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料理人は夜歩く



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料理人は夜歩くの評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

事件と、恋と、グルメと

シリーズ第1作の「注文の多い宿泊客」を読んで、正直、ダイアン・デヴィッドソンの「クッキングママ」シリーズの二番煎じ、という感想が否めませんでした。
こちらはB&Bの経営、かたや一方はケータリング業者、たびたび登場する料理のシーンに、巻末のレシピというおまけ付きなところまでそっくり。しかもどちらもいろいろな困難、プラス、事件に巻き込まれるわ、すてきな恋人がちゃんといて、恋にも忙しいわ、と来ると、「おいおい、カレンさん、も少し工夫できなかったのかい?」と、横槍を入れたくなります。
が、しかし、女性が主役のコージーミステリー大好きな立場としては、「クッキングママ」の新作も待ち遠しく、代わりに、と言っちゃなんですが、ワクワクしながらあっと言う間に読了しました。
それでもって、さっそく第2弾の「料理人は夜歩く」も買い求め、これまたあっと言う間に読了。
詳しいあらすじは、先達がおられるし、レビューで長々と中身を紹介するのは嫌いなので省くとして、読んでて一番楽しいのは、あらゆる困難にめげないで立ち向かう、主人公ナタリーのタフなところ。これは、「クッキング・・・」のゴルディと一緒。そして繰り返しになりますが、恋と、グルメ、という2大テーマも外さないで丹念に描いているところ。
3作、4作目も、取り寄せ中です。これでしばらく、退屈しないで済むなぁ!
料理人は夜歩く (朝食のおいしいB&B 2) (ランダムハウス講談社文庫)Amazon書評・レビュー:料理人は夜歩く (朝食のおいしいB&B 2) (ランダムハウス講談社文庫)より
4270103132
No.1:
(5pt)

幽霊にも殺人犯にも元カレにも商売敵にも負けないタフガールに脱帽の第2弾です。

テキサス州からクランベリー島に移り住み、朝食のおいしいB&B〈グレイ・ホエール・イン〉を営みながら素人探偵としても大活躍する女性オーナー、ナタリー・バーンズ・シリーズ待望の第2弾です。前作で土地開発に絡む殺人事件の謎を見事に描き出した著者は、本書でも冒頭から更に新たな趣向をこれでもかとばかりにぶつけて来て、読み手を一時も飽きさせませんので、そのストーリー・テラーとしての才能は本物だと確信しました。それにしても著者がヒロインに投げ掛けるプレッシャーは半端でなくマジで凄まじい物で、ナタリーは本当にタフガイならぬタフガールだなあと感服し脱帽させられました。
開店から四ヵ月が経ち十月を迎えた宿で、ある夜ナタリーは屋根裏から聞こえる不気味な足音に悩まされる。しかも、その翌朝最近姿を見せない洗濯係の女性の家を訪ねた彼女は、拳銃自殺と見られる状況の死体を見つけてしまう。しかしナタリーは放置された十匹の飼い猫達に不審を感じ、単純な自殺と断定する警察とは別に事件を調べ始める。
彼女の不幸はこれだけでなく、親友シャーリーンと恋人の牧師の事で仲違いするわ、テキサス時代に別れた元婚約者が突然現れて結婚を迫るわ、元カレが強引にキスをして来た所を偶然今の恋人ジョンに見られて誤解されるわ、経営を勉強に来た女性客のミスで宿が損害を受けるわで、まさに四面楚歌的な大ピンチです。普通の女性なら簡単に音を上げて逃げ出しそうな状況なのに、決してへこたれず粘り強く我慢して何事にもぶち当たって行くのが彼女の偉い所で、料理好きな女性と仲良くなったり、島の150年前の歴史を暴いたりして犯人を追い詰めて行きます。今回も頭を2度も強打され、肝心の推理は当りませんでしたが、それでも最後に幸運にも全てを丸く収めるのは彼女の人徳の致す所でしょう。幻想的な面白さも加わってますます快調なシリーズと元気なナタリーの今後の活躍に期待しましょう。
料理人は夜歩く (朝食のおいしいB&B 2) (ランダムハウス講談社文庫)Amazon書評・レビュー:料理人は夜歩く (朝食のおいしいB&B 2) (ランダムハウス講談社文庫)より
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