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(短編集)
涼宮ハルヒの動揺
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涼宮ハルヒの動揺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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角川スニーカー文庫刊・谷川流著・いとうのいぢイラストの 「涼宮ハルヒ」シリーズ第6巻にあたる『涼宮ハルヒの動揺』です。 短編4本と書き下ろし1本の構成で、今までの物語の隙間を保管する なかなか巧みなシナリオと構成力が際立っています。 短編1.「ライブアライブ」 第2作「溜息」で製作されたSOS団製作映画が公開された楽しい11月の文化祭が舞台。 講堂で巻き起こす助っ人ライブは拍手と感謝の念に包まれ、彼女を動揺させるばかり。 演奏曲の元の音源収録MDが大人気を博した理由を詳細に分析している描写も巧妙。 多くは語らないものの、彼女の感じた違和感の真実と それを支えた彼との信頼感も窺えるはんなり心温まるエピソードです。 短編2.「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」 で、その問題のSOS団自主制作映画の内容をキョンのモノローグ中心で綴ったお話がこれ。 いい加減さ全開、やる気なさげの解説満載、脱力構成、つぎはぎ脚本でお届けする閑話休題。 来年製作予定は未定の『ディレクターズカット版』も楽しみですね! 書き下ろし「ヒトメボレLOVER」 衝撃の第4作「消失」〜第5作「暴走」の書き下ろし・雪山症候群を繋ぐ12月の物語。 彼女にひと目惚れした彼の未来妄想の面白さは異常。 そのホントウの真実を知ったその寂しさがどこか切ない冬のエピソードです。 代理告白文章を勘違いし、彼の試合観戦でほんの少し見せる彼女の嫉妬にもニヤリ。 露骨に見せず、自然体で流す気持ちの揺らぎの描写が上手いですね。 短編3.「猫はどこにいった?」 第5作「暴走」の雪山症候群直後の古泉主催・大晦日密室殺人ゲームのお話。 鶴屋さん、キョンの妹、猫のシャミ、孤島症候群でお世話になった方々も 交えて室内遊びに興じる楽しさ満載。深読み不要の閑話休題2本目です。 短編4.「朝比奈みくるの憂鬱」 年明け日曜日にみくるに誘われ2人でお買い物。 キョンの静かなる誇大妄想テキストは既に危険空域突破済。 偶然にして必然の交通事故未遂から、彼女と彼が心を交わす姿に安心感と絆の大きさを感じさせられます。 時間超越、世界改変の新たな序章を匂わせながら、物語は次巻へと続きます。 | ||||
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今回も短編集でした。文化祭のハルヒのライブの話「ライブアライブ」、文化祭の映画の話「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」、長門ちゃんにヒトメボレの話「ヒトメボレLOVER」、冬合宿の推理の話「猫はどこに行った?」、みくるちゃんの憂鬱の話「朝比奈みくるの憂鬱」。今回もなんだか小粒だなぁという感じ。朝比奈さんはキャラ的にしょうがないのかもしれないけれど、もう少ししゃんとして欲しいと「朝比奈みくるの憂鬱」を読んで思いました。一番、流されキャラですよね。そういや、古泉君の出番が少ないなぁ | ||||
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涼宮ハルヒシリーズの第6弾。前巻に続いて短編集です。 前巻収録の3編は、短編ではあるものの100P程度(「雪山症候群」は140P)のボリュームが有り、それなりに展開の起伏や時間経過なども含んだ展開だったのですが、今巻に収録されている5編の短編は「ヒトメボレLOVER」が100P弱である以外、どれも50P程度の非常に短い短編であり、SOS団的日常生活のごく限定的なワンシーンを切り取ったストーリーとなっています。 涼宮ハルヒシリーズの構成的特長として、先に張れるだけの伏線を張り、その回収は後の編にまかせる(極初期に張られ、未だに回収されていない伏線も多々有ります)、もしくは一つの編内であえて重要なパーツを伏せ、後の編内でそれを解放して双方の関連性を高める、といったスタイルが多用されている点があります。それ故に各巻、各編毎を完結したエピソードとして読むことも可能では有りますが、やはりシリーズ全体を一本の大きなストーリーとして読むべき作品と言えますね。 