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夢幻花
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夢幻花の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全182件 61~80 4/10ページ
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曾祖父から四代続く負の遺産と、だからゆえ愛息子には隠し続けなければならなかった親、兄の辛苦。 珍しい花の種にまつわる江戸時代から続く謎と幕府・国側の隠ぺい。 そして漏えいが生んだ悲劇。 こういった要素を絡ませながら、読者は主人公たちと共に殺人事件を追うことになります。最近読んだ彼の作品の中では最も良かったかも。負の遺産を現在の原発問題に昇華させるあたりも元技術屋の面目躍如というところ。超絶お勧めです。 | ||||
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主人公の二人のその後も気になる秀作。 東野作品らしく一気に読み切りました。 | ||||
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ミステリー小説が読みたくて購入。 プロローグ部分から見事に引き込まれる東野圭吾ワールド。 毎年家族で朝顔市に行く一家。 表紙から察するにアサガオがメインテーマになるのは瞭然でしたが、 全く想像の出来ない絡まり方でした。 さまざまな人物の視点で物語が進み、すべての事柄が繋がる瞬間は良かったです。 最後まで止まることなくスラスラ読める作品でした。 | ||||
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祖父が殺されたのは強盗ではなくて、花が関わっているかも。蒼太と事件をきっかけにふたりで調べていく。 なかなか真相が見えなかったり、思わぬ人が出てきたりで、おもしろかった。 | ||||
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通勤の電車の中で読んでいたのですが、面白くて面白くて あえて朝の通勤時間を待ち遠しくする為に 家では開きませんでした。軽快な運びと 繋がり方が さすがです。 | ||||
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殺人犯は誰か?という謎解きに加えて、主人公の青年の周りには、深遠な魅力をもつ謎がいくつもあり、好奇心に駆られて話に引き込まれていきます。初恋の少女は何故消えたのか、大人になって再会したのは本人か別人か。若き才能に溢れるバンドのキーボードは何故自殺したのか。そして、崇高な正義感をもつ老人の庭から忽然と消えた花は、誰が何のために持ち去ったのか。 これらの謎を、才子佳人のペアと、バツイチの刑事がそれぞれに、次々と仮説を立てては調査を進めていく様は、冒険活劇のような躍動感があり、素直に楽しめます。 一方で、彼らは各人の家庭や進路に凡庸な悩みを抱えていて、この点は庶民的でもあり、読者の共感を呼びます。 殺人事件の話ではあるのですが、不思議と暗くなく、身近にも感じられる、快く読み終えることができる小説です。 | ||||
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あー、この様な動機で殺しはあるだろうな。。「この人が…えー…」って感じです。 相変わらず読みやすく物語が分かりやすく、人物像がすごくハッキリしていて映像がすぐ頭のなかに作られます! やはり東野圭吾の物語は続きが気になります。 ただこの話は当分再読はしなくていいかなー! | ||||
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中古本で購入。費用対効果に優れ、本当に満足。少し大きいところが難点だが、通勤時に持ち歩き、時間を忘れて読み切った。費用対効果抜群。 | ||||
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お恥ずかしながら私が初めて読んだ東野圭吾作品で第二十六回柴田錬三郎賞受賞作の秀作青春ミステリーです。私は若い頃には日本ミステリーをたくさん読んでいたのですが、社会派ミステリーの乱流に飽きが来まして、それからは海外作品一辺倒に落ち着いた次第で最近に立ち寄った古書店で本書が目に留まって再び国産ものにも興味が湧いてきました。さて、本書の題名は「夢幻花」ですが、よく似ている「夢想花」と言えば「とんでとんでまわってまわって」の歌詞でお馴染みの円広志さんの往年の大ヒット曲でしたよね。まあこれはタイトルからの連想でちょっとしたおふざけですが、でも意外にも最近偶然に話題になったある事件との関連(円さん本人とは全く無関係の話です)で本書の内容とある意味で深い関わりがある事に気づきましたね。 