(短編集)

黒いハンカチ

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評判

黒いハンカチの評価:

4.00/5点 レビュー 15件。 C ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 1〜20 1/2ページ
No.31
(4pt)

古き良き昭和の中上流家庭の雰囲気

山崎まどかさんが『乙女クラシック探偵小説』として挙げていたのをきっかけに購入。片手間に読めるさらりとした短編小説集。
複雑で意表をつくトリックというよりは、小さな謎を丁寧な観察眼で女学校の先生が解き明かしていくお話なので探偵小説としてはインパクトがそうあるわけではないのですが、アズマ先生がとてもチャーミングなのです。
昭和30年代の日本で生き生きと暮らしていた職業婦人である女学校の先生たち、上品でおっとりした日本の雰囲気。
「盗品が戻ってきたのだからいいでしょう」とトリックだけが解き明かされて犯人はお目溢しされめでたしめでたし、或いは殺人事件の犯人は捕まるものの、「何か事情があったらしいけど、他人の事情なんてそう詮索するものじゃないわね」といった感じで最後まで明かされない動機。

この「観察はするが詮索はしない」という距離感が、まさに日本の中上流らしいのどやかな品のよさを漂わせ、読んでいて心地よい作品でした。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.30
(4pt)

古き良き昭和の中上流家庭の雰囲気

山崎まどかさんが『乙女クラシック探偵小説』として挙げていたのをきっかけに購入。片手間に読めるさらりとした短編小説集。
複雑で意表をつくトリックというよりは、小さな謎を丁寧な観察眼で女学校の先生が解き明かしていくお話なので探偵小説としてはインパクトがそうあるわけではないのですが、アズマ先生がとてもチャーミングなのです。
昭和30年代の日本で生き生きと暮らしていた職業婦人である女学校の先生たち、上品でおっとりした日本の雰囲気。
「盗品が戻ってきたのだからいいでしょう」とトリックだけが解き明かされて犯人はお目溢しされめでたしめでたし、或いは殺人事件の犯人は捕まるものの、「何か事情があったらしいけど、他人の事情なんてそう詮索するものじゃないわね」といった感じで最後まで明かされない動機。

この「観察はするが詮索はしない」という距離感が、まさに日本の中上流らしいのどやかな品のよさを漂わせ、読んでいて心地よい作品でした。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.29
(5pt)

おもしろかった

おもしろかった
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.28
(5pt)

おもしろかった

おもしろかった
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.27
(3pt)

黒いハンカチ

氏の作品を読むのは初めて。文体は平易かつ明晰でユ-モアもあるため、とても読みやすい。

しかしながら、発表年を考慮しても、ミステリとしては弱いだろう。短い話なのでそれほどのミステリ濃度は望まないにしろ、短いなりの小気味よい切れ味がほしいところだが、残念ながらそれは感じられず。

主人公のキャラクター造形も悪くないのだが、深みに欠けるといった印象。屋根裏部屋でのお昼寝が好きなことや不似合いな大きい眼鏡をかけていることなど、もう少し膨らませても良かったように思う。

それと、いくつかのエピソードで、それなりの理由があるのかもしれないが、犯人を見逃してあげてしまうところも個人的には好みではない。

そんな中で、「犬」・「シルクハット」、「手袋」の順でやや面白かった。

短い時間で気軽に読書を楽しみたい人には最適の作品でしょう。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.26
(3pt)

黒いハンカチ

氏の作品を読むのは初めて。文体は平易かつ明晰でユ-モアもあるため、とても読みやすい。

しかしながら、発表年を考慮しても、ミステリとしては弱いだろう。短い話なのでそれほどのミステリ濃度は望まないにしろ、短いなりの小気味よい切れ味がほしいところだが、残念ながらそれは感じられず。

主人公のキャラクター造形も悪くないのだが、深みに欠けるといった印象。屋根裏部屋でのお昼寝が好きなことや不似合いな大きい眼鏡をかけていることなど、もう少し膨らませても良かったように思う。

それと、いくつかのエピソードで、それなりの理由があるのかもしれないが、犯人を見逃してあげてしまうところも個人的には好みではない。

そんな中で、「犬」・「シルクハット」、「手袋」の順でやや面白かった。

短い時間で気軽に読書を楽しみたい人には最適の作品でしょう。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.25
(4pt)

