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ヒートアップ
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ヒートアップの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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前作の「魔女が蘇る」もストーリー展開に少々無理がると感じましたが、続編はさらに・・・ | ||||
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「魔女は甦る」という作品が、シリーズの前編にあたりますが、前作で奮闘した警察官達はほとんど出てきません。 以下ネタバレ----------------------=---- 前作の登場人物で続けて出てきたのは、前作内ではメガネと上着を残して殺されてしまったと思われていた警察官のみです。 んで、その人と仲の良かった、麻取の捜査官が、本作の主人公となります。終盤の死地からの脱出は、前作以上に文字通り「ヒートアップ」しています。面白かったです。 前作を読んだなら、是非どうぞ | ||||
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「魔女は甦る」で登場した薬「ヒート」をめぐる麻取と警察とヤクザの話。 ヒポクラテスシリーズ、カエル男2作、御子柴礼司、岬洋介、犬養隼人シリーズを読んだ後、 魔女は甦るを読んだ時に感じた、未完成の中山七里ワールド、というか、 パラレルワールド感はここでも感じました。 山崎が登場したり、御子柴礼司の名前が出たりしましたが、それがよりパラレルワールド感を増しているのかもしれません。 他のシリーズはちゃんと繋がっている感じがするのに、この作品と「魔女は甦る」だけはなぜか切り離されている感じがどうしても抜けません。 でも読み始めると止まらなくなります。 そこは腐っても中山七里作品(←失礼な言い回しですが。) お読みになるのであれば、「魔女は甦る」から読まれることをお勧めします。 | ||||
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『魔女は甦る』でも後半に顔を出した七尾究一郎と宏龍会の渉外委員長山崎岳海による異色のバディもの。『連続殺人鬼カエル男ふたたび』の巻末附録の相関図をみると、山崎もまた、本作だけのキャラクターではないようだ。むしろ、この二冊のみの七尾よりも登場回数は多いw 前作もミステリには違いなかったが、フーダニットの扱いも含めて、冒険活劇、サスペンスホラーの要素が多く感じられた。久し振りに西村寿行作品を思い出したくらいだ。 しかし本作はそれにも増して、冒険小説に寄っている印象。なにせ自衛隊や在日米軍が絡んでくるのだから。第五章のタイトルはずばり「戦場」である。たしかにヒートアップだww ただし、ミステリとしてのテクニックの使用に関しては、前作以上に「ミステリ」カテゴリかもしれない。 こうして読後に感想を書くためにパラパラ拾い読みしてみると、レッド・ヘリングはむしろあからさまなのだが、途中からは冒険活劇として疾走させられながらw読んでいた所為もあって、まんまと釣られてしまった……。 それでもなお、「推理/探偵」ではなく「その他」に加えてしまうのは、やはりクライマックスの展開が映画的に派手な活劇だからである。ハリウッド映画がテロリストからゴジラまで、すぐにミサイルで始末しようとするのがやたら安直に感じていたが、本作を読むと、燃やすってスゴイなと再認識せざるを得ないw 本作で日米の取った解決手段は、必要悪という以上に凶悪だったが、その一方で、前作で渡瀬や槇畑が感じた悪寒を解決していることも間違いない……。 これまで読んだ中山作品は四冊。なにやかやと毎回感心させられている。 ほんの十年程度で50冊以上もの長篇を上梓。しかも私の読んだ四冊はどれもハイレベルだった。しかも評判の高い岬洋介シリーズは手つかずである。なんとも怖るべき才能だ。 それを大前提として、やや引っかかった点を挙げてみる。 まず公務員ヒーロー七尾究一郎について。 パチンコメーカー、ナナオを思い受かべてしまうこの主人公は、北陸の比較的裕福な家庭出身ということで、戦国時代の七尾氏に由来を持つ名家の出かもしれないが、それは置いておいてw 映画やドラマで言うところのアバンタイトルの活躍で、彼の特異な能力が開示されるのだが、それは納得できる事例なのだろうか。(嘘でも)発現率等の数値データを示してくれれば納得できたのかもしれないが、組織への帰属意識の薄い公務員ヒーローという設定と併せて、マンガ風の設定に感じてしまった……。 わたしの知見が足りないのだろうか? その一方で、一般的な公務員の描写は鋭い。 公務員上級職の上司と部下の関係について「上司を上手く使え。