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(短編集)
植物図鑑
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植物図鑑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全174件 141~160 8/9ページ
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念のため、図鑑ではありません 恋愛小説です あとがきで著者いわく、落ち物女の子バージョン 街育ちのOLさん・さやかの前に、イケメン君・イツキが落ちています そして、さやかはイツキを拾って帰ります さやかはイツキと家政夫契約をむすび、同棲を始めます そして、イツキの特技は山菜料理 料理を普段しない、さやかもイツキに感化され川辺に山菜を摘みに出掛けるようになり・・・ 「ラブコメ今昔」とは少し異なり、ベタ甘・ラブコメ度は少し抑えられ、恋愛小説といった趣でした また、あとがきでイツキが読んだであろう本の一冊に五十嵐大介著「リトル・フォレスト」が上げられていました 五十嵐氏は私も好きなので、なんか嬉しかった 料理が題材の小説を読むと、無性に出てくる料理が食べたくなりますね! 話がそれますが、私が初めて読んだ料理が話に大きく関わってくる小説は北森鴻著「メイン・ディッシュ」 です 「植物図鑑」なら、恋愛小説も楽しめ、料理も楽しめる 「メイン・ディッシュ」ならミステリも楽しめ、料理も 一粒で二度美味しいといった感じで、お得! 北森さんのことを書いていたら、少し寂しくなってきた もう、彼の新作が読めないなんて・・・ | ||||
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ある日突然、正体不明の青年イツキを「拾った」OLさやか。 いかにもマンガのような展開に最初はエッ・・と思いましたが そんな設定が気にならないくらい、あたりまえの幸せに気づかせてくれました。 季節の移ろいとともにイツキが教えてくれるのは、 都会にもまだ残っている、色とりどりの花や草木。そしてそれらの自然を食卓に 拝借して食すという楽しさ、ありがたさ。 そして、それを好きな男の人(女の人)と分かち合える、この上ない幸せ。 この本を開いた瞬間、今まで必ず見たことのある「雑草」は みんな、雑草でなく「植物」となります。 ちょっと気をつけてみてみれば、かわいい花がついていたり、 名前の由来も面白かったり、いろいろです。もっと早くに知っておきたかった。 日々の生活が少しだけ豊かになった気分を味わえます。 山菜などなど、自身は結構苦手なのですが、お話に出てくる料理は どれもおいしそうです。最後にレシピも載っています。 肝心のラストは、やはりいかにもマンガ風かな、と思ったのですが、 総合的に見て、なっとく、満足、です。 | ||||
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有川さんの作品の中で1番好きです。 ある日、疲れて仕事から帰ってくると、家の前にイケ面が落ちていた! 物語は少女漫画のようにスタートします。 休日には2人で野原や川辺へお散歩にでかけ、山菜を摘み、それを料して食べる。 大好きな人とだったら、それは最高に美味しいご馳走になる。 そんな甘くて可愛いーー恋愛小説です。 表紙のイラストや中に載っている草花の写真、主人公達が作った山菜料理のレシピ。 それから帯のキャッチコピー 「花を咲かせるように、この恋を育てよう」 どれもとっても素敵です♪ | ||||
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タイトルからして、むしろ堅苦しいはずの「植物図鑑」。でも口当たりは軽やかで、「キュンッ」と心が、「きゅるる〜」と食欲が刺激されます♪ 全ての物語が正鵠無比である必要はないでしょう?「安らげるもの」「トキメけるもの」そんなスパイスも人生には重要です(笑) 有川さんの「植物図鑑」はそんな本。「軽い」「稚拙」と思われる方もいるようですが、「植物図鑑」は「物語」であって「図鑑」ではないので(苦笑)、純粋に心の機微を楽しみましょう♪ 有川さんの描く男性達は完璧超人が多く、平凡な一男性としてはなかなか感情移入しにくいのですが(笑)女の子の心情が妙にリアルで妙にフィクショナルで、それがとてもステキです。 そしてこれを読んで「キュンッ」としている女の子を見るのもまた、ステキですね♪ 汝、女子ならば必読せよ(笑) 汝、男子ならば参考にせよ(笑) | ||||
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序盤がすごく好きな雰囲気でした。 ただ、こてこての恋愛小説が苦手だ という方にはすこし恋愛色が強すぎるかもしれません。 あまあまな雰囲気の漂うお話でした。 タイトルの「植物図鑑」の通り、植物を使った料理の調理法なども読んでいてとても面白く、試したくなる一冊です。 | ||||
