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海賊とよばれた男
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海賊とよばれた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全939件 821~840 42/47ページ
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永遠の0から、百田尚樹さんの作品が気になり、次の作品として、この「海賊〜」を購入しました。 この本は、登場人物、そのときの時代背景が分かりやすく書かれています。 そこで思ったのは、昭和は恵まれた時代ではなかったこと。 平成の今、不景気、不景気といいます。景気は良くないかもしれません。 しかし、周りは焼け野原でなく、食料を闇市で仕入れなくてもコンビニに食べ物が陳列されています。 上巻は、そんな状況から始まります。 私は、読んでいて「ほんまにおるんかいな?」と思いました。 この物語の主人公が実在の人物のモデルであることが分かり、「事実は小説より奇なり」という言葉を思いました。 小学校の頃は偉人の伝記を読んだりしましたが、今では読む機会もありません。 これは小説ですが、まるで伝記を読んでる感覚になりました。 そして、この人物、時代はそんなに昔ではないこと。 「従業員は財産」という考えから、従業員をクビにしなかった姿勢がとても評価や注目されるのは、昨今の経営者にもいないですね。 後、この小説を読んで、勉強になったことがあります。 それは「通州事件」の存在を知れたことです。 裁判では、この訴えが認められなかったのが、残念です。 一、日本人として「通州事件」は事実として、知るべきではないかと思いました。 というふうに、本を読まない私でも読め、歴史の流れが分かるようになり、「二二六事件」や「満州国」など、学校でただ暗記した語句が繋がります。(^_^)v 読んだ後で、知ったのですが、この作品が2013年本屋大賞を受賞したみたいです。おめでとうございます。 海賊とよばれた男 下下巻は読むのに没頭してしまいアマゾンで買い忘れたため、近所の本屋さんで買いました。 内容はいうままでもなく素晴らしいものです。 従業員思いでもありますが、消費者の足元をみない商売を行ってきたところを見ると私は「出光」から商品を買いたいと思います。 | ||||
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久々に一気に読めた。というよりこの主人公のモデルである出光佐三に夢中になった。 続けて 「永遠の〇」も読んでみた。 昭和の戦中、戦後を生きた、まさにその生き様に心打たれた。 そして、この平和な時代、すべてが当たり前と思ってすごしている自分の生き方を振り返った。 「これでいいのか」「先人の作った平和を食らい尽くしているだけではないのか?」と。 出光氏が本質を見抜く目と信念を貫く覚悟により、さまざまな困難を突き進んでいく姿は大きな成果を生み出すのだが、果たして、誰もが同じようなことが出来るのだろうか? 一つの業界の利益を生み出すために、負の部分をひた隠し、何十年後かに負の結果が表面化するといったニュースはよく聞くことである。立場によって、物事は正義にも悪にも見えるものである。政治、経済、国際社会、宗教、すべてが、先行きの見えない現代の日本に、まさに強いリーダーとしてこういう人物の出現を望むのだが。 | ||||
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石油をめぐる歴史経済小説。出光佐三という実在の人物の伝記。 戦後焼け野原、日本中が自分のことしか考えていない中にあって、一人、日本の未来と国益のことを考える男がいた。 勤勉で質素で、投機と中間搾取を嫌い、人を信じ消費者利益を考え日本人のために尽くし、剛胆で粘り強く意志が強く信念を貫き率直な物言いをする、GHQに楯突く肝が据わった男、国岡鐵三(出光佐三)。 外国人は国岡の媚びない姿勢や堂々とした物言いに魅了された。会社のことよりも国を思う彼の愛国心にも。 相手によって態度を変え媚びへつらうような誇りのない人間は、外国人には軽蔑される。 国岡は普通の商人ではなく、儲けを第一に考えなかった。 国岡は「石油が石炭に代わる重要なエネルギーとなる」と予言し、 「石油のために戦争を初めて、石油がなくて戦いに敗れ、今度は石油によって支配される」と日本のエネルギー政策を憂いた。 そして常に既得権益(石油業者と役人)と戦った。 戦後すぐの話だが、震災復興や原発事故やTPPなどの現代の問題と重なる点も多い。 途中でふと思い出したが、現在活躍中の青山繁晴に似ている。 青山氏も次世代の資源としてメタンハイドレートの重要性を語り、自前のエネルギーを日本が持つことを願っている。 いつの時代にもスケールのでかい男はいるのだ! 「たとえ99人の馬鹿がいても、正義を貫く男がひとりいえば、けっして間違った世の中にはならない。そういう男がひとりもいなくなったときこそ、日本は終わる。」 | ||||
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読んで非常に元気がでた。このDNAを持つ日本は必ず復活する。 | ||||
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自己の為ではなく、国民の為、社員の為、国の為、そして自分を信頼してくれた人を裏切らないため・・・ | ||||
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上巻に引き続き、ついつい先を読みたくなる内容です。 会社を大きくするよりも、日本を良くしたいと思う気持ちが、結果的に石油業界一恐れられる存在になった内容でした。 今の既成観念に捕らわれた日本企業トップの方々に是非、読んで学んでもらいたい。 | ||||
