レインツリーの国

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評判

レインツリーの国の評価:

3.69/5点 レビュー 204件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.69pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全319件 261〜280 14/16ページ
No.59
(4pt)

正統派のラブストーリー

聴覚障害やインターネット上のコミュニケーションを
モチーフにしている点に目新しさはあるものの
つまるところ聴覚障害という恋の障壁を
メールというツールを使いながら乗り越えていって
男女を結ばれる様子を描いた正統派のラブストーリー.

聴覚障害の実態をよく調べてあって
キャラクターや性格にリアリティが感じられる.
メールやセリフは読んでて身体がかゆくなるようなところも
無きにしも非ずだが・・・ま,簡潔にまとまったお話なので
ゆるせる範囲かと.
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.58
(5pt)

心地よい恋愛小説

『図書館内乱』の中で出てきた小説。耳が不自由な女性と男性との恋愛を描く。

たまには、こういう恋愛小説もいいなぁ。ブログでの出会いやライトノベルの扱いなど極めて現代的だけど、描かれている恋愛自体は、よくある話。でも、なぜか心地よい。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.57
(5pt)

心地よい恋愛小説

『図書館内乱』の中で出てきた小説。耳が不自由な女性と男性との恋愛を描く。

たまには、こういう恋愛小説もいいなぁ。ブログでの出会いやライトノベルの扱いなど極めて現代的だけど、描かれている恋愛自体は、よくある話。でも、なぜか心地よい。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.56
(4pt)

本気の恋愛小説

忘れられないライトノベル。
ふと、その感想をネットで検索した伸行は
あるブログにつづられた感想に惹かれ、メールを送る。
ブログの主、ひとみも伸行に返信をくれ、
共通の趣味を持つ二人は急速に親しくなった。
やがて現実でも会いたいと伸行は思うが
ひとみはある理由から、会うことを恐れていた。

本気の恋愛小説です。
この著者さまの「図書館戦争」シリーズや「海の底」などに比べ
伸行とひとみの心のやりとりがお話の軸である本書は
激しいアクションはないけれど
軽やかな読み口とずっしりと重い何かを伝えてくれる本でした。
現実的なことしか起こらないから、心に感じる痛みの種類はリアルで
ある意味、いちばん痛かった本かもしれません。
ひとみが持つ障害、伸行の過去。
誰もが痛みを抱える中、わかりあうのは難しく、煩わしいこともたくさん。
それでも手を離せなくて、傷つけ合いながら、わかろうとする。
ひとみに、伸行に、無理解な他人に、
少しずつ自分を重ねながら読ませていただきました。

この『レインツリーの国』は
『図書館内乱』の作中に登場するお話で
表紙にも登場しています。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.55
(4pt)

本気の恋愛小説

忘れられないライトノベル。
ふと、その感想をネットで検索した伸行は
あるブログにつづられた感想に惹かれ、メールを送る。
ブログの主、ひとみも伸行に返信をくれ、
共通の趣味を持つ二人は急速に親しくなった。
やがて現実でも会いたいと伸行は思うが
ひとみはある理由から、会うことを恐れていた。

本気の恋愛小説です。
この著者さまの「図書館戦争」シリーズや「海の底」などに比べ
伸行とひとみの心のやりとりがお話の軸である本書は
激しいアクションはないけれど
軽やかな読み口とずっしりと重い何かを伝えてくれる本でした。
現実的なことしか起こらないから、心に感じる痛みの種類はリアルで
ある意味、いちばん痛かった本かもしれません。
ひとみが持つ障害、伸行の過去。
誰もが痛みを抱える中、わかりあうのは難しく、煩わしいこともたくさん。
それでも手を離せなくて、傷つけ合いながら、わかろうとする。
ひとみに、伸行に、無理解な他人に、
少しずつ自分を重ねながら読ませていただきました。

この『レインツリーの国』は
『図書館内乱』の作中に登場するお話で
表紙にも登場しています。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.54
(5pt)

いろんな人に読んでもらいたい!

