教団X
評判
教団Xの評価:
2.60/5点 レビュー 329件。 E ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全165件 121〜140 7/9ページ
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
その存在が、ふるまいが、あまりにも宗教的であるからだ――。
順を追って説明すると、まずこの小説でも触れられているとおり、素粒子は量子の一種であり、量子は粒子と波の性質を併せ持つ。
色々端折って言ってしまえば、つまりは(① 科学的・哲学的)に語るところの、この世界を構成しているあらゆる存在は、「ここには何もかもが存在しておらず、同時に何もかもが存在している状態である」、ということになる。
そして、前述の(①)の部分を「宗教的」という言葉に置き換えても、何ら問題はない。
だからこの小説で初めの方に紹介されている、仏教の「無」についても、素粒子論や量子力学であっさりと裏付けしてしまえる……。
私も二重スリット実験やシュレーディンガーの猫から量子力学、素粒子論に興味を持ったのだが、知れば知るほど意味がわからなくなり混乱するし、多分全体の1%も理解できていない。
しかし、宗教と素粒子の親和性については、ちょっと頭をひねればすぐに納得がいくのだ。
科学と宗教の融合はそう遠くない未来で行われる、というかもうすでに行われている。
唯物論は崩壊し、あるいは唯心論に回収され一体化される。
マルクス・レーニン主義以降、物質に疎外され、振り回され続けた人々はようやく解放され、心の活動を重視し始める(だろう)。
この小説は、その臨界点を描いているように、私は思う。預言書のような役割も持っているし、啓蒙書のようでもある。
それをエンタメっぽくうまく包み込んでくれているから、読んでいて楽しいし勉強にもなる。
良書だと思うのだけれど、何でこんなに評価が低いのかしら……。
最後に、何で宗教の話なのに科学の説明が結構な尺で小説の中で展開されるのだろうと思った方は、このレビューも是非参考にして欲しい。
稚拙だが、ちょっとはお役に立てるはず。