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ダナスの幻影
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ダナスの幻影の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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吉川英梨の本の中では、異色な作品かも 吉川英梨≒警察小説のイメージが私の中では強く、本作のような女のドロドロした物語も楽しめました 読後は女の性は男次第&状況次第で変わるんだな&女は強く怖いなと思う小説でした 遅れてきた吉川英梨ファンで文庫になって無い本作をやっと購入出来て良かったです | ||||
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目黒の高級住宅地に建設された「サン・クレメンテ自由が丘」。 城壁、十メートル置きに設置された防犯カメラ、24時間体制の警備員 外部の人間は住民の招待がなければ、その敷地に一歩足りとも 足を踏み入れることが出来ない「安全の要塞」。 この中で繰り広げられるセレブ妻たちの嫉妬、妬み、中傷、不倫…。 主人公、藤堂玲花は誰から見ても欲しいもの全てを兼ね備えた ミセス・パーフェクトの称号を持つ美貌の持ち主でもあるが 決して知られてはならない過去を抱え、その虚飾が 当時、肉体関係にあった高校時代の教師、辻沢との 再会によって剥がされ、崩壊していく。 警察官僚で厳格な父親を持ち徹底した管理の中で 育った玲花には普通にある筈の感情が欠落していて それが辻沢との関わりの中で初めて生きていることを 実感していく。 そして辻沢も「本気にならない人生で満足、その満足すら 知らない人生を最高だ」と思っている人間で そうなってしまったのには母親との関係が背景にあり 心に真逆の闇を抱えた二人が求め合うのが 分かるような気がします。 虚飾が剥がされ、自ら崩壊への道を選び 壊れ、変貌していく玲花と彼女を取り巻くセレブ妻たちの 欲望と悪意に潜む腹黒さ、それに加え度々出てくる 愛の無い生々しい性描写は読んでいて 決して心地いいものではないのですが 先が気になって読み進めてしまう 飽きさせないストーリー展開でした。 | ||||
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