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最期の喝采



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【この小説が収録されている参考書籍】
最期の喝采 (講談社文庫)

最期の喝采の評価: 3.38/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(2pt)

主人公が俳優ってだけで演劇とは関係なし。とても退屈。

落ち目の舞台俳優・トビーは地方巡業先で、離婚訴訟中の妻から連絡を受ける。自宅を見張られているというのだ。だがストーカーの狙いは妻の婚約者だと判明する。
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4062752905
No.7:
(4pt)

歴史要素は少ないが読みやすいミステリー

著者の作品にはまってしまい買い求めました。
他の作品に比べると歴史の要素は少ないですが、そこまで長編でもなく読みやすかったです。

ちょっと先が予測できてしまう部分もあったのですが、一定のクオリティを感じました。
イギリス文化に興味ある人、演劇に興味ある人にもよいと思います。
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4062752905
No.6:
(3pt)

いつもの重厚さはないが、凝縮した物語の妙が堪能できる

昔の出来事と今の事件の間にある隠された繋がりを、現在と過去を行き来しながら解き明かす重厚な歴史ミステリーを自家薬籠中のものとする著者にしては、これまでにない異色作。物語の舞台はイギリスのブライトンという街の中だけ。それも2002年12月のとある8日間という、極めて短い時間の出来事が時系列で描かれている。
周到に練られたプロットのもと過去と現代が絡み合う物語が解き明かされ・・・といういつものゴダードの醍醐味や深みこそあまり感じられないが、その分凝縮されたストーリー展開の面白さが堪能できる作品ではある。
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No.5:
(4pt)

巧みな語り口

イギリスのリゾート地・ブライトンでの公演にやってきた全盛期を過ぎた役者トビー・フラッド。別居中で,現在は大金持ちの恋人との再婚を考えている妻ジェニーに頼まれたある事がきっかけとなって,芝居そっちのけでトラブルに巻き込まれていく・・・

 妻への未練たらたらで,仕事も思い通りいかないというゴダードファンにはお馴染みのダメ男が主人公ということで,最初は「またかよ」と思ったが,日記形式にテープに吹き込んだものを起こした12月第1週の8日間という趣向で,一体何が起こったのか,次に何が待ち構えているのかとグイグイ読者を物語に引き込んでいく著者の語り口は見事。

 ラストがやや甘く感じたものの,読んで損は無いと思う。
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No.4:
(3pt)

ゴダードらしい“語り口”の妙

英国が生んだ‘稀代の語り部’ロバート・ゴダードの16作目の作品で、本国では’04年に発表されたが、今のところ邦訳されている最新刊である。

講談社『IN・POCKET』の「’06年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で、<読者が選んだ>部門と<作家が選んだ>部門で、共に第6位にランクインしている。

落ち目の舞台俳優、トビー・フラッドが8日間にわたって日記がわりに吹き込んだテープからの書き起こし、という形式をとって、一人称で事件が語られていく。

トビーは巡業先の地方都市ブライトンで、その街で帽子店を営む離婚訴訟中の妻から呼び出される。正体不明のある男に自分が見張られていて、その男はトビーと何らかの繋がりがあるらしいので、何者か探り出して、追い払って欲しいというのだ。その男、デリクとの接触は、トビーにとって思いもかけない運命の始まりだった。それまでの沈滞気味だった日々から一転して、次から次へと事件が連鎖する波乱に富んだ毎日が続き、彼はその渦中に巻き込まれて翻弄される羽目になる。

本書は、お得意の歴史ミステリーではないが、ゴダードらしい特徴をしっかり備えている。

ひとつ目は、往年の勢いが衰えて、いまひとつさえない中年の主人公。

ふたつ目は、ある事件が次の事件を引き起こし、さらにその次も・・といった、幾重にも絡み合った謎。

三つ目は、ひと癖もふた癖もある登場人物たち。

そして、物語はトビーが、自らの危機とあるきっかけから、ことの真相を突き止めようと決心したとたん、悲劇的な終幕へと突き進むことになる。

本書で読者は、改めてゴダードの、入念に緻密に組み立てられたプロットと、あざやかな語り口の妙を存分に味わうことができる。
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4062752905
No.3:
(4pt)

期待以上ではなく、期待以下でもなし

ゴダードの鮮やかな語り口は健在で、8日間の出来事を一気に読ませます。但し、主人公の妻(ジェニー)・敵役(ロジャー)の人物像がいまひとつ希薄であることと、ジェニーとロジャーの関係や心情がもっと色濃く描写されてあれば、と思います。特にロジャーは主人公との対比において、「万能の敵」のイメージを強く打ち出そうとしていますが、やや書き込み不足でしょうか。そのほかの登場人物がゴダードらしいヒネリの効いたものであるだけに残念です。 しかし、凡百のミステリとは水準を画するレベルであり、それが証拠に遅読を自負する私でも短時間で読了できました。(ストーリーが軽いという意味では決してありませんので誤解なきよう。)
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4062752905
No.2:
(3pt)

可もなく不可もなし

ストーリー展開は無理なく進むけれど、事件の設定や状況などが甘い。推理そのものを楽しむという感じはしない。結末は何となく想像ついてしまうし、登場人物にも、今ひとつ魅力に欠ける。一気に読ませるほどのおもしろさは足りないけれど、事件を解く鍵となる複線などは、丁寧に解き明かされている。
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4062752905
No.1:
(4pt)

さすがゴダード とはいかぬが

久しぶりの新訳。待ちかねたゴダード、さすがゴダード、とは行かないところがちと辛い。語りの手法は(彼にしては)新しいものの、展開はさすがに手馴れたもので、読み始めると8日間の物語に引き込まれ、一気呵成に最期までいってしまう。読ませる本であることは間違いないけれど、もうひとつ食い足りないのも事実。やはりゴダードは歴史モノのほうがいいですね。
最期の喝采 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:最期の喝采 (講談社文庫)より
4062752905

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