木もれ日を縫う
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山姥なんて言葉がたくさんでてきて、 オカルト的なお話かなと思いきや、 最後は著者らしい結末で安心しました。 作品のタイトルの意味がそこで分かりました。 ただ、できれば再び。。。。です。 | ||||
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いまどきは恐らくロシア文学なんて読まない読者が多いだろうなと考えていて、小説すばる掲載時から「これチェーホフからプロットをぱくったか」と半分苦笑してました。 題名の「縫う」はそのまま三女の紬から来ている。山姥伝説との絡みが分からない人は、一度柳田國男を読まれると良い。チェーホフがよく題材にした民話のモチーフを、そのまま日本民俗学の巨匠である柳田へずらしたのが、この小説の面白さで、そこにトリックスターとして古本屋が絡む所は、文化人類学や記号学の教材としても使えるのではないかと考えられます。 木もれ日の中に現れた、豹変した姿の「山姥」の年老いた母親。そしてほぼ一世代ずつ年齢の異なる三姉妹という設定が、恐らく父親が異なる三姉妹の人間関係にも絡んでくるのではないだろうか。 似た話で吉田秋生の「海街 Dialy」というマンガがある。こちらは父親が同じで母親が異なる。いずれにしても「血の繋がった」姉妹たちが心を通わせる中で「本当の姉妹になっていく」というモチーフは作者ならでわの手法だろう。 あいにく単行本であるため、売れ行きはぱっとしないのではないかと考えられる。こういう純文学も集英社文庫の形でないと、読者は買えない世の中なのではないかと、ふと考えてしまった。 | ||||
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「山姥」を何となく納得して受け入れてしまう過程が、そういう経緯と段階踏まれると、「そうかな」と思ってしまう感じが大変に好み。 更に「傍から見るとかなり不憫だが、本人は割と受け入れて満足してる」系統の切なさには弱い。ついでに「悪意はまるでなく、善良と勤勉と真摯」が、かみ合わせ悪くて理解されない切なさにも弱い。 もう「山姥」でいいやん、と途中で納得してしまったので、「謎解き」ターンに入ったら、少し興がそがれた感じがしないでもなかった。 が、楽しく読みました。 | ||||
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