水泳選手の道から挫折した若い女性・梨乃はミュージシャンだった従兄の自殺事件を経験し、久し振りに葬儀で会ったのがきっかけで親しく交流をし始めた祖父の周治の家を訪ねた折にショッキングな事に彼が殺された死体の第一発見者となってしまう。梨乃は祖父の庭から消えた黄色い花が殺しと関係があるのではないかと疑い、前に携帯で撮っていた写真をブログに載せて反応を探る内に、彼女と同様に東日本大震災による原発事故が起きた事で進路に迷い始めた大学院生の蒼太と知り合って複雑な事件の謎に立ち向かって行くのだった。 著者はベテランの域に達したベストセラー連発の大人気作家で、本作の内容は新し過ぎず古過ぎず明る過ぎず暗過ぎずの丁度良い按配で推理の完成度も高く流石の実力者だなと深く納得できまして非常に気に入りましたね。冒頭から贅沢に2つのプロローグを配し、東京オリンピックの2年前に起きたある幸福な若夫婦を突然襲った惨劇と主人公の一人、蒼太の幼い頃の淡い初恋と失恋の物語と続いてメインのヒロイン梨乃が語り手となる物語へと流れていきますが、勿論最初は関連性がさっぱり見えて来ずに五里霧中状態でしたが、終盤に至って全てがピタッと符合して漸く完全に謎の全貌が解明された瞬間の快感はミステリーの醍醐味と幸せについて改めて感じさせてくれたまさに至福の一時でしたね。本書の場合も日本ミステリーにはありがちな出来過ぎた偶然の要素は多分にあって、それは蒼太と孝美の出会いや早瀬刑事と被害者とのエピソードに如実に感じますが、でもまあ前者はあまりに暗い結末で心が痛みましたが、後者の場合は生前に老人の人柄の良さに恩義を感じた早瀬刑事が恩返しの意味を込めて真剣に事件に向かう熱い姿勢には本当に心打たれる物がありましたので、まあ不自然さは忘れてよしとしたいと思いますね。それからメインの謎である「夢幻花」の真相については数年前から世間を騒がせている違法で厄介な悪夢の如き事件が思い出されましてそれだけに恐ろしい程にリアリティーがあって、まさに「目から鱗」の想いでしたね。次に人物面では皆さんもそうだと確信しますが、どうにも好きになれないのが蒼太の兄の要介で性格が冷たい上に素人に対してあっさりと「MM事件」の手掛りを漏らす軽率さはプロ失格だと思いますね。それに関連して蒲生家のこの陰湿な秘密については一人だけ蚊帳の外に置かれた蒼太が可哀そうで不満からよくグレずに真っ直ぐに成長したなと感心しますね。そして蒼太と梨乃の素人探偵コンビは精一杯がんばってよくやったと思いますし、最後に真相を解明したのがプロの早瀬刑事だったのは実力から言って当然で致し方ありませんでしたね。それから道を見失った若い二人がこの事件を契機にして考えを改めて再び人生に挑んで行く姿が感動的ですし、二人の仲は今の所は友達以上恋人未満といった感じですが速度はゆっくりでも大いに脈はありそうで蒼太君も悲運の恋にすっぱりと見切りをつけて何れは明るく幸せな恋愛を成就させて欲しいなと願いますね。 | ||||
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花、花、花でストーリーを引っ張り過ぎたような印象ですが、種証しでスッキリです。このような花は、ほんとうに存在してるのかどうか、興味深いです。 | ||||
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すさまじいプロローグが一体どこにつながるのだろうと思いつつ読み進めて終盤、はっと気が付く見事な展開。すべての出来事に全く無駄がなく、それらすべてに意味があった。東野圭吾の素晴らしさに舌を巻きました。登場人物を自分の中でしっかり整理して読むことをお勧めします。 | ||||
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冒頭から驚きますが、2つのプロローグから物語がはじまり、このプロローグが後々衝撃的な効果をもたらすとは思いませんでした。 面白いと久しぶりに余韻を感じることのできた作品ですが、こういった伏線が緻密に練られ、タイトルである『夢幻花』という言葉も含め、結末に繋げていくスタイルに感嘆致しました。 ミステリーとしても面白く、誰が犯人かという観点でも楽しめますが、やはり黄色いアサガオという題材を選びこの様な物語に仕上げる才能は東野圭吾でしか味わえと思います。 | ||||
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東野圭吾先生の作品が好きで殆ど読んでおります。 ネタばれになってしまうので詳しく書けませんが、今回も良い作品でした。 色々な感想あると思いますが、私は好きです。 | ||||
