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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全447件 261~280 14/23ページ
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10数年ぶりに読んでみた。 久しぶりなのでかなり忘れていた。 以前は結構衝撃受けた記憶があるが、やはり2回目なのか余り衝撃を受けなかった。 あと、文章が稚拙な気がする。 。 | ||||
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巧みな視点変更で常にほどよい緊張感が続き、十分読み応えがありました。 そうきたかー!と口に出てしまいそうでした。 | ||||
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ミステリはほとんど読みませんが、これは初心者でも読みやすい一冊です。 最後のあっと驚かされる「一行」も印象的ですが、物語が動き出す中盤からは展開が気になりすぎてどんどん読み進めてしまいました! 多くのミスリードに誘われ、中盤の勢いもあり、事件の答えは大変印象に残ります。 ただ、謎を解くぞと意気込んでいたのですが、最後の答えにはどんな伏線を考えても行き着かなかったよなあと思い、星を一つ減らしました。 しかし!一小説として完成されたものであり、大変満足です! | ||||
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「綾辻以後」という言葉が出来るほど氏は素晴らしい作家だ。 私のミステリ好きも紛れも無くこの「館」シリーズから始まった。 しかしこの「十角館の殺人」は、文字通り、本格と新本格を結ぶ架け橋となった作品、と捉えるのが正しいのではないか。 このトリックは、それまで本格に親しんできた人ほど衝撃を受けるのではないだろうか。 氏の才能がさらなる爆発を起こすのは三作目「迷路館」以降ではないかと思っている。 だから、この一作目からこのシリーズを読み通すのならそれが理想だが、もし「十角館」がイマイチだと思った人や、 何となく期待出来ないと思っているような人は、(二作目「水車館」も私は大好きだが)三作目「迷路館の殺人」をせめて読んでもらいたい。 「館」シリーズは順番通りに読むことが望ましいが、そこまでなら一応問題は無い。 一作目が合わなかったからといって見切りをつけてしまうには、余りにも余りにももったいない。 ちなみに自分はミステリ初心者で五作目「時計館の殺人」から読んで(駄目な例だが)、それまでの推理小説というものの概念が爆破された口だが、本格マインドを持たない初心者の場合、この「十角館」に遡ってくることで、綾辻氏がどんな構造的な革命を起こしたか判るはずだ。 | ||||
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最後の一行に衝撃を受ける、との煽り文句に興味を引かれて手に取った読者がどれほどいるのか。その煽り文句通りの感想は得られなかった。しかし、この十角館殺人事件をめぐるトリックには唸らされた。探偵役の推理に反してみたり、『そして誰もいなくなった』などの古典ミステリのトリックを思いつく限り当てはめて、謎解きに躍起になった。ミステリ慣れした読者はトリックの真実をみてしまえば拍子抜けするかもしれない。真犯人まであと一歩のところまで察した読者にしてみると、もっと複雑なトリックではなかったのかと肩の力が抜けたことだろう。結末はいささか感傷的過ぎた。しかし、1987年発表の本作以降、日本で「新本格ミステリ」という潮流が現れたことをかんがみると、謎の詰めが甘いといって批判することは避けるべきである。近年の綾辻作品に比べてしまえばミステリ技巧の甘さは否定できない。偶然性に左右されるトリックは読者にたいしてアンフェアである。そうは言えども、この作品の要である、真犯人が自らの姿をくらましたトリックの面白さは揺らぐものではない。 | ||||
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この作品が私にとっての初めての綾辻作品でしたが、読みやすい上に面白くて買ってよかったと思いました。 近頃ではあまり見ない、離島での殺人事件という設定や世界観が魅力的すぎてすぐに引き込まれていきました。 またキャラもたっておりそれぞれ魅力的です。(個人的にはエラリイが好きです) 本土での動きがあるのも面白かったです。トリックも面白いですし、犯人がわかった時は心底驚きました。(犯人がだれか推理をせずに読んだおかげもありますが) ただほかの方もおっしゃるように、登場人物の心理描写が明らかに少なくキャラにあまり共感できません。