~(中略)~そのためには報告だけは絶えずすること」(P.39)とか、「公務員の得意技というのは何だか知ってますか。まず逃げることなんですよ。~(中略)~国家のミスをいちいち個人に向けられたのでは身が持たない。だから逃げる。それはもう公務員の性のようなもので」(P.147)なんて含蓄深いやりとりもありながら、七尾だけでなく、同僚や上司との信頼関係も描かれ、深みも感じるキャラ造詣が魅力である。 だからこそ本作で初登場?の自衛隊員は、まったく寄り添った視点のないステロな扱いだったのが残念だった。 中山作品は、おそらくすべてが地続きの設定で緩やかに繋がっている。 社会問題が提起されていて深みも感じるが、たまに登場する政権与党は「民自党」。 本書の出版は2012年だから、いわゆる悪夢の「民主党政権」時だが、著者の想定はよくわからない。作中年代は伏せられているが、登場人物たちは携帯電話を使っていてスマホは登場しないから、90年代か00年代と考えてよいだろう。だから民自党=自民党かもしれないが、いずれにせよ与党と野党の色分けはあえてせずに、ざっくりとした政治権力としての登場だ。 謎解き興味オンリーの推理小説ならまったく構わない(というかそもそも政党なんて登場しないわなw)が、日本社会の暗部を重要なテーマとして描くならば、その簡易化はいただけない。社会問題が複雑化する背景には、大抵(というか確実に)政治思想の対立とそこにぶら下がる、あるいは操縦しようとする官僚を含めた各種の利権団体があり、その多くには左右の色がついている。社会をコントロールしている現実世界の色は、2023年現在でもまだまだ左に偏っているのが実情だ。せっかく官僚の中にまで魅力的なキャラを配することのできる著者なので、もったいない話だ……。 あれやこれやを考えると、エンタメなのだからと出版社に誘導されている可能性もあるが、著者自身がアッチ系の人じゃないことを切に願うw いわゆる犯人当てを別にして、いくつかのサプライズがあるのも本書の特長だ。 上記の自衛隊登場とその後の流れもそうだが、『魔女は甦る』に繋がる設定の再登場である。どうせネタバレ反転にしなければならないので書かないが、そこにも僅かな引っ掛かりがあった。 そして、後半は『魔女は甦る』の続篇であることをより意識させずにおかないというのに、前作主人公二人のその後に関してはダンマリである。二人ともに、かなり暗い予感とともに退場していたので、ここらで明るい方向のサプライズがもう一つあってもよかったのだが。あの二人も例の相関図を見る限りでは、後続作に再登場していないようなので、心配である。 渡瀬-古手川の登場作品はまだ何冊もあるから、そのどれかで槇畑には言及されているかもしれないが……。 | ||||
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まあ娯楽小説としてなら楽しめますね。課長が女性だったという最後のくだりは販促じゃないかなあ。だから小説って面白い! | ||||
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この作家が売れっ子なのが理解不能。 主要な登場人物が突然死んだり、伏線なしに生き返って電話などしてくる。 説明もない。 作者はどんどん書けると言っていたが、そら書けるやろ。 | ||||
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前作の「魔女は甦る」も素晴らしかったが、本作品は、それ以上の秀作と思う。流石、「どんでん返しの七里」と思わず叫びたくなるような作品。 | ||||
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魔女は蘇るの続編と言えます。なんて後味の悪い終わり方なんだと思っていましたが、こちらに救いがあった。前作と同じく一気読み。面白かったです。 | ||||
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本の中が、汚れてるのに、値段が合わない。 汚れてるなら、ちゃんとその旨、書いて欲しい。 | ||||
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前作の続編。 魅力的なキャラクターが多く… 今回は、アクションが強くミステリー要素が弱い感じがする。 テンポが良く読みやすいが途中から無理矢理?不自然?で 話が進んでる感じがしたが面白く読めました。 | ||||
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無理矢理終わった感が。もうちょっとちゃんと書いてくれたらいいのに。 | ||||