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植物を学んだことがある者ならば、 一度や二度は誰かに話したくなるようなウンチクを散りばめながら、 ひとつひとつのエピソードを丁寧に書き込んであり、 心が温かくなるような、まるで冬の日だまりにいるような安心感を覚える小説である。 ただし、主人公の女性の一人称で語られるためか、 もうひとりの主人公である男性の心の動きが全く分からず (恋愛小説だから結末はそうなることが分かっていても)、 その結果、読者は置いてきぼりにされる。 また、起承転結の「転」の部分で、文字どおり物語は急展開するが、 その手法が陳腐(というよりも、あまりにも呆気ない)。 いや、それまでの丁寧な書き込みが何処へ行ったのか、いかにもおざなりな感じがして、 書くのが面倒になったのかとか、予定紙面が尽きたのかとか、 思わずしなくてもいいようなゲスな勘ぐりをしてしまう。 それが,実にもったいない。 ネタバレをしない範囲では、うまい喩えが見つからないが、 ちょうど某ゲームで主人公が「えいえんのせかい」へ旅だった後のプレーヤーのような 気分になってしまうのだ (↑かえって分かる人がいるのか(笑)。 | ||||
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恋愛小説なのですが、それ以上に、この人の料理の描写はとっても好きです。見ていると「これ、食べたい」と思ってしまいます。 ※面白い工夫としては、植物の写真が名前とともに載っているので、本編の中の植物のイメージができて、より作品を楽しめます。 こういう工夫は是非積極手にやってもらいたいです。 | ||||
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バリバリ仕事を頑張り一人暮らしをしている女性が、得体のしれない、けど素敵で、絶対自分に手を出してこない男性を拾って、同居生活をする。 使い古された設定の恋愛小説のはずなのに、でも面白い。 ある程度年齢がいった独身女性なら、こういう都合がいい男性を拾いたいと思ったことがある人も多いのではないかと思う。 それに独自に野草食いというテーストを入れて、飽きさせないところは見事だなと思った。 あと、この作品のおかげで、ちょっと野草に興味が出ました。 | ||||
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確かにありえない設定。 主人公の性格もちょっとアンバランス でもそれを補ってあまりあるほど 二人の関係にトキメキます。 ほのぼのとした でも、ちょっと楽しい平和な毎日から いきなりどーーーーん。と 恋心を撃沈させられるところあたり 参りました。。。 下品じゃないし・・。 直接的でもない。 でもなんつーか えろさを感じてどきどきしちゃいました・。。。 | ||||
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SFが苦手な僕は有川浩を敬遠していました。 しかし、StorySellerを読んで以来ファンになり、 SFは相変わらず手を出していないのですが、 この本は恋愛小説なので、読んでみました。 いやぁサイコーです。 草食系男子とでもいうんでしょうか、イツキいい味出してます! ちょースイート・ラブストーリー 読んでるほうが赤くなるぐらい甘いイツキとさやか。 30過ぎのオッサンとしては電車の中では読めず、 寝る前に読みました。 突然の同棲生活で、ありえないだろそれと想いつつ、 二人の植物を交えての生活にほのぼのしつつ、 ラストの展開に泣いたり喜んだり・・・。 恋愛小説を満喫しました。 ---------------------------- 「 別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。 花は毎年必ず咲きます。 」 文豪・川端康成 ---------------------------- この文句、なるほどねと思った。 この小説では男と女が逆転してますが、 花を通しての想い出というのは毎年思い出すんだろうな。 一言「女々しい」と言えばそれまでだけど、 こういう考えの女性は好きだなぁ。 | ||||
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植物を取り扱った本ということで仕事柄と、可愛いイラストに惹かれて購入しました。 現実にはこんなに上手くいく訳ないよ〜と思いながらも、癒されるキュートな甘い物語でした。 さわやかに優しい気持ちで読み終えることが出来ます。 疲れたときにおススメ。 | ||||
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甘い甘い恋愛小説です。 一気に読み終えてしまいました。 ただ、主人公である女性のセリフが あまりに子供っぽいのが気にかかりました。 25、6歳設定のはずですが セリフだけ読んでいると16、7の女の子のようです。 20代半ばの女性らしい、大人らしさが 言葉から感じられれば もっとよかったのにと残念です。 | ||||
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有川さんらしい甘甘の恋愛小説です。 こんなに恋愛が上手くいくわけない、なんて思いながらも 二人のやりとりには頬が緩まざるをえません。 読後感は非常によくて、最終話でいつきの気持ちを知ってから もう一度読み直すと違ったものも見えてきそうです。 どんなに不器用でもここまで大切に思える相手を見つけられた二人がうらやましくなります。 植物に関する雑学も感心させられるものが多くて 一粒で二度おいしい作品になっていますよ。 短編形式なので手軽に読めますし、おすすめです。 | ||||
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おススメです。 図書館シリーズから次第に世界を広めつつある有川さんの新境地がまた一つ・・・ | ||||
