(短編集)

草祭

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評判

草祭の評価:

4.00/5点 レビュー 35件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 21〜40 2/4ページ
No.50
(4pt)

独特の雰囲気は相変わらずでした。

この作者を気に入って本屋にある本はすべて読んだため、ネットで探して注文しました。相変わらず独特の雰囲気で素晴らしい本でした。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.49
(4pt)

独特の雰囲気は相変わらずでした。

この作者を気に入って本屋にある本はすべて読んだため、ネットで探して注文しました。相変わらず独特の雰囲気で素晴らしい本でした。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.48
(5pt)

短編を読み進めていくと、美奥がだんだん掴めてく

読後の印象が強く強く残る作品です。しばらく経っても美奥から抜け出せません。私にとっては、このようなタイプのお話は初めてでした。 美奥という、架空の土地にまつわる短編集です。それぞれの内容は直接つながってはいないのですが、時代も主人公も違う美奥に関する短編を読み進めていくうちに言葉では言い表すことのできない「美奥」という土地が分かってきます。 最初の短編「けものはら」は巧みで面白かったのですが、雰囲気があまり好きになれず、先を読み進めようかどうしようか迷いました。しかしここまで読んだのだから、最後まで読まなければ損した気分なので、読み進めると、「くさのゆめがたり」で、やっと私の好きなタイプの話になりました。 そして、最後の章まで読んで、はぁ〜こういう物語が書きたかったんだなぁと、著者の考えが分かったような気がしました。このような漠然としたものを、一冊の本で説明するという形式のお話は初めてでしたので、とても新鮮で、読んで良かったと思います。 ただ、私はホラーがそこまで好みではないので、ミステリーや、他のジャンルで、このような形式のお話が読んでみたいと思います。 また、ホラーと言ってしまいましたが、ホラーにジャンル分けするのはなんとなく失礼ではないのか、と思ってしまうほど独特の気高さを感じました。 出てくる化け物に関しては、(化け物と言っていいのでしょうか・・)古谷実さんの「ヒミズ」のイメージと重なりました。恐ろしさよりも気持ち悪さが残る感じなので、怖いのが苦手な方も大丈夫なホラーです。 また、大人にはいいのですが、中高生などの思春期の精神が安定していない時期と言うか、現実と非現実の区別がまだ完全ではない年代の人にはお勧めしません。なんとなく危険な感じがします。

追記:読後、この小説の中毒にかかりました。もうこの世界観から抜け出したくないという中毒です。今までミステリや時代物にしか食指が動かず、ホラーや幻想系のジャンルは敬遠していたのですが、この作品に出会えて本当に良かった!なので星4つから星5つに昇格させます。この著者の創造する物語を全て読みたいと思い、他の作品すべて読みました。どの作品もすんなり、そしてググーーッとその独特の世界に引きずり込まれます。読後はぐったりなるほど異世界に飛んで行かされ、ジェットコースターのように病みつきになります。同著者「雷の季節の終わりに」「夜市」もお勧めです。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.47
(5pt)

短編を読み進めていくと、美奥がだんだん掴めてく

読後の印象が強く強く残る作品です。しばらく経っても美奥から抜け出せません。私にとっては、このようなタイプのお話は初めてでした。 美奥という、架空の土地にまつわる短編集です。それぞれの内容は直接つながってはいないのですが、時代も主人公も違う美奥に関する短編を読み進めていくうちに言葉では言い表すことのできない「美奥」という土地が分かってきます。 最初の短編「けものはら」は巧みで面白かったのですが、雰囲気があまり好きになれず、先を読み進めようかどうしようか迷いました。しかしここまで読んだのだから、最後まで読まなければ損した気分なので、読み進めると、「くさのゆめがたり」で、やっと私の好きなタイプの話になりました。 そして、最後の章まで読んで、はぁ〜こういう物語が書きたかったんだなぁと、著者の考えが分かったような気がしました。このような漠然としたものを、一冊の本で説明するという形式のお話は初めてでしたので、とても新鮮で、読んで良かったと思います。 ただ、私はホラーがそこまで好みではないので、ミステリーや、他のジャンルで、このような形式のお話が読んでみたいと思います。 また、ホラーと言ってしまいましたが、ホラーにジャンル分けするのはなんとなく失礼ではないのか、と思ってしまうほど独特の気高さを感じました。 出てくる化け物に関しては、(化け物と言っていいのでしょうか・・)古谷実さんの「ヒミズ」のイメージと重なりました。恐ろしさよりも気持ち悪さが残る感じなので、怖いのが苦手な方も大丈夫なホラーです。 また、大人にはいいのですが、中高生などの思春期の精神が安定していない時期と言うか、現実と非現実の区別がまだ完全ではない年代の人にはお勧めしません。なんとなく危険な感じがします。

