恋文の技術

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評判

恋文の技術の評価:

4.32/5点 レビュー 116件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全232件 141〜160 8/12ページ
No.92
(2pt)

すみません、好みではありませんでした。

この著者の本を初めて読みました。同世代なので期待して購入してみたのですが、
好みではありませんでした。
申し訳ありませんが、最近のアニメのような「アニメマニアが作るアニメで結局面白くないアニメ」のような、
「小説マニアが作る小説」のような印象がありました。
ここでやっていることは散々先人たちがやっているし、
笑いのポイントもあいませんでした。
私のセンスが古いからだとは思うのですが。
でもファンが多くいるのはよくわかります。
ファンは凄く面白く読むことでしょう。若い人にはいいのかな。

 知人がこの主人公と同じ大学で非常に良く似た環境にあるのですが、発想が似ていて、
色々リアルでした。そこの描写は面白かったです。

 まず書店で手にとって見て、ご自身の好みに合うか確認してから
購入することをおすすめします。
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.91
(2pt)

すみません、好みではありませんでした。

この著者の本を初めて読みました。同世代なので期待して購入してみたのですが、
好みではありませんでした。
申し訳ありませんが、最近のアニメのような「アニメマニアが作るアニメで結局面白くないアニメ」のような、
「小説マニアが作る小説」のような印象がありました。
ここでやっていることは散々先人たちがやっているし、
笑いのポイントもあいませんでした。
私のセンスが古いからだとは思うのですが。
でもファンが多くいるのはよくわかります。
ファンは凄く面白く読むことでしょう。若い人にはいいのかな。

 知人がこの主人公と同じ大学で非常に良く似た環境にあるのですが、発想が似ていて、
色々リアルでした。そこの描写は面白かったです。

 まず書店で手にとって見て、ご自身の好みに合うか確認してから
購入することをおすすめします。
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.90
(5pt)

情報伝達手段としての手紙

主人公の守田一郎はうだつの上がらない大学院生。大学教授の命令により、京都の大学から能登の研究所に移ることになり、能登から京都の大事な(口には出さないが)友人達への文通がはじまる。書簡体形式を用いて、主人公守田一郎の視点で奇妙な友人達(友人の中には森見登美彦さんも登場する)の動向や、守田一郎のひねくれた想いが手紙に綴られる。
守田一郎は男そのものだと思う。それはもちろん一本気だとか、言葉に二言はない、とか逞しい容貌ということではない。シャイで手紙の中でしか強くない、小狡い、いやらしい、さびしがりや、意外と真面目、無駄にプライドが高い、とにかく不器用。こういうところが男だと思う。

恋文代筆のベンチャー企業を立ち上げるためだ

と煙をまかないと、文通すらできない。なんとも男らしい。
いざ文通しても、相手が男女問わず、結局言葉の悪ふざけに終始し本当の気持ちを伝えられない。この悪ふざけ・パロディが本書の魅力で一定以上の年齢の方は読んでいてクスクス笑いが止まらないだろう。いたるところに盛り込まれている悪ふざけ・パロディは森見登美彦さんが腕によりをかけて読者にサービスしてくれたものだ。阿呆の手紙なので、難しい顔をせずに阿呆になって楽しむべきだ。手紙毎に趣向を凝らした署名、宛て名も堪能すべき。

しかし、いざ本音を手紙で語る必要が出たとき男守田一郎は懊悩を深める

何遍も何遍も恋文を書いては破き、書いては破いているうちに、俺は文章というものが何なのか分からなくなってきました。「文章を書く」という行為には、たくさんの罠がひそんでいる。俺たちは自分の想いを伝えるために文章を書くというように言われます。だがしかし、そこに現れた文字の並びは、本当に俺の想いなのか?そんなことを、誰がどうやって保証するのか。書いた当人だって保証できるかどうか分からない。自分の書いた文章に騙されているだけかもしれない。じいっと考えては書き考えては書きしていると、不思議でならなくなってくるのです。自分の想いを文章に託しているのか、それとも書いた文章によって想いを捏造しているのか。

