(短編集)

秋の牢獄

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評判

秋の牢獄の評価:

4.14/5点 レビュー 91件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全138件 61〜80 4/7ページ
No.78
(4pt)

独特の世界に誘われる感じ

掲載されている三編とも、何かに「閉ざされる」ことを題材にしたお話です。
好みは分かれるかもしれませんが、個人的にはいずれも楽しめました!
恒川さんの独特の世界観や、読後の余韻がいい感じです。
気負った感じのないフラットな文章なのですが、
気が付くとすっと異界にさ迷いこんだような感覚にさせられるのは
流石だと思いました。
この方のファンタジー小説は今後も追っていきたいです!
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.77
(4pt)

独特の世界に誘われる感じ

掲載されている三編とも、何かに「閉ざされる」ことを題材にしたお話です。
好みは分かれるかもしれませんが、個人的にはいずれも楽しめました!
恒川さんの独特の世界観や、読後の余韻がいい感じです。
気負った感じのないフラットな文章なのですが、
気が付くとすっと異界にさ迷いこんだような感覚にさせられるのは
流石だと思いました。
この方のファンタジー小説は今後も追っていきたいです!
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.76
(4pt)

淡々と抑えた文体に惹かれます

単行本としては三作目、三つの中編が収められています。

自然や空気、都会の人の流れ、情景を描く筆の滑らかさにいつも感心します。
独特の幻想小説はこの筆調とセットだからこそ輝くのだと思います。

表題の「秋の牢獄」は正直、少し冗長かとも思いますが、
「幻は夜に成長する」が素晴らしかったです。

このドロドロとした情念や先の見えない恐怖、滅入る話の筈だのにとても魅力的です。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.75
(4pt)

淡々と抑えた文体に惹かれます

単行本としては三作目、三つの中編が収められています。

自然や空気、都会の人の流れ、情景を描く筆の滑らかさにいつも感心します。
独特の幻想小説はこの筆調とセットだからこそ輝くのだと思います。

表題の「秋の牢獄」は正直、少し冗長かとも思いますが、
「幻は夜に成長する」が素晴らしかったです。

このドロドロとした情念や先の見えない恐怖、滅入る話の筈だのにとても魅力的です。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.74
(5pt)

感動と驚き

平易な文章で、これほど神秘的な世界を描けるのかと、驚きました。

三篇の内、特に最初の一遍、タイトルナンバー。
その最後の一行になぜ心が震えるのか、自分でも分かりませんでした。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.73
(5pt)

感動と驚き

平易な文章で、これほど神秘的な世界を描けるのかと、驚きました。

三篇の内、特に最初の一遍、タイトルナンバー。
その最後の一行になぜ心が震えるのか、自分でも分かりませんでした。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.72
(5pt)

傑作!

恒川光太郎さんの本は文庫になっているのしか読んでいませんが僕はこれが一番好きです。
どの話も外れが無い。中でも表題作の秋の牢獄は素晴らしいの一言。
最後の一文を読んだときは鳥肌が立ちました。
別に大どんでん返しがあるとかそういう訳ではないんですが、余韻を残して本当に自然に物語がフェードアウトしていく。
いい意味で主人公のそれからを考えないですむ、本当に素晴らしい話だったと思います
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.71
(5pt)

傑作!

恒川光太郎さんの本は文庫になっているのしか読んでいませんが僕はこれが一番好きです。
どの話も外れが無い。中でも表題作の秋の牢獄は素晴らしいの一言。
最後の一文を読んだときは鳥肌が立ちました。
別に大どんでん返しがあるとかそういう訳ではないんですが、余韻を残して本当に自然に物語がフェードアウトしていく。
いい意味で主人公のそれからを考えないですむ、本当に素晴らしい話だったと思います
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.70
(5pt)

和風ファンタジー

以前読んだ恒川さんの「夜市」と似てますね。驚きの展開や泣ける人間描写はありませんが、洗練された文章や一風変わった設定には舌を巻きます。短編集なので気軽に読めるのも○。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.69
(5pt)

