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(短編集)
思い出のとき修理します
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思い出のとき修理しますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
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面白かったのですが・・せっかく時計屋が舞台になっているのですから・・(オーデマ・ピゲ)(ブレゲ)などこだわりの時計メーカーや(ガリレオ・ガリレイ)など超精密機械式時計にまつわる逸話や専門知識に切り込みながら話を展開していけば、もっと深みが出たかも・・?惜しい! | ||||
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ホンワカしたいい話っぽいのだが、イマイチ入り込めなかった。 ユメ、マボロシを安易に使いすぎに思える。 最初の短編で、こじつけ過ぎだろ?と思ってしまい、以降素直に読めなかった。 ちょっと読み方失敗しました。残念。 | ||||
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主人公が仕事と恋を失って幼い頃の思い出の町に一人引っ越す所から始まる物語です。 そこで、不思議なプレートが出された時計屋さんを見かけ、時計屋の主人と知り合うことから話が始まります。 お話自体は奇抜さやエンターテイメント性が強いものではありません。 主人公の「思い出って修理できるのだろうか」「自分の壊れた思い出も修理できるのだろうか」という思いの中で、出会う人々の思い出がそれぞれにひとつの形に収められていく話です。 刺激的な話ではありませんし、長大な筋書きの本でもありませんが、すこしセンチメンタルな気分を味わえる、という本です。 ちょっとだけほっとしたり、感傷に浸ったりという時間を過ごしてみたい方は読んでみても良いのではないでしょうか。 | ||||
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乙女心をくすぐる、ファンタジックなミステリーです。 表紙を見て、またこの手のパターンか、と思いましたが、どうしてどうして。 予想以上に、惹きこまれました! 短編集ですが、最後まで通して読むと謎が解けるという設定で、一気に 読んでしまいました。 何より素晴らしいのは、準主役の時計屋さん! 少女マンガに出てきそうな、やわらかな物腰の優しい青年ですが、 彼にもどうやら、修正したい過去があるようで、いつもどこかに憂いを 秘めていて・・・。 ちょっとロマンチックなでレトロな雰囲気に浸りたい方には、 おすすめです! マンガ化もされているようですので、今度はそちらも読みたい! | ||||
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恋と仕事に疲れた女性が、ある思い出のある場所にたどり着き、そこでホッとするような出会いがあり、出会った相手も傷ついたココロをいやしながら仕事に没頭している(もちろんちょっとカッコイイ)。 ビブリアほど謎解き要素はないのですが、ミステリとして読むよりは、日常のちょっとした謎がアクセントになる作品といったところ? 冷静に読んでみると「ありえない」の一言で済んでしまいそうですが、これはこれでありなんでしょう。 ただ、結末はもうちょっとじらした方がいいと・・・? | ||||
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古書店、珈琲店、と来て、これですか、という感じです。 次は、お菓子屋さんかな? ほのぼのした話はきらいではないのだけれど、次にこの手の表紙の文庫が出ても、もう買わないと思います。 連作集で、各話につき解説がしっかり書かれているので、それさえ読めば十分かと存じました。 出版業界には、内容を吟味して、中身のしっかり詰まった本を、オリジナリティーがある装丁で売って欲しいと希望します。 | ||||
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この作品は、過去と現在がすれ違い、その瞬間に、過去の届かなかった思いや分からなかった真実が垣間見れる作品です。 もう寂れた商店街の、けれど気さくな住人たち。商店街を見守る神社。どこか意味ありげな存在の近所の少年。 よくある都会に疲れたヒロインを癒す話かと思いきや、そういうのとは一味違い、また時計屋さんとの関係の進み具合がドキドキしました。 お薦めです。 | ||||
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少しずついろいろなことが解き明かされていき 無理のない展開 あたたかな どこか懐かしい感じがして とてもおすすめです | ||||
