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さよならバースディ
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さよならバースディの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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愛は霧のかなたに っていう映画があって 僕はこの映画が好きだったんだけれど どうしても重なってしまって こちらはミステリー要素が濃いし 良く書けているけれども 映画と比べてしまって★三つ | ||||
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なんとなくタイトルから結末は予想できていた。 せつないお話だったけど、特に何も残らない。 | ||||
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荻原浩の小説は外さない、と個人的にも強く思ってますし、荻原浩の本を読むときは 「今回はどのように楽しませてくれるのか」期待に胸を膨らませながら読むのですが、 これまで読んだ荻原作品の中では個人的には一番つまらなかったです。 正直なところ、結婚まで考えていた彼女の事を、そこまで知らないのか?と正直呆れ ましたし、それより何より、最後まで彼女は死ぬほどの理由があったのか、と納得が 行きませんでした。 言葉の分かる類人猿を重要登場人物として起用する、という手法は面白いと思いました がそれ以上でもそれ以下でもないかな…。個人的に荻原作品のファンなので、どうしても 点数が辛くなってしまう。こんなもんじゃないでしょ!という感じかなあ。 | ||||
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人間の言葉を理解するサルに着目している点はなかなかユニーク。不夜城といわれる研究機関での生活ぶり,今でも色濃く残る徒弟制度風の人事,不透明な会計処理など,大学特有の問題点にも言及されており,大学生活が長かったワタシにはとっつきやすい作品ではあります。 荻原流のユーモアたっぷりの表現は影をひそめ,シリアスタッチのミステリに特化している印象を受けますが,その割には助教授の自殺理由や由紀の身投げの理由が軽すぎ。前述した大学内の問題提起も,多くは回収されないまま終わります。 ミステリとしての完成度は「噂」の方が上かなあ。そんな中でもこの作品が作品として成立しているのは,ラストシーンでの真とバースデイの「対話」の必死さが伝わってくるからでしょうか。 | ||||
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ボノボとのコミュニケーションの研究に打ち込む青年田中が、突如味わった研究仲間でもある恋人の死。その死の原因究明をメインにしたミステリーだが、人間関係、恋人の死にまつわる不審な点等簡単に読めてしまう点がミステリーとしては致命的。ボノボと主人公のやり取りは微笑ましいし、動物を人間の都合で保護したり、駆逐したりすることへの問題提起などもなされていてドラマとしてよい部分もあるだけに勿体無いと思う。 | ||||
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ラストの場面、主人公と今は亡き恋人との会話が切なくて、BGMとして流れる"Calling You"が哀しくて、とても心に残る作品でした。 改めて原作に当たると…とても心が痛くなりました。自分自身の経歴とも接点があるようなないような…。閉ざされた研究者の世界での、むしろ一般の世界よりもドロドロした人間関係の嫌な部分には十分納得が行きました。 ほんの些細なところに、昔の自分や自分を取り巻いていた環境など重なる部分が感じられて、妙に感情移入して読んでしまいました。 お蔭で、本当に久しぶりなくらいしっかりと、悲しい気分になりました。 主人公が女性の心の動きや、学内政治に疎いところも、いかにもいそうなタイプだと思わせてくれました。…でも心理学屋さんがそんな無垢な気持ちのまま生きていけるんでしょうかね? ミステリーとしての完成度は…分かりません。でも叙情的な作品としては完成されていると思います。 | ||||
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そうか、今回はミステリーか? しかし、この著者の引き出しは多種多様で毎回びっくりさせられる。 頭が下がるなー さて、内容だが 私は荻原さんにこういうミステリーものを望まないなー。 今の世相から言って、「死」を題材にするのは避けたい。 どちらかと言うと「メリーゴーランド」や「ユニバーサル広告社」のような、本当に心の底から笑わせてくれるものをこの著者に望みます。萩原さんだけですからそういうのを書けるのは。 そうこういいながら、 この本面白いですよ。決して外れではない。荻原さんの本に外れはありませんから。 最後は、 「へー、そうか、そんな仕掛けがあったんだー、凄いなー」 「でも、悲しいなー、辛いなー」 そんな内容です。 ■お薦め度:★★★☆☆ | ||||
