11/22/63

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評判

11/22/63の評価:

4.10/5点 レビュー 105件。 B ランク

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平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 121〜129 7/7ページ
No.9
(5pt)

ぼくたち人間は,自分がだれの人生に影響を与えたのかもわからなければ,いつ与えたのか,なぜ与えたのかもわからない。

ここ最近のスティーブン・キングは初期の頃の勢いが甦ってきたかのように,まさに代表作と言える大作を連発しています。
 本作は,「アンダーザドーム」同様,70年代にすでにアイデアを持っていたが技術的な問題で頓挫していたといいます。
 過去に遡り大統領暗殺を阻止する,という設定だけを聞くと,なんだかありきたりな感じを受けてしまいますが,そこはキング,数多くある他作家のタイムトラベルものと比べても最上の部類に入る内容だと思います。
 また,本書を読んでいて思い出したのは,70年代のキングの代表作「デッドゾーン」です。
 「デッドゾーン」では,未来が見える主人公が,将来大統領となってアメリカをだめにしてしまう候補者を暗殺しようとする物語でしたが,本書は,1958年の世界に行くことで,その世界から見れば未来である1963年のことを知る主人公が,大統領暗殺を阻止する物語なので,どことなく雰囲気の類似点を感じます。
 
 本書において,まず面白いのは,兎の穴と呼ばれるタイムトンネルの設定です。
 兎の穴を抜けると,そこは1958年9月9日午前11時58分。
 そして,一旦現在の世界へ戻り,もう一度穴をくぐると,やっぱり1958年9月9日午前11時58分。
 穴の向こうは,いつも決まって同じ時の同じ時間なのです。
 更に,面白いことに,トンネルに潜るたびに,前回の過去への旅で起こったことがリセットされるのです。
 つまり,過去の世界で大変な苦労をして何かをなしとげて現在に帰ってきても,再び過去への穴をくぐると,それまでになしたことがすべてリセットされてしまうのです。

 また,過去を変えようとすると,まるで過去を変えることを望まないなにかが存在しているかのように,必ずなんらかの障害が発生します。
 過去は非常に強情です。

 また,目的の日時へ行くためには,その日になるまで過去の世界で生活しなければなりません。
 主人公の最終目的は,ケネディが暗殺された1963年。
 つまり,兎の穴をくぐって後5年間をこの過去の世界で生活する必要があるのです。
 また,ケネディ暗殺犯人と言われるオズワルドについても,様々な陰謀説もあるなか,少なくとも報道どおり彼の単独犯行だということが確信できるまでは,安易にオズワルドを消すこともできません。オズワルドがもし単なる捨て駒であるのなら,オズワルドを止めても結局ケネディ暗殺を阻止できないことになるからです。

 さて,上記のような設定の面白さもありますが,本書の最大の魅力は,なんといっても,この過去の世界で暮らす主人公ジェイクの生き生きとした教師生活の物語ではないでしょうか。
 現在の世界で教師をしていた主人公ジェイクは,過去の世界でも臨時教師として働くことになりますが,ここでの生徒たちとのやりとりや,運命の女性との出会いなど非常に感動的な物語となっています。

 また,キングファンにとってはうれしい,キングの他作品世界とのリンクが見られます。
 主人公は,兎の穴を抜けた1958年9月,デリーという街へ向かいます。
 このデリーという街は,そう,キングの代表作「IT」の舞台なのです。
 「IT」では,デリーにおける1958年6月から7月にかけての時代が一つの舞台となっています。
 そして,そこで主人公ジェイクは「IT」のある登場人物に出会うのです。本作と「IT」が完全にリンクする瞬間です。
 こういった作品どうしのリンクに出会うのもキング作品を読むことの楽しみの一つかもしれません。

11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49) Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49)より
4167907216
No.8
(5pt)

ぼくたち人間は,自分がだれの人生に影響を与えたのかもわからなければ,いつ与えたのか,なぜ与えたのかもわからない。

ここ最近のスティーブン・キングは初期の頃の勢いが甦ってきたかのように,まさに代表作と言える大作を連発しています。
 本作は,「アンダーザドーム」同様,70年代にすでにアイデアを持っていたが技術的な問題で頓挫していたといいます。
 過去に遡り大統領暗殺を阻止する,という設定だけを聞くと,なんだかありきたりな感じを受けてしまいますが,そこはキング,数多くある他作家のタイムトラベルものと比べても最上の部類に入る内容だと思います。
 また,本書を読んでいて思い出したのは,70年代のキングの代表作「デッドゾーン」です。
 「デッドゾーン」では,未来が見える主人公が,将来大統領となってアメリカをだめにしてしまう候補者を暗殺しようとする物語でしたが,本書は,1958年の世界に行くことで,その世界から見れば未来である1963年のことを知る主人公が,大統領暗殺を阻止する物語なので,どことなく雰囲気の類似点を感じます。
 