なんとも言えない雰囲気を醸し出します

一編わずか18ページほど ミステリーなんでしょうが、なぜかのんびりした空気に包まれます 日常の謎ではありませんね ただ雰囲気は帯の言葉を書いた北村薫さんに近いような
ニシ・アズマ先生、こんな探偵がいたんですね この一冊だけしか登場していないそうですが、魅力的な女性です
このような埋もれている過去の作品にも素晴らしいものがある事を改めて気づかさせてくれました
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.24
(4pt)

なんとも言えない雰囲気を醸し出します

一編わずか18ページほど ミステリーなんでしょうが、なぜかのんびりした空気に包まれます 日常の謎ではありませんね ただ雰囲気は帯の言葉を書いた北村薫さんに近いような
ニシ・アズマ先生、こんな探偵がいたんですね この一冊だけしか登場していないそうですが、魅力的な女性です
このような埋もれている過去の作品にも素晴らしいものがある事を改めて気づかさせてくれました
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.23
(4pt)

確かにブラウン神父みたいです。

ニシ・アズマ先生は、警察の手も借りず、素人の立場から、ただその赤いセルロイド眼鏡の奥の観察眼を光らせることによって、様々な事件の「誰がやったのか?」を見破ります。

あくまでニシ先生の鮮やかな種明かしに主眼が置かれ、ホワイダニットが語られないお話も多数です。

動機があまりクドクドと語られないので、時代を問わず楽しめる、エバーグリーンな推理小説になっているなと。

とはいえ、一話目の「指輪」のラストの様に、犯罪に関わらざるを得なかった人の哀しさが分かる様な描写も、さり気なく散りばめられ、ほんのりした叙情性も魅力的でした。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.22
(4pt)

確かにブラウン神父みたいです。

ニシ・アズマ先生は、警察の手も借りず、素人の立場から、ただその赤いセルロイド眼鏡の奥の観察眼を光らせることによって、様々な事件の「誰がやったのか?」を見破ります。

あくまでニシ先生の鮮やかな種明かしに主眼が置かれ、ホワイダニットが語られないお話も多数です。

動機があまりクドクドと語られないので、時代を問わず楽しめる、エバーグリーンな推理小説になっているなと。

とはいえ、一話目の「指輪」のラストの様に、犯罪に関わらざるを得なかった人の哀しさが分かる様な描写も、さり気なく散りばめられ、ほんのりした叙情性も魅力的でした。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.21
(4pt)

確かにブラウン神父みたいです。

ニシ・アズマ先生は、警察の手も借りず、素人の立場から、ただその赤いセルロイド眼鏡の奥の観察眼を光らせることによって、様々な事件の「誰がやったのか?」を見破ります。 あくまでニシ先生の鮮やかな種明かしに主眼が置かれ、ホワイダニットが語られないお話も多数です。 動機があまりクドクドと語られないので、時代を問わず楽しめる、エバーグリーンな推理小説になっているなと。 とはいえ、一話目の「指輪」のラストの様に、犯罪に関わらざるを得なかった人の哀しさが分かる様な描写も、さり気なく散りばめられ、ほんのりした叙情性も魅力的でした。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.20
(3pt)

普通

期待を以って購入したのですが、可もなく不可もなくと言うう感想です。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.19
(3pt)

普通

期待を以って購入したのですが、可もなく不可もなくと言うう感想です。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.18
(4pt)

お洒落で上品

文章に品があってよろしなあ。表現が洗練されている。(これだと、翻訳もさぞよいだろう。)
とりわけ「赤い自転車」が好きだ。秀逸。知恵をはたらかせて電話をかけるところがよい。どき
どき。気持ちのいい読後感。ほの見える主人公の背景が、全体に寂しみを彩る。もっと知りたい
けれどこのお話はこれで終わり。きっと手元に残したい1冊になる。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.17
(4pt)

お洒落で上品

文章に品があってよろしなあ。表現が洗練されている。(これだと、翻訳もさぞよいだろう。)
とりわけ「赤い自転車」が好きだ。秀逸。知恵をはたらかせて電話をかけるところがよい。どき
どき。気持ちのいい読後感。ほの見える主人公の背景が、全体に寂しみを彩る。もっと知りたい
けれどこのお話はこれで終わり。きっと手元に残したい1冊になる。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.16
(3pt)