あの図書館戦争の中に出てきた本ですよッ!
もうすっごく読みたくてうずうずしてました♪
もちろん一気に読んじゃいました。

内容は、聴覚障害の女性と本好きな青年がネットで知り合い、恋に落ちる話。
障害って聞いて、『あっ、ちょっと・・・・』って思う人もいると思いますが、この話は誰にでも当てはまるものだと私は思います。

自分に自信がない人。
劣等感を抱いてる人。
いじめられた経験のある人。
人との接し方が不器用な人。

そのままの自分でいいんだよって言ってもらいたくて、もっと自分のことを分かってもらいたくて、もっと心の底に踏み込んでもらいたくて、でも拒絶されることが怖くて言い出せない。

そんな不安定な気持ちが相手を傷つけ、自分をも傷つけていく。

とってもありがちで、痛いくらいに切実な想い。

ピュアなラブストーリーが大好きな方にはもってこいッ!

メールでの二人のやりとりは本当にドキドキさせられました。
いつ関係が切れてもおかしくない状況で、かろうじて残っている細い糸に願いを託している二人がすごくいじらしい。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.53
(5pt)

いろんな人に読んでもらいたい!

あの図書館戦争の中に出てきた本ですよッ!
もうすっごく読みたくてうずうずしてました♪
もちろん一気に読んじゃいました。

内容は、聴覚障害の女性と本好きな青年がネットで知り合い、恋に落ちる話。
障害って聞いて、『あっ、ちょっと・・・・』って思う人もいると思いますが、この話は誰にでも当てはまるものだと私は思います。

自分に自信がない人。
劣等感を抱いてる人。
いじめられた経験のある人。
人との接し方が不器用な人。

そのままの自分でいいんだよって言ってもらいたくて、もっと自分のことを分かってもらいたくて、もっと心の底に踏み込んでもらいたくて、でも拒絶されることが怖くて言い出せない。

そんな不安定な気持ちが相手を傷つけ、自分をも傷つけていく。

とってもありがちで、痛いくらいに切実な想い。

ピュアなラブストーリーが大好きな方にはもってこいッ!

メールでの二人のやりとりは本当にドキドキさせられました。
いつ関係が切れてもおかしくない状況で、かろうじて残っている細い糸に願いを託している二人がすごくいじらしい。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.52
(4pt)

妖精作戦

しょっぱなからやられました。物語のカギになっている小説のあらすじを出だしに読んで、笹本祐一さんの「妖精作戦」だとピンときました。(参考文献にも載ってますね。)有川さんと年齢が近いせいか?同じ四国だし?当時私もこの物語の主人公達のように妖精作戦にはまり、ドキドキ、わくわくしながら読み進み、結末にショックを受けたクチです。懐かしい。20年前にタイムスリップしたみたい。それだけにこの物語にすっと入っていけました。もしまだ出版しているのなら、ぜひ妖精作戦を読んでからこの物語を読むと2倍楽しめます。当時は朝日ソノラマ文庫でした。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.51
(4pt)

妖精作戦

しょっぱなからやられました。物語のカギになっている小説のあらすじを出だしに読んで、笹本祐一さんの「妖精作戦」だとピンときました。(参考文献にも載ってますね。)有川さんと年齢が近いせいか?同じ四国だし?当時私もこの物語の主人公達のように妖精作戦にはまり、ドキドキ、わくわくしながら読み進み、結末にショックを受けたクチです。懐かしい。20年前にタイムスリップしたみたい。それだけにこの物語にすっと入っていけました。もしまだ出版しているのなら、ぜひ妖精作戦を読んでからこの物語を読むと2倍楽しめます。当時は朝日ソノラマ文庫でした。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.50
(3pt)

