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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全458件 161~180 9/23ページ
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この作品は、新本格化の雄である綾辻行人のデビュー作であり、新本格化の金字塔ともなっている作品である。それくらい完成度が高い。 異才の建築家、中村青司が離れ小島に建てた通称「十角館」において、青司、その妻、使用人家族が殺されるという痛ましい事件が起こる。 その一年後、「十角館」に招待された大学ミステリークラブの7人の登場人物が物理的に遮断された孤島の館で次々と殺されていく。司直の助けは一切期待できず、登場人物は自らの手で謎を解明しなければならない。この設定は、アガサ・クリステ ィの「そして誰もいなくなった」と同じものであり、「そして~」が好きな読者は本作品は読む価値があると思う。 本作品では叙述トリックが使われており、私はレビューでこのことを知った。 トリックや伏線の張り方はよくできているのだが、事前に叙述トリックと知っていたおかげで、ハードルがかなり上がってしまい、真相解明に至ってもあまり驚かなかった。完成度が高い作品なのに星が四つなのはそのせいである。 少し脇道に逸れるが、横溝正史の「夜歩く」は、叙述トリックの使用を知らなかったおかげで、読了後はかなりの衝撃を受けた。やはり、叙述トリックというのは最後まで伏せておかねば効果が薄い。 「十角館の殺人」をじゅうぶんに楽しみたいと思えば、私を含め、レビューは一切読まないほうがいい。 | ||||
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普段あまり本を読まないのですがそれでも入り込めました。 | ||||
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さすが長年、金字塔と呼ばれる作品です。 まぁこの作品を読んだ人は誰しもが言うであろうテンプレート「ラスト間際の一文」で全てが明かされる驚き。 是非味わってみてください。 | ||||
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途中から犯人のことを分かった気がしたのに、裏切られました。アガサ・クリスティのそして誰もいなくなったが私を惑わせたのか…面白いトリックだった、大人気なわけだ! | ||||
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肝心なトリックが最も脆弱に思えるが、その綱渡り的な感覚さえも織り込んだのかもしれない。孤島もの、著名な探偵小説の作家たち、有名ミステリーのオマージュ、スケープゴートとミスディレクション、物語の視点移動などがミステリー感を際立たせる。 最初は、犯人の意外性に驚き、動機に同情しつつも、どこかやるせない思いを持ちながら読み終える。そして、読み飛ばした箇所に戻り、読み直す。「そうか、そう書いているのか」と呟く。 再読時は、犯人の視点がわかるため、倒叙ミステリーして楽しめる。再読した時の方が、犯罪そのものの危うさを感じながら読める分、スリリングかもしれない。このままでは、犯罪が露呈してしまう、ああ、バレる、そこには関わらない方がいいのに、などと犯人に感情移入しながら読むことになるからだ。 結末がわかっているミステリーは再読することは滅多にないのだが、なぜかこの作品は再読し、初読の時とは別のドキドキを感じた。それが、名作の名作である所以なのだろうか。 | ||||
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ミステリーとしてはあっさり目だが、何よりも素晴らしいのが作中の叙述トリック 不自然さのない文章に、真正面から仕込んであるので後半での驚きに拍車がかかる 本格ミステリ好きには物足りないかもしれないが、読む価値はある | ||||
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本作「十角館の殺人」の冒頭で著者の綾辻行人氏が「敬愛すべき全ての先達に捧ぐ」と述べています。 先達とは、「明智小五郎シリーズ」の江戸川乱歩氏や、 「金田一耕助シリーズ」の横溝正史氏を念頭に置いているのでしょうね。 本書は講談社から昭和62年に刊行され、新本格派の先駆けとされた推理小説です。 前記の二氏も著者も学識のある推理作家です。 「どうあがいてみたところで、しょせん人は人、神にはなれない」・・ 「法を超えての裁き」・・深い本格派の推理小説ですね。秀作です。72歳福岡在住 | ||||
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いろいろレビューがありますが、作者と同年代の海外推理小説オタクでないと、あの一文の衝撃は分からないんだなぁ、と思いました あ、私はすごい衝撃受けましたよ | ||||
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十数年前に初めて読んだ時の衝撃が忘れられず、電子書籍版でも購入しました。 久しぶりに読み返しましたが、やはり面白いです。 新本格の走りと言われるだけあって、ミステリーとしてもしっかりとした作品です。 綾辻さんの館シリーズは全て読んでいますが本作品が1番好きです。 | ||||
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人生に時間は限られており、一生の間に読める本の数は限られている。従ってつまらない本を読んでいる暇はない。 その尺度で考えても、広くお薦めできる。やや強引な設定はある。登場人物の発言を通じて著者自身も、一定部分その点を自認しているようにも思われる。 しかし、この作品のドンデン返しの秀逸さは、多少のアラなど全く問題にしないレベルだろう。 ミステリーは「謎」を楽しむものだから、その謎解きの衝撃と、フェアに示された伏線が評価の主軸だという考え方に立てば超一級の作品と、断言できよう。 リアリティ偏重の、自然な「ミステリーもどき」と一線を画し、「新本格」という推理小説の原点回帰の潮流を産んだ作品だという事実も十分に頷ける。 それにしても、これがデビュー作だというのも驚くべきことだ。 | ||||
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ミステリーを読んでいて、時が止まるような一文に出会ったのは初めての経験。思わず、「えっ!?」と声も出た。その瞬間だけで星5つ。 ラストが「おろ…」って感じたので星4つ。 読んで損はない。 | ||||
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何度も何度も色々な所でおもしろいと拝見して今更完読。 斬新なトリックでしたが、期待が大きかっただけになぜか物足りなく感じました。 前情報無しでこの物語と出会っていればもっと楽しめたのかもしれません。 | ||||
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漫画版で興味を持ち、原作に挑戦した。 本格ミステリは初めてだったのでとりあえずどんどん読み進めたが、終盤で何かしら読み間違えていただろうかと思ったら、それが本作品の仕掛けだったとは。それを知った上で何度も読み返す楽しさがある。 確かに、この作品を漫画化するのは困難ではないかと思われる。9月末発売の最新号であの人物が登場するはずだが、さてどのように演出されるのか、楽しみができた。 | ||||
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初めから最後まで楽しめます。 途中の中だるみがなく、名作です。 | ||||
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トリックは秀逸である。もっとも、作者自身が登場人物達に語らせているように、昨今の科学捜査により崩されそうなものである(ただし、作者は「警察は無能ではない」と語らせながら、終始無能な立ち回りをさせていたため、探偵以外は辿り付けない) しかし、全てにおいて動機が弱い。人が人を殺める理由をもっと丁寧に書いて欲しかった。そこがマイナス1だった。 | ||||
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多少早い段階で予想はできたが、詳細に至るまでよく考えられている。 ただ簡単に若者を殺しすぎの感は否めない。 | ||||
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名作は一度は読んでみようと購入しました! 本ならではのトリックに引っかかりました! | ||||
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最後の一行の衝撃が名高いミステリー小説を遅ればせながら読了。 無人島に集まった大学生が次々に殺されていくというクローズドサークルの物語。全くトリックを見破れない僕は、ミスリードされ続け、予定通りに最後のどんでん返しにやられました。 先日読んだ江戸川乱歩の「孤島の鬼」は奇妙な変態小説ですが(それはそれで面白い)、こちらはスッキリとした後味でした。 | ||||
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読み進めて、最後の一行でのどんでん返しが真骨頂でした | ||||
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サスペンスはあまり読んだことがないんだけど、まぁ普通に面白かった。 ストーリーの所々に時代が反映されててまた別の面で面白かったです。 | ||||
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