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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全135件 61~80 4/7ページ
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「ミステリ史上最大級の驚愕の結末」に期待をして読んだのですが、見事に肩透かしを食らいました。文章も単調で物語に引き込まれるものではなかったです。上記の煽り文句がなければ、半分も読まないうちに閉じていたと思います。本格ミステリではなく、ライトノベルもしくはジュブナイルのような作品。 ちなみに横溝正史の「獄門島」を同時期に読んだのですがこちらの方が、プロット、トリック、意外性、なにより物語に引き込む文章力が段違いで面白かったです。 | ||||
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「そして誰もいなくなった」になぞらえた作品で 「アロイド殺し」を彷彿とさせる記述も一部見られました。 クリスティファンにはたまらない設定で楽しく読み進められます。 ただ、クリスティの本格ミステリから比べると、レベルがちょっと低いかもしれません。 叙述トリックはうまいですよ。でも、動機が弱いのが何とも…。 これだけの殺人を忍耐強くこなしていくには、 どうしてもそうせざるをえない心境・強い復讐心が必要だけれど、それが感じられない。 後付けっぽい。 それに、登場人物たちはいつ殺されるかわからない場所にいるのに単独行動って、 愚の骨頂でしょ。リアリティがないよね。 普通なら、1日3交代でホールに2人ずつ常駐して異変を見張るようにするんじゃないかな。 松葉でも燃せば狼煙になるから、燃やすべきだし。本気度が足りん。 それと本土側の河南・島田コンビ。 庭師の妻にまで会うほどの好奇心や行動力があるなら、 漁船を仕立てて島に行くくらいしそうなのに、漁師に会ってもスルー。 この辺りの展開に、ものすごい違和感がありました。 島に行って手紙を受け取ったメンバーたちと話せば、進展するかもしれないのに。 犯人にとっても、本土から人が来る可能性を考えなかったのかな。 最後のシーンは「そして誰も…」へのオマージュなんでしょうが、 こんな心境になるかなあ。しかもよくわからない相手に対して。 ここもかなり違和感がある。 あと、作品当時の90年代はそういう時代だったのでしょうがないかもしれないけれど タバコを吸う描写が異常に多いことと(まあ、この作品には必要なのでしょう) 女性だけが食事の支度をして当たり前という描写が、 何だかなーという感じを受けました。 | ||||
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動機、トリック、登場人物の心理描写。 3つが揃ってこそミステリーの傑作となり得るのだと思う 3つのいずれもが微妙でとても残念だった ただ噂の一行には確かにぞわっと鳥肌が立ったので、ミステリーというよりホラーなのかも?! | ||||
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新装文庫で読んでください! 十角館の殺人は、何冊かテキストがありますが、文庫で読んだ後で、山下和美の表紙イラストにつられ、こちらも手に入れました。ですが、イラストは表紙のみです。そしてなによりも、本文の組み方が文庫と違う。 ページをめくった時のあの驚きが醍醐味なのに、この本では、そうではないので、絶対に文庫版をお薦めします。 YAエンターテイメント版だからこそ、本文の組み方にも気を配ってほしかったです。 | ||||
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Amazonやネットの評価が高かったので読んでみました。 伏線回収の小説の中ではよくできている方だと思います、が、登場人物の名前が覚えられず、物語の中盤のシーンからこの人は誰だっけ?と読んでいて混乱しました。 そして私が特に疑問に思ったのは千織が亡くなったのはサークルメンバーのせいにして、犯人がサークルメンバーを一方的に恨んでるような描写にしか感じられませんでした。千織の死を、もっと深く描いてくれたらそこまでの犯行をすることを共感できるのに、なんというか、浅くしか感じませんでした。。 衝撃の一言もイマイチ分かりづらかったです。 | ||||
