品だと思います
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.85
(5pt)

東野圭吾の傑作!!

究極の「動機追求作品」。ここまで動機を書ききった作品はないのではないでしょうか。タイトルが言いえて妙で、読んでいるとぞわぞわしてくる作品です。
地味ですが、いい作品なのでぜひ多くの人に読んでもらいたい。個人的には「白夜行」に勝るとも劣らない作品だと思います
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170
No.84
(4pt)

流石に読ませます

上手い。読了後タイトルに立ち返って、納得させられる話は好きです。そりゃあ他のタイトルはないだろう…。
殺人事件なので初っ端に人が死んでます。犯人探しのミステリではないので、犯人は結構あっさり捕まるのですが、彼は秘して動機を語りません。探偵役にあたる刑事は執拗にそれを探します。何故犯人は殺人を犯したのか。そうさせる何があったのか。
結構戦慄の結果です。衝撃!! てほどでは私はありませんでしたが、意外な展開にびっくりはしました。犯人がとても冷静に様々なことを計算しているのが、とても冷え冷えとします。命だけではなく、何もかもを根こそぎ一切合切奪ってやりたいとするその心理がすごいなぁ…。
構成というか、作者の罠が面白かったですよ。後味は悪いですが。
悪意 Amazon書評・レビュー: 悪意より
4575232645
No.83
(4pt)

流石に読ませます

上手い。読了後タイトルに立ち返って、納得させられる話は好きです。そりゃあ他のタイトルはないだろう…。
殺人事件なので初っ端に人が死んでます。犯人探しのミステリではないので、犯人は結構あっさり捕まるのですが、彼は秘して動機を語りません。探偵役にあたる刑事は執拗にそれを探します。何故犯人は殺人を犯したのか。そうさせる何があったのか。
結構戦慄の結果です。衝撃!! てほどでは私はありませんでしたが、意外な展開にびっくりはしました。犯人がとても冷静に様々なことを計算しているのが、とても冷え冷えとします。命だけではなく、何もかもを根こそぎ一切合切奪ってやりたいとするその心理がすごいなぁ…。
構成というか、作者の罠が面白かったですよ。後味は悪いですが。
悪意 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪意 (講談社文庫)より
4062730170