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花を栽培することが好きなおじいちゃん、秋山周治の家に孫娘の梨乃が訪ねると、驚いたことにおじいちゃんが殴られて死んでいた。 現場には、おじいちゃんが「人には見せてはいけない」と言われていた黄色のアサガオの鉢植えが消えていた。 孫娘以外接触をもたない秋山周治の死が迷宮入りしつつある中、所轄の早瀬は花を頼りに現場を何度も検証、警察庁の兄をもつ蒼太は家族との確執から、花を追う兄の動きを不審に思いながら、梨乃と二人で真相に徐々に近づいていく。いったい謎の花には何の意味があるのか?殺人事件が過去からの家族の秘密につながっていく...といったストーリー。 東野圭吾らしい、ミステリーの奥に家族愛、人間愛を味わえる珠玉の作品と言えよう。「使命と魂のリミット」、「麒麟の翼」とならぶ東野のベスト作品の一つであることに間違いない。登場人物がかなり多く、プロローグ的な小ストーリーが最初にいろいろ提示されるので、読み始めは少ししんどいが、秋山周治の死からは基本的にストーリーは一本で、物語が進行していくにつれ、最初の登場人物や伏線が次々に吸収されていくといった流れになっている。 黄色いアサガオの謎は大体すぐに想像がついてしまうのだけれど、ガリレオシリーズのような名探偵はどこにもおらず、様々な過去や秘密を持つ人間達がぶつかり合いながら一つ一つミステリーの核に迫っていくためページを繰る手が止まらなくなる。 ちなみに黄色いアサガオは、青いバラを遺伝子工学で生成したサントリー研究所により、すでに作られている。花とは言え、無数の交配を繰り返して偶然生まれるものではなく、遺伝子操作でホイホイとできてしまったモノには、何かありがたみが感じられない。 | ||||
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1年くらい前に東野圭吾にハマり、読み漁りましたが、今回久しぶりに購入。 いつも期待を裏切らない内容、満足しています。 | ||||
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久しぶりの書き下ろし文庫本で、私には、なかなか面白かったです。 | ||||
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一読、爽やかな物語である。この世に現存しない筈の品種の<黄色い花>を巡る物語なのだが、全編が逆境にある人々に対する応援メッセージとなっていて、ミステリとしての出来栄えもさる事ながら、読む者に生きて行く勇気・希望を与える内容となっている。 50年前の通り魔殺人事件(特に、生き残った名前不明の幼娘)を描いたプロローグから始まって、本文の発端は上述の<黄色い花>を栽培していた老人を犠牲者とした殺人事件。この殺人現場を発見した老人の孫娘であるヒロイン、そのヒロインとフトした事から知り合いとなる大学院の学生及び老人に恩義を感じている妻子と別居中の刑事を中心として、事件及び<黄色い花>の謎の解明の物語が展開する。登場人物の中で誰がプロローグ中の幼娘なのかは直ぐに類推出来てしまうし、<黄色い花>に関与している人物は限られていると思い込んでしまうので、単純な事件構造かと思いきや、意外や意外、幾重もの数奇な因果譚を巧みに混淆させて意表を突いた真相へと導く作者の手腕には感心した。そして、主な登場人物は皆"挫折体験"を持つのである。突然の心不安でオリンピックの水泳代表を断念したヒロイン、家族との断絶感を幼い頃から味わって来た学生、別居中の息子との距離感に苛まれて来た刑事、<青いバラ>の開発競争に敗れて会社を追いやられた老人等々、各々が辛い過去を持つのである。 老人が刑事の息子に宛てた以下の手紙(正義感が強い上に包容力のある老人はかつてこの息子の冤罪を晴らしていた)の一節が本作の意匠を象徴していると思う。 「辛い事があった時には、このお陰で一歩成長出来たと思えばいいのです。 そうすれば、素晴らしい一年になる事でしょう」 ミステリ的技巧を用いながら、人間の才能とは何かを考えさせると共に、挫折に負けずに生きて行く姿勢の尊さを描いた佳作だと思った。 | ||||
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早速(本日)、届きました。 ありがとうございます! 申し分なかったです!! | ||||
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SFっぽいのに本格的ミステリーなのが良い。かと言って重くて暗いだけではなく、エンターテイメントとしても十分楽しめます。作者の作品としては、珍しく色んな要素が入っててバランスが凄く良く取れた作品だと思います。 実写化しても問題ないのでは? | ||||
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読み進めていると、本筋とは関係ない伏線が色々あり、なんだこれは?と最初おもって、最後の最後まで伏線がなんなのかわかりませんでした。 なので夢オチとかそういう類かとだんだんと疑い始めてくる感じもありました。 ですが、それらの謎もきっちり解決する東野さん流石です。 また、100pくらい前に起こった出来事に関しても丁寧に出てくる時に少ない記憶の手がかりが書いてあり、読み進めるのが楽でした。 オススメです。 | ||||
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