(短編集)

パーク・ライフ

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評判

パーク・ライフの評価:

3.17/5点 レビュー 132件。 D ランク

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平均点3.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全122件 61〜80 4/7ページ
No.62
(4pt)

大味ではない。繊細な味がわかる人向け

訴えかけるものというより、瑞々しい情景描写が心に残りました。良い言い方をすると、「さあ!こう感じ取れ!!」という押し付けがましさがないことが心地よいです。ただこれは俗的な感情という自戒もなくはなく、芥川賞の決め手とはまた別個のものでしょう。

ただ、起伏がない、淡々としているといった感想が、即ち文学賞にふさわしくない理由として主張されるべきものかどうかは疑問です。文学ってそういうことではないと思います。ただ、舞台が現代で、描かれる登場人物が現代人であるがために、繊細なものが見落とされてるのではと。舞台が昔で、出てくる人物が昔の人なら、淡々とした展開にも文学の味を見出そうとするのではないでしょうか。そういう見方には少々疑問を覚えます。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.61
(4pt)

大味ではない。繊細な味がわかる人向け

訴えかけるものというより、瑞々しい情景描写が心に残りました。良い言い方をすると、「さあ!こう感じ取れ!!」という押し付けがましさがないことが心地よいです。ただこれは俗的な感情という自戒もなくはなく、芥川賞の決め手とはまた別個のものでしょう。

ただ、起伏がない、淡々としているといった感想が、即ち文学賞にふさわしくない理由として主張されるべきものかどうかは疑問です。文学ってそういうことではないと思います。ただ、舞台が現代で、描かれる登場人物が現代人であるがために、繊細なものが見落とされてるのではと。舞台が昔で、出てくる人物が昔の人なら、淡々とした展開にも文学の味を見出そうとするのではないでしょうか。そういう見方には少々疑問を覚えます。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.60
(4pt)

日常生活の中の非日常

「パーク・ライフ」に関し、ストーリーそのものは大きな起伏がある訳ではないの

だが、日常生活の中に散りばめられた小さな非日常、自分のアパートがありな

がら半別居状態でマンションを空けている先輩夫婦の家で寝泊りする主人公、

偶然主人公が話し掛け、スターバックスのカフェモカを公園で飲む間柄になった

年上の女性、特に大きな理由も無く、CCDカムをミニチュアの気球に取り付けて

空に飛ばす老人の姿などが作品の随所に散りばめられており、その舞台として

日比谷公園を中心とした銀座・日比谷・有楽町界隈があてがわれている。

そういう意味では読み手によっては退屈な作品なのかも知れない。

『あるあるネタ』が好きな人なら。

後半に収録されている「flowers」は若妻のアングラ劇団への入団を機に、九州

から上京して飲料水のルートセールスの職に就いた男が、巨根で頭の悪い先輩

と上司が別の同僚の奥さんの間男だったり、上司が自分に奥さんを寝取られた

部下をなじったりするなど、職場内の人間関係に巻き込まれる姿を描いている。

以上の2作品や『最後の息子』にも共通する、『日常の中の非日常』が巧く

描かれているが、劇的なストーリー展開がある訳ではないので、その辺に

関しては期待はしないほうが良い。もっとも、その部分は個人の好みによるのだが。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.59
(4pt)