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「永遠の0」「影法師」と違ってこちらは実在の人物をモデルにした小説です。 体制、大勢など無視して自分の道を貫く男の姿を描くという点では共通ですが、 こんな人が実在したところがすごいと思います。 戦前から石油に目をつけ、戦後の厳しい時代も外国の会社と戦いながら店を大きくしていく姿は圧巻。 特に日章丸事件を扱った第3章は一気に読みました。 長引く不況を打破するヒントが、この人の人生の中にたくさん含まれてる気がしました。 持つべきものは、信頼できる人との出会いなのだと思います。その信頼を得ていくのはまさに出光氏の人柄なのでしょう。 この結束力に感動しました。 若い人にも、何かをあきらめかけている中年世代にもぜひ読んでほしいです。 文章がもう少し重いほうが好きですが、それはともかくこの出光氏のことは今を生きる日本人にぜひ知ってほしい。 私も息子たちがもう少し大きくなったら、若いうちにこの本を読ませたいと思っています。 | ||||
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私には無理な生き方ですが、この主人公の様なカリスマに出会えたら幸せだと思います。 永遠の0に続き政府の無能さを感じる作品で・・・ | ||||
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シビれる。 志高く、そして強く持った大きな稀代の人物の 波乱万丈だか、真っ直ぐ一本筋の通った人生。 月並みだが、「日本男児かくあるべし」という生き様がぐっと迫ってくる。 しかし、こういう本を百田尚樹が書くというのが、なんとも嬉しい。 このテーマで、実在の人物で、どんどん書いてほしい! (実は、永遠のゼロの読者にはちょっと嬉しい記述もあります。乞うご期待) 今日からまた頑張ろう。 | ||||
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実は、あまり戦争の事はわかりませんでした。どうして戦争になったのかなど、 でも、この本を読んでから、興味が沸きました! しかも、上に立つリーダーのあり方も! 素晴らしい本だと思いました。 でも、ちょっと、難しい漢字が多くて、私の頭では、中国の名前など覚えるのに一苦労でしたが、内容は、わかるので、とても為になりました! 子供にも、読ませたい一冊です! | ||||
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ほとばしる情熱、理不尽な制度、に果敢に立ち向かう侍魂、如何に官僚、が今も昔も無駄、ムラ、無理、事なかれ主義の惰性に暮らしているか、公務員、政治家、に読んでもらいたい一冊です。 | ||||
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次々と積極果敢に新たな仕事に取組み、国家のことを考え、二つの大戦を乗り越えてもなお再生して事業を拡大行く姿は夢を与えてくれる。読み進むのが楽しみ。 | ||||
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志と情と徳、そして強靭な肉体と精神。それらを兼ね備えた国岡鐵造(出光佐三、1885〜1981)の一代記。「プロジェクトX」が何回分も作れるほどの波乱万丈のビジネス戦記だ。官にぶらさがる同業者、敗戦国日本にたかる国際石油資本、頭でっかちで大局観のない官僚たちを相手に、筋の通らないこと、日本や消費者のためにならないことには採算度外視で徹底的に戦った気骨の経営者、国岡。彼が築いた会社は戦後、日本経済が壊滅的な打撃を受けるなかでもタイムカードなし、定年なし、馘首なしの経営方針を貫いた。戦後、船もなく、設備もなく、金もなく、食い詰めてラジオの修理店を始めるほどの困窮を極めながらも、生死もわからない社員の家族に仕送りを続けた。ほとんど狂気である。経営をつきつめれば、科学でも哲学でも工学でもなく、経営者の人格そのものに至るのだと思う。 いま時代が大きく変化しているとか変わり目だとか言うけれども、300万人の日本人が亡くなり、国土が焦土と化し、アメリカの占領下に置かれた「敗戦」とは、その比ではなかっただろう。人間をとことん大事にする経営者に社員は絶大な信頼を寄せていただろうが、幹部たちのなかには会社の利益よりも国益や社員の利益を優先させる経営者に対して複雑な気持ちもあったに違いない。しかしその信念は誰よりも強く、反論を許さないほどの迫力だったのだと思う。人間を大事にし、国を思い、社会に役立つ仕事をする、その点で国岡(出光)という人はどんなことがあってもブレなかった。そんな国岡の精神的支柱となっていたのが日田重太郎という、破格の器の資産家の存在だった。家を売り、故郷を捨ててまで国岡を支えた。いまでいえばエンジェル投資家なのだろうが、金銭的リターンではなく精神的なリターンへ投資しているという点においてこの人は特異である。 それにしても天然資源の争いには仁義も人道もあったものではないというのがよくわかる。イランの石油を国有化したモサデク政権を、アメリカがCIAの工作によるクーデターで転覆させ、これとひきかえにイギリスからイラン石油の40%の利権を譲渡される。クーデター後、イタリアに亡命中だったパーレビ国王はイランに戻り、以後25年間にわたって親米政権が続くが、1979年にイラン革命がおこり、ホメイニ師が政権の座に就くと反米路線が復活、アメリカは隣国イラクに武器を提供、1980年代にはイラン・イラク戦争が起こる。