(魅力的ではありますが) あとキャラの描写が主要キャラ以外雑なんですよね・・・・そこが丁寧じゃないと誰が死ぬかわかってしまうし名前も覚えられない・・・ 正直名前覚えていないキャラも結構います・・・ また犯人の彼女の死因である急性アルコール中毒も、このメンツがそんなことするか?しかもそれを一人以外全員が忘れているなんてありうるのか?という疑問が浮かびました。結局彼女が死んだ日の直接的な描写はなく、悪いのは誰なのか、その日具体的に何があったのかわかりませんでした。ページ数の問題なのかもしれませんが、いまだにそこが引っ掛かってモヤモヤしています。 それと、やはり犯人のその後が気になります。復讐を遂げて何を得たのか、あるいは何も得なかったのか、そしてどうなったのか もう少し描写があってもいいと思いました。 話自体は面白く、ページをめくる手が止まりませんでしたが読者にページ不足を感じさせるのはどうかと思いました。 そして終わりがなんかすっきりしない感じではあります。 しかし、何回も言ってしつこいですがやはり面白いので館シリーズは読破しようと思いました! | ||||
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普段、あまり推理小説を読まない私ですが、ネットでのおすすめ評価を見て手に取りました。 言い回しが素晴らしいとか、臨場感があるとか、そういった風にはあまり感じませんでしたが、引き込まれる作品である事は間違いないです。読み始めてから三時間半、ぶっ通しで読み切りました。 作者様が意図的に設けてあるミスリードに、一々引っかかりながらも読み進み、終盤。一言で全てが覆される、と評価にありましたが、まさにその通り。 二度見しました。それで数秒固まった後、ああ!やられた!と思いました。 小難しい事は置いておいて、素直に面白いです。一読の価値あり。 | ||||
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お見事としか言いようがない。 たった一言で、どんでん返しされ。鳥肌が止まらなかった。 普段ミステリーはあまり読まないのですが、この本を読んで他のミステリー系の作品にも手をだしてみようと思いました。 | ||||
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ミステリを成立させるために構築した人工的な設定が見事に嵌った会心の一作です。新装改訂版にて再読いたしましたが、刊行当時の新本格の息吹が色あせることなく瑞々しく感じられました。 一方で、最新の奇面館の殺人では明らかに退化しており、寂しい限りです。 | ||||
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特段、小説好きでもないのですが「これぞミステリーって感じのミステリー小説を読んでみたい」と思い立ち、何が良いかと調べた結果これを読みました。結果としてこれを選んでよかったです。今は館シリーズを中心に綾辻行人の作品を読んでいます。ミステリー小説にハマるきっかけになった作品です。 | ||||
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スマートでなおかつアッと言わされるような展開で、ミステリのお手本のような作品。必ずしも本筋と関係ないかもしれないが、登場人物どうしで交わされる推理小説論も興味深い。 | ||||
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読み止まらなく徹夜してしまいました。私は推理小説に興味を持ちました。お勧めします。 | ||||
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まったく問題ありません。私 妻と回し読みしました。面白かったですよ。 | ||||
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私は元々ミステリーが好きで、特にクリスティー作品が好きなのですが、この本を読んで(ちなみに綾辻作品ははじめてです)トリックのフェアかアンフェアかで賛否真っ二つに分かれた「アクロイド殺し」のトリックをはじめて読んだ時のような衝撃を受けました。このトリックを知った時の衝撃の大きさこそがミステリーの醍醐味だと思いますので、ミステリーに物語の設定の現実性や深い動機付けを求めるのはあまり意味がないと思います。それを求めてしまうとドイルやクリスティーの作品すら成り立たなくなります。そういう意味ではこの作品は素晴らしいと思いますし、トリックを知った人は、たぶん全員が本を落としそうな衝撃を受け、前のページを繰り返し見たくなります。ネタバレするので詳しくは書きませんが、この作品を映像化するのは無理です(笑)あと、綾辻さんの書く文章も独特の神秘的な雰囲気が出てて、読みやすくていいですね。真相改訂版になって表紙もカッコいいし、自信をもっておすすめできる作品です。