(短編集)

さよなら神様

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評判

さよなら神様の評価:

4.04/5点 レビュー 48件。 A ランク

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平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 21〜40 2/4ページ
No.44
(2pt)

スッキリはしない。

私は、文章がうまいとか、記述がうまいとか、文学者じゃないし、わかりません。
読んで面白いと感じたかどうかだけです。
その上で、私は好きじゃないです。
そもそも、モヤっとしたまま終わるものが嫌いなので。
読み終わって感じるのは、えー・・?これで終わり?でした。

ラストの❤️マークが無ければ、まだ良かったけど、あれで特にイラっときました。
狙いであるならある意味天才。

記述は主人公の一人称だけど、書かせているのは神様?何様?
主人公が神様に感じたイライラ感が、そのまま読者が作者に感じるイライラ感にリンクするような感じです。

神だの妖怪だの、人外の物が出てくるなら、「虚構推理」や「デスノート」の方がよほど小気味いい。
途中なんてたんに、作者の、神学論を聞いただけな気分。
小気味いいので、どんどん読めるけど、最後に滝壺に落ちる感じ。
ある意味天才。
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.43
(5pt)

読み進めるにつれて心が苦しくなってくる特異な読書体験

麻耶雄嵩の「神様」シリーズ(?)の第2弾である。

例によって連作短編の形をとる。前作「神様ゲーム」を読んだのは3年前、ジュブナイルの形をとったものだが、あの幕引きはかなり衝撃的だった。今回もそういう感じかなぁと読み始めるとちょっと様相が違う。舞台は例によって小学校のとあるクラス、しかし書きっぷりが全然ジュブナイルじゃない。へえ~と思いながら読み進めていくと神様のご神託の通りに突然に事件は終結。そしてまた次の事件が起き・・・という展開。

ジュブナイルじゃない書きっぷりなのが何故なのかは、途中途中にオヤっと思わせる話を挿入しつつ、それは終盤になって明らかにされる、というわけだ。このネタはまあ近年のお約束的なところもあるわけなんですが、そのへんを絡めつつ話はどんどんえげつない状況に陥っていく。

最後のエピローグはともかく、連作の形のエピソードを読み進めるにつれて心が苦しくなってくる。ミステリ小説でこういう感じになるものは珍しいよなあと思いつつ、このあたりが麻耶の真骨頂なのかなと。きっと今後ずっと忘れられない読書体験になったと思う。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.42
(5pt)

読み進めるにつれて心が苦しくなってくる特異な読書体験

麻耶雄嵩の「神様」シリーズ(?)の第2弾である。

例によって連作短編の形をとる。前作「神様ゲーム」を読んだのは3年前、ジュブナイルの形をとったものだが、あの幕引きはかなり衝撃的だった。今回もそういう感じかなぁと読み始めるとちょっと様相が違う。舞台は例によって小学校のとあるクラス、しかし書きっぷりが全然ジュブナイルじゃない。へえ~と思いながら読み進めていくと神様のご神託の通りに突然に事件は終結。そしてまた次の事件が起き・・・という展開。

ジュブナイルじゃない書きっぷりなのが何故なのかは、途中途中にオヤっと思わせる話を挿入しつつ、それは終盤になって明らかにされる、というわけだ。このネタはまあ近年のお約束的なところもあるわけなんですが、そのへんを絡めつつ話はどんどんえげつない状況に陥っていく。

最後のエピローグはともかく、連作の形のエピソードを読み進めるにつれて心が苦しくなってくる。ミステリ小説でこういう感じになるものは珍しいよなあと思いつつ、このあたりが麻耶の真骨頂なのかなと。きっと今後ずっと忘れられない読書体験になったと思う。
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.41
(1pt)

こんな話の何が面白いのでしょうか?

数々のミステリー書評で上位にランクされてるので読んでみました。けれど失敗。こんな話のどこが面白いのでしょうか。

まず、話がみみっちい。一応、連作短編なのですが、どれもこれもどうでもいいような小さなお話です。こんなドラマのどこに魅力があるのでしょう。

しかも、謎解きにもちーとも驚きがない。第三話辺りで主人公の設定にちょっとしたサプライズがありますが、特に本作の質を高めるというわけではありません。

この程度の作品が文春ミステリーの3位や、このミスの2位に来たりするほど、日本のエンターテイメント業界は貧困なのでしょうか。全く解せません。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.40
(5pt)

最後に愛は勝つ(はーとまーく)

これだけでもネタバレですが。

ラブストーリー!!
問答無用の傑作ラブストーリー!!