ぶつかり合い、傷つけ合いながら深まる恋

有川さんらしい派手なアクションはないのが物足りない分、評価は低くなるけど、
セリフ回しのリズムの良さと生き生きしたリアルさはやっぱりいい。

傷の見せあい・言い争いをして、まっすぐぶつかり合う二人が気持ちよかった。
障害者の健聴者の恋愛に限らず、そこまで腹を見せあわないとほんとにはわかり合えないってこと。
聞こえない人のことは気の毒に思う。
でも、本当の意味ではたしてそれが一体どれほどのことなのか、その苦労を理解することは健聴者の私たちにはできることではない。
そうだとしたら、じゃあどうすればいい?
何が正しいの分からないけど、伸くんの荒っぽいけどまっすぐなやり方には本当の優しさが見えた気がします。

最後にあとがきを読んで、
「図書館内乱」とのコラボだけでなく、有川さんがこの本を書いた理由を知り、胸が締め付けられる思いでした。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.49
(3pt)

ぶつかり合い、傷つけ合いながら深まる恋

有川さんらしい派手なアクションはないのが物足りない分、評価は低くなるけど、
セリフ回しのリズムの良さと生き生きしたリアルさはやっぱりいい。

傷の見せあい・言い争いをして、まっすぐぶつかり合う二人が気持ちよかった。
障害者の健聴者の恋愛に限らず、そこまで腹を見せあわないとほんとにはわかり合えないってこと。
聞こえない人のことは気の毒に思う。
でも、本当の意味ではたしてそれが一体どれほどのことなのか、その苦労を理解することは健聴者の私たちにはできることではない。
そうだとしたら、じゃあどうすればいい?
何が正しいの分からないけど、伸くんの荒っぽいけどまっすぐなやり方には本当の優しさが見えた気がします。

最後にあとがきを読んで、
「図書館内乱」とのコラボだけでなく、有川さんがこの本を書いた理由を知り、胸が締め付けられる思いでした。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.48
(5pt)

自分もこうなれたら…

『レインツリーの国』を知ったのは、学校で借りた『図書館内乱』を読んで、「読んでみたいなぁ…」思って学校内でこの本が来るのを待って昨日、やっと借りれて読みました。

読んでいるうちにドンドン引きづられて行き、伸さんの『親に忘れられたことあるか?』って言われた所では、ショックで泣けました。

この話の設定だと最初二人が出会うのがネットのサイトで出会って、そして彼女は難聴者…。そういう設定の所で「あっ。似てる…。」って思いました。
自分は、難聴者ではないんですけど、耳が時々聞こえなくなる時があります。
症状は『彼女』とは逆で一定の低い声が聞き取りにくいのです。
そして、私の大切な人は自分の住んでる所から遠いのですが、ネットのサイトで出会い、メールや電話で話したりします。
私が耳が聞こえなくなったのは、今年の6月あたりで機械音、金物音に敏感になり、最終的に大切な人の声が聞き取りにくいと言う状態になりました。
でも、向こうも私のこの状態を受け止めてくれました。

まだ、『二人』みたいにあっていませんがいつか必ず逢いたいと思ってます。
そして、願わくば『二人』みたいにこの恋を実らせたいです…。

勝手な妄想論を書いてすいませんでした。m(_ _)mι
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.47
(5pt)

自分もこうなれたら…

『レインツリーの国』を知ったのは、学校で借りた『図書館内乱』を読んで、「読んでみたいなぁ…」思って学校内でこの本が来るのを待って昨日、やっと借りれて読みました。

読んでいるうちにドンドン引きづられて行き、伸さんの『親に忘れられたことあるか?』って言われた所では、ショックで泣けました。

この話の設定だと最初二人が出会うのがネットのサイトで出会って、そして彼女は難聴者…。そういう設定の所で「あっ。似てる…。」って思いました。
自分は、難聴者ではないんですけど、耳が時々聞こえなくなる時があります。
症状は『彼女』とは逆で一定の低い声が聞き取りにくいのです。
そして、私の大切な人は自分の住んでる所から遠いのですが、ネットのサイトで出会い、メールや電話で話したりします。
私が耳が聞こえなくなったのは、今年の6月あたりで機械音、金物音に敏感になり、最終的に大切な人の声が聞き取りにくいと言う状態になりました。
でも、向こうも私のこの状態を受け止めてくれました。