次は評判の高い「時計館の殺人」に行きたいところですが、順番通りに読んだほうがいいらしいので悩みます・・・あと、ここのレビューで思いっきりネタバレしてるものがあるのですが、正直ここに書くべきではありませんし、初見の人は絶対に見ないようにしましょう。 私は断然フェアな作品だと思いますが、どうでしょうか? | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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推薦したいです。 随分昔の作品ですが 今更読んで、小説ならではの魅力に衝撃を受けました。 渾名で呼び合う等、普通はないでしょという設定ではありますが 島でのパートと、島以外のメンバーでの推理パートが交錯して先が気になり 最後の3人になっても私は犯人を推理できませんでした。 そこで、あの1行! 他の方も書いているように動機が陳腐だったりしますが 結局ほぼ完全犯罪となり、自首したと思われるのも犯人の良心によるもの…といった余韻のあるラストも 良かったです。部屋を暗くして読むと怖い小説でもありました。 行間や想像力を使う小説ならではの魅力があり ミステリー作品として珠玉の名作と感じました。 | ||||
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僕は推理小説を余り読んだことのないが、このトリックはフェアではないと感じた。 確かに、あの一行を読んで「どういうこと!?」と驚いたし、その発想はすごいと思う。 けれど結局、そのトリックは、実は犯人だけが持っている道具(手段)があるから可能なトリックだったのであって、それらの道具が示されてなかったのはアンフェアではないだろうか。 さらに言うなら、この話の構成なら別に漁師の息子が犯人でも構わないだろう。船を運転できて、日中は本土か隠し通路にいたと。動機付けなら、例えば実は千織と漁師の息子は港で出会って恋仲だったでもいい。それで彼女から隠し通路の存在を聞いていたとか、本館の焼け跡からマスターキーを拾っていた、でもおかしくはない。やや強引ではあるが、どのみち犯人が明かされてから犯人だけが持つ特別な道具と犯行の動機(犯人と千織の関係)が唐突に明かされているわけだから、推理の上で差異はない。 とにかく、例の一行はすごいが、トリック面で不満が残った。 さらに、新本格の祖と言われ、館や密室も出てくるのに、それがトリックに関係ないのも如何なものかなと思う。こちらはそういったものを期待していたのだが。 | ||||
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皆様の批判は、確かに正しいと思います。いわゆる、人物が描けていない、動機が弱い、トリックがちょっと…等々。昔から言われていることです。しかし、そうした欠点を補って余りある、かけがえのない喜びを、私は味わうことができました。すなわち、「見事に騙されて、最後に驚愕することが出来る」、というものです。 これが味わいたくてミステリを読んでいる私は、たまにこういう作品に出会えると、舞い上がってしまいます。この「十角館」は、初めて読んだ綾辻作品で、読んだのは何年か前ですが、素晴らしく驚愕することが出来ました。そう、「あの一行」にです。「あの一行」で、この作品の欠点はすべて吹き飛びました。 もう何と言うか、こんな素晴らしいトリックで騙してくれて有難うございました、感涙に咽んでおります、としか言いようがありません。驚けなかった方々には申し訳ないのですが、こういうものは楽しんだ者勝ちです(失礼)。綾辻さんのミステリの特徴として、騙されれば騙されるほど嬉しい、という何かがあるように思います。 レビュアーの皆様の言う通り、出来るだけ事前情報なしに、先入観を持たずに、「どれどれ」みたいな軽い気持ちでこの本を手に取ることをお勧めします。それと、ご注意申し上げたいのは、綾辻作品というのは、リアリズムよりもファンタジー色のほうが濃い、ということです。人によって好き嫌いの別れる作風だと思います。感想は十人十色だと思いますが、うまくはまって最後に驚くことが出来れば、これほどの喜びはないと思います。 ちなみに私は、これ以降綾辻さんのファンになり、色々と読みましたが、それぞれ工夫が凝らしてあって面白いです。「館」シリーズは、ちょっと純粋推理から離れてしまうものもありますが、すべてに共通するおどろおどろしい雰囲気を楽しめます。「館シリーズ」ではありませんが、「霧越邸殺人事件」が本格としては出色だと思うので、未読の方は試してみてはいかがでしょうか。 | ||||
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アガサやコナンの前に、ここから入っておくと楽々です。お奨めです。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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