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十角館の殺人



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十角館の殺人の評価: 3.76/5点 レビュー 713件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全458件 441~458 23/23ページ
No.18:
(4pt)

脳は錯覚する

綾辻行人氏のデビュー作。氏が大学4年に身体を壊し、就職活動どころでなくなってしまって留年を決め込んでしまい、本作で初ミステリーに挑戦して新人賞に応募したのがデビューのきっかけだ。私も全く同感だが、書き出しに出てくる日本の『社会派』ミステリーのリアリズムにはほとほとうんざりである。本作の第一の特徴は登場人物に氏の敬愛するミステリー作家たちの名前が使われていることだ。『本格派』ミステリー作家たちの名前を登場人物に借用して、本格派のミステリーを書くという氏の信条が良く出ていておもしろい。脳は錯覚する。それがこの素晴らしいデビュー作のキーワードだろう。『本格派』ミステリー作家たちの名前を登場人物に借用して、本格派のミステリーを書くということを見事に成功した素晴らしきデビュー作だ。
十角館の殺人 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.17:
(4pt)

小説ならでは

 孤島と本土、2つの場面が交互に進行するので、ダレることなく読みやすいです。どうせ死んでゆく捨て駒キャラだからなのか、孤島の登場人物たちは全般的にやや人間味が薄いなと感じました。特に、初めのほうで死ぬキャラは。 映画化不能な、小説ならではの叙述トリックを満喫するには好適の一冊だと言えます。良い悪いは別にして、本書の魅力はその一点に集中しています。
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4061849794
No.16:
(5pt)

名作

作者のデビュー作だったと思います.内容は素晴らしいです.私はこの作品を読んでから近年のミステリーに興味を持つようになり、以後著者の他の作品も読むようになりましたが、基本的なテーマのおもしろさなど他の作品と比べても劣る要素は何もないと思います.
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4061849794
No.15:
(5pt)

すばらしい!

 読後の感想は、まさに、この一言です。「霧越邸・・・」で、非日常的な設定が面白くて、氏の館シリーズに興味を持ちました。 デビュー作だけあって、文章力は、「霧越邸・・・」を読んだ直後でもあり、平易なものを感じますが、本格ミステリーとしては、素晴らしいです。 氏の、ホラー系しか、知らない方には、是非、読んで頂きたいです。
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4061849794
No.14:
(4pt)

策略

冒頭から既に罠が仕掛けられている傑作。極めて技巧的で読者を見事に撹乱させることに成功している。また、デビュー作のこの作品から後々のホラー的なスタイルの芽がちらほらと見えている。単なる「謎解き」に飽きている人! これを読みなさい。
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4061849794
No.13:
(5pt)

衝撃でした

 綾辻氏の作品を呼んだのはこれが最初でした。ずいぶん前の話になってしまうのですが。とにかく、今まで「こんな本があったらいいな」と思っていたものが形になった!推理研究会のニックネーム付けなんて、内輪受けでしかない楽しみではあるが、このころの年代ってこういうつけ方がとても楽しかったりするのだよね。綾辻氏は、ほかの作家と違って、トリックを「対読者」にむけて書いている。これも、本でしか味わえない醍醐味だろう。犯人を読者にわからせる演出の妙には恐れ入る。この演出のにくさは彼の真骨頂である。(「時計館」しかり)舞台の演出家っぽい見せ方なのだ。舞台にはできないけど・・・設定、トリック、すべてに斬新で「本格」。海外推理ものを読んできた人だなあ、と思いました!!。小説にロマンティシズムがある。クリスティの「そしてだれもいなくなった」に倣った作品ではあるが、日本でしか読めない小説だと思います。残酷な青春小説という気もする。
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4061849794
No.12:
(4pt)

本格派らしいが

ミステリーは自分で犯人を捜しながら読むという方。綾辻はそれにふさわしいと思う。ロジックは明瞭であるから純粋にトリックを推理できる。コアな読者にはネタバレの可能性も否めないがそれがフェアというもの。綾辻の駒のような登場人物は狂気的な殺人事件には適している。まず、原型であるアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を読んでおくのがよいと思う。
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No.11:
(5pt)

驚愕の・・・

この1冊で私は綾辻氏の小説にはまりました。たったのたったの一言で、こんなに読者を驚かせ、唖然とさせる言葉力!!思わず、ページをめくり返してしまう…そんな一冊。敬服…繰り返し繰り返し読んでもやはり、この一言には震えてしまいます。
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No.10:
(5pt)

本格派初体験にも満足

実を言うと本格派ミステリーを読むのは初めてですが、文章も平易で読みやすく、テンポもよく楽しめました。綾辻行人をまた読んでみたいな思わせる作品でした。本格派ミステリーを読んだことない人も読んでみるといいかもしれません。本格派は難しいといった誤解が解けるかもしれません。
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4061849794
No.9:
(4pt)

