(短編集)

華胥の幽夢 十二国記

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

華胥の幽夢 十二国記の評価:

4.39/5点 レビュー 67件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.39pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全192件 21〜40 2/10ページ
No.172
(5pt)

国を治める政治のあり方についての深い洞察が見られ緊張感溢れる短編集

これまでバラバラの感なきにしもあらずだった十二国記。各国に関わるストーリーの隙間を埋める趣旨の短編集だが、国を治める政治のあり方についての深い洞察が見られて感心した。特に表題に出て来る「華胥」の出来映えが出色。官僚の腐敗を許した先王の暴政を厳しく批判して新しく王座に着いた男。理想の国家を目指して「正道」を歩んだ筈なのに苦い結末が待ち受ける。随所で洞察に富んだ名セリフがあり、特異な設定のファンタジー世界の話だが、十分にリアルな世界で通用する苦さだった。
 最後の「帰山」でようやく心温まるストーリーを読んだ感じだが、登場人物に容赦なく過酷な試練を与える十二国記らしい緊張感溢れる短編集で、やはり凡百のファンタジーの甘さからは突出している。読み応え十分でズシリと重たい読後感だった。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)より
4062732041
No.171
(4pt)

どの話も考えさせられる短編集

さっと読んでしまえば、ぱっと読んでしまえる短編集。だが、一つひとつの話の意味を考え出すと、自分の人生でも似たようなエピソードを思い浮かべることができる。

・手紙にある「元気だよ」の一言の裏に、どんな思いがあるかを考えたことがあるだろうか。傷ついた人間ほど優しくなるというのは、きっとこういうことなんだと思える。
・上司や先輩のやり方に対して、ただただ文句を言っているだけの自分。本当に最適解を考え抜いたことはあるのか。
・一つの目標を目指していたのに、そもそもの言葉の定義が違っていたため、全く足並みが揃わずに失敗したこと。

思い出すと苦い記憶が掘り起こされること、誰にでもあるはず。ちょっと立ち止まって、何が原因だったのか、どうすれば良かったのか、これからでもできることはあるか。そんなことを考えるきっかけになる本だと思う。
華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)より
4101240604
No.170
(4pt)

どの話も考えさせられる短編集

さっと読んでしまえば、ぱっと読んでしまえる短編集。だが、一つひとつの話の意味を考え出すと、自分の人生でも似たようなエピソードを思い浮かべることができる。

・手紙にある「元気だよ」の一言の裏に、どんな思いがあるかを考えたことがあるだろうか。傷ついた人間ほど優しくなるというのは、きっとこういうことなんだと思える。
・上司や先輩のやり方に対して、ただただ文句を言っているだけの自分。本当に最適解を考え抜いたことはあるのか。
・一つの目標を目指していたのに、そもそもの言葉の定義が違っていたため、全く足並みが揃わずに失敗したこと。

思い出すと苦い記憶が掘り起こされること、誰にでもあるはず。ちょっと立ち止まって、何が原因だったのか、どうすれば良かったのか、これからでもできることはあるか。そんなことを考えるきっかけになる本だと思う。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062555735
No.169
(4pt)

どの話も考えさせられる短編集

さっと読んでしまえば、ぱっと読んでしまえる短編集。だが、一つひとつの話の意味を考え出すと、自分の人生でも似たようなエピソードを思い浮かべることができる。

・手紙にある「元気だよ」の一言の裏に、どんな思いがあるかを考えたことがあるだろうか。傷ついた人間ほど優しくなるというのは、きっとこういうことなんだと思える。
・上司や先輩のやり方に対して、ただただ文句を言っているだけの自分。本当に最適解を考え抜いたことはあるのか。
・一つの目標を目指していたのに、そもそもの言葉の定義が違っていたため、全く足並みが揃わずに失敗したこと。

思い出すと苦い記憶が掘り起こされること、誰にでもあるはず。ちょっと立ち止まって、何が原因だったのか、どうすれば良かったのか、これからでもできることはあるか。そんなことを考えるきっかけになる本だと思う。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)より
4062732041
No.168
(3pt)

tnd0470

引き込まれながら、読み進みました。
再読すればさらに面白さが増すと思います。
華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)より
4101240604
No.167
(3pt)

tnd0470

引き込まれながら、読み進みました。
再読すればさらに面白さが増すと思います。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062555735
No.166
(3pt)

tnd0470

引き込まれながら、読み進みました。
再読すればさらに面白さが増すと思います。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)より
4062732041
No.165
(5pt)

この著書まで、全て読破しました。「新作書下ろし長編」!発売を待っています!