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一応ミステリーのカテゴリーに入るだろうと思われる本書は、いままでの著者の諸作品とは異なり、荻原流のユーモアを極力おさえた、シリアスな作品である。 舞台は奥多摩の東京霊長類研究センター。ここで、“バースディ・プロジェクト”と呼ばれる類人猿の言語習得の研究がおこなわれていた。対象は‘バースディ’という名の3才のオスのボノボ(ピグミーチンパンジー)、この物語の主役である。彼は高い知能を持っており、学習と実験により今では特別製のキーボードを使って人間と簡単な会話が出来るほどになっていた。 生真面目で研究熱心、‘バースディ’に対しても肉親の情をもって接する田中は、1年前、前任の助教授が自殺して以来、あとを継いで主任研究員をしていた。彼は4月のある夜、恋人であり、研究スタッフの大学院生、由紀にプロポーズする。しかし、前向きな返事を告げた彼女は、なぜかその夜のうちに研究所の5階から墜落死してしまう。自殺か、事故か、あるいは殺人か・・・。唯一の目撃者は‘バースディ’。田中は、ショックで打ちのめされながらも、彼女の死の真相を突き止めるべく、‘バースディ’から目撃証言を得るために必死の<会話>を試みる。 そうしたなか、ある財団法人からの多額の研究寄付金が教授らによって不正に運用されている疑いが明らかになり、彼女にも何らかの関わりがあって、さらには1年前の助教授の自殺にもその影が見え隠れしてくる。 彼女はなぜ死んだのか? がメインテーマの本書だが、主役をつとめる‘バースディ’も忘れてはならない存在である。実験とはいうものの、田中たちと親子のような交流をする姿。風邪をひきながらも必死に田中との<会話>を試みる姿。教授らによる不正揉み消しの圧力から身を挺して田中を守る姿。そのけなげな姿は重苦しくなりがちなテーマの物語にセンチメンタルなやわらかさを与えている。 | ||||
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いつもの荻原流のパンチに欠けるきがする。 お得意のユーモアーは全く今回はなしで、ひたすらミステリータッチなんだな。 相変わらず文章のセンスは抜群にうまいのだけど、いままでの荻原作品と比べるとつまらなかったかな。 いつもは一揆に読み進めてしまう荻原作品ですが、今回は随分と時間が掛かってしまいました。 彼女の自殺の動機が今ひとつ甘い気がする。何も死ななくても?と思うのですが。。 | ||||
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ミステリー? ラブストーリー? なんか中途半端な気がしました。 でも、切ないエンディングはGOOD! 昔(17年ぐらいかな)に読んだマイクル・クライトンの「失われた黄金都市」を思い出してしまった。エミリー(だったと思う)という手話が出来るゴリラが出てきたなぁ。面白くなかったが映画化もされた。確か題名は「コンゴ」。 | ||||
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自殺した恋人・・・。死の謎はサルだけが知っている。動物研究をするある施設で、女学生が謎の自殺を遂げた。恋人の自殺の真実を目撃したのは一匹の猿。その猿は言葉を理解する猿として研究され、記憶能力も高い。彼女の恋人である研究員はその猿の記憶を手がかりに、恋人の死の真実に近づいていくというサスペンス。“猿の記憶”から真実を導き出していくという一風変わった作品だけに、評価も分かれると思います。私としてはなじめなかったという印象でした。タイトルからラストの展開がわかってしまうのもちょっとなぁ・・・。真実もラストの展開も悲しい気持ちにしかなれないのが痛かったです。 | ||||
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彼女には死ななければならない訳があったのか?彼女の死の真相を知るのは、人と会話の出来るサルのバースディだけ。真はバースディから真実を聞き出そうとするが・・・。 実験用の動物だが、真はバースディをそうは扱わなかった。人とサルとの不思議な交流。その信頼関係はほほえましい。一人の女性の死は、真を初め多くの関係者に衝撃を与えた。真実はバースディだけが知っている。バースディは何を語ってくれるのか?しだいに明らかになる真実。真の知らなかった事実が次々に出てくる。そしてバースディの未来は?読みやすく一気に読んだが、後半の展開がやや不満だった。それが彼女の死の真相だとはちょっと納得できない。ラストも感動的なはずなのだけれど、あまり感動できなかった。ちょっと作りすぎているような感じがした。 | ||||
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