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大切に想うひとがいる今だからこそ、 イツキを想うさやかの、 ぎゅってぎゅって胸が締め付けられるような、 胸きゅんを、まるで自分のもののように感じられて、 あっという間に読めちゃいました。 好きなひとがいるって、甘くて幸せ。 好きなひとがいるって、苦くて辛い。 ひとを想うが故の温かさ、切なさ、優しさ、 労わり、痛さ、怒り、空しさ、そしてめぐる恋しさ。 数え切れないほどの、気持ち。 こんなちっぽけな私の中に収まって、 溢れ出てきてしまわないのが不思議なくらい。 恋なんてしないほうが日々穏やかで安泰なのだけれど。 それでも、ひとを想う日々は、なんてなんてちいさな輝きが溢れているんだろう。 さやかの、女であるが故の一喜一憂。 イツキの、男であるが故の優しさと無頓着さ。 めぐる季節と、笑顔と涙と、 それらを受け入れるかのように、 それすら関係ないかというように、 生き生きとふたりのまわりを彩る草花たち。 世界って、きっと優しくて美しい。 極上のラブストーリー、ごちそうさまでした。 | ||||
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「ああ、おもしろかった!」読み終わって、こんな単純明快な 喜びがある本はいい。 話の行方が見えてもかまわない。 さらさらさら〜っと読んで、どきりとしたり、ほろりときたり。 恋する喜び、食べる喜びに溢れた話だ。 「拾った」青年イツキがまた、ありえないくらい、いい男子で。 野草の性質、生息のしかた、活用方法、食しかたなど、 ……有川さんらしく今回もたくさん勉強し、取材したのだろうなあと 思わせる充実ぶり。 「狩り」と称して野草を取りに出かけるイツキとさやかの甘い接近も、 後半のさやかの苦悩を際立たせるには、どうしても必要な描写なのだ。 ささやかな日常ではあっても、手をかけ時間をかけて育んだ、 きめ濃やかな「生活」の手触りが、 かえって目新しいような物語だったな。 なじみのあるものもないものもあったけれど、登場した植物は、 ていねいに描かれていた。 それはまるで「どんな人にも持ち味があり、それを最大限に引き出すよう つきあえばいいんだよ」といわれているようにも感じられた。 イツキのいう「料る」ということば、わたしの田舎では、普通に使う。 おばあちゃん世代は、フキノトウ、ツクシ、ワラビ、ヨモギ、 ユキノシタなどをよく料理していた。 そんなこともつらつらと思い出させてくれた物語。 ラストにほろりとさせられ、カーテンコールの2作にぎゅっと心を掴まれ、 素朴で勢いのある恋の話を堪能した。 | ||||
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ライトノベル出身で、すっかりベストセラー作家に仲間入りしたこの方。 新作は定評のあるラブストーリーです。 行き倒れていた男の子を拾って同居生活をすることからはじまる恋。 好きになりつつも同居契約をした相手だから言えないもどかしさとか 気持ちが通じても、名前しかしらない彼の過去を詮索できない怖さとか なんというか、とってもベタ。 いえ、悪い意味ではなく、こーこなくっちゃ!を確実に守ってくれる安心の展開。 最近には珍しいくらいのド直球の素直な恋物語なのです。 有川浩さんのラブストーリーが人気があるのって 多分、昔の少女漫画みたいなお約束的な愛情表現がちゃんとあって 読んでると、もうもうすごく恥ずかしくなってくるんだけど 指の隙間から見ずにはいられない!という感覚なのではないかと思うのです。 どろどろだったり、複雑だったりの恋愛小説も多いけど みんな実はすなおーな感情の表現を欲しているのだなあ。 このお話の一番の読みどころは、週末ごとのデート。 アウトドア…というか、野草摘みです。 タイトルの植物図鑑にふさわしく、植物に詳しい彼の道案内で草を摘み それを料理して、一緒に食べる。 旬の野草を楽しみつつ季節を越える二人のデートは真似したくなります。 ぜひともこの本とあわせて、野草図鑑を買っていただきたい。 ちょっと暑さに疲れてるときに、よい読書になりました。 アイス代わりにご賞味あれ! | ||||
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高2の娘の好きな作家で勧められて読みました。 さわやかに心地よく読めましたね。 恋愛ものだけどどろどろせずさらさらと進んで行く心地よさ、 主人公と私は年齢は離れているけど感情移入しやすくて、 穏やかな気持ちで読めました。 阪急電車も読みましたが、作者独特の世界があっていい感じです。 癒し系作家というカンジですね。 | ||||
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しっかりした世界観のあるお話で、読んでいて安心出来る。最後もいつもの有川さん節でマッタリほんわか。最高です。 | ||||
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恋愛小説は普段読まないのですがこれは読めました。なんてみずみずしい文章なのでしょう。 読んでると、木からもぎっとた林檎を歯をたててそのままガブリ そんな感じがします。 取りあえず凄い面白いです。 ああ、私も恋がしたい。 | ||||
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