エディプスの恋人

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エディプスの恋人の評価:

4.16/5点 レビュー 50件。 D ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全149件 141〜149 8/8ページ
No.9
(5pt)

これは三部作ではない。

火田七瀬を主人公とする三部作の最終作、ということになっている。だが、主人公の性格を除き、内容といい、小説の結構といい、共通項はほとんど見いだせない。「家族八景」を好きな人はもしかしたらこの作品は嫌いかも知れない。だが、私には三作中一番のできだと思える。
エディトリアルのさまざまなテクニックを用いて、立体的に描こうとした作者の意欲、そして、かるがるとリアルに神の存在、遍在感を描き出した作者の力量に圧倒される。
以上、高校時代に感じたことである。子供にも読ませたい。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.8
(5pt)

これは三部作ではない。

火田七瀬を主人公とする三部作の最終作、ということになっている。だが、主人公の性格を除き、内容といい、小説の結構といい、共通項はほとんど見いだせない。「家族八景」を好きな人はもしかしたらこの作品は嫌いかも知れない。だが、私には三作中一番のできだと思える。エディトリアルのさまざまなテクニックを用いて、立体的に描こうとした作者の意欲、そして、かるがるとリアルに神の存在、遍在感を描き出した作者の力量に圧倒される。
以上、高校時代に感じたことである。子供にも読ませたい。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.7
(5pt)

これは三部作ではない。

火田七瀬を主人公とする三部作の最終作、ということになっている。だが、主人公の性格を除き、内容といい、小説の結構といい、共通項はほとんど見いだせない。「家族八景」を好きな人はもしかしたらこの作品は嫌いかも知れない。だが、私には三作中一番のできだと思える。エディトリアルのさまざまなテクニックを用いて、立体的に描こうとした作者の意欲、そして、かるがるとリアルに神の存在、遍在感を描き出した作者の力量に圧倒される。
以上、高校時代に感じたことである。子供にも読ませたい。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.6
(5pt)

長く続くことが良いわけではない

筒井康隆と言う作家は強烈なまでに職業意識を持った、真の意味でのプロの作家である。それは断筆宣言を巡る一連の騒動でも明らかであるし、過去の作品を紐解けば理解できるはずである。純文学であろうと、SFであろうと、とにかく生半可では済まない問題作を出し続けているからだ。
『エディプスの恋人』は既に読了した人間ならば分かることだが、七瀬シリーズの最終章に当たる作品である。続編にしてはあまりにも不可解な冒頭を皮切りに、尋常ではない「知的アクロバット」ともいうべき結末で全てが解明する。
そして、この作品は続編の作る余地がない作品である。作者本人は書くはずもないし、もし他の人間が書いたとしてもそれは粗悪な「偽物」でしかない。『家族八景』『七瀬ふたたび』そしてこの!『エディプスの恋人』の三作品で完全なものとなっているからだ。これ以上不純な夾雑物を入れても価値を貶めるものでしかない。
そして、こういうことを堂々とできる作家だからこそ、筒井康隆はここまでの実績を残しているのである。「七瀬シリーズ」に批判的な筒井ファンはそこのところをお忘れなく。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.5
(5pt)

長く続くことが良いわけではない

筒井康隆と言う作家は強烈なまでに職業意識を持った、真の意味でのプロの作家である。それは断筆宣言を巡る一連の騒動でも明らかであるし、過去の作品を紐解けば理解できるはずである。純文学であろうと、SFであろうと、とにかく生半可では済まない問題作を出し続けているからだ。『エディプスの恋人』は既に読了した人間ならば分かることだが、七瀬シリーズの最終章に当たる作品である。続編にしてはあまりにも不可解な冒頭を皮切りに、尋常ではない「知的アクロバット」ともいうべき結末で全てが解明する。そして、この作品は続編の作る余地がない作品である。作者本人は書くはずもないし、もし他の人間が書いたとしてもそれは粗悪な「偽物」でしかない。『家族八景』『七瀬ふたたび』そしてこの!『エディプスの恋人』の三作品で完全なものとなっているからだ。これ以上不純な夾雑物を入れても価値を貶めるものでしかない。そして、こういうことを堂々とできる作家だからこそ、筒井康隆はここまでの実績を残しているのである。「七瀬シリーズ」に批判的な筒井ファンはそこのところをお忘れなく。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.4
(5pt)

長く続くことが良いわけではない

筒井康隆と言う作家は強烈なまでに職業意識を持った、真の意味でのプロの作家である。それは断筆宣言を巡る一連の騒動でも明らかであるし、過去の作品を紐解けば理解できるはずである。純文学であろうと、SFであろうと、とにかく生半可では済まない問題作を出し続けているからだ。『エディプスの恋人』は既に読了した人間ならば分かることだが、七瀬シリーズの最終章に当たる作品である。続編にしてはあまりにも不可解な冒頭を皮切りに、尋常ではない「知的アクロバット」ともいうべき結末で全てが解明する。そして、この作品は続編の作る余地がない作品である。作者本人は書くはずもないし、もし他の人間が書いたとしてもそれは粗悪な「偽物」でしかない。『家族八景』『七瀬ふたたび』そしてこの!『エディプスの恋人』の三作品で完全なものとなっているからだ。これ以上不純な夾雑物を入れても価値を貶めるものでしかない。そして、こういうことを堂々とできる作家だからこそ、筒井康隆はここまでの実績を残しているのである。「七瀬シリーズ」に批判的な筒井ファンはそこのところをお忘れなく。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130
No.3
(5pt)