純粋におもしろい

「そして誰もいなくなった」のパクリかと思い、あまり期待しないで読みましたが、見事に裏切られました。テンポがよく、最後まで一気に読んでしまいました。次は誰?どうやって?犯人はなんとなく、最初の方で「こいつだ!」と感じたんですが、最後までトリックがわからず、楽しみながら読みました。(いろいろ考えたトリックが全部外れてました。)推理小説が好きな方なら純粋に楽しめる作品だと思います。
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4061849794
No.8:
(5pt)

いじらしくて。。。

説明不要の現代ミステリの金字塔。何よりもあの「たった一行」に遭遇するや、たちどころに全編読み返させられてしまう強力な’仕掛け’に圧倒されます。綾辻行人、万歳!!しかし、個人的には私はこの犯人が愛しくてたまらないのです。そこが好きなのです。とにかくいじらしい程に必死で(やってることは殺人ですが)、可哀想で、読み返すと胸が熱くなるのでした。そんな風にも読んで欲しい作品です。
十角館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.7:
(5pt)

秀逸なトリックに脱帽

ちょっと自慢話をする。この物語を読みながら「犯人」が本編に登場した瞬間に、「こやつが犯人だ!」と直感した。犯人がアリバイ工作に使った「ある物」のトリックも見破った!犯行動機を臭わす記述にも気がついた!そこまでは完璧な推理だった。しかし・・・、自慢話はここまで。犯人が、動機や犯行経緯を独白する章の、直前に書かれた1行。このたった1行で私の推理と自信は、見事に打ち砕かれてしまった!私のつたない推理でも「犯人」は見事に当たっていたのだが、犯行の一部始終はまるで的はずれ・・・。「その1行」に仕掛けられた叙述トリックは「お見事!」と言うほかなく、このアイディアを思いついた作者に心からの賛辞を贈る。こうした、作者が仕掛けた叙述的トリックを用いた小説では、ドラマや映像化が不可能な作品がいくつもあるが、これもそのひとつだろう。これからお読みになる方、お気をつけあれ・・・
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4061849794
No.6:
(5pt)

私の記念すべき作品

ストーリーがアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」に似ていたので読んでみた。情景描写がこまやかで、頭の中で映像化しやすかった。 私が本格推理小説の世界に入り込むきっかけとなった作品。
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406181320X
No.5:
(5pt)

ミステリファン必見の作

孤島に集まったミステリ同好会。迎えの船が来るのはまだ数日後。いわくつきの館で1人、また1人と死んでいく。 この作品は、ミステリ好きにはたまらない要素がたくさん散りばめられています。 設定は、「そして誰もいなくなった」。 動機は復讐。 そして、登場人物は、アガサ、エラリー、カーなど、往年のミステリの巨匠のニックネームで呼ばれていること。 このうえなく贅沢な作品で、息もつけないまま一気に読んでしまいました。
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No.4:
(5pt)

新本格を語るには外せない一冊

綾辻行人氏のデビュー作。つまり新本格ムーブメントはこの作品から生まれたのだ。確かに新本格の誕生を告げるにふさわしい傑作だ。最初の数ページは、青春小説調の「くさい」せりふ回しや、ぶっ飛んだネーミングが鼻につくかも知れないが、我慢して読んで欲しい。最後には必ず綾辻氏の仕掛けに打ちのめされるはずだ。大分県出身で、この小説の舞台になる島を実際に知っている僕としては、このような惨劇があのT島で起きて欲しくないのだが…この話しを読んでしまった以上二度とあの島でキャンプはできない。ああ、なんて話しを書いてくれたんだ!
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No.3:
(4pt)

続き物が好きな人に特にお勧め!

綾辻行人の代表的作品、館シリーズの第一作目。登場するキャラクターの描写が巧妙で読み手を飽きさせない内容。本格推理小説ファンには少々物足りないかもしれないが、純粋に楽しめ、万人にお勧めできる。 とにかく、一度読み出したら止まらなくなるテンポの良い展開を一度体験して欲しい。
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4061849794
No.2:
(5pt)

すばらしいトリック!

綾辻行人の小説はなんと言ってもトリックが最高です。これはその中でもかなりすばらしいできだと思います。人間が描けてないと言う批評もあるようですが、そんな茶々を吹き飛ばすくらい面白いです。トリックはすごいです。 一冊読むと次々と読んでしまうでしょう。
十角館の殺人 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.1:
(5pt)

鮮烈なデビュー作

無人島にある十角館という別荘で大学のミステリーサークルが合宿を行うことになったが、そこは半年前に殺人事件が起きた曰くつきの場所だった。 やがて起きる惨劇。一体犯人は・・・。「新本格派」と呼ばれる綾辻行人のデビュー作だ。初めて読んだときは、その舞台・設定の妙に魅了された。2度目に読んだときには、日本のミステリは1つ次のレベルに到達したんだ、と確信した。 3度目に読んで、繰り返し読んでも色褪せない作品だと感じた。 もちろん、粗さや強引さもあるが、それらを含めても日本のミステリーに大きな影響を与えた作品だと思う。
十角館の殺人 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794

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