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黒塚
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黒塚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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宿命のライバルである菊池秀行氏ヴァンパイアハンターDのような設定で、しかも核戦争後の世界で展開する物語は、昭和のアニメや漫画でさんざんやりつくされている設定で、いまこの時代に冷戦時代の流行を取り入れて作品を描く必然性は感じません。古すぎです。 高橋留美子の人魚シリーズの影響も強いのですが、オリジナリティのかけらもない陳腐作品です。あと弁慶と義経はBL設定にすべきで、ここにも非常に違和感を感じました。夢枕氏はルパン三世劇場版1作目のクローンの話の影響を受けすぎて、繰り返しパクっていますが、オチがマモーを思わせ、ここでも既視感がひどいです。 | ||||
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ちょっと残念なのは文庫の表紙絵がKindle版ではなくなっていたのと、著者のあとがきは有ったが解説が無い事かな。 能の「黒塚」と義経、吸血鬼、キリスト教と盛り沢山に詰め込んである物語。 ラストがどうなっていたのか忘れていたので、黒蜜の生い立ちが語られるところが新鮮。 黒蜜を不死者にした漂着者が飲んだ血の持ち主が3日目に復活するのは納得するが、良いのかな? | ||||
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ストーリーや設定は好みだし(特に、不死者第一号が超有名な「あのお方」というトンデモ設定は大好物だ)、テンポよくてそれなりに楽しく読んだけれども、描き込みが浅くて淡々としているのでいまひとつ盛り上がらない。 最後なんかはもっとぐっと来るものがあるはずなんだけどなあ。 もったいない。 中盤の荒廃した東京をさまようくだりはメガテンみたい。 そういえば、オチも『魔都の戦士』っぽいな。 | ||||
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思っていたよりも「あっ」とさせられる内容に少しおどろきました。 | ||||
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予想以上にスケールが大きくて読み始めたら止まらなくなりました。 | ||||
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そこそこ楽しめました 夢枕漠ファンとしては、いままでの作品が、ちょいちょい混ざってて、面白かったです | ||||
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あまり活字を読まない私ですが、そのシーンの何となくのイメージどころか情景そのものがありありと浮かぶのです。 さして情景描写に文量を割いている訳ではないのに、いつの間にかこの世界に入ってしまっています。 平安時代の和風のおどろおどろしさと近未来の殺伐としたSF世界とが 縫合跡を感じさせないほど見事に融合されており、 その相乗効果で独特の面白さを作り出しています。 しかもそのスケールが大きく、圧倒されるばかりです。 名前すら出てこない1ページ程度のちょい役に至るまで、キャラクター達が個性豊か。 序盤からいきなり引き込んでくる強烈なインパクト。 いきなり世界が大きく変わって「!?」と思わせ、新しい「引き」を生んでいる。 謎が解けていく過程とその正体がわかった時の衝撃、そしてクライマックスの盛り上がりがすごい。 これだけの分厚さを、目が離せなくなって一気読みし、 その後数ヶ月もの間「黒塚ワールド」の気分で過ごし、 読後数年経った今でも思い出すとその世界に入り込める。 凄い作品です。 | ||||
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大変気に入りました。他の仲間にも紹介したいものなので満足しています。 | ||||
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【安達が原の鬼婆と、源の義経と、キリストを裏切った使徒、吸血鬼】これらがこれでもか!!と言うくらいの疾風により紡がれた物語です。正に長編伝奇ロマン!! 本そのものはぶ厚いのですが、大変読みやすく、あっという間に読み終えてしまいました。戦闘シーンなどは特に描写が細かく、カッコ良さに拍車がかかってます。 黒蜜の様に完全な形で力を手に入れる事の出来なかった義経は、およそ100年に一度身体を交換しなくてはならないのでした。しかもその不完全ゆえにそのつど記憶をなくしてしまう。記憶を無くしながらも必死に黒蜜を追い求める姿に失った記憶の片鱗に手を伸ばす以上に深い愛を垣間見ました。そして黒蜜を追い求める者はなにも義経だけでは無く、様々な思惑が絡み合いながら物語りは進んでいく。 そして幾百年。幾千年。経とうとも人の世に戦は絶えず。黒蜜と義経の二人の時のいや果てへの旅路は、人の醜い業があり続ける限り、茨の道なのだと悲しくなりました。 また、この黒塚はコミック化もアニメ化もされています。どちらも内容は全く同じわけではなく、アレンジが加えられていて。これもまた一見の価値ありです。私としては実写映画化なんかもして欲しいなと思ったりもします。 | ||||
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期待を裏切らず、一気に読めてしまう。日本の民話では八百日比丘尼(やおびくに)、海外ではバンパイアを想像させる女が繰り返し男の再生を願う、恋愛奇譚。男は義経がからみ、奇想天外な展開だが、人物関係が複雑でなくストーリーにのめりこめる。 | ||||
