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ピアッシング



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【この小説が収録されている参考書籍】
ピアッシング
ピアッシング (幻冬舎文庫)

ピアッシングの評価: 3.00/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(2pt)

微妙

村上龍の作品の中ではそこまで面白くはなかったというのが、率直な感想。
印象に残ったところは男視点と女視点が良く切り替わるところは緊迫感があって良かった。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332
No.7:
(1pt)

吐き気がした

やっぱり受付ない。エグいのが好きな人はどうぞ。。これは現実から離れ過ぎてると思う。いやそんな事はない。て連想させます。村上はなんていうか何で自分はそうじゃないのにこう人達を描きたがったり、コンタクト、リアルでも友達にしたりするんだろう。正直、他の友達に捧げる作品でも上から見てるようで見下されてるあるいは見せ物にされてる感じがする時もあります。この作品は単純に描写がエグい。後書きにかかれてる人がモデルでしょう。いつも彼の作品にはモデルが大抵います。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332
No.6:
(4pt)

強い殺意だけが有った。これが自分か他人に向かうと思ったので何かする前に捕まえて欲しくて警察に行きかけた時期があった。

村上龍さんの小説を読み続ける理由の一つに、自分の中にある正体の分からない感情に具体的な言葉を与える文章に出会う、というのがある。
それは狂気じみて他者や自分に危害を与えかねないものだから、他人との会話の中でその言葉にたどり着く事もない。
これは、一般社会の中では起こらず本の閉じた世界の中でしか得られない稀有なものだ。
ただ、その感情に言葉が与えられたからといって、即幸福になったり不安が無くなるわけではないが、正体の分からなかった影や霧の様なものの首を掴み、それに立ち向かう意志を得る。
それに負けるかもしれないし勝つかもしれない。
結果はどうあれ、読めば現状が変わる小説を村上さんは書き続けているように思う。

"いつも誰かに傍にいて欲しい、一人になるのは我慢できない、だけどその誰かが自分に近づき過ぎると怖くなってしまう、もっと近づいてきたら自分は何をするかわからない、だから一人でいた方がいい"
これは何年か何十年かは忘れない言葉になった。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332
No.5:
(4pt)

良かったけど

映画化されるということで、映画を観る前に急いで読んでみた。
サイコな内容だが、登場人物の描写がいたってマトモなのでサイコは感はあまりない。
男の感情や葛藤は面白く展開していくが、女の方は特に自殺願望があるようにはあまり感じなかった。
これは映画版も同様で、さらに希薄なため小説よりも物足りない。
でも映画版の音楽は何とも不思議な感じ、エンドロールも作者が絶賛しているが、面白い。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332
No.4:
(3pt)

面白かった

少し前の作品だが、村上流で面白かった。
この作品が映像化されるのを見てみたい。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332
No.3:
(4pt)

強迫観念に駆られた男と神経症の女

村上龍の作品は当たり外れが多いとよく目にしますが、
私の場合はエッセイ等、作者自身の事を書いてある作品がハズレ思います。(個人的にですが)
逆にとても面白いと睡眠時間を削って読み進めたのが「イン・ザ・ミソスープ」「トパーズ」そしてこの「ピアッシング」です。
いずれも過激なストーリーで、簡潔に終わるスッキリとした作品が好きです。
---
不眠症の主人公は自分の子供をアイスピックで刺したいという強迫観念に駆られます。それを阻止するためにSMクラブから一人の女性を呼びアイスピックでの殺人を計画します。
呼び出された女はハルシオン(睡眠薬)の常用者でとても可愛らしくて本当はオーセンティックな愛が欲しいのに気付かず、自分が病んでいる事にさえ気付かない愛おしい存在なんです。(そう見れない人は沢山いるでしょうが私はそう感じています。)

と、個人的な好みで☆5つの評価を付けたい所なんですが、他の方の評価や好き嫌いが分かれる作品だと思うので☆4つとします。
作品自体は短いので一日で読めますし、上記の「トパーズ」が好きな方にはお勧めできます。
因みに全くホラーではありません。ゾワッとくる村上作品を求めているなら「イン・ザ・ミソスープ」をお勧めします。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332
No.2:
(4pt)

ピアッシング 村上 龍

私は、いまいちこの本を楽しむことが出来ませんでした。確かに怖い話といえば怖いのですが、なんと言うか・・・よくわかりませんでした。でもこの本の一節が僕の頭にこびりついて取れません。

“あそこにいた子供たちは大人に嫌われる要素を全部持っていた。あんな子供達が傍にいたら百人が百人、なんて嫌なガキなんだ、と思うだろう。挨拶をしない。話しかけても返事をしない。何度も名前を呼ぶと、バーかちゃんと聞こえてんだよ、うるせえんだよと視線を合わさずに答える。大人が注意するとすぐに暴れだし玩具を投げつけ、壊し、手に噛み付いてくる。食べ物にいやしくて他の人の分までがつがつと食べる。・・・・・・知らない大人にベタベタと甘え下着の中に手を入れさせようとする女の子がいたし、自分で自分の腕を噛む癖のある子供もいた。突然震えだして壁に頭をぶつけ血が出てもそれを止めない子供。パンツを汚してひどい匂いがしているのにまったく気にしない子供。ああいう子供達を見たら、親が殴るのもわかる。こういうのは嫌われて当然だ。こんなのは放っといてほかの兄弟を可愛がるはずだ。すべての人がそう思うだろう。親が殴る原因ではなく親に殴られた結果なのだと誰もわからない。子供は無力だ。”

・・・・・・親が殴る原因ではなく親に殴られた結果なのだと誰もわからない。・・・・・・確かに、そうかもしれない、正直に言って僕はそのような精神に障害を持った人が、怖い。いくら差別や偏見が良くないからと言って「なんでもないように装っていはいるものの」心の中で、頭のどこかで、彼らと僕との差異を無意識のうちに感じ取ってしまう。

僕も、わからない者の一人である。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332
No.1:
(2pt)

ピアス

この本の宣伝文句に最後まで緊張感が持続するホラーです、みたいなことが書いてあったんで、期待して読んだものの特にそんな部分はなかった。これが初めて読んだ村上龍の本だっただけに、ちょっと腰砕けになったけど、その後「愛と幻想のファシズム」を読んだときは「うーむ」とうなってしまった。あまりに作品が多いから、駄作も多いんだろうけど、いいものもある。エッセイは適当に書かれてるっぽいが、たまには渋いことも言う。総括していい作家かどうか未だに悩む私である。
ピアッシングAmazon書評・レビュー:ピアッシングより
4877280332

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