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最近購入して読みました。 あの1行には驚きました。確かに驚いた。でも、、、 疑問点があり過ぎて、素直に感動できませんでした。以下疑問点を書きます。 ーーーーーーー本の内容含んでますので注意ーーーーーーーー ① 6人以外の一切の人間に、守須氏が同行していないと信じ込ませることが可能なのか? 他の方も書いていましたが、これが一番の疑問です。 よしんば、守須氏の親族はいいとしますよ、守須氏自身が細心の注意を払えばいいのだから。 でも他の6人については、二十歳そこらの大学生が1週間の旅行をするのであれば、 普通は親が誰と行くのか?どこに行くのか?って聞きませんかね? もしくは本人から親や友人に話しませんかね? とくにオルフィさんて内気な感じの女性だから親御さんが聞いてこないのかなぁ? 百歩譲って名前までは聞かないとしても、何人で行くかくらい聞きませんかね? そこで7人て答えてたら、生存者一人いるってことになり、大問題になると思うんですけど。 6人全員一人暮らしで、親に連絡しなくても問題にならない環境にいるんでしたっけ? 殺人、かつ、自分は生き残ろうという計画を立てている段階で、こんな、自分でコントロール できない不確定要素に身を委ねるなんて豪胆もしくは楽観的すぎますよ。 ② 軽い脱水状態を意図的に作り出せるなんてできるのか?またその状態での行動力に??? 自分は脱水症状を経験したことがあります。 2時間の資格試験を受験するとき、途中トイレに行けないからと極力水分補給を抑えていたら、 突然、脳が沸騰したように熱くなり意識が遠のいてしまいました。 すぐに持っていた水を飲んだので、昏倒こそ免れましたが、意識朦朧、とてもではないですが、 活発に動くことなどできませんでした。(因みに資格試験は落ちました。) 熱っぽいとか風邪のような症状の前触れなんてなかったです。 意図的に軽い脱水状態を作り出して行動するだけでも無理だと思うのに、人を殺すなんて 無理だと思いますはっきり行って。 火事場の馬鹿力なのか、復讐への執念が成せる技なのか・・・んー共感できないなぁ。 ③最後の二人になったときのエラリイ 中村青司氏が真犯人だという自分の推理を信じ切ってしまったからというのもなくはないのですが。。 (優秀な人ほど自分の考えが正しいと思ったら、他を寄せ付けない性向の持ち主多いですし。) でもねぇ、 5人の被害者が出揃ったとき、エラリイとしては自分が犯人じゃないのは自分が一番 わかっているんだから、自分は探偵。そうなると消去法で殺人犯人はヴァンなのか? って露程も思わないものでしょうか?まして、人が死んでるんですから。 もうそうなったら、殺人犯人の淹れたコーヒーなんか怖くて飲めないと思うんだけどなぁ。 うたた寝って寝ぼけんのもいい加減にしろっての。 ④ 十一角形のコーヒーカップに最初気づかない 正十角形は上下左右対称、十一角形はそうじゃないんだから、さすがに最初の時点で気づきませんか? まして人が死んでいるんですから。穴が開くほど見比べませんかね? なのに角が一つ多いことに気づかないの? ⑤ 身体検査はしないだろうは楽観的すぎないか? これも他の方が書いておられましたが、決定的証拠である毒をもっていながら、 まさか身体検査までは行うまいで片づけていいの? 何度もいいますけど、人死んでるんですよ。そら相互に身体検査くらいするのが、 当然だと思うんですけど。 部屋の中をお互いに公開しないだけでも、それでいいの?って思ったもんですけどね。 ましてヴァンは先に水漏れ部屋を確保してたんでしょ? ということは、部屋決めのとき、ヴァンの部屋は決定で他の人がくじ引きで決めたとか、 全員部屋決めに参加したけどヴァンが真っ先に部屋を指定したってことですよね。 人殺し起こったら、それだけでもなんか怪しくないか?ってなりませんか? そうなると、前乗りも怪しいし、そもそも島貸すよって提案も怪しいし、って。 ヴァンさんもっと疑われる立場じゃないのかなぁ。 それとも部屋決めのとき、偶然雨漏り部屋を引き当てたんですかね?7分の1の確率で。 ということで、文章は読みやすく、あの1行には驚きましたし、こんなすごい文章自分には 何歳になっても書けませんし、まして作者のお若いころのデビュー作とのことですけれども、 でもやっぱり疑問点多すぎてそっちにばかり気をとられてしまいました。 | ||||
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綾辻行人氏の著書は、前置きが長かったり、後から新たな情報やネタが出たり、と言うパターンが多いですね。 確かに無人島に建てられた、いわくありげな館を舞台に連続殺人が…と言うのは目を引きます。 個人的に、半分読んだあたりで、犯人の使う「トリック」が何となく分かってしまったのですが、「流石にこんなトリック使わないだろう」と思ってたら、その通りだった事に落胆。 「館シリーズ」は個人的に好きな方ですが、その他ミステリーを好んで読まれてる方は、途中の「伏線」でトリックが分かると思います。 | ||||