現在までに発売されている本編を全て読み、短編なので最後にこの著書を読みました。
十二国記シリーズが本当に好きなので、この著書もまた楽しく、そしてじっくり拝読。

5編共勿論良かったのですが、特に乗月・書簡・華胥の3編が心に残りました。
「乗月」月渓の苦悩、なぜ芳国の峯王や峯麟までもを手に掛けなければいけなかったのか!月渓の真意がよく解りました。祥瓊との和解?も読んでいて嬉しかったです。

「書簡」はやっぱり陽子と楽俊の、互いを思う気持ち・気遣いなど、和むものがありました。人間の本音・建て前・気遣いがよく描かれているなぁと。楽俊がいずれ、慶国に属すればいいなぁと思います。

「華胥」は表題作でもあり、少し長めの短編でした。「華胥華朶」の働きの本当の意味。青喜の言葉で解った時には、驚きでした。でも、青喜の考え方や、朱夏とのやり取りを読んでいて、これまた人間の本音の、心の奥底の部分を洗われた?様な感じがしました。
「人は自分の本音に疎いものだ」「そう感じているのか、そうでなければ!と自分に課しているのか」と言った青喜の言いたかった核心の部分を読んで気づいた時になど、現実でも、良い人間になるのは窮屈なものなんだな…と感じたり。無意識のうちに「自分の心に課している」事は、よくある事だな…と感じました。

残りの2編「冬栄」「帰山」も楽しく読めました。
「冬栄」は戴国=泰麒と驍宗・漣国の廉王と廉麟の物語です。廉王みたいな王もいいなぁと思いました。国も民も、のんびり過ごせそうな雰囲気です。(イラストの廉麟が綺麗!!)。

「帰山」は十二国で最長の王朝、奏国の王の息子・利広が登場。本編同様、ふらっと?柳国を訪ねる物語です。奏王一家も、とてもいい関係の家族(王族)ですね。

やっぱり十二国記シリーズは面白い!
ファンタジーではあるものの、ただ楽しい!面白い!だけじゃなく進むのが、本当に良い所です。年齢に関係なく入り込めます。
後は、本編の「新作書下ろし長編」の出版・発売日を心待ちにしています。全て読破したので、内容が朧気になる前に、早く出版してほしいと思って止みません!
2016年中の完成を目指して…と公式ホームページにありましたが。現在2016年10月も終わろうとする今…もう近いのかな??といつも気になっています。戴国=泰麒に驍宗、李斎など、完結してない所も、瞬国など、まだまだ出てきてない国もあるので、長編楽しみです!
小野不由美さん、ここまでの物語が描ける作家さん。十二国記、頑張ってほしいです。
華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)より
4101240604
No.164
(5pt)

この著書まで、全て読破しました。「新作書下ろし長編」!発売を待っています!

現在までに発売されている本編を全て読み、短編なので最後にこの著書を読みました。
十二国記シリーズが本当に好きなので、この著書もまた楽しく、そしてじっくり拝読。

5編共勿論良かったのですが、特に乗月・書簡・華胥の3編が心に残りました。
「乗月」月渓の苦悩、なぜ芳国の峯王や峯麟までもを手に掛けなければいけなかったのか!月渓の真意がよく解りました。祥瓊との和解?も読んでいて嬉しかったです。

「書簡」はやっぱり陽子と楽俊の、互いを思う気持ち・気遣いなど、和むものがありました。人間の本音・建て前・気遣いがよく描かれているなぁと。楽俊がいずれ、慶国に属すればいいなぁと思います。

