(短編集)

秋の牢獄

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評判

秋の牢獄の評価:

4.14/5点 レビュー 91件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全138件 101〜120 6/7ページ
No.38
(4pt)

相変わらずノスタルジックですが

「夜市」と「風の古道」のタッグがあまりに最強すぎて、 それと比べてしまうと多少物足りない感の残る一冊。 表題作「秋の牢獄」。
心のどこかで恐ろしい結末を期待していただけに、あの曖昧なラストは正直どうなんだろうと思ってしまった。読者に委ねるタイプの話は確かに謎めいていて幻想的ではあるが、やろうと思えば恒川色満載のオチをつける事も可能であったのではないか? まあ、リプレイネタとゆうよくある題材を扱っているにも関わらず、ありふれててつまらない等の批判が少ないのは、それだけ恒川さんがネタを自分のものにしている証拠。そこはさすがといった所か。 「神家没落」は「風の古道」の別バージョンといった感じ。この本の中では一番恒川さんらしい作品。ただ、「幻は夜に成長する」もそうだが、最近の作家さん(伊坂幸太郎氏等)の作品には、極端な悪意を持った人間がさらっと出て来るので、なんだかそこが物足りないというか安易とゆうか…。こう…江戸川乱歩作品なんかに見られる、背筋の凍るような得体の知れない不快で深い悪(洒落ではございません…)が欲しいのです、私は…。 そんなおぞましい悪が出て来るようになった時、恒川作品の魅力は更に増すような気がする。 「夜市」や「風の古道」の二番煎じのような話ばかりでは、その内きっと飽きられる。 …と批判のような事ばかり書いていますが、この本がおもしろくなかった訳では決してありません。 恒川さんの世界を十分に楽しめる作品。 本の装丁も内容にあっていて素敵です。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.37
(4pt)

相変わらずノスタルジックですが

「夜市」と「風の古道」のタッグがあまりに最強すぎて、 それと比べてしまうと多少物足りない感の残る一冊。 表題作「秋の牢獄」。
心のどこかで恐ろしい結末を期待していただけに、あの曖昧なラストは正直どうなんだろうと思ってしまった。読者に委ねるタイプの話は確かに謎めいていて幻想的ではあるが、やろうと思えば恒川色満載のオチをつける事も可能であったのではないか? まあ、リプレイネタとゆうよくある題材を扱っているにも関わらず、ありふれててつまらない等の批判が少ないのは、それだけ恒川さんがネタを自分のものにしている証拠。そこはさすがといった所か。 「神家没落」は「風の古道」の別バージョンといった感じ。この本の中では一番恒川さんらしい作品。ただ、「幻は夜に成長する」もそうだが、最近の作家さん(伊坂幸太郎氏等)の作品には、極端な悪意を持った人間がさらっと出て来るので、なんだかそこが物足りないというか安易とゆうか…。こう…江戸川乱歩作品なんかに見られる、背筋の凍るような得体の知れない不快で深い悪(洒落ではございません…)が欲しいのです、私は…。 そんなおぞましい悪が出て来るようになった時、恒川作品の魅力は更に増すような気がする。 「夜市」や「風の古道」の二番煎じのような話ばかりでは、その内きっと飽きられる。 …と批判のような事ばかり書いていますが、この本がおもしろくなかった訳では決してありません。 恒川さんの世界を十分に楽しめる作品。 本の装丁も内容にあっていて素敵です。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.36
(4pt)

閉じ込めらるなら…

普通の生活をしていたのに、ふとしたきっかけから「閉じ込められた人」を描いた短編集。
時と場所に閉じ込められた2作品は、「夜市」や「草祭」とは、また違った作風で、日常にありそうな感じが恒川作品の新境地という感じで良い。
最後の作品は、妖しいおどろおどろしい世界の雰囲気で、恒川ワールドを漂わせる。
ただ、やや中途半端感があるので、前2作のようなイメージでそろえた方が統一感がある一冊になったかもしれない。
時と場所、どちらかに閉じ込められるなら私は『時』を選びます。
(選べるならば・・・ですがw)
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.35
(4pt)