だれの、どんな愛が、だれに、どう、勝つのか、はともかく。
少なくとも文庫のジャケットから想像される類の愛ではありません。
(わたしは、第一話の記述で、一瞬はそっちを想定しましたが)

ちなみに、このお二人のイケメンは、誰と誰を想定して描かれたんでしょう?いや、わかってるけど。あの人では無いはず。
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.39
(5pt)

前作よりも高い緊張感

前作『神様ゲーム』とは違い、同一舞台での短編の連作となっている『さよなら神様』。
主人公や通う学校は変わっていますが、物語の根幹となる存在である神様・鈴木君はもちろん登場。初めから事件の犯人も動機も、これから起こることすら全てを知るという自称「神様」をどこまで信じるのか、どこまで頼るのか。今作でも事件のたび、主人公はその選択を迫られることになります。

しかし今作での主人公、そしてそれを取りまく登場人物は前作と比べさらにクセが強く(大半が小学生とはとても思えない…)、神様に振り回されるだけでは終わらんとする気概を持っています。互いの人間関係にも感情がからみあい、全体に緊張感がある。
連作が進むにつれ、そうした人間関係の物語も転がっていき、本作全体を貫くストーリーラインが形成されてます。こちらにもちょっとした文章のトリックがあり面白い。

万人向けではないかと思いますが、合えば他のミステリーとはちょっと違った味わいを望める秀作です。
個人的には、とても好き。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.38
(4pt)

踊らされました

子供らしからぬ言動に冷汗をかくも、行動力の限界はしっかりと子供らしいという摩訶不思議ワールドで、自称神様の「答え」に踊らされるキッズをハラハラしながら見守る小説だと思う。
そして、話の結末に私は踊らされた
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.37
(5pt)

無謬なる世界

絶望感に寄り添われ、何とかその日暮らししている輩には心に染みいる、世界観。

広がる世界観で表現されるのは、神の無謬性と、小気味よい後味の悪さ。

読み易くもありながら、麻耶雄嵩らしさが溢れた一冊。
費用対効果は最高か、と。

150頁「常に意地悪く犯人の名を告げるだけ。」
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.36
(5pt)

無謬なる世界

絶望感に寄り添われ、何とかその日暮らししている輩には心に染みいる、世界観。

広がる世界観で表現されるのは、神の無謬性と、小気味よい後味の悪さ。

読み易くもありながら、麻耶雄嵩らしさが溢れた一冊。
費用対効果は最高か、と。

150頁「常に意地悪く犯人の名を告げるだけ。」
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.35
(5pt)

上手いなあ

面白い。摩耶作品は何作か読んでいますが、相変わらず容赦なし。立っている地面がどんどん崩れていくような暗さ。と、思ったら思いがけない逆転。でも、とてもハッピーエンドではないですね。心がザワザワとなりつつ、ページを捲る手が止まりません。文句なく上手いです。とても優秀で人の悪い快作です。
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.34
(5pt)

一つの論文のような読み物です。

麻耶作品の中でも、実験的な要素の強い作品です。冒頭に犯人を名指しするのは神様こと、鈴木君なのですが、他のミステリーで犯人が明かされている倒叙物とは一線も二線も違います。

半ば推理する事を越えて物語は進みます。ジュブナイルのような語り口の主人公ですが、性を超えた語り方、頻繁に見られる大人ですら使わない難しい言い回し、単語などがみられます。

これに苦笑するレヴュワーの方も多いのですが、かえって物語性が低くなり、ミステリーとしての章ごとの形式が際立ちます。

無論、計算に入れた上での事かと思われます。剥き出しになったミステリー、推理小説のテキスト、いや形式に対する挑戦状のように感じます。

最後は成長した主人公にはしごをはずされるわけですが、それも含め作者の意図なのでしょう。

読みものとして評価されても良いですが、"メルカトルかく語りき" とは別のテーマを持つ推理小説の形式や様式に対する作者の意見を、かろうじて保つ物語性によって薄皮一枚被せ、小説として仕上げたように感じました。

犯人がどのように作られるか?

読書の時に作者と対話がされるような
大変興味ある作品です。
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.33
(5pt)

一つの論文のような読み物です。

麻耶作品の中でも、実験的な要素の強い作品です。冒頭に犯人を名指しするのは神様こと、鈴木君なのですが、他のミステリーで犯人が明かされている倒叙物とは一線も二線も違います。

半ば推理する事を越えて物語は進みます。ジュブナイルのような語り口の主人公ですが、性を超えた語り方、頻繁に見られる大人ですら使わない難しい言い回し、単語などがみられます。

これに苦笑するレヴュワーの方も多いのですが、かえって物語性が低くなり、ミステリーとしての章ごとの形式が際立ちます。

無論、計算に入れた上での事かと思われます。剥き出しになったミステリー、推理小説のテキスト、いや形式に対する挑戦状のように感じます。

最後は成長した主人公にはしごをはずされるわけですが、それも含め作者の意図なのでしょう。

読みものとして評価されても良いですが、"メルカトルかく語りき" とは別のテーマを持つ推理小説の形式や様式に対する作者の意見を、かろうじて保つ物語性によって薄皮一枚被せ、小説として仕上げたように感じました。

犯人がどのように作られるか?