永遠のヒロイン

「家族八景」「七瀬ふたたび」を読んで面白かった人が、
「さぁ、三部作の最後だ!」と意気込んで読んだら、たしかに
「なんじゃこりゃ・・・!?」と思う作品に違いない。(^_^;)
しかし、筒井康隆という作家は、火田七瀬というキャラクターが
超能力万能最強無敵ヒロインに祭り上げられ、求められるままに延々と
その続編を書くことを要求され(読者と編集社に、である)、
作中で彼女がその能力を加速させ、ついには死のうが何しようが
再び生き返ってきたり、しまいには神の如くに何でもできちゃう
どっかの安物アニメと五十歩百歩の存在になる前に、自らの手で彼女を
永遠に「火田七瀬」のままで終わらせたのである。
筒井康隆という人は、そういう作家なのだ。
だから別のレビュアーもおっしゃってているように、「七瀬ふたたび」までの
お話を期待しているお方は、読まない方がよいだろう。
それは作品や作家の作風に対する好みだから、「ぜったい読め」と強制した
ところで、ただ一介のレビュアーに過ぎない私にとって、一文の得にも
ならない。
しかし反対に、筒井康隆という作家の底知れない奥深さを知ってみたい人、
断筆宣言にも見られる「へそ曲がり」の一面(笑)を確かめてみたい人や、
「この作家の頭の中って、いったいどうなってるの?」
というワクワクを感じてみたい人には、三部作を通してぜひ、お読みになる
ことをお勧めする。
それを共有できる人がひとりでも増えることは、熱烈な筒井党の私にとって
このうえない悦びだから。
エディプスの恋人 (1977年) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (1977年)より
B000J8UP5I
No.2
(5pt)

永遠のヒロイン

「家族八景」「七瀬ふたたび」を読んで面白かった人が、
「さぁ、三部作の最後だ!」と意気込んで読んだら、たしかに
「なんじゃこりゃ・・・!?」と思う作品に違いない。(^_^;)しかし、筒井康隆という作家は、火田七瀬というキャラクターが
超能力万能最強無敵ヒロインに祭り上げられ、求められるままに延々と
その続編を書くことを要求され(読者と編集社に、である)、
作中で彼女がその能力を加速させ、ついには死のうが何しようが
再び生き返ってきたり、しまいには神の如くに何でもできちゃう
どっかの安物アニメと五十歩百歩の存在になる前に、自らの手で彼女を
永遠に「火田七瀬」のままで終わらせたのである。筒井康隆という人は、そういう作家なのだ。だから別のレビュアーもおっしゃってているように、「七瀬ふたたび」までの
お話を期待しているお方は、読まない方がよいだろう。
それは作品や作家の作風に対する好みだから、「ぜったい読め」と強制した
ところで、ただ一介のレビュアーに過ぎない私にとって、一文の得にも
ならない。しかし反対に、筒井康隆という作家の底知れない奥深さを知ってみたい人、
断筆宣言にも見られる「へそ曲がり」の一面(笑)を確かめてみたい人や、
「この作家の頭の中って、いったいどうなってるの?」
というワクワクを感じてみたい人には、三部作を通してぜひ、お読みになる
ことをお勧めする。それを共有できる人がひとりでも増えることは、熱烈な筒井党の私にとって
このうえない悦びだから。
エディプスの恋人 Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人より
4103145064
No.1
(5pt)

永遠のヒロイン

「家族八景」「七瀬ふたたび」を読んで面白かった人が、
「さぁ、三部作の最後だ!」と意気込んで読んだら、たしかに
「なんじゃこりゃ・・・!?」と思う作品に違いない。(^_^;)しかし、筒井康隆という作家は、火田七瀬というキャラクターが
超能力万能最強無敵ヒロインに祭り上げられ、求められるままに延々と
その続編を書くことを要求され(読者と編集社に、である)、
作中で彼女がその能力を加速させ、ついには死のうが何しようが
再び生き返ってきたり、しまいには神の如くに何でもできちゃう
どっかの安物アニメと五十歩百歩の存在になる前に、自らの手で彼女を
永遠に「火田七瀬」のままで終わらせたのである。筒井康隆という人は、そういう作家なのだ。だから別のレビュアーもおっしゃってているように、「七瀬ふたたび」までの
お話を期待しているお方は、読まない方がよいだろう。
それは作品や作家の作風に対する好みだから、「ぜったい読め」と強制した
ところで、ただ一介のレビュアーに過ぎない私にとって、一文の得にも
ならない。しかし反対に、筒井康隆という作家の底知れない奥深さを知ってみたい人、
断筆宣言にも見られる「へそ曲がり」の一面(笑)を確かめてみたい人や、
「この作家の頭の中って、いったいどうなってるの?」
というワクワクを感じてみたい人には、三部作を通してぜひ、お読みになる
ことをお勧めする。それを共有できる人がひとりでも増えることは、熱烈な筒井党の私にとって
このうえない悦びだから。
エディプスの恋人 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エディプスの恋人 (新潮文庫)より
4101171130