日常生活の中の非日常

「パーク・ライフ」に関し、ストーリーそのものは大きな起伏がある訳ではないの

だが、日常生活の中に散りばめられた小さな非日常、自分のアパートがありな

がら半別居状態でマンションを空けている先輩夫婦の家で寝泊りする主人公、

偶然主人公が話し掛け、スターバックスのカフェモカを公園で飲む間柄になった

年上の女性、特に大きな理由も無く、CCDカムをミニチュアの気球に取り付けて

空に飛ばす老人の姿などが作品の随所に散りばめられており、その舞台として

日比谷公園を中心とした銀座・日比谷・有楽町界隈があてがわれている。

そういう意味では読み手によっては退屈な作品なのかも知れない。

『あるあるネタ』が好きな人なら。

後半に収録されている「flowers」は若妻のアングラ劇団への入団を機に、九州

から上京して飲料水のルートセールスの職に就いた男が、巨根で頭の悪い先輩

と上司が別の同僚の奥さんの間男だったり、上司が自分に奥さんを寝取られた

部下をなじったりするなど、職場内の人間関係に巻き込まれる姿を描いている。

以上の2作品や『最後の息子』にも共通する、『日常の中の非日常』が巧く

描かれているが、劇的なストーリー展開がある訳ではないので、その辺に

関しては期待はしないほうが良い。もっとも、その部分は個人の好みによるのだが。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.58
(4pt)

他人だから

この作品では日常生活では滅多に無い、赤の他人と関わるという“事件”を通して他人だから優しくできたり、携帯電話の番号も知らないから忘れられなかったりするという普段忘れていた感覚と思い出して切なくなりました。携帯電話に番号を登録したら他人じゃあ無くなるという短絡的な考え方を知らず知らずのうちに身に付けている自分に気付きました。

この作品を読むと次の日から道を尋ねられたら今までより少しだけ親切にしてみたくなったり、昔からの友人の知らなかった部分を見つけて少しの距離を感じてドキッとしたりしそうな、希望のようなものを感じます。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.57
(4pt)

他人だから

この作品では日常生活では滅多に無い、赤の他人と関わるという“事件”を通して他人だから優しくできたり、携帯電話の番号も知らないから忘れられなかったりするという普段忘れていた感覚と思い出して切なくなりました。携帯電話に番号を登録したら他人じゃあ無くなるという短絡的な考え方を知らず知らずのうちに身に付けている自分に気付きました。

この作品を読むと次の日から道を尋ねられたら今までより少しだけ親切にしてみたくなったり、昔からの友人の知らなかった部分を見つけて少しの距離を感じてドキッとしたりしそうな、希望のようなものを感じます。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.56
(4pt)

芥川賞受賞作の割りに・・・

著者の「パレード」という本の構成やストーリーが非常に面白かったので、芥川賞受賞作の本書には非常に期待していました。その割には何も心に響いてくるものがなかったような気がします。ただ、「パレード」や本書の「パークライフ」「フラワー」のいずれの作品も穏やかな生活から急展開する結末という構成は似ており、読み終わった後に、ゾクッとする感じはどことなく怖いようであり、どことなく気持ちよかったりします。

芥川賞受賞作という期待がなければ、それなりに面白い作品です。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.55
(4pt)

芥川賞受賞作の割りに・・・

著者の「パレード」という本の構成やストーリーが非常に面白かったので、芥川賞受賞作の本書には非常に期待していました。その割には何も心に響いてくるものがなかったような気がします。ただ、「パレード」や本書の「パークライフ」「フラワー」のいずれの作品も穏やかな生活から急展開する結末という構成は似ており、読み終わった後に、ゾクッとする感じはどことなく怖いようであり、どことなく気持ちよかったりします。

芥川賞受賞作という期待がなければ、それなりに面白い作品です。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.54
(4pt)

ほんのりとした心の風景

出会いはふとした偶然から始まる。

ついさっきまで隣にいた先輩が降りたことをうっかり忘れて、

電車の中で意図せぬ”独り言”を言ってしまう主人公。

その時傍らに立っていた女性は、何気なく言葉を返して主人公のちょっとした窮地を救った。

なんか、ありそう。あぁ、あるある。

作品全体にこういった空気が流れ、その心理描写は繊細。

舞台となる日々谷公園の風の感じや草の匂いまで感じるような情景描写も見事で、

それらが相まって、何気ない日常の光景の中から、ほんのりと「心の風景」を拾い出している。

この機微がわからないと、この作品はとても淡々として、とりとめがないように思えるかもしれない。

わかるようで、わからない。とどくようでとどかない。

それは日常生活のもどかしさに、そのまま通ずる。

さりげなさの中に、そんな心のゆらめきを描き出した佳作である。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.53
(4pt)

