(短編集)

春風コンビお手柄帳



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    初公開日(参考)2018年07月
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    短編集

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    春風コンビお手柄帳

    2018年07月04日 春風コンビお手柄帳

    中学生のユキコさんとシンスケ君が活躍する表題連作ほか、日常の謎あり、スリラーありと、多彩な推理が冴え渡る。名作『黒いハンカチ』以来60年ぶりとなるミステリ作品集。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (5pt)

    抒情とユーモアのバランスが素晴らしい。

    書き手が小沼丹というだけで安心して読み進めることができます。読み手の胸中にさわやかな「春風」をもたらしてくれます。

    「大寺さん」もので知られる小沼丹は、近年再評価の声が高く、講談社文芸文庫を中心に続々と刊行されています。その文章は純文学とは思えないほどまことに平明。明瞭に、詩情豊かに、暮らしの機微や人の世の巡りあいの不思議さを描いてきました。

    そんな作家の「少年少女小説集」なのですから、その内容もおのずと予測できるというもの。「高校時代」「ジュニアそれいゆ」「女学生の友」など懐かしの青春雑誌に発表された短編を集めた本書は、じっさい、その期待を外さないどころか、大人の鑑賞に堪える佳品ばかりです。

    モヤシとあだ名される親友と主人公の高校生コンビが校内のちょっとしたゆすりから殺人事件まで解決(できるよう警察に名推理で助言)する「モヤシ君殊勲ノオト」。

    シンスケくんとユキコさんの中学生コンビが、家庭や地域のゴタゴタを、主にユキコさんが窓辺でマンドリンを奏でながら解決する、いわゆる「安楽椅子」型の表題作「春風コンビお手柄帳」。

    堀辰雄の世界を彷彿させる高原を舞台に、主人公の抱く淡い恋情が胸にしみる「窓の少女」「夏の『思い出』」。この2編には「春風」ならぬ秋の気配が漂っています。

    平明さの中に哀しみとユーモアをたたえた独自の小説世界は本書でも健在です。その哀しみとユーモアの調和した作品世界に、不意に「死」が訪れるところも(「霧」「消えた猫」)。

    同じ文章が二度繰り返される校正ミスもご愛敬。本書を読んで当時の中高生がどんな感想を持ったのかも知りたいですね。
    春風コンビお手柄帳Amazon書評・レビュー:春風コンビお手柄帳より
    4864881499



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