「華胥」は表題作でもあり、少し長めの短編でした。「華胥華朶」の働きの本当の意味。青喜の言葉で解った時には、驚きでした。でも、青喜の考え方や、朱夏とのやり取りを読んでいて、これまた人間の本音の、心の奥底の部分を洗われた?様な感じがしました。
「人は自分の本音に疎いものだ」「そう感じているのか、そうでなければ!と自分に課しているのか」と言った青喜の言いたかった核心の部分を読んで気づいた時になど、現実でも、良い人間になるのは窮屈なものなんだな…と感じたり。無意識のうちに「自分の心に課している」事は、よくある事だな…と感じました。

残りの2編「冬栄」「帰山」も楽しく読めました。
「冬栄」は戴国=泰麒と驍宗・漣国の廉王と廉麟の物語です。廉王みたいな王もいいなぁと思いました。国も民も、のんびり過ごせそうな雰囲気です。(イラストの廉麟が綺麗!!)。

「帰山」は十二国で最長の王朝、奏国の王の息子・利広が登場。本編同様、ふらっと?柳国を訪ねる物語です。奏王一家も、とてもいい関係の家族(王族)ですね。

やっぱり十二国記シリーズは面白い!
ファンタジーではあるものの、ただ楽しい!面白い!だけじゃなく進むのが、本当に良い所です。年齢に関係なく入り込めます。
後は、本編の「新作書下ろし長編」の出版・発売日を心待ちにしています。全て読破したので、内容が朧気になる前に、早く出版してほしいと思って止みません!
2016年中の完成を目指して…と公式ホームページにありましたが。現在2016年10月も終わろうとする今…もう近いのかな??といつも気になっています。戴国=泰麒に驍宗、李斎など、完結してない所も、瞬国など、まだまだ出てきてない国もあるので、長編楽しみです!
小野不由美さん、ここまでの物語が描ける作家さん。十二国記、頑張ってほしいです。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062555735
No.163
(5pt)

この著書まで、全て読破しました。「新作書下ろし長編」!発売を待っています!

現在までに発売されている本編を全て読み、短編なので最後にこの著書を読みました。
十二国記シリーズが本当に好きなので、この著書もまた楽しく、そしてじっくり拝読。

5編共勿論良かったのですが、特に乗月・書簡・華胥の3編が心に残りました。
「乗月」月渓の苦悩、なぜ芳国の峯王や峯麟までもを手に掛けなければいけなかったのか!月渓の真意がよく解りました。祥瓊との和解?も読んでいて嬉しかったです。

「書簡」はやっぱり陽子と楽俊の、互いを思う気持ち・気遣いなど、和むものがありました。人間の本音・建て前・気遣いがよく描かれているなぁと。楽俊がいずれ、慶国に属すればいいなぁと思います。

「華胥」は表題作でもあり、少し長めの短編でした。「華胥華朶」の働きの本当の意味。青喜の言葉で解った時には、驚きでした。でも、青喜の考え方や、朱夏とのやり取りを読んでいて、これまた人間の本音の、心の奥底の部分を洗われた?様な感じがしました。
「人は自分の本音に疎いものだ」「そう感じているのか、そうでなければ!と自分に課しているのか」と言った青喜の言いたかった核心の部分を読んで気づいた時になど、現実でも、良い人間になるのは窮屈なものなんだな…と感じたり。無意識のうちに「自分の心に課している」事は、よくある事だな…と感じました。

残りの2編「冬栄」「帰山」も楽しく読めました。
「冬栄」は戴国=泰麒と驍宗・漣国の廉王と廉麟の物語です。廉王みたいな王もいいなぁと思いました。国も民も、のんびり過ごせそうな雰囲気です。(イラストの廉麟が綺麗!!)。

「帰山」は十二国で最長の王朝、奏国の王の息子・利広が登場。本編同様、ふらっと?柳国を訪ねる物語です。奏王一家も、とてもいい関係の家族(王族)ですね。

やっぱり十二国記シリーズは面白い!
ファンタジーではあるものの、ただ楽しい!面白い!だけじゃなく進むのが、本当に良い所です。年齢に関係なく入り込めます。
後は、本編の「新作書下ろし長編」の出版・発売日を心待ちにしています。全て読破したので、内容が朧気になる前に、早く出版してほしいと思って止みません!
2016年中の完成を目指して…と公式ホームページにありましたが。現在2016年10月も終わろうとする今…もう近いのかな??といつも気になっています。戴国=泰麒に驍宗、李斎など、完結してない所も、瞬国など、まだまだ出てきてない国もあるので、長編楽しみです!
小野不由美さん、ここまでの物語が描ける作家さん。十二国記、頑張ってほしいです。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)より
4062732041
No.162
(1pt)