ほんのりとした心の風景

出会いはふとした偶然から始まる。

ついさっきまで隣にいた先輩が降りたことをうっかり忘れて、

電車の中で意図せぬ”独り言”を言ってしまう主人公。

その時傍らに立っていた女性は、何気なく言葉を返して主人公のちょっとした窮地を救った。

なんか、ありそう。あぁ、あるある。

作品全体にこういった空気が流れ、その心理描写は繊細。

舞台となる日々谷公園の風の感じや草の匂いまで感じるような情景描写も見事で、

それらが相まって、何気ない日常の光景の中から、ほんのりと「心の風景」を拾い出している。

この機微がわからないと、この作品はとても淡々として、とりとめがないように思えるかもしれない。

わかるようで、わからない。とどくようでとどかない。

それは日常生活のもどかしさに、そのまま通ずる。

さりげなさの中に、そんな心のゆらめきを描き出した佳作である。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.52
(4pt)

面白かったです♪

これと言ったオチがないという点で、

まさに吉田修一らしい作品だと感じました。

どこにでもありそうな日常的な風景を捉えつつも、

その中にある細々とした描写とかがうまい!

人と人との距離感も絶妙に表現されてるところも良い。

これは全ての吉田修一の作品にも言えることだと思います。

『パークライフ』は、

主人公が電車の中で偶然知り合った女と、

物語の舞台、日比谷公園で再会するところから物語が始まります。

『flowers』は、

”人間”がリアルに描かれてる作品だと思う。

私は、主人公の奥さんも実は元旦と…と思ってしまいました;

この二編が入ってます。面白いんでぜひ読んでみてください。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.51
(4pt)

面白かったです♪

これと言ったオチがないという点で、

まさに吉田修一らしい作品だと感じました。

どこにでもありそうな日常的な風景を捉えつつも、

その中にある細々とした描写とかがうまい!

人と人との距離感も絶妙に表現されてるところも良い。

これは全ての吉田修一の作品にも言えることだと思います。

『パークライフ』は、

主人公が電車の中で偶然知り合った女と、

物語の舞台、日比谷公園で再会するところから物語が始まります。

『flowers』は、

”人間”がリアルに描かれてる作品だと思う。

私は、主人公の奥さんも実は元旦と…と思ってしまいました;

この二編が入ってます。面白いんでぜひ読んでみてください。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.50
(5pt)

意志

生きているのか、生かされているのか。何かを成し遂げようとする意志を持って自ら生きている人間は少ない。恥じらいから隠しているということを除いたとしても。

臓器は生かされているものの象徴。生きるための意志は受け入れる側の人間にあるのであって、移植される側の臓器はただただ生かされているだけにすぎない。

変わるということ。変化を求める体質は生きる意志に他ならない。スタバ女は変化を受け入れる決心をした。生きることを選んだ。

生きるということは、目に見える綺麗さから一番遠いところにあるのかもしれない。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.49
(5pt)

意志

生きているのか、生かされているのか。何かを成し遂げようとする意志を持って自ら生きている人間は少ない。恥じらいから隠しているということを除いたとしても。

臓器は生かされているものの象徴。生きるための意志は受け入れる側の人間にあるのであって、移植される側の臓器はただただ生かされているだけにすぎない。

変わるということ。変化を求める体質は生きる意志に他ならない。スタバ女は変化を受け入れる決心をした。生きることを選んだ。

生きるということは、目に見える綺麗さから一番遠いところにあるのかもしれない。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.48
(4pt)

公園で読む

表題作と「flowers」の二作品。

強い衝撃をうける作品ではないのだけれど、読後感は悪くなかった。

終わり方は、いい感じ。

舞台となる日比谷公園は、非常によく知っている場所なのでその分親近感が沸いた。

「flowers」の方は、あまり感じるものがなかったなぁ。

昔より芥川賞作品から受ける衝撃ってもんが小さいような気がするんだけど、これって、読む側が年取ったからなのかなぁ?