閉じ込めらるなら…

普通の生活をしていたのに、ふとしたきっかけから「閉じ込められた人」を描いた短編集。
時と場所に閉じ込められた2作品は、「夜市」や「草祭」とは、また違った作風で、日常にありそうな感じが恒川作品の新境地という感じで良い。
最後の作品は、妖しいおどろおどろしい世界の雰囲気で、恒川ワールドを漂わせる。
ただ、やや中途半端感があるので、前2作のようなイメージでそろえた方が統一感がある一冊になったかもしれない。
時と場所、どちらかに閉じ込められるなら私は『時』を選びます。
(選べるならば・・・ですがw)
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.34
(5pt)

圧倒的すぎる短編集

何度も繰り返し味わいたくなる一冊
この本という牢獄に私自身、囚われてしまったからかもしれない
特に最後の幻を作り出せる少女の話が息をのむほどの完成度で、最初に読み終えたときは茫然となってしまった程でした
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.33
(5pt)

圧倒的すぎる短編集

何度も繰り返し味わいたくなる一冊
この本という牢獄に私自身、囚われてしまったからかもしれない
特に最後の幻を作り出せる少女の話が息をのむほどの完成度で、最初に読み終えたときは茫然となってしまった程でした
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.32
(5pt)

異次元へようこそ

何気ない日常にぱっくりと口を開けて待っている異次元の入り口。
背筋がぶるんとする世界がそこには広がっている。
私たち読者は主人公とともに、その「異次元」へとっぷりとはまりこんでいっていまう。
ホラーではあるが、単なる「怖さ」だけでなく、その「世界」の空気があまりに独特で、せつなくて、読んでいる間は誰にも話しかけられたくない気分になる。
表題作の11月7日を繰り返す「秋の牢獄」。次々消えていく仲間の行方は11月8日なのか、それとも…。「北風伯爵」とは?謎は深まるばかりなのに、なにも真実は見えてこない。だからこそ「怖い」。
そうだ、明日は11月7日、もしや私も「仲間」になっていまうかも…。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.31
(5pt)

異次元へようこそ

何気ない日常にぱっくりと口を開けて待っている異次元の入り口。
背筋がぶるんとする世界がそこには広がっている。
私たち読者は主人公とともに、その「異次元」へとっぷりとはまりこんでいっていまう。
ホラーではあるが、単なる「怖さ」だけでなく、その「世界」の空気があまりに独特で、せつなくて、読んでいる間は誰にも話しかけられたくない気分になる。
表題作の11月7日を繰り返す「秋の牢獄」。次々消えていく仲間の行方は11月8日なのか、それとも…。「北風伯爵」とは?謎は深まるばかりなのに、なにも真実は見えてこない。だからこそ「怖い」。
そうだ、明日は11月7日、もしや私も「仲間」になっていまうかも…。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.30
(5pt)

閉じたものを開く

恒川の3冊に共通しているのは「閉じたものを開く」、ということに尽きる

つまり、最大の難問は「どう閉じているか?」
「閉じていることの魅惑」が必要だ
予め閉じられたところにいるが、閉じられたところに迷い込むか?

このテーマの日本最高の創作者は手塚治虫である
殊に「火の鳥」は閉じられてしまった人々が、そこから逸脱する物語ばかりだ

「リプレイ」の影響は自らも認めるように本文にも現れるが、実は「火の鳥」の影響こそが
隠された大きな影である。収録3作品ともに「火の鳥」の異形編のプロットだ
(異形編の要素である閉じた時間、閉じた場所、閉じたものが異形を育むを3つのお話に
分けている、と言えるだろう)

そして、(おそらく)それをこっそり解き明かしてもらうために本文に「ムーピー一家」(火の鳥に
登場するクリーチャーの一族で想像の世界に人を閉じることができる)という言葉が記されている

前の2作に比較すると行間からはやや明るい光が見てとれる。簡単に言うとポップになった
いたずらっけも現れてきた

このまま「閉じる/開く」のプロットを追及するか、あるいは4作目で新機軸を見せるか?
どっちにせよ年1冊ペースでゆっくりと、丁寧で言葉少なな物語を書き続けていってほしい
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.29
(5pt)

閉じたものを開く

恒川の3冊に共通しているのは「閉じたものを開く」、ということに尽きる

つまり、最大の難問は「どう閉じているか?」
「閉じていることの魅惑」が必要だ
予め閉じられたところにいるが、閉じられたところに迷い込むか?