追記:読後、この小説の中毒にかかりました。もうこの世界観から抜け出したくないという中毒です。今までミステリや時代物にしか食指が動かず、ホラーや幻想系のジャンルは敬遠していたのですが、この作品に出会えて本当に良かった!なので星4つから星5つに昇格させます。この著者の創造する物語を全て読みたいと思い、他の作品すべて読みました。どの作品もすんなり、そしてググーーッとその独特の世界に引きずり込まれます。読後はぐったりなるほど異世界に飛んで行かされ、ジェットコースターのように病みつきになります。同著者「雷の季節の終わりに」「夜市」もお勧めです。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.46
(3pt)

伸びやなみ

恒川光太郎氏の最新作は知らない。
私が4冊目のこの本を読んだ感想である。

「夜市」の強烈な世界も、この四冊目にきて息切れしてしまったというのが素直な感想である。
自分のワールドを持つということはもちろん大切であるが、もっといろいろなジャンル、方向性にチャレンジしていくのも若い作家には必要なことではないだろうか。

悪く言えばみんな同じ世界の話ばかりだ。
「なるほど」ではなく、「!」というものを書いていただきたい。

残念である。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.45
(3pt)

伸びやなみ

恒川光太郎氏の最新作は知らない。
私が4冊目のこの本を読んだ感想である。

「夜市」の強烈な世界も、この四冊目にきて息切れしてしまったというのが素直な感想である。
自分のワールドを持つということはもちろん大切であるが、もっといろいろなジャンル、方向性にチャレンジしていくのも若い作家には必要なことではないだろうか。

悪く言えばみんな同じ世界の話ばかりだ。
「なるほど」ではなく、「!」というものを書いていただきたい。

残念である。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.44
(5pt)

変わることなく美しく輝き続ける場所

いつ、どこで、何をしたか…。
ここでたしかに言えることは、ただひとつ。
すべての物語は、美奥という場所で起きたということだけだ。

時間も行動も定かではない。
曖昧で、奇妙で、残酷なものたちが、至るところに転がっている。
ごく僅かな差が生み出す違和感は人の生き死にまでも左右する。

しかし、妖かしにとっては、そんなことすら瑣末で取るに足りないことなのだ。
人間が迷いこもうが、獣なろうが、関係などない。
連綿と受け継がれる美奥の土地は、変わることなく美しく輝き続けている。

そんな美奥にまつわる妖しくも美しく、そして戦慄が走るような物語たちが
ここには収められている。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.43
(5pt)

変わることなく美しく輝き続ける場所

いつ、どこで、何をしたか…。
ここでたしかに言えることは、ただひとつ。
すべての物語は、美奥という場所で起きたということだけだ。

時間も行動も定かではない。
曖昧で、奇妙で、残酷なものたちが、至るところに転がっている。
ごく僅かな差が生み出す違和感は人の生き死にまでも左右する。

しかし、妖かしにとっては、そんなことすら瑣末で取るに足りないことなのだ。
人間が迷いこもうが、獣なろうが、関係などない。
連綿と受け継がれる美奥の土地は、変わることなく美しく輝き続けている。

そんな美奥にまつわる妖しくも美しく、そして戦慄が走るような物語たちが
ここには収められている。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.42
(5pt)

「美奥」はそこにあり、そこにはない

1/3が0.333…であり、1/3に3をかけると1になる。ということは、0.999…は1に等しいということを、かつて数学で習った。
どこか腑に落ちない。
じゃあ1−0.999…は0.000…1だが、それが0に等しいことになる。究極の極小値であっても、それは0でないという存在証明のはずではないのか。
存在と非存在の境界とは、そんなにあっけなく破られるものなのか。
 この世のひとつ奥の世界「美奥」では、それがよりわかりやすく顕現するのだ。
 猫は犬になり、人はカモシカになる。神は猿のような生き物でもあり、また人でもある。
輪廻のように法則があるわけでもない。罪が必ず罰せられるのでもない。

