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ママの狙撃銃
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ママの狙撃銃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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男性向け小説という印象です。ところどころの言葉の選び方や感覚が女性には?となると思います。女性感がわからない男性が想像しながら書いたのかな?と思いました。 途中までは面白かったですが、ラスト、綺麗にまとめようとして駆け足。伏線回収もイマイチでした。 | ||||
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一見、平凡な主婦だが、元米軍の狙撃兵だった祖父に仕込まれ、素質が開花! 超一流の射撃の腕を持つスナイパーに育っていた 主婦と狙撃銃、という設定が面白そうだし、作者が荻原氏なので、楽しい本だと思って購入 だが、どこまで行っても殺人は殺人 本人も悩み苦しみ、常に幻覚に悩まされ、でも表向きは平凡な家庭で、という設定に無理があり、読んでいて暗い気持ちになってしまいました | ||||
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いろんな分野を手がけている感じで、時には外れもあるが、全体的に好きな作家である。 | ||||
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『セーラー服と機関銃』のようなちぐはぐなもの同士を取り合わせたタイトルのせいで、スラップスティック調の娯楽小説かと思いながら読み始めました。予想は半分当たり、残り半分は良い意味で大きく外れました。 幼少時代にオレゴン州で祖父から銃器の使い方を伝授され、アメリカでは「仕事」を果たした経験もありながら、今は平和な現代日本でダメな夫と手のかかるふたりの子供を育てる主婦となった曜子。「仕事」の依頼に対して再び曜子は銃を取り出す…という設定。 依頼を受けるのか、撃つのか撃たないのか、というスリリングな問いが物語の原動力であることは確かですが、それとは落差のありすぎる日常の気楽な調子が共存しているのがこの小説のすごいところ。母親としての曜子の獅子奮迅ぶりが胸のすく爽快感を与えてくれる箇所もありながら、同時に罪の重さというテーマが作品を支配しています。日常と暗殺が違和感なく同居しているために、ユーモア小説として楽しみながらも、「仕事」の依頼者の謎というミステリも相まって、緊張感あふれる読書を一気に終えてしまいました。 | ||||
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プロットは面白かったけれど、展開が最後に苦しくなってきた感強し。緊張感も途中から薄れ、どうやって終わらそうか迷走している様子が伝わってきた。エンディングに期待していただけに残念です。 | ||||
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荻原浩さんの作品は初めてですが、(素人に褒められても困るだろうけど)うまいなあと思いました。 無理を理にする持って行き方に感心しました、結構強引だけど。 映画「シリアル・ママ」をちょっと思い出しました、設定もお話も全然違うけど。 あちらは実話がモデルで殺人に微塵もためらいはない。 一方、こちらは架空ではあるけれど主婦がためらいつつも標的を狙撃する、娘の同級生を銃で脅す、現場近くに息子を連れていく。 映画だと手放しで面白く観られたかなと思うけど、やはり文字でこのストーリーを追うのは少々つらいものがある。 ママの大変さ、孤独と幸福の関係、世間への理不尽さはよくわかるのだけれど、無理を理にしようとする力技がかえって読む者のカタルシスを薄めてしまったかな。 と、ブツブツ言いながら、久々に一気に読んだ本でもある。ちょいと気になる作家に巡り合った。 | ||||
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荻原さんの作品の中でもイチバンCOOLで、でもお腹を抱えて笑える作品です。もう一度読みたいと常々思っています。 | ||||
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最初から最後まで面白すぎる! 冒頭でガーデニング中になめくじを退治する 曜子は、すでにスナイパーを垣間見せる。 Kに依頼された暗殺を実行する際、解体した レミントンM700を隠すのに使ったのは、なんと 主婦ならではのものだった。 縦半分に切った大根、掃除機のホース並みの太さの 下仁田ネギ、近所で「お得」なバゲット。 弾丸はレンコンの穴だ。 糊付けはこねた残りご飯。 こんなものを持っている人が目撃されても、なんとも 思われないだろう。実際「ゴルフバッグを持った男」 が怪しいとされている。 このように随所に散りばめられた生活感。倹しい生活を する主婦目線。 命の重さとか、一応苦悩するのだが「終わってしまった 暗殺より、子供たちのビタミンC」。 荻原節炸裂な1冊である。 | ||||
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数ある荻原作品の中でも秀逸。 最初から最後まで痛快。ただ、タイトルは「ママはスナイパー」とかのほうが良かったなー。 | ||||
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平凡な主婦が殺し屋になる事が痛快でした。 殺人に対して罪悪感を抱き、常に葛藤してました。 子供や旦那との絆が微笑ましく感じました。 この本は結構楽しめました。 | ||||
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安く買えるし、家まで配達してもらえるのでとても気に入っています。 | ||||
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基本的に明るい作品だが所々違和感が残るほどのダークさが混じり、 読めないことはないがどうにもどちらつかずで中途半端 サスペンスとしても陰謀に巻き込まれて危機に陥ったりするわけではないので、 盛り上がりどころがない まあ気楽に読むにはちょうどいいかもしれない | ||||