 本書において,まず面白いのは,兎の穴と呼ばれるタイムトンネルの設定です。
 兎の穴を抜けると,そこは1958年9月9日午前11時58分。
 そして,一旦現在の世界へ戻り,もう一度穴をくぐると,やっぱり1958年9月9日午前11時58分。
 穴の向こうは,いつも決まって同じ時の同じ時間なのです。
 更に,面白いことに,トンネルに潜るたびに,前回の過去への旅で起こったことがリセットされるのです。
 つまり,過去の世界で大変な苦労をして何かをなしとげて現在に帰ってきても,再び過去への穴をくぐると,それまでになしたことがすべてリセットされてしまうのです。

 また,過去を変えようとすると,まるで過去を変えることを望まないなにかが存在しているかのように,必ずなんらかの障害が発生します。
 たとえば車で移動しようとしたら急にタイヤがパンクしたり,自分の体調が悪くなったり,といったようなことが,立て続けに発生するのです。
 やはり過去は変えられることを望んでいないようです。
 過去は非常に強情です。

 また,目的の日時へ行くためには,その日になるまで過去の世界で生活しなければなりません。
 主人公の最終目的は,ケネディが暗殺された1963年。
 つまり,兎の穴をくぐって後5年間をこの過去の世界で生活する必要があるのです。
 また,ケネディ暗殺犯人と言われるオズワルドについても,様々な陰謀説もあるなか,少なくとも報道どおり彼の単独犯行だということが確信できるまでは,安易にオズワルドを消すこともできません。オズワルドがもし単なる捨て駒であるのなら,オズワルドを止めても結局ケネディ暗殺を阻止できないことになるからです。

 さて,上記のような設定の面白さもありますが,本書の最大の魅力は,なんといっても,この過去の世界で暮らす主人公ジェイクの生き生きとした教師生活の物語ではないでしょうか。
 現在の世界で教師をしていた主人公ジェイクは,過去の世界でも臨時教師として働くことになりますが,ここでの生徒たちとのやりとりや,運命の女性との出会いなど非常に感動的な物語となっています。

 また,キングファンにとってはうれしい,キングの他作品世界とのリンクが見られます。
 主人公は,兎の穴を抜けた1958年9月,デリーという街へ向かいます。
 このデリーという街は,そう,キングの代表作「IT」の舞台なのです。
 「IT」では,デリーにおける1958年6月から7月にかけての時代が一つの舞台となっています。
 そして,で主人公ジェイクは「IT」の登場人物であるリッチィ・トージアとバヴァリー・マーシュに出会うのです。本作と「IT」が完全にリンクする瞬間です。
 こういった作品どうしのリンクに出会うのもキング作品を読むことの楽しみの一つかもしれません。


11/22/63 上 Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上より
4163824804
No.7
(5pt)

キングってやっぱすごい

面白いです。
タイムスリップがテーマのこの作品、主人公は過去に戻りJFKの暗殺を阻止しようと奮闘します。
しかしそれだけではありません。感動のラブストーリーでもあります。
もちろんキング作品です。スリル、残酷描写、ホラーテイスト、たっぷりです。

それしにしても過去を変えるのは大変です。なぜなら過去は変えられたくないから。
うまく過去を変えることがでたら当然未来も変わります。
しかしそこに待っている未来は?

果たして主人公はJFKの暗殺を阻止できたのでしょうか。
過去を変えることによる代償とは。
最後に主人公に課せられた究極の選択とは。
ラストが切ないです。
11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49) Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49)より
4167907216
No.6
(5pt)

キングってやっぱすごい

面白いです。
タイムスリップがテーマのこの作品、主人公は過去に戻りJFKの暗殺を阻止しようと奮闘します。
しかしそれだけではありません。感動のラブストーリーでもあります。
もちろんキング作品です。スリル、残酷描写、ホラーテイスト、たっぷりです。

それしにしても過去を変えるのは大変です。なぜなら過去は変えられたくないから。
うまく過去を変えることがでたら当然未来も変わります。
しかしそこに待っている未来は?