作品ではなく、商品としての評価

すぐに読みたくて「お急ぎ便」で注文した。
同シリーズを他に4冊注文し、計5冊で届いた。
本の表面に黒い点々があった。カビだった。
梱包材もなくビニールに5冊まとめて放り込まれており、大きな箱の中を輸送中に動き回ったのだろう、
本の角は潰れ、ページは何か所も折り込まれていてひどい状態だった。
客観的に見ても、中古品に見える。新装版だから長年の経年劣化とも思えない。
Amazon発送だったが全く信用できない。

でも、早く読みたかったから返品せずに表紙カバーを捨て、アルコールでカビをこすって読んだ。
こんな状態のものを新品として売り、雑な梱包で商品を壊す方針に変わったのは最近のことのように思う。
明らかに今までの梱包と違うし検品もされていない。どうなってしまったのだろうか。。。

作品自体は大変面白い。著者が電子書籍反対派なのが惜しい。Kindle版であればこのような嫌な思いはしなくて済むのにと思った。
華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)より
4101240604
No.161
(1pt)

作品ではなく、商品としての評価

すぐに読みたくて「お急ぎ便」で注文した。
同シリーズを他に4冊注文し、計5冊で届いた。
本の表面に黒い点々があった。カビだった。
梱包材もなくビニールに5冊まとめて放り込まれており、大きな箱の中を輸送中に動き回ったのだろう、
本の角は潰れ、ページは何か所も折り込まれていてひどい状態だった。
客観的に見ても、中古品に見える。新装版だから長年の経年劣化とも思えない。
Amazon発送だったが全く信用できない。

でも、早く読みたかったから返品せずに表紙カバーを捨て、アルコールでカビをこすって読んだ。
こんな状態のものを新品として売り、雑な梱包で商品を壊す方針に変わったのは最近のことのように思う。
明らかに今までの梱包と違うし検品もされていない。どうなってしまったのだろうか。。。

作品自体は大変面白い。著者が電子書籍反対派なのが惜しい。Kindle版であればこのような嫌な思いはしなくて済むのにと思った。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062555735
No.160
(1pt)

作品ではなく、商品としての評価

すぐに読みたくて「お急ぎ便」で注文した。
同シリーズを他に4冊注文し、計5冊で届いた。
本の表面に黒い点々があった。カビだった。
梱包材もなくビニールに5冊まとめて放り込まれており、大きな箱の中を輸送中に動き回ったのだろう、
本の角は潰れ、ページは何か所も折り込まれていてひどい状態だった。
客観的に見ても、中古品に見える。新装版だから長年の経年劣化とも思えない。
Amazon発送だったが全く信用できない。

でも、早く読みたかったから返品せずに表紙カバーを捨て、アルコールでカビをこすって読んだ。
こんな状態のものを新品として売り、雑な梱包で商品を壊す方針に変わったのは最近のことのように思う。
明らかに今までの梱包と違うし検品もされていない。どうなってしまったのだろうか。。。

作品自体は大変面白い。著者が電子書籍反対派なのが惜しい。Kindle版であればこのような嫌な思いはしなくて済むのにと思った。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)より
4062732041
No.159
(4pt)