まだ、『二人』みたいにあっていませんがいつか必ず逢いたいと思ってます。
そして、願わくば『二人』みたいにこの恋を実らせたいです…。

勝手な妄想論を書いてすいませんでした。m(_ _)mι
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.46
(4pt)

ストレート

設定こそ多少変わっていますが、本質はシンプルでストレート。
心の壁を乗り越えようとするひたむきさに眩しくなります。
関西弁がナチュラルなのも好印象。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.45
(4pt)

ストレート

設定こそ多少変わっていますが、本質はシンプルでストレート。
心の壁を乗り越えようとするひたむきさに眩しくなります。
関西弁がナチュラルなのも好印象。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.44
(4pt)

過去なんて「あ、そんなの関係ねぇ〜」今が大切なんだな!

私はこの本を読んだときに、耳が悪い主人公の女の子の性格が私に似ていて(悪いところで)とっともいやだった。私は健常者ですが、苦手意識は同じといいますか・・。イジイジしてるとこ似てたな・・・。でも、イジイジしててもバ〜ンと自分の気持ちを誰かに伝えて当たったこと私、30年生きてきて、一度もありません・・。そう考えると自分がなんで人間に生まれてきてるのかと考えてしまいます。ぶっ倒れそうになりました。なんだか、かわらないと!と思いました。世界は自分で作るもの・・。今日はこの本を読んでじんわりと感じました。またレインツリーの国の意味(歓喜の国)にエールをもらったように思います。祝福を受け取りました。私の耳はしっかり聞こえています。言葉だってしゃべれます。心を開く・・・気取らない自分でありつづけることの難しさ。もどかしさ・・。ずっと感じています。人を大切にして生きたいと思いました。このレインツリーのお話がすんげ〜よかった・・ってわけではありません。が、私に感じることがあったので星四つの評価とさせていただきました。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.43
(4pt)

過去なんて「あ、そんなの関係ねぇ〜」今が大切なんだな!

私はこの本を読んだときに、耳が悪い主人公の女の子の性格が私に似ていて(悪いところで)とっともいやだった。私は健常者ですが、苦手意識は同じといいますか・・。イジイジしてるとこ似てたな・・・。でも、イジイジしててもバ〜ンと自分の気持ちを誰かに伝えて当たったこと私、30年生きてきて、一度もありません・・。そう考えると自分がなんで人間に生まれてきてるのかと考えてしまいます。ぶっ倒れそうになりました。なんだか、かわらないと!と思いました。世界は自分で作るもの・・。今日はこの本を読んでじんわりと感じました。またレインツリーの国の意味(歓喜の国)にエールをもらったように思います。祝福を受け取りました。私の耳はしっかり聞こえています。言葉だってしゃべれます。心を開く・・・気取らない自分でありつづけることの難しさ。もどかしさ・・。ずっと感じています。人を大切にして生きたいと思いました。このレインツリーのお話がすんげ〜よかった・・ってわけではありません。が、私に感じることがあったので星四つの評価とさせていただきました。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.42
(3pt)

正直、期待はずれ。

ある男性(伸)には、高校時代に読んだ、忘れられない本があった。
夢中になって読んだシリーズ。けれど、そのラストは衝撃で、それ以来読み返せなかった、完結編。
社会人になって三年目、ふとある時思い立ち、そのラストについて書いてある「レインツリーの国」というサイトを見付け、その人にメールを書いてみた。
思いがけず返信が届き、そこから「ひとみちゃん」とのメール交換が始まった。

…と物語は始まっていきます。
そのため、第1章は、その本に関するメール交換のやり取りが、かなりを占めているのですが。
そんなに話の中心に持っていくには、その本に関する内容説明が物足りないような気がします。
場面場面での主人公たちの気持ちなどを熱く語っているのですが、こちらは勿論読んだこともないし、とても詳しくストーリーが書かれているわけでもないので、
なんだか、かなり置いていかれた感じになってしまいました。