イスラエル建国と資源をめぐり、中東は現在に至るまで続くテロと地域紛争の温床となってきた。こうした複雑な国際情勢のなかで、石油元売、商社、プラントといった企業は、命をかけてビジネスをやっている。 出光佐三の話は、四輪車参入をめぐり通産省に真正面から反抗した本田技研の本田宗一郎(1906〜1991)、運輸省、郵政省を再三敵に回しながら宅配サービスを日本に根付かせたヤマト運輸の小倉昌男(1924〜2005)などとも重なる。戦後しばらく、日本が焼野原から経済大国に復興を遂げる途上にはスケールの大きな経営者がいたものだ。重量級の政治家もいた。それに比べて今は……という気持ちはあるけれども、時代が人をつくるということもまた言えると思う。本田宗一郎は「私が汗まみれになって働いていたから、本田技研は成功したというのは、私にだけ通用する事であって、ほかの人には通用しない。その人、その人によって、社長のやり方が違うのは当然である」と述べている。 その時代時代によって通用するやり方というものもあり、戦後昭和の経営者のやり方といまの経営者のやり方を比較して原点に戻ろうなどというのは懐古主義かもしれないが、それにしてもすごい人物がいたものである。 | ||||
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不屈の精神とはよくいうが、ここまで実践してきた人を知らない。本人がずっとつらかったことを述懐するところがある。破天荒な人生でもずっと精神的にきつい、そんな中でも、道義を重んじ、自分を決して甘やかさず律していく。人生ここにきてこの書出会えたことで、救われた気がする。至誠天に通ず、何をなすべきか深く考えさせられる。 | ||||
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実話にもとづいた話だからだろう、文体が少々硬い気がした。 エンターテインメントだと思ってこの本を手に取った人は、少しとまどうかもしれない。 だが、この物語の主人公は芯の通った大人物である。 本当にこのようにまっすぐな人間が実在したのだろうか。 すくなくとも、現代の日本にはこの類の人種は見受けられないように思われる。 古き良き時代の日本人像がこの本には描かれている。 そのせいだろうか。 実話にもとづいた物語のはずなのに、どこかフィクションのように見えてしまう。 | ||||
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ごく普通に見ていた出光のイメージが変わりました。苦境にあるときに思いだし、励みにしたいです。 日本人としての誇りを感じる小説です。 | ||||
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正直、日章丸事件は詳しくしらず、タンカーで石油を持ってきただけだろうと思っていた。 しかし、この本を通して当時の社会背景を交えてその事件を追体験するにつれ、 とんでもない覚悟と実行力が必要で、社会に与えたインパクトの大きさに ただただ感心し、感動してしまいました。 老若男女問わず、日本人皆に読んでもらいたいが、春先のこの時期には、 特に新社会人になる人に読んでもらい、新しい一歩を踏み出して欲しいと思いました。 | ||||
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永遠の0を読んで、この作者の他の作品を読んでみたいと思い、この本を取ってみましたが、やはりこの本も圧倒的に面白いです。 出光興産の創業者をモデルにした歴史経済小説ですが、常に体制側を批判し、自分の利益より公益を重視してビジネスを進める姿勢には、学ぶところが多いです。 下巻は、戦後の話となり、メージャーとの対決、イランからの石油輸入を通して、経営とは何か、真のリーダーシップとは何かを教えてくれます。 こんな、経営者が日本にもいたんだ!ということを教えてくれ、またそれを誇りに思える本です。 | ||||
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私は永遠のゼロを読んだ後に読みました。 日本がなぜ戦争をしたのか、今現在、石油とは・・・と問いかけるような内容でした。 世界を変えるほどの力を手に入れる男。 実際、これほどの人物が日本にいたとは驚きです。 | ||||
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戦後の混乱期に全てを失いながらも、 大企業、出光興産を一から作り上げた男、出光佐三の物語。 本書では、国岡鐵造と名前を変えて描かれている。 国岡鐵造。 その志は高く、自分の事業を拡大すること以上に日本の未来の為に尽力する。 そのひたむきで真っ直ぐで、妥協を許さない生き方が周りを巻き込んでいく。 日米の政府高官や大企業トップ、さらにはイラン国王にもその存在に一目置かせる存在感。 一つ一つの言動に貫かれる人生哲学は、そのへんの自己啓発本に書かれている言葉よりも遥かに重みを感じる。 リーダーシップや仕事のやり方にも通ずるものが感じられる。 昨今グローバル、グローバルと言われてTOEIC等が一種のブームのようになっているが、国岡鐵造のあり方を見ていると、そういった世間の雰囲気に違和感を覚えてしまう。 国岡鐵造自身が英語を使った場面は出てこないにもかかわらず、圧倒的な存在感を世界に示しているのだ。 経営方針も一貫している。 社員は家族。家族だから、少々出来が悪くても面倒を見る。 リストラはしない。仕事がなければ、仕事を作る。 戦後すぐの仕事が一切ない時期は、ラジオ事業部を立ち上げた。 このいかにもという感じの日本臭さ。 大好きです。 | ||||
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