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タイトルや導入部を少し立ち読みするや、即買いしてしまった一冊。 安達が原と義経伝説をドッキングさせてしまうとは、古典好きにはたまらない設定でした。 でも朝の通勤電車の中で読むにはちょっと厳しい程にバイオレンスなところや、義経・弁慶といえばヒロインはあの女子であろう思ってしまう、古典には忠実であってほしい自分には、あのヒロインの設定は不服であった。 各キャラクターの切実な想いには胸を打たれたのですが、読後感には釈然としないものが残ってしまった。最後のヒロインの過去の謎解きがまたぶっ飛んでいて、ぶっ飛びすぎていて逆になえてしまった。。 しかし近未来のサイバーでクールな世界の中を戦い抜く、はるかな時間を越えた切実なストーリーを追うのはとても楽しかったです。ありがとうございました! | ||||
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設定自体は悪くない。 不完全な吸血鬼となってしまい、 100年ごとに胴体を変えないと生きていられない義経と、 甲斐甲斐しくその義経に寄り添う黒蜜。 色々移り変わる世界も、それぞれの伏線も中途半端。 テンポはいいけどそれだけ。 「いつの間にか崩壊していた世界と、その世界を支配しようとする2つの勢力」 荒唐無稽な設定を生かしきれず、大きな風呂敷の上で小さく踊っているような、 色んなものを都合よく用意したにもかかわらずそれを生かしきれてない感じが、 読了後もすっきりとしない何かを残して気持ち悪い。 ラストも一昔前の少年誌のような 「え!?それで終わるの?」という歯切れの悪さ。 風呂敷を畳みきれなかったので丸めてポイ、という終わり方。 「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな。21世紀にそれかよ、と。 全体的に話が浅い。それに尽きるかと。残念。 | ||||
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物凄くブ厚い本ではあるが、文章自体は極めて読みやすく(かと言って稚拙な文章ではない)、特に後半はグイグイと引き込まれ、イッキに読み終えてしまった。途中途中で、「ああ、実はこれはこう言う事なんだな」と、中身が読めてしまった部分があるが、後半は驚きの連続だった。 全体を通して、この作品には不死の命を持った者達が、それぞれに強い想いを持ち、それを叶えようと漂流する姿、あるいは待ち続ける姿と、不死の命を得ようと、彼らを追う人間の姿が描かれていた。 時代背景に暗い部分や、バイオレンスな描写もあったが、不思議と重苦しさを感じない作品だった。それはおそらく、作品の根底に流れているものが、紛れもなく、「愛」だからだろう。ここら辺はあまり詳しくは語れないが、一つ言えるのは、バイオレンスで、痛々しい描写がところどころで見られながら、美しく、切ない人間像を描いた作品であるという事だ。 | ||||
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今年の大河は義経。 これ、謡曲安達ヶ原を下敷きに義経を主役に持ってきた異色作です。 分厚いですが、テンポよく一気に読めます。 まだ膨らませる余地がある終わり方も好き。 疾走しつづけている残像が見える気がします。 | ||||
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躍動感と時代背景の流れ、スピード感がとても面白く、ノンストップで読み上げてしまいました。内容が落ち着く暇無く終始ハラハラさせられっ放しでしたのでラストはどの様な形で結末を迎えるのか!?と思っていたら予想外にも泣かされてしまったという点では最初から最後迄読みごたえのある作品でした。主人公に付き添う女性の女心の描写がとても良かったです。 | ||||
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物語はとにかく荒唐無稽。そして古典や伝承や先行作品のいいとこ取りのオンパレード。その意味では、もうほんとに豪華絢爛。典拠をあれこれと想像しながら、いつのまにか語りのうまさに引き込まれていく。うわあ義経にここまでやらせる!? 安達が原の鬼婆も頼朝もびっくり仰天、静御前があの世で悲鳴を上げないかしら、と唸りつつも、テンポの速い展開と、印象的な短い文にぐいぐい引きずられ、勢いに乗ってつい読みふけるうちに、食事の支度と保育所に子供を迎えにいくのを危うく忘れるところだった。ラストを読むころには、こういう義経記もアリだわ、と納得させられていました。 | ||||
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永遠の命と、寸断された記憶を持つ、男。 男に、永遠の命を授けた、女。 男と女の哀しい古典を、伝奇小説として夢枕獏が料理した一編。かなり長い間、スランプに苦しんでいた夢枕獏(買ってるこっちも、かなり苦しんだ)。私小説よりの作品でなんとかスランプを脱出しようとあがいていたようですが、本業(?)の伝奇小説でも、ようやく、完全復活を感じさせる物語になったと思います。 このまま、ぐいぐいと調子に乗って、単発の長編、いくつか読みたいなあ。 | ||||
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義経がモンゴルに渡ってジンギスハーンになった話も奇想天外だけど、バンパイヤーになって未来の荒廃した社会で大活躍。劇画を思わせるスピード感。戦友の弁慶の裏切り等の奇想天外なストーリー、スターウォーズを思わせる登場人物とシーン。ぜひSF映画にして欲しいですね。B級映画としてのシナリオに使えそう。 | ||||
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