この本をより楽しむためには、さらにここに出てくる物語も本にしちゃえば?みたいな。
消化不良な感じがしてすっきりしません。

内容も、「図書館戦争」シリーズのレベルには至っていない気がします。
「あとがき」に、参考文献にあった体験談などから感じた「どきっ」を、出来るだけエピソードに入れてみた、とありますが。
読んでいて、それがよくわかります。っていうか、わかりすぎです。

物語が進むにつれて、自然発生的に聴覚障害者に関する発見や失敗のエピソードが出てきて理解が深まる…というより、
はじめに入れたいエピソードありきで、それに合わせて主人公の言動を決めてる印象を受けました。

聴覚障害者への理解を深めることを第一の目的に書かれた本に思え、そこにある恋愛を純粋に楽しむには、やっぱり文章が説明っぽ過ぎます。
「図書館内乱」で毬江ちゃんは、この本をそんなに良いと思えたのかな。
はっきり言って、私は期待はずれでした。

伸が最後の方で出してきた「持ちネタ」も、なんだか流れが唐突だった気がして、イマイチ感情移入出来なかったし、
彼がひとみちゃんのことを会社の女の子に相談したことを、ひとみちゃんにわかるような書き方のメールをするのも、
それまでの彼にしたら、あまりにデリカシーがありません。

有川さんなら、こういう題材のものを書くにしても、もっと骨太なものを書けるような気がするのですが。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.41
(3pt)

正直、期待はずれ。

ある男性(伸)には、高校時代に読んだ、忘れられない本があった。
夢中になって読んだシリーズ。けれど、そのラストは衝撃で、それ以来読み返せなかった、完結編。
社会人になって三年目、ふとある時思い立ち、そのラストについて書いてある「レインツリーの国」というサイトを見付け、その人にメールを書いてみた。
思いがけず返信が届き、そこから「ひとみちゃん」とのメール交換が始まった。

…と物語は始まっていきます。
そのため、第1章は、その本に関するメール交換のやり取りが、かなりを占めているのですが。
そんなに話の中心に持っていくには、その本に関する内容説明が物足りないような気がします。
場面場面での主人公たちの気持ちなどを熱く語っているのですが、こちらは勿論読んだこともないし、とても詳しくストーリーが書かれているわけでもないので、
なんだか、かなり置いていかれた感じになってしまいました。

この本をより楽しむためには、さらにここに出てくる物語も本にしちゃえば?みたいな。
消化不良な感じがしてすっきりしません。

内容も、「図書館戦争」シリーズのレベルには至っていない気がします。
「あとがき」に、参考文献にあった体験談などから感じた「どきっ」を、出来るだけエピソードに入れてみた、とありますが。
読んでいて、それがよくわかります。っていうか、わかりすぎです。

物語が進むにつれて、自然発生的に聴覚障害者に関する発見や失敗のエピソードが出てきて理解が深まる…というより、
はじめに入れたいエピソードありきで、それに合わせて主人公の言動を決めてる印象を受けました。

聴覚障害者への理解を深めることを第一の目的に書かれた本に思え、そこにある恋愛を純粋に楽しむには、やっぱり文章が説明っぽ過ぎます。
「図書館内乱」で毬江ちゃんは、この本をそんなに良いと思えたのかな。
はっきり言って、私は期待はずれでした。

伸が最後の方で出してきた「持ちネタ」も、なんだか流れが唐突だった気がして、イマイチ感情移入出来なかったし、
彼がひとみちゃんのことを会社の女の子に相談したことを、ひとみちゃんにわかるような書き方のメールをするのも、
それまでの彼にしたら、あまりにデリカシーがありません。

有川さんなら、こういう題材のものを書くにしても、もっと骨太なものを書けるような気がするのですが。
レインツリーの国 Amazon書評・レビュー: レインツリーの国より
4103018712
No.40
(4pt)

本の中から出てきた本。

本で出てくるものに実際に触れてみたいって願いが実現した本。

恋愛小説ですが同じ著者の他作品と違った雰囲気があります。

考えさせられる場面もあると思います。

ネットを介して本当の意味で
つながれたらステキですね。
レインツリーの国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315