このテーマの日本最高の創作者は手塚治虫である
殊に「火の鳥」は閉じられてしまった人々が、そこから逸脱する物語ばかりだ

「リプレイ」の影響は自らも認めるように本文にも現れるが、実は「火の鳥」の影響こそが
隠された大きな影である。収録3作品ともに「火の鳥」の異形編のプロットだ
(異形編の要素である閉じた時間、閉じた場所、閉じたものが異形を育むを3つのお話に
分けている、と言えるだろう)

そして、(おそらく)それをこっそり解き明かしてもらうために本文に「ムーピー一家」(火の鳥に
登場するクリーチャーの一族で想像の世界に人を閉じることができる)という言葉が記されている

前の2作に比較すると行間からはやや明るい光が見てとれる。簡単に言うとポップになった
いたずらっけも現れてきた

このまま「閉じる/開く」のプロットを追及するか、あるいは4作目で新機軸を見せるか?
どっちにせよ年1冊ペースでゆっくりと、丁寧で言葉少なな物語を書き続けていってほしい
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.28
(5pt)

流石の出来

プロットの出来栄えとか、そういう点でこの小説郡を評価すると「彼にしては少し...」といった感じもするが、理屈抜きでこの3作品が好きである。

恒川光太郎の魅力は3つ。(1)絵画的描写の美しさ(2)不気味なリアルさを持つ“人間の醜さ”(3)ホラーでもファンタジーでもない独特の雰囲気

この作品ではこれら3つが惜しみなく発揮されていた。そもそもバランスが良い。表題作では(3)、『神家没落』では(2)、そして最後の一篇では(1)が映えていた。『神家没落』は有名なマヨイガをモチーフにした作品だが、この人にかかるとこれも怪奇モノ的怖さではなく、人間の業の深さに恐怖してしまうのが不思議だ。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.27
(5pt)

流石の出来

プロットの出来栄えとか、そういう点でこの小説郡を評価すると「彼にしては少し...」といった感じもするが、理屈抜きでこの3作品が好きである。

恒川光太郎の魅力は3つ。(1)絵画的描写の美しさ(2)不気味なリアルさを持つ“人間の醜さ”(3)ホラーでもファンタジーでもない独特の雰囲気

この作品ではこれら3つが惜しみなく発揮されていた。そもそもバランスが良い。表題作では(3)、『神家没落』では(2)、そして最後の一篇では(1)が映えていた。『神家没落』は有名なマヨイガをモチーフにした作品だが、この人にかかるとこれも怪奇モノ的怖さではなく、人間の業の深さに恐怖してしまうのが不思議だ。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.26
(5pt)

奥が深くておもしろかった

どの話も閉じ込められるという点で共通している作品だったが、奥が深くておもしろかった。特に表題作と神家没落がおもしろかった。秋の牢獄は、実際に自分が閉じ込められたらきっとこんな行動をするだろうというほどリアリティがあって、本当に恐くなってしまった。神家没落は話しそのものが奇抜でおもしろかったので、どんな終わり方をするのか楽しみで、期待していた通りおもしろかった。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.25
(5pt)

奥が深くておもしろかった

どの話も閉じ込められるという点で共通している作品だったが、奥が深くておもしろかった。特に表題作と神家没落がおもしろかった。秋の牢獄は、実際に自分が閉じ込められたらきっとこんな行動をするだろうというほどリアリティがあって、本当に恐くなってしまった。神家没落は話しそのものが奇抜でおもしろかったので、どんな終わり方をするのか楽しみで、期待していた通りおもしろかった。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.24
(4pt)

書きたいものを書いていますか?