本音を伝えることの恥ずかしさや、気持ちを受け入れてもらえ無かったらどうしようという男の情けなさ。けれど、このあたりから手紙に透明感が増し読む私達はいじらしい気持ちになる。「いじらしい気持ち」、この複雑な感情を正しく表現することは携帯メールで可能だろうか。長文や、何通もの携帯メールを重ねれば可能かもしれないが、それは野暮だ。
紙と黒いインクしか用いることが出来ない、情報伝達の手段としては極めて貧弱な手紙こそがこそばゆいような、いじらしい気持ちを伝えるには最適なのだろう。何より、想像力を喚起する力に優れている。

すべての手紙を読み終えたとき、手紙に登場した人物達全員が愛おしく、自分の過去の分身達のように思えた。メール一本で事足りることを筆やペンを動かし、数十分と配達時間プラス送料を使って好きな人達に気持ち伝える。当たり前のことだけど、実はかけがえの無い大事な時間の使い方なのかもしれない。
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.89
(5pt)

情報伝達手段としての手紙

主人公の守田一郎はうだつの上がらない大学院生。大学教授の命令により、京都の大学から能登の研究所に移ることになり、能登から京都の大事な(口には出さないが)友人達への文通がはじまる。書簡体形式を用いて、主人公守田一郎の視点で奇妙な友人達(友人の中には森見登美彦さんも登場する)の動向や、守田一郎のひねくれた想いが手紙に綴られる。
守田一郎は男そのものだと思う。それはもちろん一本気だとか、言葉に二言はない、とか逞しい容貌ということではない。シャイで手紙の中でしか強くない、小狡い、いやらしい、さびしがりや、意外と真面目、無駄にプライドが高い、とにかく不器用。こういうところが男だと思う。

恋文代筆のベンチャー企業を立ち上げるためだ

と煙をまかないと、文通すらできない。なんとも男らしい。
いざ文通しても、相手が男女問わず、結局言葉の悪ふざけに終始し本当の気持ちを伝えられない。この悪ふざけ・パロディが本書の魅力で一定以上の年齢の方は読んでいてクスクス笑いが止まらないだろう。いたるところに盛り込まれている悪ふざけ・パロディは森見登美彦さんが腕によりをかけて読者にサービスしてくれたものだ。阿呆の手紙なので、難しい顔をせずに阿呆になって楽しむべきだ。手紙毎に趣向を凝らした署名、宛て名も堪能すべき。

しかし、いざ本音を手紙で語る必要が出たとき男守田一郎は懊悩を深める

何遍も何遍も恋文を書いては破き、書いては破いているうちに、俺は文章というものが何なのか分からなくなってきました。「文章を書く」という行為には、たくさんの罠がひそんでいる。俺たちは自分の想いを伝えるために文章を書くというように言われます。だがしかし、そこに現れた文字の並びは、本当に俺の想いなのか?そんなことを、誰がどうやって保証するのか。書いた当人だって保証できるかどうか分からない。自分の書いた文章に騙されているだけかもしれない。じいっと考えては書き考えては書きしていると、不思議でならなくなってくるのです。自分の想いを文章に託しているのか、それとも書いた文章によって想いを捏造しているのか。

本音を伝えることの恥ずかしさや、気持ちを受け入れてもらえ無かったらどうしようという男の情けなさ。けれど、このあたりから手紙に透明感が増し読む私達はいじらしい気持ちになる。「いじらしい気持ち」、この複雑な感情を正しく表現することは携帯メールで可能だろうか。長文や、何通もの携帯メールを重ねれば可能かもしれないが、それは野暮だ。
紙と黒いインクしか用いることが出来ない、情報伝達の手段としては極めて貧弱な手紙こそがこそばゆいような、いじらしい気持ちを伝えるには最適なのだろう。何より、想像力を喚起する力に優れている。

すべての手紙を読み終えたとき、手紙に登場した人物達全員が愛おしく、自分の過去の分身達のように思えた。メール一本で事足りることを筆やペンを動かし、数十分と配達時間プラス送料を使って好きな人達に気持ち伝える。当たり前のことだけど、実はかけがえの無い大事な時間の使い方なのかもしれない。
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.88
(4pt)