和風ファンタジー

以前読んだ恒川さんの「夜市」と似てますね。驚きの展開や泣ける人間描写はありませんが、洗練された文章や一風変わった設定には舌を巻きます。短編集なので気軽に読めるのも○。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.68
(4pt)

最後の一言で救われる

既に書かれている方がいるとおり、デジャヴュとしてはめずらしいものではない。
SF的に考えれば新スートレック118話「恐怖の宇宙時間連続体」の方が遥かにSFである。

したがって読んですぐにネタとしてはたいしたものではないと感じてしまったのだが、読むにつれて主人公を含む人間描写の引き込まれていった。
とはいえ他の作品に比べれば、甘いと言わざるをえない。

この作品は最後の一行、主人公の短い言葉が作品を最後の最後に上げる結果となった。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.67
(4pt)

最後の一言で救われる

既に書かれている方がいるとおり、デジャヴュとしてはめずらしいものではない。
SF的に考えれば新スートレック118話「恐怖の宇宙時間連続体」の方が遥かにSFである。

したがって読んですぐにネタとしてはたいしたものではないと感じてしまったのだが、読むにつれて主人公を含む人間描写の引き込まれていった。
とはいえ他の作品に比べれば、甘いと言わざるをえない。

この作品は最後の一行、主人公の短い言葉が作品を最後の最後に上げる結果となった。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.66
(5pt)

この人にしか書けない異界

デビュー3作目となる07年作。透明感ある文体で綴られる、怖いようなどこか懐かしいような世界とそのリリシズムがやはり独特で、素晴らしい。

十一月七日、水曜日を何度も何度も繰り返すことになった女子大生の姿を描く表題作「秋の牢獄」。その日どれだけのものを積み上げ、あるいは失っても(たとえ事故を起こして死んでしまっても!)、朝になれば全てがリセットされまた同じ「十一月七日」が繰り返される、という世界。物語は、そんな世界において同様に「リプレイ」を体験している仲間たちとの出会い、そしてある日突然訪れる「終焉」を絡めながらどこか幻想的な儚さを感じさせるヴェールの中で展開する。

続く「神家没落」でもまた、現実と一本線を挟んで並存しているような異世界が描かれる。非常に限定された閉鎖的な空間、という意味で前編と共通しているが、こちらでは後半で生身の「悪人」が登場することで、先のノスタルジックな透明感とはまた違った、憎悪の色を孕んだドライヴ感が生まれている。

そしてラストの「幻は夜に成長する」はまた先の二編いずれとも異なるテイストで、しかし同様にあるものに「囚われている」女性の半生が描かれる。クライマックスに向け高まっていくその情念はホラーのようでいて、しかしその女性の持つ凛とした佇まいやそれを描写する美しい文体が、この作者にしか書けない異世界の磁場を生み出している。読中の昂揚感もさることながら、読後の余韻に素晴らしい深みを感じる三篇。絶品です。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.65
(5pt)

この人にしか書けない異界

デビュー3作目となる07年作。透明感ある文体で綴られる、怖いようなどこか懐かしいような世界とそのリリシズムがやはり独特で、素晴らしい。

十一月七日、水曜日を何度も何度も繰り返すことになった女子大生の姿を描く表題作「秋の牢獄」。その日どれだけのものを積み上げ、あるいは失っても(たとえ事故を起こして死んでしまっても!)、朝になれば全てがリセットされまた同じ「十一月七日」が繰り返される、という世界。物語は、そんな世界において同様に「リプレイ」を体験している仲間たちとの出会い、そしてある日突然訪れる「終焉」を絡めながらどこか幻想的な儚さを感じさせるヴェールの中で展開する。

続く「神家没落」でもまた、現実と一本線を挟んで並存しているような異世界が描かれる。非常に限定された閉鎖的な空間、という意味で前編と共通しているが、こちらでは後半で生身の「悪人」が登場することで、先のノスタルジックな透明感とはまた違った、憎悪の色を孕んだドライヴ感が生まれている。