果たして主人公はJFKの暗殺を阻止できたのでしょうか。
過去を変えることによる代償とは。
最後に主人公に課せられた究極の選択とは。
ラストが切ないです。
11/22/63 上 Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上より
4163824804
No.5
(5pt)

久々に夢中になれた<キング>小説

上巻200ページ位までは(上下二段組ゆえ並の文庫本一冊分か...)キング作品では何時もの事なのだが,
話がどっちに行くのか定まらず、結構な睡魔との戦いとなったのだが、200ページを過ぎるとトイレに行くにも
手放せなくなり、土日殆ど眠りを忘れて上巻を読了してしまった。それくらい本作のキング節の吸引力は強力。
<ジョーディ>での楽しい、楽しい挿話のあとは、いよいよオズワルドの行動監視が始まるのだが、この部分に特段の
話の起伏が乏しく、ちょっと中ダレするが、終盤に向かっては、また威勢を回復、ラストまで一気呵成怒涛のスライマックスへ。
過去と現在の行き来について設定の捻り、過去が己の”改変”に、それはそれは厳しい抵抗をみせると言う捻りも秀逸。
[アンダー・ザ・ドーム]がTVシリーズとなっているとの事だが、本作こそTVシリーズには最適だな、”泡”はどこにでも設定できるから、
season 2 は[9.11]でも良いか...
上下4400円十分楽しめた。文庫になるのを待っても、全4冊位のボリュームで,お得感はあまり出ない。
11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49) Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49)より
4167907216
No.4
(5pt)

久々に夢中になれた<キング>小説

上巻200ページ位までは(上下二段組ゆえ並の文庫本一冊分か...)キング作品では何時もの事なのだが,
話がどっちに行くのか定まらず、結構な睡魔との戦いとなったのだが、200ページを過ぎるとトイレに行くにも
手放せなくなり、土日殆ど眠りを忘れて上巻を読了してしまった。それくらい本作のキング節の吸引力は強力。
<ジョーディ>での楽しい、楽しい挿話のあとは、いよいよオズワルドの行動監視が始まるのだが、この部分に特段の
話の起伏が乏しく、ちょっと中ダレするが、終盤に向かっては、また威勢を回復、ラストまで一気呵成怒涛のスライマックスへ。
過去と現在の行き来について設定の捻り、過去が己の”改変”に、それはそれは厳しい抵抗をみせると言う捻りも秀逸。
[アンダー・ザ・ドーム]がTVシリーズとなっているとの事だが、本作こそTVシリーズには最適だな、”泡”はどこにでも設定できるから、
season 2 は[9.11]でも良いか...
上下4400円十分楽しめた。文庫になるのを待っても、全4冊位のボリュームで,お得感はあまり出ない。
11/22/63 上 Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上より
4163824804
No.3
(5pt)

米国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺を阻止できるのか!?

米国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺の日にちをタイトルに迎えた今作。
荒々のあらすじは

"高校教師ジェイクが米国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺を2011年から1958年に
タイムスリップして1963年の悲劇を阻止しようとする"

と言うものです。ただ、ここは巨匠スティーブン・キング。
そう単純なタイムトラベルものではありません。
当然ながらSF要素とミステリそしてホラー要素を巧みに織り交ぜてきますので、
寝不足の日々を迎えることになります。

さて、ジェイクは暗殺を阻止できるのか。
5年間というタイムトラベルの中で婚約したセイディーとはどうなるのか。
彼女とのラストはジーンときます。

またこの作品を通して50年前のアメリカの様子が眼に浮かびます。
良い面も悪い面も。

恐らくJFK暗殺は私達日本人にはそれ以上でもそれ以下でもありませんが、
アメリカにおけるこの事件は、私達の想像の範疇を大きく超える事件だったはずです。
これを描くということは、恐らく勇気のいることだったのでしょう。

巨匠スティーブン・キングの新たな代表作に出会えてよかった!!
11/22/63 上 Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上より
4163824804
No.2
(5pt)

一気に読んでしまうこと、請け合い

時間旅行が話の中核になってはいるものの、ケネディ大統領暗殺阻止やら、複雑なラブアフェアが織り込まれていてページを繰るのももどかしく一気に読みきってしまいます。恥ずかしながら、エンディングでは落涙。恐るべきストーリーテラーです。キングは。
11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49) Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49)より
4167907216
No.1
(5pt)

一気に読んでしまうこと、請け合い

時間旅行が話の中核になってはいるものの、ケネディ大統領暗殺阻止やら、複雑なラブアフェアが織り込まれていてページを繰るのももどかしく一気に読みきってしまいます。恥ずかしながら、エンディングでは落涙。恐るべきストーリーテラーです。キングは。
11/22/63 上 Amazon書評・レビュー: 11/22/63 上より
4163824804