森見節っ炸裂の書簡集風小説。

相変わらず阿呆大学生、大学院生を書かせたら、当世随一の作者が、書簡集形式で書いたコメディ小説。駄目大学院生、守田一郎はやる気のなさから能登の海洋研究所の「鬼軍曹」のもとへ修行?にだされる。寂しさから、友人や先輩、妹、元家庭教師の教え子に手紙を書くのだが、一方的な主人公の手紙でありながら、まるで群像劇のようにストーリが浮かび上がり、また守田と小松崎の阿呆コンビの所行や悪魔のような先輩、大塚や研究所の鬼軍曹、谷口などキャラがたっていて引き込まれた。また、教え子、まみやに先生ぶって各手紙が一番、まともで慈愛に満ちており感心した。最後に思い人に当てた手紙があらすじになってしまったことや、顛末が示されていないことなどやや消化不良だが、相変わらず自分のスタイルを突き進む作者に拍手!
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.87
(4pt)

森見節っ炸裂の書簡集風小説。

相変わらず阿呆大学生、大学院生を書かせたら、当世随一の作者が、書簡集形式で書いたコメディ小説。駄目大学院生、守田一郎はやる気のなさから能登の海洋研究所の「鬼軍曹」のもとへ修行?にだされる。寂しさから、友人や先輩、妹、元家庭教師の教え子に手紙を書くのだが、一方的な主人公の手紙でありながら、まるで群像劇のようにストーリが浮かび上がり、また守田と小松崎の阿呆コンビの所行や悪魔のような先輩、大塚や研究所の鬼軍曹、谷口などキャラがたっていて引き込まれた。また、教え子、まみやに先生ぶって各手紙が一番、まともで慈愛に満ちており感心した。最後に思い人に当てた手紙があらすじになってしまったことや、顛末が示されていないことなどやや消化不良だが、相変わらず自分のスタイルを突き進む作者に拍手!
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.86
(4pt)

手紙の楽しさ

久しぶりに読んだ本が森見登美彦さんのコレ。

携帯電話やパソコンが普及する中、わざわざ"書く"という手間をかけ、
手紙を出す。

自分はダメな人間だ。

例えば、あなたがそう思っていたとして、
携帯電話やパソコンでMailを送ったらどうだろう。

きっと中には無視する人もいるかもしれない。

だけど、手紙なら時間がかかっても
返事が来るような気がしない?

主人公の守田一郎が、大好きな伊吹夏子さんに宛てた手紙の中で、手紙の楽しさをこのように綴っている。

『相手に話しかけるように手紙を書いていく楽しさ、
相手の返事を待っている間の楽しさ、
いざ返事が届いて封筒を開けるときの楽しさ、
手紙を何度も読み返す楽しさ。』

多少省略してるけど、
これを読んだ時に「ああ、そうか!」って素直に感心した。

わたしも昔は良く手紙を書いてました。

家族、友達、好きな人、学校の先生。

けど、いつからか文字を書くことが面倒になってた。

この本を読んで、手紙の温かみを思い出しました。

わたしも友達や家族、好きな人に手紙を書こう。
内容は何でも良い。

感謝の気持ちを伝えたい。

手紙で。

(これって、レビュー?笑)
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.85
(4pt)

手紙の楽しさ

久しぶりに読んだ本が森見登美彦さんのコレ。

携帯電話やパソコンが普及する中、わざわざ"書く"という手間をかけ、
手紙を出す。

自分はダメな人間だ。

例えば、あなたがそう思っていたとして、
携帯電話やパソコンでMailを送ったらどうだろう。

きっと中には無視する人もいるかもしれない。

だけど、手紙なら時間がかかっても
返事が来るような気がしない?

主人公の守田一郎が、大好きな伊吹夏子さんに宛てた手紙の中で、手紙の楽しさをこのように綴っている。

『相手に話しかけるように手紙を書いていく楽しさ、
相手の返事を待っている間の楽しさ、
いざ返事が届いて封筒を開けるときの楽しさ、
手紙を何度も読み返す楽しさ。』

多少省略してるけど、
これを読んだ時に「ああ、そうか!」って素直に感心した。

わたしも昔は良く手紙を書いてました。

家族、友達、好きな人、学校の先生。

けど、いつからか文字を書くことが面倒になってた。

この本を読んで、手紙の温かみを思い出しました。

わたしも友達や家族、好きな人に手紙を書こう。
内容は何でも良い。

感謝の気持ちを伝えたい。

手紙で。

(これって、レビュー?笑)
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.84
(5pt)

これは…落語!?