 「美奥」はどこか知らない不条理の世界ではない。
この世の皮を一つ剥いた世界なのである。
 つながっているようでつながっていない各短編は、残らず美しく悲しく、懐かしいけれど残酷だ。
「美奥」はただそこにある。だが眼を閉じればもうない。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.41
(5pt)

「美奥」はそこにあり、そこにはない

1/3が0.333…であり、1/3に3をかけると1になる。ということは、0.999…は1に等しいということを、かつて数学で習った。
どこか腑に落ちない。
じゃあ1−0.999…は0.000…1だが、それが0に等しいことになる。究極の極小値であっても、それは0でないという存在証明のはずではないのか。
存在と非存在の境界とは、そんなにあっけなく破られるものなのか。
 この世のひとつ奥の世界「美奥」では、それがよりわかりやすく顕現するのだ。
 猫は犬になり、人はカモシカになる。神は猿のような生き物でもあり、また人でもある。
輪廻のように法則があるわけでもない。罪が必ず罰せられるのでもない。

 「美奥」はどこか知らない不条理の世界ではない。
この世の皮を一つ剥いた世界なのである。
 つながっているようでつながっていない各短編は、残らず美しく悲しく、懐かしいけれど残酷だ。
「美奥」はただそこにある。だが眼を閉じればもうない。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.40
(3pt)

心の奥

美奥という響きは非常に魅力的だ。
そこで繰り広げられる物語は、幻想的で、恐怖ですらある。
わかりにくい部分もあるけれども、雰囲気が伝わりすぎる小説だ。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.39
(3pt)

心の奥

美奥という響きは非常に魅力的だ。
そこで繰り広げられる物語は、幻想的で、恐怖ですらある。
わかりにくい部分もあるけれども、雰囲気が伝わりすぎる小説だ。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.38
(5pt)

むきゃあっ

(前略)それ以後、私は影絵の瓦屋根を、獅子舞が音も無く舞っている夢を見るようになりました。/ひらり、ひらり。/獅子舞は音も無く足を踏み、首をかしげて、ひらり。/夢の獅子舞はふわりと飛び上がり、月が照らす白銀の雲の峰へと昇っていくのでした。

 今引用したのは、本書二篇目に収録されている「屋根猩猩」の一節だ。どうだろう? 続きを読んでみたいと思わないだろうか?
 本書は〈美奥〉という共通の舞台で展開される五篇の短篇小説からなる。はじめに収められた「けものはら」、二篇目「屋根猩猩」で提示された謎は、三篇目「くさのゆめがたり」で明かされている。四篇目「天化の宿」では、線路が新たに別の世界への通路として登場し、おわりの「朝の朧町」は明かされた謎と線路とを二つながら引き継いでいる。〈美奥〉を舞台とした物語の集大成、と言ったところだろうか。
 私には、「朝の朧町」の〈かげろう蜥蜴〉がおかしかった。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.37
(5pt)

むきゃあっ

(前略)それ以後、私は影絵の瓦屋根を、獅子舞が音も無く舞っている夢を見るようになりました。/ひらり、ひらり。/獅子舞は音も無く足を踏み、首をかしげて、ひらり。/夢の獅子舞はふわりと飛び上がり、月が照らす白銀の雲の峰へと昇っていくのでした。

 今引用したのは、本書二篇目に収録されている「屋根猩猩」の一節だ。どうだろう? 続きを読んでみたいと思わないだろうか?
 本書は〈美奥〉という共通の舞台で展開される五篇の短篇小説からなる。はじめに収められた「けものはら」、二篇目「屋根猩猩」で提示された謎は、三篇目「くさのゆめがたり」で明かされている。四篇目「天化の宿」では、線路が新たに別の世界への通路として登場し、おわりの「朝の朧町」は明かされた謎と線路とを二つながら引き継いでいる。〈美奥〉を舞台とした物語の集大成、と言ったところだろうか。
 私には、「朝の朧町」の〈かげろう蜥蜴〉がおかしかった。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.36
(4pt)