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平凡な主婦 裏の顔は暗殺者 主婦系ハードボイルドという奇抜な対比を狙ったのでしょうが、 お得意の荻原流ユーモアは少なく かといってハードボイルドも中途半端な感じがして いつもだったらページをめくるのがもどかしい程ワクワクしながら読むはずの荻原ワールドが 本作は弱い気がしました。 あと娘の同級生を脅かすシーンは確かにやられても仕方のない子供なれど、 子供相手にやりすぎでしょう。 小説なんだから何でもありというのもちょっと違和感でした。 正直、沢山読んだ荻原作品の中で一番面白くなかったです。 | ||||
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世界で1、2を争う平和国家日本。 だがそんな日本でも、「人が人を殺した」というニュースが入ってくる。 そんな人の気持ちは分かりたくもないけれど、少しは「殺人を犯した後の気持ちってどんなものだろう?」と考えなくもない。 本書『ママの狙撃銃』はその一例を示している作品だと思う。 暗殺者の祖父に育てられ、過去に一度だけ「仕事」をした、今は平凡な主婦・福田曜子。 曜子は25年前にした殺人の罪の意識にさいなまれながら生活をしている。 そして作中で二度目の「仕事」の後には、さらに深くなっている。 たぶん、一部の人間を除いた普通の人間が人を殺してしまったら、こうなるのではないかと思う。 夜は眠れず、目を閉じても殺した瞬間を思い出してしまい、食欲もなく、どんどんうつ状態になっていく(曜子はこうはならなかったが)・・・。 本書を読んで思ったことは、当たり前の話だが、「人は殺してはいけない」ということ。 そんなことで人生を無駄にしてはいけない、そう強く再認識させられた。 | ||||
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とはいえ、後味がそこまでいいわけでもないのです。 ユーモアミステリーとするなら、ヨーコは 最後自殺しようとする、なんてことはして欲しくないのです。 ハードボイルドで攻めるなら、 殺した亡霊が周りを取り囲むような描写はいらない。 どっちつかずなので、なんだかつまらないのですね。 この小説の中で、印象深いシーンは2つ。 アメリカで祖父から銃の特訓を受ける回想シーン。 やってることは結構過激なのですが、「北の国から」のようなほのぼの感があります。 そして、 いじめにあっている娘を守るため、いじめっ子を銃で脅すシーン。 いじめっ子がすっかり改心する、というありがちな展開にならないところがリアルですが。 私は「フライパン」しか持たない母ですが、子どものためなら包丁を持ち出せるか?と問いかけられた気がしました。 | ||||
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お気に入りの本です。 普通の主婦なのに、実は英語ペラペラ、度胸もすわり、 射撃の腕もプロ級。 家族にはそれを隠していて、ごく普通に過ごしているのに ある時、一本の電話が…。 でも、スパイパーにはスナイパーなりの心の痛みがある ものなんだ、と思わせるくだりもあり…。 ママのそばにくっついている「彼ら」に、なんだか親しみさえ わいてきます。 そして、ラストになって、驚かされてしまいました。 切ないですねぇ・・・。 とにもかくにも、ママがかっこいい!! ありえないストーリーかもしれないけど、 荻原浩さんの作品は登場人物の細かい心の描写が とても胸にせまります。 私は大好きな作品に出会うことができました。 | ||||
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読み終えて、気分爽快!! 荻原浩さんは初めて読みましたが、ほかの作品も読んでみたくなりました。 レビューで内容を伝えてしまうのには抵抗がありますので、あくまでワタシの感想だけですが。 曜子のその後も想像したり、スッキリした後味でした。 曜子と福田家のみんなに、ゴッド、ブレス、ユー、です!! | ||||
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前半は、昔やっていたスナイパーの仕事を家族のために実行する。後半は娘の珠紀をいじめていたリーダー格を精神的に追い詰めることで、家族を守る。要は、平凡な主婦である、曜子が家族を守るハードボイルド小説ということなんだろう。 ママのたくましさが際立っている。珠紀をいじめていた輩に銃で脅して、精神的に追い詰めるのはやりすぎなんだろうなと思う。でも仕方ないか。ここまでやらないと効果ないかもね。あとは、依頼する人Kという人物は誰か?ということにも注目できると思う。 本書はスカッとするような話で終わってくれれば良かったのだが、最後はちょっと物悲しくなってしまう。そこのところは残念だなと思う。 | ||||
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母親が「暗殺者」という設定は正直、余りにも現実味が 無さ過ぎるにも関わらず、意外とすらすらと読めました。 まあ、殺人を犯した人間が普通に一家の主婦として暮らせる のか(精神的に)とか、「K」は余りにも安易すぎないかとか 言いたい事はいくつかありますが、全体のバランスが良いので 気になりません。と言うか荻原作品でそういう事を気にしては いけないと思う。 ラストも賛否両論と思いますが、個人的にはあれで良いと思いますよ。 気軽に読めて、お勧めです。 | ||||
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物語の展開が大変面白く、読者の期待を裏切らない。 エドも、ママ(=曜子)も、Kも、実は悪人なのだけれど、あまりマイナスイメージは無い。 それより、娘の珠紀をいじめる同級生を、銃で脅す下りは胸をすく思いで、いじめ撃退の荒療治として、大変面白い。 それにしても、作品は最初から最後まで、銃に彩られている。 平凡な主婦である曜子が、実は卓越した銃の遣い手であるというギャップが面白い。 曜子の子供達は、普通に頼もしいものの、主人は頼りないネ。 この新規事業は、逃避であるばかりか、騙されているのだと、当初から感じてしまう。 それが判明してからも、妙な誇大妄想にしがみついているあたりも情けない。 頼れるママと、頼りないパパという面でも、ギャップが大きい。 ただ、3回目の暗殺の依頼は、実に妙だ。 これから、本書を読まれる皆さんは、この依頼者像を、どんな風に想像されるだろうか? 私は、この依頼者が誰なのか、二人の実名を想像し、最終的には、一人に絞り込んで、読み進んだ。 それは、最終的に的中したが、この部分に関して、推理小説的に想像しながら読むのも面白い。 暗殺という、大変な犯罪を伴うこの作品。 それなのに、暗いイメージは無く、読後感も清々しい。 不思議な魅力を持った、非常に痛快な作品だ。 | ||||
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