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【森村誠一】
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駅の評価:
3.83/5点 レビュー 6件。 C ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.83pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
秀逸。
読み応えのある作品だが・・・
都会に職を求めて上京しホームレスになった中年、彼と同じ様な境遇の若いデート嬢、
そのホームレスを殺害する三人の少年、それの事件を追う刑事、そしてその刑事の息子、
デート嬢と旅をする会社の金を横領(未遂)した男、三人の少年を束ねる大物政治家
の息子。。そして、猪の「片牙」
以上のような登場人物達が、必然に、そして偶然に絡み合っていきます。
意外な所でつながる人間関係。まず、三人の少年を殺した犯人は彼らに殺された
ホームレスの関係者で、 その復讐の為に三人の少年を殺害していった、と思いました。
しかし、そこに刑事の息子の死、そして本来生き残るであろう、そして実は真犯人としての
フラグが立ってもおかしくないデート嬢の死が重なり、読み手は深い謎に包まれると思います。
この作品の良い所は、そういった読者のある種の既成概念をぶっとばして
いる所です。こういったミステリーの肝は犯人の罪を犯す「動機」であり、人間だからこそ
生み出される情愛や怨恨が深く絡まって物語を形成していく と思うのですが、
本作品に関しては読者をミスリードする為にその「動機」 の部分を極端に軽く
(ボンボンの男が軽薄に、特に何の理由も無く傍若無人な ふるまいを起こした結果、
それを隠蔽する手段として次々と殺人を犯していく。 そこに深い因縁やドロドロした情念、
人間臭さなどは何も無い)それが 結果的に他に類を見ないミステリー大作になったと感じました。
複雑に絡んでいそうで絡んでいない、結局その絡みは偶然の重なりでしか 無かった。。。。
不条理ですけどそれが面白かったです。