架空の町を舞台にした連作中篇。整合性を超える語り部の力にやられました

恒川光太郎4冊目の単行本。
「美奥」という架空の町を舞台にした5編の小説からなる構成。

「くさのゆめがたり」と「天化の宿」がすばらしい。
ちなみに封建時代を舞台にした「くさゆめがたり」では
初めて(第一作から順に読んできたのだが多分)
性的なこと、暴力についてのある程度の具体的描写がある。

とはいっても相当に控えめなものだが。
そして「天化の宿」。傑作ではないだろうか。
そこで描かれるゲーム「天化」の描写は目がくらむようにまばゆく鮮やかな表現である。
恒川の文章世界に酔いしれた。ラストもいい。

と思っていたのだが最後の「朝の朧町」を読んでさらにやられた。
整合性、感情の動きの説明という点では足りないものもあるように私には思われたが、
それを補ってあまりある文章の力、
物語が伸びていく勢いという点ではさらに新しい領域に達した感が。
最後の10章などはもうこれは詩である。
すばらしい。

しかし整合性が欠けてきている感が気になる。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.35
(4pt)

架空の町を舞台にした連作中篇。整合性を超える語り部の力にやられました

恒川光太郎4冊目の単行本。
「美奥」という架空の町を舞台にした5編の小説からなる構成。

「くさのゆめがたり」と「天化の宿」がすばらしい。
ちなみに封建時代を舞台にした「くさゆめがたり」では
初めて(第一作から順に読んできたのだが多分)
性的なこと、暴力についてのある程度の具体的描写がある。

とはいっても相当に控えめなものだが。
そして「天化の宿」。傑作ではないだろうか。
そこで描かれるゲーム「天化」の描写は目がくらむようにまばゆく鮮やかな表現である。
恒川の文章世界に酔いしれた。ラストもいい。

と思っていたのだが最後の「朝の朧町」を読んでさらにやられた。
整合性、感情の動きの説明という点では足りないものもあるように私には思われたが、
それを補ってあまりある文章の力、
物語が伸びていく勢いという点ではさらに新しい領域に達した感が。
最後の10章などはもうこれは詩である。
すばらしい。

しかし整合性が欠けてきている感が気になる。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.34
(3pt)

懐かしい匂いのする短編集

架空の町を舞台にした、民話めいた和風ホラー小説。
どこか不思議な場所に誘われるような、不穏な気配や息遣いが感じられる作品集です。
ホラーに分類されるけれど、怖いというよりは不安や郷愁といった感情の方が強く感じられます。
装丁も素敵です。
ただ、帯の惹句や、この作家さんの他の作品がよかったので期待し過ぎたせいか、
結構あっさり終わってしまった気がして深く入り込むことが出来なかったのが残念です。
読み手を選ぶ作品だと思いますが、個人的にはわりと好きな感じです。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.33
(3pt)

懐かしい匂いのする短編集

架空の町を舞台にした、民話めいた和風ホラー小説。
どこか不思議な場所に誘われるような、不穏な気配や息遣いが感じられる作品集です。
ホラーに分類されるけれど、怖いというよりは不安や郷愁といった感情の方が強く感じられます。
装丁も素敵です。
ただ、帯の惹句や、この作家さんの他の作品がよかったので期待し過ぎたせいか、
結構あっさり終わってしまった気がして深く入り込むことが出来なかったのが残念です。
読み手を選ぶ作品だと思いますが、個人的にはわりと好きな感じです。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.32
(5pt)

おもしろかった

この人の和風幻想がすごくすごく好きだ。
日常から地続きの非日常。
完全異世界物よりもこういうファンタジーが好き。
ついでにいうと、これや「光の帝国」みたいな繋がりのある短編連作もかなり好き。
というわけで、ツボにはまる1冊だった。
草祭 Amazon書評・レビュー: 草祭より
4103130415
No.31
(5pt)

おもしろかった

この人の和風幻想がすごくすごく好きだ。
日常から地続きの非日常。
完全異世界物よりもこういうファンタジーが好き。
ついでにいうと、これや「光の帝国」みたいな繋がりのある短編連作もかなり好き。
というわけで、ツボにはまる1冊だった。
草祭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 草祭 (新潮文庫)より
4101351317