私の生まれた年に書かれた・・・

わが読書ノオトに書き留めしこれらの語句。つまり、真逆、徐に、心算、狼狽る、茲、点頭く、兎角、云云、悉皆、恙無く、蔑ろ、間誤附く、蹲踞む、吩附ける、ころもへんに「親」と書いて、続いて「衣」(探してもなかったので変とツクリを別に記す)、苟くも、偶偶、「秋瓦」(前記同様)、漾う、草臥れる、「くにがまえ」(囗)の中に「巳」を書き続く語は「転」、変梃、幾許、珍紛漢、獅噛み附く・・・これらの古式豊かな熟語を文章中でゆっくりと堪能したい方は、読み給え。
 将来、電子書籍でこのような特異な漢字を果たして表現できるやいなや。
 因みに、ハンカチは「手巾」です。コダワリついでにタイトルに注文をつけておきます。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.15
(3pt)

私の生まれた年に書かれた・・・

わが読書ノオトに書き留めしこれらの語句。つまり、真逆、徐に、心算、狼狽る、茲、点頭く、兎角、云云、悉皆、恙無く、蔑ろ、間誤附く、蹲踞む、吩附ける、ころもへんに「親」と書いて、続いて「衣」(探してもなかったので変とツクリを別に記す)、苟くも、偶偶、「秋瓦」(前記同様)、漾う、草臥れる、「くにがまえ」(囗)の中に「巳」を書き続く語は「転」、変梃、幾許、珍紛漢、獅噛み附く・・・これらの古式豊かな熟語を文章中でゆっくりと堪能したい方は、読み給え。
 将来、電子書籍でこのような特異な漢字を果たして表現できるやいなや。
 因みに、ハンカチは「手巾」です。コダワリついでにタイトルに注文をつけておきます。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.14
(4pt)

小粋な推理連作短編集

『村のエトランジェ』等の小品で、
何回か芥川賞候補となった作者による
小粋な推理連作短編集。

この作品を発掘した北村薫自身が
その類似性を認めているように
50年以上の前の作品でありながら、
「日常の謎」をやっているのは興味深い。
当然、当時としては渋すぎて
大きな話題にはならなかったのだろう。

推理過程や犯罪そのものについての
掘り下げは決して褒められたものでは無いだろう。
しかし最近のニセモノの「お嬢様の通う女子校」
の安いイメージに比べ、この作品が
あの時代のブルジョア家庭の雰囲気を上品に
極めてうまく伝えている点は高く評価していいだろう。
また表紙絵もマンガチックではなく素晴らしい。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG
No.13
(4pt)

小粋な推理連作短編集

『村のエトランジェ』等の小品で、
何回か芥川賞候補となった作者による
小粋な推理連作短編集。

この作品を発掘した北村薫自身が
その類似性を認めているように
50年以上の前の作品でありながら、
「日常の謎」をやっているのは興味深い。
当然、当時としては渋すぎて
大きな話題にはならなかったのだろう。

推理過程や犯罪そのものについての
掘り下げは決して褒められたものでは無いだろう。
しかし最近のニセモノの「お嬢様の通う女子校」
の安いイメージに比べ、この作品が
あの時代のブルジョア家庭の雰囲気を上品に
極めてうまく伝えている点は高く評価していいだろう。
また表紙絵もマンガチックではなく素晴らしい。
黒いハンカチ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (創元推理文庫)より
4488444016
No.12
(5pt)

あの明るく希望に満ちた時代

著者については坪内祐三氏の「古くさいぞ私は」の中のミニマリズムの説明で紹介されて初めて知った。この本は昭和32年4月から33年3月まで雑誌「新婦人」に読切連載されたものをまとめたものである。表紙絵は当時のミッションスクールの雰囲気を実に忠実に醸し出していて迷わず購入した。
中身も清新で上品な雰囲気とのんびりした話の展開で、謎解きまではするが犯人の動機や背後関係までは深く追及せず、捕まえることすらせず放免してしまうこともある。反省して改心するだろうという性善説に立った話なのだ。都会の裕福な家庭ではクラシックバレエや刺繍、バラ作りなどが流行った時代であったことを想起して読んでもらうと当時の雰囲気が少し分かるかもしれない。読後感が爽快で後を引かないのもこの作品の特徴である。
黒いハンカチ (1958年) Amazon書評・レビュー: 黒いハンカチ (1958年)より
B000JAUAZG