あまりに珍妙で突拍子もない展開に笑わされ、
あまりに綺麗すぎるオチにスカッとする。
この感覚は落語に近いものがある。

著者の本はよく知っている。
古風な言い回しを多用し、男の情けない部分を描かせてクスリと笑わせる。
著者自身も作中で指摘していたが、
ご都合展開過ぎる、というくらい現実を無視したストーリーやキャラ。

「恋文の技術」でもそれらの特徴は如何なく発揮され、
しかもなんだか今回は冴えわたってるな、と思わず呻りたくなるほど見事な文章。
物語の7割くらいが無駄でできていて、その無駄があまりに面白い。

そしてこの小説の最大の特徴は書簡体小説だということ。
筆者は夏目漱石の書簡体小説に影響を受けたらしいが、
私は文学素人なので、それがどのようなものかは解らない。
しかし、感覚的には太宰治の「人間失格」の明るいバージョンみたいな感じだった。

人間失格は根暗な男の手記を読んで物語を追っていく感じだったが、
この小説の主人公はひねくれてはいるが、優しくて面白いヤツなので好感を持てる。身近に感じる。
しかもこの手紙は読者に向けられたものではなく、あくまで主人公の知人親類に贈られたものである。
書簡体小説とはそもそもそういうものなのだろうが、
本来なら手紙で物語を読ますというと、読者に語りかけるような形で共感させ、物語の世界に引き込ませるのだが、
この小説はあくまで他人事。苦労したり嵌められたりしている主人公を見世物のように観察して笑うのだ。
この点がこの小説の面白さを格段に上昇させている。最初は他人事。書簡体で他人の不幸を見せつけ、四苦八苦する姿に感動させ、共感させる。
そして最後には主人公の恋愛成就を応援している。他人事ではなくなっている。
この読者の小説に対する姿勢を操る筆者の筆力はやはりすごい。
森見先生の作品にはそんな力がある。

恋文の技術はそれを再確認できる作品だった。
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.83
(5pt)

これは…落語!?

あまりに珍妙で突拍子もない展開に笑わされ、
あまりに綺麗すぎるオチにスカッとする。
この感覚は落語に近いものがある。

著者の本はよく知っている。
古風な言い回しを多用し、男の情けない部分を描かせてクスリと笑わせる。
著者自身も作中で指摘していたが、
ご都合展開過ぎる、というくらい現実を無視したストーリーやキャラ。

「恋文の技術」でもそれらの特徴は如何なく発揮され、
しかもなんだか今回は冴えわたってるな、と思わず呻りたくなるほど見事な文章。
物語の7割くらいが無駄でできていて、その無駄があまりに面白い。

そしてこの小説の最大の特徴は書簡体小説だということ。
筆者は夏目漱石の書簡体小説に影響を受けたらしいが、
私は文学素人なので、それがどのようなものかは解らない。
しかし、感覚的には太宰治の「人間失格」の明るいバージョンみたいな感じだった。

人間失格は根暗な男の手記を読んで物語を追っていく感じだったが、
この小説の主人公はひねくれてはいるが、優しくて面白いヤツなので好感を持てる。身近に感じる。
しかもこの手紙は読者に向けられたものではなく、あくまで主人公の知人親類に贈られたものである。
書簡体小説とはそもそもそういうものなのだろうが、
本来なら手紙で物語を読ますというと、読者に語りかけるような形で共感させ、物語の世界に引き込ませるのだが、
この小説はあくまで他人事。苦労したり嵌められたりしている主人公を見世物のように観察して笑うのだ。
この点がこの小説の面白さを格段に上昇させている。最初は他人事。書簡体で他人の不幸を見せつけ、四苦八苦する姿に感動させ、共感させる。
そして最後には主人公の恋愛成就を応援している。他人事ではなくなっている。
この読者の小説に対する姿勢を操る筆者の筆力はやはりすごい。
森見先生の作品にはそんな力がある。

恋文の技術はそれを再確認できる作品だった。
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.82
(5pt)

くすくす笑いがとまりませんでした♪

最初から最後まで、
ずっとクスクス笑いながら
読ませていただきました。

文通は、私も学生時代に
しかも、恋文だったのですが、
ここまで、表現豊かな文章は
書けていませんでした。反省。。。

文体や文調がバラエティに富んでいて、
面白いだけでなく、著者自身をまるで、
第三者が見ているかのように、登場させており、
且つ、変に目立たせていないのもヨカッタです。

著者の本は
今作が初めてだったのですが、
早速、数冊購入してしまいました。

そちらも、楽しく、読ませていただきたいと思います(笑顔)
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.81
(5pt)