そしてラストの「幻は夜に成長する」はまた先の二編いずれとも異なるテイストで、しかし同様にあるものに「囚われている」女性の半生が描かれる。クライマックスに向け高まっていくその情念はホラーのようでいて、しかしその女性の持つ凛とした佇まいやそれを描写する美しい文体が、この作者にしか書けない異世界の磁場を生み出している。読中の昂揚感もさることながら、読後の余韻に素晴らしい深みを感じる三篇。絶品です。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.64
(4pt)

今までとテイストの違う中篇も収めた単行本3作目

「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」の3編で構成。
「秋の牢獄」については読んでる途中、この発想の作品、映画はよくあるパターンと思ったりもした。

作中でこんなことが映画にあったと言われているのはビル・マーレー主演のコメディー「恋はデジャ・ブ」のこと? などと思いながら読み進めていた。
だが、北風伯爵が絡む中盤から後半の展開には引き込まれた。
この作家ならではの読み応えのある内容だ。

「神家没落」は「風の古道」に近い、現実世界に隣接する異世界に踏み込んだ人間の話。
悪人の登場で物語がラストに転がるという展開も「風の〜」に近い。
もちろん面白い。

「幻は夜に成長する」は異世界ものではなく、異能力をもつ女性のモノローグによる物語。
特別な能力をもつ女性をめぐりストーリーが展開する。

たとえば「クロスファイア」とかでおなじみの展開の
異能力者に対する周囲の人間たちの敵意、恐れが描かれているのだが
独自の幻想性があり引き込まれた。
この作品はこの作家にとって実質初のホラーとなりえるかも。
連作を是非希望する。→この後はこのテイストの作品は書いていません。

彼の著作はデビュー作から一気に三冊読んだので、
ちょっとほかの本を読んでから次作を読みことにしよう。
この人の本って読んでるときの味わいが格別なので大事にしたいので。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.63
(4pt)

今までとテイストの違う中篇も収めた単行本3作目

「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」の3編で構成。
「秋の牢獄」については読んでる途中、この発想の作品、映画はよくあるパターンと思ったりもした。

作中でこんなことが映画にあったと言われているのはビル・マーレー主演のコメディー「恋はデジャ・ブ」のこと? などと思いながら読み進めていた。
だが、北風伯爵が絡む中盤から後半の展開には引き込まれた。
この作家ならではの読み応えのある内容だ。

「神家没落」は「風の古道」に近い、現実世界に隣接する異世界に踏み込んだ人間の話。
悪人の登場で物語がラストに転がるという展開も「風の〜」に近い。
もちろん面白い。

「幻は夜に成長する」は異世界ものではなく、異能力をもつ女性のモノローグによる物語。
特別な能力をもつ女性をめぐりストーリーが展開する。

たとえば「クロスファイア」とかでおなじみの展開の
異能力者に対する周囲の人間たちの敵意、恐れが描かれているのだが
独自の幻想性があり引き込まれた。
この作品はこの作家にとって実質初のホラーとなりえるかも。
連作を是非希望する。→この後はこのテイストの作品は書いていません。

彼の著作はデビュー作から一気に三冊読んだので、
ちょっとほかの本を読んでから次作を読みことにしよう。
この人の本って読んでるときの味わいが格別なので大事にしたいので。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.62
(4pt)

夜市と比べてアッサリ気味

舞台を整えるための装置、構成にかけては円熟味を増した老齢作家に
負けずとも劣らずといっては、褒めすぎでしょうか。
3作目では、落ち着きはらった文章がいっそう肌に馴染んで浸透します。

