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帝都探偵 謎解け乙女
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帝都探偵 謎解け乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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最近流行りのライトノベル風ミステリーです。キャラクターに魅力があり、物語に引き込まれてしまいました。大正時代が舞台ですが、難しいウンチクもなく読みやすいと思います。最後にどんでん返しがあるのですが、読み終わってから思わず表紙を見返して唸ってしまいました。 ただ残念なことに、作品の性質上映像化や続編の製作がほぼ不可能とゆうことでしょうか。主人公のキャラクターが魅力的なだけに、このまま埋もれてしまうのがもったいない作品です。 | ||||
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最終話で話の落ちが出てくるが、ちょっと物悲しかった。この作家のいつもの作風でしょうか、実は結構好きです。 | ||||
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本著者の作品で読んだ2作品目です。 前作の"幻影館へようこそ"は現代でしたが、本作はうって変わって大正時代。 本作を読み終わって更に"なないろ金平糖"を読み終わってから、全てが同じ著者だと気がつきました。(寛太らしき人物が出ていたので) いずれも本屋でざっと見てから購入したのですが、それだけこの著者の作品が自分に合っているのかと思います。 ストレスなくスムーズに読め、最後には思いもしなかったどんでん返しが用意されている。 本作も途中で感じた違和感が最後の方で分かったとき、やられたと思いました。 出来れば、続編を読んでみたいと思います。 | ||||
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同じ著者の『なないろ金平糖』もそうですが、大正時代を舞台にしており、その点がユニークで手に取りました。 (ちょっと高飛車な)お嬢様と車夫、そしてお嬢様が探偵役をもって任じながら、謎を解くのは車夫の青年、という、図式としては 『謎解きはディナーのあとで』(東川篤也)のヴァリエーションに近い感じで始まります。 しかし四つの事件とも、大正時代の東京の雰囲気を漂わせるもので、依頼者の女学生や、彫刻家、未来から来たと称する男など、少し非現実的な感じがこの物語の《大正時代》とよくマッチし、独特の世界がたちあがっている、と感じました。 謎解きも、だれかが糾弾されて終わるのではなく、微妙に煙りが立ち消えるような後味で、むしろ幻想味を増しています。 そして最後の章では、どんでん返しが何段も続き、そういえば伏線があった、と、その重層構造の設定に驚きました。 各事件の決着の付き方の淡さの意味が腑に落ち・・・ ラストのどんでん返しは強烈でした。 このどんでん返しの連続も含め、トリッキーというか人工的な大わざを決められた感じで、読後はやや茫然、そしてしばらくたつと、 作者の創りあげた《大正時代》の世界が、独特の風味とともに心の中に定着しました。 このラストではシリーズにならないかと思いますが、なってほしいと願うインパクトの強い作品です。 | ||||
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時代は大正。主人公はお嬢様お抱えの人力車の車夫。 探偵小説に被れたお嬢様が、あたくしも名探偵になりたいと主人公を振り回します。 人づてにいくつかの依頼が舞い込みますが、実際に推理するのは主人公。 でもお嬢様は、あたかも自分が考えたように、芝居がかった大立ち回りで推理を披露していきます。 それがとても絵になっているように感じましたので、私はお嬢様が犯人を指差し 「すべてお見通しなのです」と告げるカッコイイ情景を頭に浮かべて楽しんでいました。 文章も読みやすく、それでいて大正時代の世界観もキチンと出されて、モダンな香りが広がってくる感じです。 最後にどんでん返しが立て続けに複数回用意されています。それらは、勘の良い方なら気づかれるでしょう。 しかし、最後に用意されたカラクリには、誰もが唖然としてしまうのではないかと思います。 もちろん、そのことに関する伏線もキチンと用意されてまして、読んでいて何度か違和感を持つようになっているのです。 だけど、ある理由から読者はミスリードしてしまう。 そういう作りになっています。すべては作者によって計算されていますね。 読者が想像すればするほど、最後に狐につままれたような気分になってしまう。 そういう楽しさがこの小説の魅力だと感じました。 | ||||
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