表題作だけが残念。

まさに珠玉の短編集と言ってもいい一冊です。ただし、タイトルにもなっている華胥の幽夢を除いては。
十二国の一つである采を舞台にしたこの短編は、短編集の中でも最もページ数を多くとっているもので、唯一他の十二国記とシリーズと何の繋がりもないお話になっています。
テーマとしては作中のメインであるキャラクターが遺した「責難は成事にあらず」という一言に集約されていると思います。他人を非難することは容易いけれども、それは何かを正すことではない。与党を批判ばかりしていたのにいざ自分たちが与党になったら何もできない野党、なんてどこの国でも聞く話ですし、若い革命家であった主人公たちが理想と現実に挫ける物語といってもいいかもしれません。
王が全てを決定する世界なので、ごちゃごちゃした政治紛争にならずにストレートに作者の伝えたいことが分かって読みやすいです。主人公の朱夏を筆頭に、キャラを取り巻く人間関係やストーリーも魅力的だと思います。
何より『王がどうやって国を治めていくか、あるいはどう失敗するか』は十二国記の根本たるテーマだと思うので、大筋自体には何の不満もありません。
では何が問題かというと、作中に出てくる青喜というキャラが全ての原因です。彼は朱夏の弟分のような立場なのですが、正直それはどうでもいいです。
この青喜はあのキャラはこういう思惑があったのではないか、主人公にはこんな問題があったのではないか、あらゆる物事に対して「つまりこういうことなのではないかな?」と台詞で語ってしまいます。作者の代弁者、スピーカーと言ってもいいかもしれません。終始こんな調子なので当然ながら青喜にキャラとしてt惹かれる部分があるはずもなく。
私は華胥の幽夢を読み返す前に、魔性の子以外ではシリーズの一番最初の物語になる月の影、影の海も読み返していました。
そこで主人公の陽子があらゆる困難を経て成長し、その上で自身が学んだ言葉には非常に重みがありました。作者ではなく、陽子というキャラクターが発した台詞として説得力を持って響いたのだと思ってます。
だからこそ、今作のサブキャラが長台詞で全てを説明してしまう仕様にはがっかりしてしまいました。青喜の台詞は解説を読んでいるようでしたし、おまけに長いので読み進めるのが苦痛でした。朱夏が疑問を持ち、青喜が答える。このパターンが多すぎです。そんな禅問答じゃないんだから…。
もともとキャラの言い回しに少し説教臭いところもあるシリーズなので、それが悪い面で出るとこんな結果になるのかなあと感じました。
表題作については散々に言いましたが、他の短編は間違いなく名作といっていいレベルで、お馴染みのキャラの後日譚が瑞々しく描かれています。
なので評価は全五編から華胥の幽夢の分を一つ減らして星4つにしておきます。
華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)より
4101240604
No.158
(4pt)

表題作だけが残念。

まさに珠玉の短編集と言ってもいい一冊です。ただし、タイトルにもなっている華胥の幽夢を除いては。
十二国の一つである采を舞台にしたこの短編は、短編集の中でも最もページ数を多くとっているもので、唯一他の十二国記とシリーズと何の繋がりもないお話になっています。
テーマとしては作中のメインであるキャラクターが遺した「責難は成事にあらず」という一言に集約されていると思います。他人を非難することは容易いけれども、それは何かを正すことではない。与党を批判ばかりしていたのにいざ自分たちが与党になったら何もできない野党、なんてどこの国でも聞く話ですし、若い革命家であった主人公たちが理想と現実に挫ける物語といってもいいかもしれません。
王が全てを決定する世界なので、ごちゃごちゃした政治紛争にならずにストレートに作者の伝えたいことが分かって読みやすいです。主人公の朱夏を筆頭に、キャラを取り巻く人間関係やストーリーも魅力的だと思います。
何より『王がどうやって国を治めていくか、あるいはどう失敗するか』は十二国記の根本たるテーマだと思うので、大筋自体には何の不満もありません。
では何が問題かというと、作中に出てくる青喜というキャラが全ての原因です。彼は朱夏の弟分のような立場なのですが、正直それはどうでもいいです。
この青喜はあのキャラはこういう思惑があったのではないか、主人公にはこんな問題があったのではないか、あらゆる物事に対して「つまりこういうことなのではないかな?」と台詞で語ってしまいます。作者の代弁者、スピーカーと言ってもいいかもしれません。終始こんな調子なので当然ながら青喜にキャラとしてt惹かれる部分があるはずもなく。
私は華胥の幽夢を読み返す前に、魔性の子以外ではシリーズの一番最初の物語になる月の影、影の海も読み返していました。
そこで主人公の陽子があらゆる困難を経て成長し、その上で自身が学んだ言葉には非常に重みがありました。作者ではなく、陽子というキャラクターが発した台詞として説得力を持って響いたのだと思ってます。
だからこそ、今作のサブキャラが長台詞で全てを説明してしまう仕様にはがっかりしてしまいました。青喜の台詞は解説を読んでいるようでしたし、おまけに長いので読み進めるのが苦痛でした。朱夏が疑問を持ち、青喜が答える。このパターンが多すぎです。そんな禅問答じゃないんだから…。
もともとキャラの言い回しに少し説教臭いところもあるシリーズなので、それが悪い面で出るとこんな結果になるのかなあと感じました。
表題作については散々に言いましたが、他の短編は間違いなく名作といっていいレベルで、お馴染みのキャラの後日譚が瑞々しく描かれています。
なので評価は全五編から華胥の幽夢の分を一つ減らして星4つにしておきます。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062555735
No.157
(4pt)