今巻収録の短編は、どれも前巻までに残されてきた伏線の回収と言う意味合いが非常に強く、シリーズ全体のミッシングパーツ的な意味合いの巻だと思います。ここまでの全体の展開は、極めてエキセントリックだったハルヒが(そしてその他のメンバー達が)、仲間同士の交流や様々な事件を通じて少しづつ普通の女子高校生っぽくなっていく様子が描かれている訳ですが、それぞれの変化の"起点"となっているエピソードが『動揺』としてまとまられていると言うのが一読後の感想です。「ライブアライブ」「ヒトメボレLOVER」「朝比奈みくるの憂鬱」それぞれ何にハルヒが"動揺"しているのかを考えてみると、キャラの位置付けががはっきりします。 ただ、この著者の少々冗長な文体が、ミステリーっぽい展開にはあまり合わないとも感じられました。ロジカルな部分がうざったさを強調している印象ですね。 | ||||
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ピンチヒッターとして舞台に立ち、熱唱したハルヒ。 それまで その奇人ぶりだけが他の生徒たちに取り上げられていたハルヒが、初めて周囲に「認められた」瞬間であり、その上「感謝」までされた。 なかなか感動的な展開だと思います。 これを読んだら ぜひアニメ版「ライブアライブ」も見てください。 特にバンド演奏シーンはその驚異的な作画力にびっくりすると思います。 | ||||
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ボキャブラリーの応酬。そんな感じがする勢いのある短編がぎっしり。今までの物語の時間的隙間を埋めるようなサブストーリーばかりですが、その一つ一つがハイテンションなキャラ達を盛り下げることなく突き進んでいて。アニメで言うところの人の山場が終わって次のお話が始まる前に挿入されるような、短いけど物語に深みを与えてくれる、そんなストーリーがいっぱい読めて、得した気分です。 | ||||
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通算六巻・三冊目の短編集。 実質的には四巻の『消失』で物語としては「終わっている」いるため、それ以降の展開は全て無駄である。 だから実質的に、この短編集にはこれからにつなげるものが何もない。 全ての話が重箱の隅をつつくかのような、瑣末な出来事の語り直しに終始する。 この新味のなさは、呆れるよりも哀れを催すほどだ。 そしてこの本を読んだ多くの人は、主役の筈のハルヒの影の薄さについて、驚きを禁じえないことだろう。 作者はストーリーを前に進めたくないために、物語を牽引するハルヒの存在が煙たくてしょうがないようである。 それも無理もない。 ドル箱のこのシリーズが自分の力で死ぬことなど、もはや出来やしないのだから…。 ただそれだけのことである。 | ||||
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今までの、話の前後にこんなエピソードがありましたって感じの短編集です。 シリーズ通して読んでる人でないと、時系列がなんだかよくわからなくなるかもしれないです。 あとがきに、長編が出るはずが短編集になっちゃったみたいなこと書かれていますが、 私の印象も長編への繋ぎ的な印象です。 未来人、超能力者、宇宙人のそれぞれの特殊能力は普段よりあんまり発揮されなかったかな?結構普通の学園ドラマをやっとります。 個人的にファンである長門有希のトンでも能力の発揮される場面が少なかったのが残念。 でも、長門有希の変化はしっかり書かれてたのは良かったと思います。 | ||||
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タイトルに反して涼宮ハルヒが動揺している話は全く無い。あるのは、誉められろのに慣れてないので恥ずかしがる話、例の映画の話、長門が残念がる話、雪山推理イベントの話、ハルヒがヤキモチを焼く原因の話。長編を読んでないと、長編を忘れていると、ちとツライかも知れない。 | ||||
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今回は、ザ・スニーカーに掲載された「ライブアライブ」、「朝比奈みくるの冒険 Episode00」、「ヒトメボレLOVER」、「朝比奈みくるの憂鬱」そして書き下ろしの「猫はどこに行った?」を収録しています。どれも面白かったのですが、全体的におとなしい印象をうけたので ☆-1です。 | ||||
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