表題作の『秋の牢獄』
無限にくり返す時の流れ。
それは個人の意思に反し、あざ笑うかのように幾たびもあいまみえます。
あれほど恒川ワールドの代名詞でもあった幻想世界において、何故ループものなる
雑草のように、辺り一面に散らばったカテゴリに着目したのか不思議でしたが、ふと、思いました。
これは、紛れもなくホラーです。
序盤こそ、抗う姿が見受けられますが、誰しもが空間からの束縛に心が病み、諦観しています。
まだ若いはずであろう、主人公や隆一なども、解決策がないとはいえ、まるで亡霊のように
生気をなくしています。見るも無残な結末とはこのことだと思いました。

『神家没落』
自分は少し、穿った見方をしてみました。
物は使いようという言葉の恐ろしさとポテンシャルを痛感しました。
ただ、余生を恙無く過ごしたいなんて平和的な考え方の人間もいれば
犯行現場を見られず、また自分の足がつくことはないと楽観し、人道的行為に及ぶもの。
そんな、人の深層に潜む、人の本性をさらけ出すのが隠れたテーマだと自分は思います。

『幻は夜に成長する』
何度でも読み返したくなる妖しさを秘めています。
こちらの話は、肉体と精神の2重束縛といいますか、完全なる空間支配をうけるという意味では
前者2人を凌駕し、絶望すら感じられなくなっているところが恐ろしい。
宗教団体も登場しており、冷徹的なまでの悪役っぷりに徹しているのが不気味です。
でも、なぜか感じる消化不良。あまりに悪役が極端すぎたせいでしょうか。不満が残りました。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.61
(4pt)

夜市と比べてアッサリ気味

舞台を整えるための装置、構成にかけては円熟味を増した老齢作家に
負けずとも劣らずといっては、褒めすぎでしょうか。
3作目では、落ち着きはらった文章がいっそう肌に馴染んで浸透します。

表題作の『秋の牢獄』
無限にくり返す時の流れ。
それは個人の意思に反し、あざ笑うかのように幾たびもあいまみえます。
あれほど恒川ワールドの代名詞でもあった幻想世界において、何故ループものなる
雑草のように、辺り一面に散らばったカテゴリに着目したのか不思議でしたが、ふと、思いました。
これは、紛れもなくホラーです。
序盤こそ、抗う姿が見受けられますが、誰しもが空間からの束縛に心が病み、諦観しています。
まだ若いはずであろう、主人公や隆一なども、解決策がないとはいえ、まるで亡霊のように
生気をなくしています。見るも無残な結末とはこのことだと思いました。

『神家没落』
自分は少し、穿った見方をしてみました。
物は使いようという言葉の恐ろしさとポテンシャルを痛感しました。
ただ、余生を恙無く過ごしたいなんて平和的な考え方の人間もいれば
犯行現場を見られず、また自分の足がつくことはないと楽観し、人道的行為に及ぶもの。
そんな、人の深層に潜む、人の本性をさらけ出すのが隠れたテーマだと自分は思います。

『幻は夜に成長する』
何度でも読み返したくなる妖しさを秘めています。
こちらの話は、肉体と精神の2重束縛といいますか、完全なる空間支配をうけるという意味では
前者2人を凌駕し、絶望すら感じられなくなっているところが恐ろしい。
宗教団体も登場しており、冷徹的なまでの悪役っぷりに徹しているのが不気味です。
でも、なぜか感じる消化不良。あまりに悪役が極端すぎたせいでしょうか。不満が残りました。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039
No.60
(5pt)

キレイな3話

夜市でもその美しい物語と構成に感服しましたが、今度の作品も素晴らしいです。
小難しい表現の仕方や言い回しはまったくないのに、それでいてチャチくならない、本当に質の高い作品だと思います。

季節や色彩が活字を見た途端に浮かんできます。
秋の牢獄 Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄より
4048738054
No.59
(5pt)

キレイな3話

夜市でもその美しい物語と構成に感服しましたが、今度の作品も素晴らしいです。
小難しい表現の仕方や言い回しはまったくないのに、それでいてチャチくならない、本当に質の高い作品だと思います。

季節や色彩が活字を見た途端に浮かんできます。
秋の牢獄 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 秋の牢獄 (角川ホラー文庫)より
4043892039