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「どんでん返しのミステリ」とかで検索すると必ずヒットする本作。今さらながら読んだのだが、なぜこんなに高評価なのか全く理解できない。 以下ネタバレ * * * * * 登場人物たちがいきなり変なあだ名で呼び合う不自然な展開から、本名がトリックの一部を成すのだろうという予想はあっさり的中。無人島で孤立した若者たちが1人、また1人と死んでゆくのだが、犯人は夜な夜な、みんなに隠れて本土と孤島を往復してました!・・・って、かなり脱力するオチ。終盤出てくる謎の死体もストーリーの本筋と無関係。犯人の動機が、「大学のサークルのコンパで、急性アル中で恋人が死んだのは、同席した連中のせいだ!」というトンデモな逆恨み。そもそも舞台である館が十角形である必然性なし。 | ||||
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ミステリーにはノックスの十戒と呼ばれる暗黙のルールのようなものがあります。この十戒を私はルールや制限というよりも、作者にとっては作品をよりミステリーらしくするガイドラインであり、読者にとっては作品がミステリーとして楽しめたかどうかのひとつの評価基準と思っています。 この館シリーズに加えAnotherも読んで私が感じた印象は、ホラーであっても決してミステリーではないというものです。 上記の十戒をあえて逸脱したミステリー作品も少なくはありませんが、綾辻作品に関しては逸脱とは呼べる領域ではなく全くの別ジャンルに思えました。 やや抽象的なネタバレとなりますが、綾辻作品は基本的に作品内で終盤になり初めて読者に明かされる情報が数多くあります。 この作品も例外ではなく、読者として登場した人物と与えられた情報から犯人像を絞ると、必然的に犯人が予想の範疇の外側に出ます。そしてこの予想の範疇の外側と言うのは読者にとってはもはや想像の範囲でしかなく考え始めればキリがありません。ミステリーが好きだからこそ、推理も読んでいた時間も非常にバカらしくなりました。 最後に、物語としては纏まっており出来が悪いとは思いません。ですがやはりミステリーとして買うことは到底おすすめできません | ||||
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かねて評価の高いこの作品を、刊行から約30年を経て読んだ。 叙述トリックは評価に値する。 しかし設定に無理がありすぎ、読み終えてバカバカしくなった。 ※※ 以下ネタバレ ※※ 犯人は、犯行を終えた後、こう述懐している。 「島に行く連中に対しては自分も同行すると思わせ、その他一切の人間に対しては、自分は同行せず、島に渡るのは六人だけであると信じさせるよう、細心の注意を払う必要があった。」 「その他一切の人間に対して信じさせる」など無理でしょう?そんなこと。 信じさせたのは、このお話の登場人物に対してだけだ。 こういうのをご都合主義という。 学生が1週間泊りがけの旅行に行くのだ。 「誰と行くのか」家族や友人に話す可能性は十分ある。 その可能性を抜きにして、こんな複雑な計画を立てたわけ? アホらしいにもほどがある。 | ||||
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初めて読んだのは高校の頃でした。 中学の頃に母の本棚にあった海外ミステリーをむさぼるように読んでいて、当然、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』も読んでいました(母はクリスティーファン)。その後、国産ミステリーを読むようになって、比較的始めの頃にこれを読みました。読み終えた瞬間、これは盗作じゃないの?と眉をひそめ、訴えられたりしないの?と心配になったものです。ファーストインプレッションが最悪だったので、その後、綾辻さんの作品は、『人形舘』と『殺人鬼』しか読んでません。 20年ぶりに読み返す機会があったのですが、やっぱりパクリかな…。デビュー作でほぼパクリって…ある意味衝撃的ですね。この作品、数年ごとに出し直してますけど、何回も掘り起こす価値、ありますかね?一度読めば充分ですよ。 今邑彩さんの『そして誰もいなくなる』も読みましたが、こちらは『そして誰もいなくなった』を下敷きにしながら、きちんとオリジナリティーもありますね。パクリというより、オマージュだと思っております。他人のアイディアを使うなら、『十角舘の殺人』より『そして誰もいなくなる』の使い方の方が、好みです。 | ||||
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よーし謎を解いてやるぞ!まずは問題を全部読んでしまおう! と読み進めていたところ とある章の最終行で唐突に犯人が誰かに等しい情報を与えられてしまいました。 私は「作者対読者の知的な遊戯(ゲーム)」がやりたかったのであって 作者の一人遊びを見たいと思っていたわけではありません。 クイズ番組の司会が回答者を無視し 問題文を読み上げた直後に解答文を読み上げるようなものだと思います。 | ||||