くすくす笑いがとまりませんでした♪

最初から最後まで、
ずっとクスクス笑いながら
読ませていただきました。

文通は、私も学生時代に
しかも、恋文だったのですが、
ここまで、表現豊かな文章は
書けていませんでした。反省。。。

文体や文調がバラエティに富んでいて、
面白いだけでなく、著者自身をまるで、
第三者が見ているかのように、登場させており、
且つ、変に目立たせていないのもヨカッタです。

著者の本は
今作が初めてだったのですが、
早速、数冊購入してしまいました。

そちらも、楽しく、読ませていただきたいと思います(笑顔)
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.80
(5pt)

一気に吹き出しちゃいました

京都の大学から能登へと飛ばされた大学院生。
退屈を紛らわせるために、かつての仲間に手紙を書き綴る。
マシュマロのような友人の恋の相談にのり、傍若無人な女性の先輩にもてあそばれ、家庭教師時代の教え子に格好を付け、先輩の作家・森見登美彦氏に女性を籠絡できる恋文の書き方を教わろうとし……

主人公が書く手紙を並べた書簡体小説。
手紙を出す相手が変わる度に、主人公の周りの人たちとの関係が次第に浮かび上がって、そこかしこに「くすぐり」を入れて、失敗書簡集で一気に笑わせる。
巧みで、面白い小説だと思いました。
あぁ、楽しかった。
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.79
(5pt)

一気に吹き出しちゃいました

京都の大学から能登へと飛ばされた大学院生。
退屈を紛らわせるために、かつての仲間に手紙を書き綴る。
マシュマロのような友人の恋の相談にのり、傍若無人な女性の先輩にもてあそばれ、家庭教師時代の教え子に格好を付け、先輩の作家・森見登美彦氏に女性を籠絡できる恋文の書き方を教わろうとし……

主人公が書く手紙を並べた書簡体小説。
手紙を出す相手が変わる度に、主人公の周りの人たちとの関係が次第に浮かび上がって、そこかしこに「くすぐり」を入れて、失敗書簡集で一気に笑わせる。
巧みで、面白い小説だと思いました。
あぁ、楽しかった。
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.78
(4pt)

ちょっと変わった手紙のやり取り

文通という懐かしくもあんまはやりそうもない手紙の往還を通して大学院生と取巻く人たちとの心の交流?を楽しむことができます
最初は主人公が相手に送った手紙だけが載っているので、視点がそこだけになってしまっていますが、順々に読んでいくうちに
相手から主人公、 『相手同士』と視点が切り替わる手紙のやり取りが見られるようになり、此処とあそこがつながっているのだな
とニヤリとさせてくれます。
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.77
(4pt)

ちょっと変わった手紙のやり取り

文通という懐かしくもあんまはやりそうもない手紙の往還を通して大学院生と取巻く人たちとの心の交流?を楽しむことができます
最初は主人公が相手に送った手紙だけが載っているので、視点がそこだけになってしまっていますが、順々に読んでいくうちに
相手から主人公、 『相手同士』と視点が切り替わる手紙のやり取りが見られるようになり、此処とあそこがつながっているのだな
とニヤリとさせてくれます。
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.76
(5pt)

文章の醍醐味

森見作品ではお馴染みのキャラ造詣、冴えない大学院生の書簡集です。
森見作品なので相変わらずきっぱりした起承転結は存在せず、山も谷も低く浅く、うだうだと一冊終わります。 なのにそれが面白い。
書簡集は森見さんに合った形式なんだなあと思いました。これを普通に一人称で書かれても、たいしたエピソードも無く、ページ数水増しの為妙なファンタジー成分や要らないキャラを足さなくてはいけなくなったかも知れません。でもこれは書簡集。手紙の相手先を変える事で何度も同じエピソードを語れるし、深みも出る。

森見さんの文章をとても楽しめました。満足してます。現在文庫になっている森見作品の中では、ベスト1かな…
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.75
(5pt)

文章の醍醐味

森見作品ではお馴染みのキャラ造詣、冴えない大学院生の書簡集です。
森見作品なので相変わらずきっぱりした起承転結は存在せず、山も谷も低く浅く、うだうだと一冊終わります。 なのにそれが面白い。
書簡集は森見さんに合った形式なんだなあと思いました。これを普通に一人称で書かれても、たいしたエピソードも無く、ページ数水増しの為妙なファンタジー成分や要らないキャラを足さなくてはいけなくなったかも知れません。でもこれは書簡集。手紙の相手先を変える事で何度も同じエピソードを語れるし、深みも出る。