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彼氏に振られ、仕事に対する自信も失ってしまった女性が、小学生の夏休みに一か月だけ過ごした場所へ戻ってきます。 そこで出会った時計屋さんと商店街の人々との心温まる物語です。 登場人物も少なく、単純明快で敷居は低い割に、しっかりとしたお話で良かったと思います。 最近はやりの連作集です。 一応、完結していますが、作品のスタイル的に続編は可能なので、好評なら出るんですかね。 個人的には希望します。 | ||||
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春爛漫にも夏の眩しい日差しのなかでも読むには少鬱陶しい。 でも少しだけ肌寒い晩秋から初冬とはまだ言えない時期、独りでぼんやりと珈琲を飲みなが黄昏時を迎えるまでの時間に読むのにおススメです。 ファンタジー系やライトノベル調の文庫は手にしないのですが、別の本を買う際に本屋のレジに積まれた著書の宣伝用のビラをついつい手にしたことで気になってはいました。 小説自体には登場人物の挿絵が無い(時計店の秀さんだけが表紙にありますが)のに宣伝ビラには明里や太一のイラストもあり漫画っぽい誘い方で、ある意味印象に残りました。ただやっぱり漫画とライトノベルに所属している感はありましたが11月の肌寒い夕暮れに手にするきっかけがあり、カフェで珈琲飲みながら読みました。 良い意味でのファンタジー(現実的では処理できない不思議な感情と錯覚の狭間)が過去と「今」を結んでいて、それが「こころが刻む未来の時間」へと誘導している。 すらすら読めるのですがじんわりと何か余韻というのでしょうか、大きな感動や衝撃もないのに独りで夕暮れから夜に向かう秋の黄昏時の中でふんわりとした気持ちで読み終えました。 漫画チック、ライトノベルっぽいと軽い気持以下で失礼しました!と筆者に心でつぶやく感じ。 大人になって、大人として生きてみて少しだけ疲れて、でも何かまだ失いたくない物を覚えている、感じている人におススメです。 黄昏時の蜃気楼として何かを投影してみたい人ならきっと優しい余韻を味わえると思います。 明里と時計屋さんの秀司の関係がほんのりと明るくも穏やかに、でもビターな感じは欲情した大人の色恋とは違う夢現なノスタルジーを与えてくれます。 「誰かのオンリーワンでいたい」「誰かを思い続ける事が相手を優しく包む愛であって欲しい」・・・何より草食系の時計屋さんは意外とスマートに女心を掴んで手を伸ばしてくる辺りは疲れた大人女子にはピュアな理想というか絶t妙なバランスです。 個人的には最終話の「おばあちゃん」が全てのキーパーソンとして「時間の深さ」を愛情という形で紡いでいて好きです。 物足りなさを感じなくはないですが、深く濃く、複雑な人間心理ではなく、あくまで読み手の勝手な追想を抱いても世界観が壊れない「切なくて温かい時間」を共感できる人には読んでみて欲しいです。 | ||||
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「伯爵と妖精」「魔女の結婚」(集英社コバルトシリーズ)が代表作の谷先生の新作。 伯爵や魔女シリーズは思いっきりファンタジーですが、コチラはリアルでいて 何処かファンタジー要素もある様な、そんな物語でした。 人生に疲れた主人公・明里。 何かに惹かれる様に、子供の頃に少しだけ住んでいた祖父母の家(空き家)に戻ります。 そこで出会ったのは、何処か浮世離れした様な、優しくて明里の心にスルリと入って きた、時計屋の店主・秀司。 秀司の経営する時計店の看板プレート【思い出のとき修理します】 このプレートの裏話は話しの中で明かされますが、本当にどの短編も思い出を温かく 【修理】されていて。 いつも谷先生の伯爵や魔女シリーズでは波乱万丈でドキドキさせられてましたが(笑) コチラの淡々としたお話しも逆に新鮮でした。 派手な起承転結はないけど、読み進める内に「どうなるのっ?」とページを捲らずに いられなくなるのは、さすが! 人生に疲れた明里と同じ様に、秀司にも同様の【修理したい過去】がありますが。 お互いの傷を乗り越えて心通わせるラストに向かっていき、良かったです。 ただもう少し、秀司から見て明里を意識していく過程が突っ込んであると、もっと 良かったかな?とは思ったけど。 短編集なので、そこは仕方ないですね。 主人公達を取り巻く人々も温かく、シャッター街と呼ばれる寂れてしまった商店街や 地元の人達のより所である小さな神社も、物語に色を添えてます。 完結してるので続きが出る事はないと思うけど、もし出るなら二人を取り巻く色んな 人の【思い出のとき修理】を読んでみたいですね。 | ||||
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