「夜市」及び「雷の季節」が名作なので、期待が大きかった分、拍子抜けした。
 表題作は、結論を読者の手に委ねた分、かろうじて満足できる範囲。皆さん「リプレイ」を例に挙げられるが、私は北村薫氏の「タ−ン」を連想した。
 「神家」がこの本では一番の出来だろう。不思議さと残酷さと、何より独特の透明感がきちんと同居していて、著者らしい。これは読む価値あり。
 「幻」、これがいけない。ご自身、何が書きたいのか迷いが出てきたか。ホラー大賞でデビューしたからといって、それにこだわられる必要はあるまい。「怖さ」とは別に血なまぐささとは限らない。もっと自由に自分の世界を膨らませて書いてほしいし、それだけの力のある方だと思う。
 星三つか四つか迷ったが、次作に期待をつなぐ意味で四つにしておく。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.23
(4pt)

書きたいものを書いていますか?

「夜市」及び「雷の季節」が名作なので、期待が大きかった分、拍子抜けした。
 表題作は、結論を読者の手に委ねた分、かろうじて満足できる範囲。皆さん「リプレイ」を例に挙げられるが、私は北村薫氏の「タ−ン」を連想した。
 「神家」がこの本では一番の出来だろう。不思議さと残酷さと、何より独特の透明感がきちんと同居していて、著者らしい。これは読む価値あり。
 「幻」、これがいけない。ご自身、何が書きたいのか迷いが出てきたか。ホラー大賞でデビューしたからといって、それにこだわられる必要はあるまい。「怖さ」とは別に血なまぐささとは限らない。もっと自由に自分の世界を膨らませて書いてほしいし、それだけの力のある方だと思う。
 星三つか四つか迷ったが、次作に期待をつなぐ意味で四つにしておく。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.22
(4pt)

大人の童話

「夜市」「雷の季節の終わりに」に続く第3作。
前2作に共通していた、ほの暗い憂愁、ノスタルジー、孤独感、恐怖、幻想性といった特徴がこの作品でも堪能でき、心に染み入る余韻を残す。文章も無駄がなく平易で清澄。陰影に富んだ大人の童話、といった趣でとても読みやすい。
本作は表題作を含む3つの短〜中編からなるが、それぞれに佳品である。最後の「幻は夜に成長する」は物語をもっとふくらませて長編にしてもいいかもしれない。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.21
(4pt)

大人の童話

「夜市」「雷の季節の終わりに」に続く第3作。
前2作に共通していた、ほの暗い憂愁、ノスタルジー、孤独感、恐怖、幻想性といった特徴がこの作品でも堪能でき、心に染み入る余韻を残す。文章も無駄がなく平易で清澄。陰影に富んだ大人の童話、といった趣でとても読みやすい。
本作は表題作を含む3つの短〜中編からなるが、それぞれに佳品である。最後の「幻は夜に成長する」は物語をもっとふくらませて長編にしてもいいかもしれない。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.20
(4pt)

長編と思っていましたが・・・

『秋の牢獄』は3つの短編から成る短編集です。
『秋の牢獄』…表題作なのですが、白黒つけないオチに不満が残りました。
『神家没落』…『風の古道』や『雷の季節の終わりに』の”穏”と同系列のアイディア。垂直思考に囚われていて、ちょっと食傷気味。
『幻は夜に成長する』…主人公の特異な心理に迫った意欲作。これが一番面白かった。作者の地力を見せつけられました。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.19
(4pt)

長編と思っていましたが・・・

『秋の牢獄』は3つの短編から成る短編集です。
『秋の牢獄』…表題作なのですが、白黒つけないオチに不満が残りました。
『神家没落』…『風の古道』や『雷の季節の終わりに』の”穏”と同系列のアイディア。垂直思考に囚われていて、ちょっと食傷気味。
『幻は夜に成長する』…主人公の特異な心理に迫った意欲作。これが一番面白かった。作者の地力を見せつけられました。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039