表題作だけが残念。

まさに珠玉の短編集と言ってもいい一冊です。ただし、タイトルにもなっている華胥の幽夢を除いては。
十二国の一つである采を舞台にしたこの短編は、短編集の中でも最もページ数を多くとっているもので、唯一他の十二国記とシリーズと何の繋がりもないお話になっています。
テーマとしては作中のメインであるキャラクターが遺した「責難は成事にあらず」という一言に集約されていると思います。他人を非難することは容易いけれども、それは何かを正すことではない。与党を批判ばかりしていたのにいざ自分たちが与党になったら何もできない野党、なんてどこの国でも聞く話ですし、若い革命家であった主人公たちが理想と現実に挫ける物語といってもいいかもしれません。
王が全てを決定する世界なので、ごちゃごちゃした政治紛争にならずにストレートに作者の伝えたいことが分かって読みやすいです。主人公の朱夏を筆頭に、キャラを取り巻く人間関係やストーリーも魅力的だと思います。
何より『王がどうやって国を治めていくか、あるいはどう失敗するか』は十二国記の根本たるテーマだと思うので、大筋自体には何の不満もありません。
では何が問題かというと、作中に出てくる青喜というキャラが全ての原因です。彼は朱夏の弟分のような立場なのですが、正直それはどうでもいいです。
この青喜はあのキャラはこういう思惑があったのではないか、主人公にはこんな問題があったのではないか、あらゆる物事に対して「つまりこういうことなのではないかな?」と台詞で語ってしまいます。作者の代弁者、スピーカーと言ってもいいかもしれません。終始こんな調子なので当然ながら青喜にキャラとしてt惹かれる部分があるはずもなく。
私は華胥の幽夢を読み返す前に、魔性の子以外ではシリーズの一番最初の物語になる月の影、影の海も読み返していました。
そこで主人公の陽子があらゆる困難を経て成長し、その上で自身が学んだ言葉には非常に重みがありました。作者ではなく、陽子というキャラクターが発した台詞として説得力を持って響いたのだと思ってます。
だからこそ、今作のサブキャラが長台詞で全てを説明してしまう仕様にはがっかりしてしまいました。青喜の台詞は解説を読んでいるようでしたし、おまけに長いので読み進めるのが苦痛でした。朱夏が疑問を持ち、青喜が答える。このパターンが多すぎです。そんな禅問答じゃないんだから…。
もともとキャラの言い回しに少し説教臭いところもあるシリーズなので、それが悪い面で出るとこんな結果になるのかなあと感じました。
表題作については散々に言いましたが、他の短編は間違いなく名作といっていいレベルで、お馴染みのキャラの後日譚が瑞々しく描かれています。
なので評価は全五編から華胥の幽夢の分を一つ減らして星4つにしておきます。
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)より
4062732041
No.156
(5pt)

もっと書いてほしい

泰麒の話、戴国のことをもっと知りたい!アニメ化されたら、絶対見たい!
華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)より
4101240604
No.155
(5pt)

もっと書いてほしい

泰麒の話、戴国のことをもっと知りたい!アニメ化されたら、絶対見たい!
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062555735
No.154
(5pt)

もっと書いてほしい

泰麒の話、戴国のことをもっと知りたい!アニメ化されたら、絶対見たい!
華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (講談社文庫)より
4062732041
No.153
(5pt)

もっと書いてほしい

泰麒の話、戴国のことをもっと知りたい!アニメ化されたら、絶対見たい!
華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫)より
4101240604