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海国記
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【この小説が収録されている参考書籍】
海国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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タイトルだけで買うものではないな、と反省しました。 書店で数ページ見たら買うのは直ぐ止めるレベルです。 祇園女御の出自とか工夫しているように見せてはいますが 肝心の平家を描くという主題がぼやけており、 仮にフィクションとしても稚拙すぎると思いました。 | ||||
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上巻を「海洋経済の視点」から平家三代の興隆を描くと紹介し、 下巻を「海に生き、海に滅んだ平家の軌跡を、 多彩な人間模様を織り交ぜて描く歴史小説」と紹介していますが、 テーマが曖昧で何を伝えたかったのか分かりません。 下巻では、数多の荘園を所有することによる経済力が、 治天の君となりうる要件と考えていることは良い指摘ですが、 1153年〜1240年頃までをテンポ良過ぎに描いているため 進行が早過ぎ困惑します。 服部ファンには申し訳ないですが、「最勝王」と「平家三代」を読んだ結果、 もう服部氏の歴史小説は読まないでしょう。残念です。 | ||||
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平家に関する本が数多ある中で、平家三代の興隆を 海洋経済の視点から描き出すとの紹介に興味を持ちました。 服部氏の作品では「最勝王」を読み、テーマが釈然とせず失望したのですが、 本作に期待して読み進めました。 本書は、瀬戸内海の航路に詳しい棹師・水竜の話から始まります。 水竜が使う少女が思わぬ人物だったり、正盛が水竜や 都で手広く商いをする女性と出会うことによって貿易に興味を持つなど 海洋経済の話を中心に進みます。 朝家への寄進により国守に補任され、財を成してさらに寄進するという 当時の情勢に加え、瀬戸内海の航路の重要性を語っていますが、 当時の人物が登場するものの、通説とは異なる人物像に描いているため 釈然としません。 服部ファンには申し訳ございませんが、 服部氏の歴史小説は精彩に欠けます。 | ||||
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上巻は水竜、千鳥といった人物を介して物語的に平氏の興隆を描いていたのに、 下巻は普通の平家物語になったなという印象を受けました。 水竜、千鳥と同じ立ち位置の人物を介して、時代の波にのまれ、 次第に自分を見失っていく清盛の姿を上巻と同じクオリティとアイデアで 見てみたかったというのが正直なところです。 いっそのこと、上巻だけでもよかった気がしました。 | ||||
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大河ドラマで平清盛が放映されている関係で、 副題の「平家の時代」という箇所に興味をもって読み始めました。 清盛の祖父正盛から始まり、平家と海の道が次第につながっていく様は、 あまりこの時代を扱う本が無いだけに興味深いです。 てっきり正盛の時代で話の終焉を迎えるのかと思っていましたが、 主要な人物の血や想いが清盛に集約されていく展開は秀逸と思います。 読み応えがある本だと感じました。 | ||||
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本を読むのは早いほうだと思う。 この作者のデビュー作「龍の契り」は、会社帰りに書店で買って翌日の会社へ向かう電車では既に読み終わっていた記憶がある。 若い頃だけでなく、最近でも北方謙三先生の水滸伝など3-4時間で読んでいる。 買った本を読まずに置いておくほうではない。 人にもらった、あるいは図書館で借りて期限が来た本以外で手元にあるのに読みきれなかった本はない。 歴史小説は大好きである。 司馬遼太郎先生は老後の楽しみの「竜馬が行く」と「坂の上の雲」以外ほぼ読んだ。 杉本苑子先生の作品もほぼ読んだ。 日本中心ではないが宮城谷昌光先生の作品もほぼ読んでいると思う。 他作家でも歴史小説、時代小説はよく読む。 この作家には好きな作品が多い。 これだけの条件がそろっているので、当然のように単行本を上下巻セットで買った。 読み始める、止まる、置いとく、思い出して読み直す、また止まる、置いとく。何回繰り返しただろうか。 特別に難解な文体でもない。 人物関係が複雑と言うわけでも、プロットをこねくり回してという作品でもない。 私は京極夏彦作品だって苦にせず読めるのだ。 久しぶりに思い出して読み直したときに、どこまで読んだかそれまでどんな内容だったか思い出せなかった。 自分の記憶の容量が極端に減ったのかと思った。 他の本ではそんなことはない。 結論として、面白い面白くないは評価できない。 私が過去に読もうと思って買って、1年以上経過して最後まで読めていない唯一の作品であるという事実だけが今残っている。 | ||||
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平家はもとは坂東に根を張っていきましたがその後伊勢に勢力を広げ ました。その後源氏に変わって勢力を築いたのが平家中興の祖平正盛 です。この正盛、忠盛、清盛と続く三代で西国の海に勢力を広げ厳島に 厳島社を築くまでになりました。この時代を描いた歴史本は今回が初めてじゃないでしょうか?そういった意味では大変貴重な物語だと思います。 | ||||
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西国の海の道を通して正盛、忠盛、清盛と続く平家の時代から頼朝の時代へ更に承久の乱へ続く武士、貴族、天皇家の権力に対する争い。 平家物語 等で描かれたこの時代の様相とはまた違った観点から描かれており凄く面白かったです。特に貴族を中心とした朝廷内のことが書かれているため今までとは違った面からこの時代をのぞき見ることができました。 | ||||
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著者の本に対して、緻密なストーリー展開や魅力あふれた人物に好感を持っていた私ですが、この本にはそれが余り感じられなく残念に思います。史実を基にしての本作品ですが、淡々と記されている吉川英治の「平家物語」の方が断然おもしろいと感じました。 | ||||
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下巻のほうが平家の栄華・滅亡を記しているクライマックスと言えるのでしょうが、私にはこちらの方が退屈でした(上巻の方が千鳥・水竜の行く末などでちょっとワクワクしましたが)。特に最終章は???という感じです。 | ||||
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