鈍感になってきてる?
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.47
(4pt)

公園で読む

表題作と「flowers」の二作品。

強い衝撃をうける作品ではないのだけれど、読後感は悪くなかった。

終わり方は、いい感じ。

舞台となる日比谷公園は、非常によく知っている場所なのでその分親近感が沸いた。

「flowers」の方は、あまり感じるものがなかったなぁ。

昔より芥川賞作品から受ける衝撃ってもんが小さいような気がするんだけど、これって、読む側が年取ったからなのかなぁ?

鈍感になってきてる?
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.46
(4pt)

東京の生活

現在外国で生活しているが故に強く感じるが、東京での都市生活、感覚をがありありと思い起こした。この著者は土地に根ざした感覚が薄れた東京、郊外化しつつある東京を描き出している。ひりひりとまではいかないがある種のしょっぱさを登場人物たちに残しながら東京の風景は流れ続けていく。東京には夢踊るような成功物語とかシンデレラストーリみたいなものは無い。そこに日比谷公園はある。セントラルーパークのように華々しいドラマの舞台になるわけでもなく、革命の血が流される広場になるわけでもなく、東京のちょっとエキセントリックな事象を包含し続けている。しかしこの公園はなんらかの新しい接点、偶然の地殻変動から生じる断層みたいなものも生み出す。それが大きなドラマの母体となるわけではない。しかしそれが現在の東京の公園なのだろうと思う。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.45
(4pt)

東京の生活

現在外国で生活しているが故に強く感じるが、東京での都市生活、感覚をがありありと思い起こした。この著者は土地に根ざした感覚が薄れた東京、郊外化しつつある東京を描き出している。ひりひりとまではいかないがある種のしょっぱさを登場人物たちに残しながら東京の風景は流れ続けていく。東京には夢踊るような成功物語とかシンデレラストーリみたいなものは無い。そこに日比谷公園はある。セントラルーパークのように華々しいドラマの舞台になるわけでもなく、革命の血が流される広場になるわけでもなく、東京のちょっとエキセントリックな事象を包含し続けている。しかしこの公園はなんらかの新しい接点、偶然の地殻変動から生じる断層みたいなものも生み出す。それが大きなドラマの母体となるわけではない。しかしそれが現在の東京の公園なのだろうと思う。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034
No.44
(4pt)

読むのが遅い自分にとって

読むのが遅い自分にとって、この作者の作品は速く読み進むことができます。それは何故かというと易しい言葉を使っているというのではなく、これまで自分が生きてきた中で言葉で上手く表現できないでいた感覚や感情が、不自然ではない書かれ方で所々言葉にして表出してくるからではないかと思っています。
この作品には、誰某がどういう事をする話という確たるものがないように思います。が、読んだ後でふと思い返すことがあった時に、登場人物の些細な仕草や言葉が、この先の何かに繋がるんじゃないかと色々想像できる味わい深さがあります。私達が日頃過ごす中でも、友人知人や親のちょっとした事で何かを連想し、行動に移すことがあります。それらと似ている、というより同じ事がこの何気ない生活の中で書かれていると感じた時、この作品はぐっと自分との距離が近くなるのです。
パーク・ライフ Amazon書評・レビュー: パーク・ライフより
4163211802
No.43
(4pt)

読むのが遅い自分にとって

読むのが遅い自分にとって、この作者の作品は速く読み進むことができます。それは何故かというと易しい言葉を使っているというのではなく、これまで自分が生きてきた中で言葉で上手く表現できないでいた感覚や感情が、不自然ではない書かれ方で所々言葉にして表出してくるからではないかと思っています。
この作品には、誰某がどういう事をする話という確たるものがないように思います。が、読んだ後でふと思い返すことがあった時に、登場人物の些細な仕草や言葉が、この先の何かに繋がるんじゃないかと色々想像できる味わい深さがあります。私達が日頃過ごす中でも、友人知人や親のちょっとした事で何かを連想し、行動に移すことがあります。それらと似ている、というより同じ事がこの何気ない生活の中で書かれていると感じた時、この作品はぐっと自分との距離が近くなるのです。
パーク・ライフ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パーク・ライフ (文春文庫)より
4167665034