読書の時に作者と対話がされるような
大変興味ある作品です。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.32
(5pt)

一番面白い麻耶作品と感じました。

少年少女が皆生き生きと描かれていて好感が持てました。こういう神様に居て欲しいです。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.31
(4pt)

登場人物の名前!

今さらながら読みました
最後のどんでん返しも、ラスト数行の恐らく読者に対する皮肉もよかったですが

何より登場人物の名前です
比土、上林、依那古、桑町、丸山、市部、柘植etc
これは麻耶雄嵩さんの出身地である伊賀市の
伊賀鉄道というローカル線の駅名なんですね

私も伊賀市出身という事で、ストーリーそっちのけでテンションが上がってしまいました笑

ちなみに物語の舞台となっている
吾祇(あぎ)市⇨伊賀(いが)市
吾祇市の隣、丹原(にばら)市⇨名張(なばり)市

↑のように、それぞれ五十音順で1文字
上下ズラして
もじったのでしょう
実際に伊賀市の隣は名張市です

あと、担任の美旗
主人公に惚れていた赤目
これらは名張市に町(駅名)が実在します
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.30
(4pt)

嫌いじゃないです

今作の結末は、前作「神様ゲーム」のモヤモヤ感と対象的に、極めてスッキリしています。作者が、「こうして欲しかったんでしょ?」と言わんばかりに。

語り手である主人公は、ロジックの世界から情の世界に羽ばたいて行きます。さよなら神様、と。…コレはコレで後味は最悪です笑。

まあ意地悪な作者さんですこと。
しかし、この主人公(語り手)のいじらしさや愚かさ、嫌いじゃないです。男装するとか極端な志向性も含めて。伏線なんですよね。

確実に作者はSだなと思った次第です。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.29
(4pt)

「神様の言葉は絶対に正しい」と言う前提で成り立っている推理

前作「神様ゲーム」と比較するとインパクトは落ちるものの、「名探偵」の役割を「本物の神様」に委託するという、ミステリーにおける「名探偵の在り方」に対して大胆な解答を示したシリーズ作品としての完成度は高い。

「神様の言葉は絶対に正しい」と言う前提で成り立っている推理であり、それゆえどんなに無理のある真相でも納得せざるを得ないという登場人物たちの苦悩が伝わり、読んでいて感情移入してしまう。そしてその神様の特性を逆手に取ったような最後二つの短編と、後味の悪さに皮肉を効かせたラストの終わり方がスゴい。色々な意味で麻耶さんらしさが出ている内容です(笑)。

ただ私も気になったのは、登場人物の語り口調がとても小学生とは思えないこと。これなら無理に小学生に拘らずに、高校生とかでも良かったんじゃないかと思います。「神様」シリーズの続編を希望。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.28
(4pt)

今まで読んだどのミステリにも似ていない

これは一読すべきです。 好き嫌いは分かれるとは思いますが。 何点か読みにくい箇所があったり、小学生の描き方、物語のリアリティに疑問符がついたりしますけれど、それを☆一つさしひいても、一読すべき価値があるミステリです。 「神様ゲーム」でがっかりした人、あれとはひと味違う分かりやすい結末、それもあっと驚く結末が待っていますよ!2015年のいろいろなところでの上位評価もうなずけます。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.27
(5pt)

この味わいは癖になりそう

「犯人は○○だよ」から始まる連作集.最初から犯人は分かっていて,どのようにして,またなぜ犯行に至ったのかが解き明かされる.そんな考えで読み始めたのですが,見事に裏切られました.小説中に幾重にも罠が仕掛けられており,それに主人公ともども絡み取られていく感じ.こんな読後感は初めてです.
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.26
(1pt)

奇っ怪な話だ

他の方の高いレビューにびっくりしています。 なんともついて行けなかった(つまらなかった)私は「選ばれなかった読者」なんですね。 子ども視点とは思えず、吐き気すら覚えました。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.25
(5pt)

ただただ面白い

前作も面白かったけれど、今回の作品もかなりブラックで面白い。 特に最後の終わり方が最高です。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043