森見さんの文章をとても楽しめました。満足してます。現在文庫になっている森見作品の中では、ベスト1かな…
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759
No.74
(4pt)

コミカルなやり取りの裏にある暖かさや純朴

09年03月の単行本の文庫化です.『書簡形式』と呼ばれる手紙のかたちで進む物語で,
とある地方へと飛ばされた大学院生が,そのストレス解消に文通をはじめるというもの.
悪友や先輩に小学生,そしてまさかの『あの人』までをも相手に手紙を送る様子が描かれ,
手紙の中だけながら,その地方やファンにはおなじみの京都の美しい景色も多く登場します.

まず特徴的なのは,収められている手紙が大学院生のものばかりということでしょうか.
相手から返信があったことはわかるものの,その文面が作中に出てくることはありません.
それでも青年が返す内容から,今どうなっているのかを想像できるのがうまくておもしろく,
独白にも似たこの『一方通行』の方法が,著者の独特の言い回しをさらに引き立たせています.

また,同じできごとのはずなのに視点や立ち位置の差からか微妙に言うことが違っていたり,
ある相手とのやり取りではわからなかった状況が,別の相手とのやり取りでハッキリするなど,
あちらもこちらもウソやミエ,いろいろな思惑が入り交る攻防(?)は楽しみどころになります.

物語が収束へと向かう終盤の流れは,高揚感も手伝ってそれまでとはまた違う魅力があり,
思い人への恋文を綴り,自分を見つめ直す青年の姿は不器用ながらも純朴で印象に残ります.
これ以外にも小学生との手紙では,相手が子供でも大人のように尊重して接する様子が暖かく,
このあたりは,著者の後の作品でもある『ペンギン・ハイウェイ』に通じるものが感じられます.

気になるところが語られずに終わった感もありますが,それらは『手紙の外』で起きること.
あれこれと『その後』にイメージを膨らませ,余韻を楽しむというのがよいのかもしれません.

なお,加筆や修正についての記述はありませんでしたが,新たにあとがきが加えられています.
恋文の技術 (ポプラ文庫) Amazon書評・レビュー: 恋文の技術 (ポプラ文庫)より
4591124215
No.73
(4pt)

コミカルなやり取りの裏にある暖かさや純朴

09年03月の単行本の文庫化です.『書簡形式』と呼ばれる手紙のかたちで進む物語で,
とある地方へと飛ばされた大学院生が,そのストレス解消に文通をはじめるというもの.
悪友や先輩に小学生,そしてまさかの『あの人』までをも相手に手紙を送る様子が描かれ,
手紙の中だけながら,その地方やファンにはおなじみの京都の美しい景色も多く登場します.

まず特徴的なのは,収められている手紙が大学院生のものばかりということでしょうか.
相手から返信があったことはわかるものの,その文面が作中に出てくることはありません.
それでも青年が返す内容から,今どうなっているのかを想像できるのがうまくておもしろく,
独白にも似たこの『一方通行』の方法が,著者の独特の言い回しをさらに引き立たせています.

また,同じできごとのはずなのに視点や立ち位置の差からか微妙に言うことが違っていたり,
ある相手とのやり取りではわからなかった状況が,別の相手とのやり取りでハッキリするなど,
あちらもこちらもウソやミエ,いろいろな思惑が入り交る攻防(?)は楽しみどころになります.

物語が収束へと向かう終盤の流れは,高揚感も手伝ってそれまでとはまた違う魅力があり,
思い人への恋文を綴り,自分を見つめ直す青年の姿は不器用ながらも純朴で印象に残ります.
これ以外にも小学生との手紙では,相手が子供でも大人のように尊重して接する様子が暖かく,
このあたりは,著者の後の作品でもある『ペンギン・ハイウェイ』に通じるものが感じられます.

気になるところが語られずに終わった感もありますが,それらは『手紙の外』で起きること.
あれこれと『その後』にイメージを膨らませ,余韻を楽しむというのがよいのかもしれません.

なお,加筆や修正についての記述はありませんでしたが,新たにあとがきが加えられています.
恋文の技術 Amazon書評・レビュー: 恋文の技術より
4591108759