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アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を読んだ感想は、これが名作ですか?というものでしたが、この本も、同じ感想を持ちました。 緊迫感はありますが、オチやトラップも弱い。サプライズもない。終盤へどんどん期待が高まり、結局、大して何もなかったという作品です | ||||
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評価の高さに惹かれて読んでみました。キャラクターの描き方、ストーリー展開、トリック全てが雑で、こんな酷いミステリーは久しぶりでした。この作者の著書は二度と手に取ることはないと思います。 | ||||
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今更感はありますが読んでいなかったので新装改訂版で読んでみました。 文章はおもしろいし連続殺人が起こるスリリングな感じと、本島2人の謎解き旅も読者にわかりやすい探偵役のような感じで良かった。 衝撃の一行の煽りも嘘はなく、ページをめくってあの一行だけが出てくるようにした演出もすごく良かった。 ただし、このミステリは読者にフェアではない。 物語の肝である亡くなった女子学生千織と、守須の関係のヒントは全くないし、そもそも守須=ヴァンダインであることのヒントも、タバコの銘柄くらいしかない。 また千織が実は殺されていた、というオチかと思いきや本当に急性アルコール中毒で半分は事故。6人も、しかも残忍に人を殺す動機としては弱いのでは? 驚くことが楽しいミステリファンとしてはとても良かったと思うが、謎を解きたいというような、ミステリを読者対作者と捉えているミステリファンにとってはひどい作品なのでは? | ||||
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とにかくストーリーが薄い キャラを掘り下げるわけでもないし、犯行動機もありきたり トリックありきの作品なんだろうけど、そのトリックにも意外性を感じず・・・ 何でこんなに絶賛されているのかが全然分からなかった | ||||
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評価が高かったので期待しましたが残念な結果に。驚きも何もなかった。 | ||||
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幼稚なゲームの世界を見せられたような作品でした。薄っぺらくて読後に何も残りません。子供向けです。 | ||||
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私は使用するのを待つことができない。 素晴らしい製品をありがとう! ここまでは順調ですね。 後半の恥ずかしい評価、とても良いお店、何かとても気に入っています!これは人々を送信するために買って、売り手の心が好き私は非常に暖かく感じさせる。 私はそれを受け取った後に全体的なテストを行い、それが本当に良いこと、特にそのデザインであることを発見しました。 私は私の友人にお勧めします。 | ||||
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ミステリー・ベストテンのような、素人参加の品定めには必ず、「自分がそれを読んでみて、本当に楽しいと感じたかどうか」でなく、「誰それが激賞した」とか、「古くから内外のベストテンに入っている」からといった、その作品にまつわる情報に従って作品の上下を語る悪弊が強いようですが、これは、その中でも特に酷い例ですね。 まず、この作品が、例えば「霧越亭」のような、綾辻さんの才気溢れる作品の筆頭に挙げられると、本気で考える人がいますか?それから、この作品に後光を与えている「新本格派はここから、始まった」という売り文句については、本作発表当時の「このミステリがすごい」などで、この作品がどれほど酷評されていたか、また推薦者の島田荘司さんが書いている、この本売り出しの裏話などを読んでみることです。 確かにこれは綾辻行人という優れた書き手を世に送り出した作品ではありますが、それは、例えるならば、下手くそなアイドル歌手が大々的なデビュー後に、徐々に歌唱力をつけて大物歌手になったという話と同じなのですよ。 | ||||
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