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「魔女は甦る」の続編です。 前作はホラーのストーリーですが、こちらはアクションっぽく作られています。 鉄パイプに七尾の指紋しかない、ということから七尾が被疑者になるのですが、そこらに転がっているような凶器に一人の指紋しかないって、捏造を疑うポイントだと思いますが、誰もそこに思い至らない。サブマシンガンの弾を大量に準備している。など不自然な点もありますが、それを上回る面白さがあります。 ですが、バディを疑いだす点など、人の心の動きなどは自然な出来だと思います。 そしてタイムリミットが迫る中での脱出シーンに差し掛かったところでは、一気に読ませる力があると思います。 但し、銃の知識は付け焼刃だったようで、イングラムM10は9mmパラベラム弾なのに、45口径と書いてしまったり、M10ではなく、M11の特長を書いてしまっています。(これはストーリーと無関係なのでどうでもいいことなのですが) 意外な犯人が常道のミステリーでも、この犯人は予想外です。 文章での表現でなければ、すぐに怪しいと気付くのではありますが。 | ||||
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関連作があります。 そのあたりをキッチリ紹介する方が楽しめます。 一応読んでたので面白く読めました。 | ||||
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面白かったです。 結構ハードボイルドだし。 | ||||
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いつものごとく、息苦しくなるほどの壮絶バトルに脱出劇でのハラハラドキドキ。 そしてやはりまた…最後に…やられた…という仕掛けが。。。これ、まんまと罠にはまってしまうの…悔しいですね。作者のしたり顔が見えた気がしました。 流石です中山七里さん。 でも…疲れるので、ほどほどにして欲しいですね。面白いので読んじゃうのだけれども。 これ、西島さん香川さんコンビでの実写化…されないでしょうかね。絶対この二人。ぴったりこの二人。絶対観たい。ぜひ。 | ||||
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前作「魔女の末裔」で主人公のその後が気になる終わり方だったため、続編が出ていると知り即購入しました。 中盤まではテンポがよく、ラストのアクションも手に汗握るもので大興奮でした。 以下ネタバレなので、読んでいない人は回避してください。 まず、オチが『男性とミスリードさせて実は女性でした』の展開は、「ドクターデスの遺産」と同じ。またか…と肩透かしを食らわされました。 旧社員が麻薬を売り捌く動機も微妙で納得し難かったですが、真犯人の犯行動機が輪をかけて微妙。 そこは十歩引いても、主人公に冤罪を押し付けた理由がまったく分からない。 前作の主人公の音信も分からず、全体にモヤモヤが残り読後感が最低でした。 | ||||
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貴方のその一手は、神の意に添うものだろうか? 人類の発展を支えうるものも、ココロに疚しいものがあれば、人類をも破滅への道を歩ませるのみ。 自分だけは安全地帯にいると考えがちだが、案外、足元まで火の粉は来てるかもね。 女も案外、阿呆な男が思うほどには、「鈍」じゃあないかと。 タイトルに反し、思うほどには、盛り上がらんかったけどね。 | ||||
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主人公たちはなかなか魅力的なのですが、突っ込みどころが多すぎて。 なぜにわざわざ魔窟(研究所跡)に突入する?そもそも魔窟を二ヶ月も放置しておいたらだめだろ。危険動物だけでもすぐにも駆除しろよ。たまたまそこに突入したら、駆除が始まるとか。 あとヒロインのいないアクションものはおもしろくない。もちろんヒロイン、ヒーローは助かるべき・・・ | ||||
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厚生省医薬食品局麻薬対策課麻薬取締官の七尾究一郎が主人公のミステリーというよりアクションかな。ドイツの製薬会社が開発した人間の破壊衝動と攻撃本能を呼び起こし、誰をも人間兵器に変えてしまう悪魔のクスリのヒートを巡って、物語は展開していく。日本がヒートの効果を確かめるための実験地になってしまうというとんでもない話だが、後半にアメリカ軍が出てくることを含めて、有りうることなのか、与太話に過ぎないのか、簡単には言えないかもしれない。七尾とヤクザの山崎との友情っぽい成り行きや、麻薬取締官たちの仲間意識などなんだか微笑ましいところもあって面白い。意外とアクション部分よりこっちのほうが作者の主眼だったり。それにしても七尾は無敵だねえ。最後に作者お得意のどんでん返しもある。 | ||||
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山場のスピード感、次から次へくり出されるパンチ力が、凄い。そして、心地よい。 | ||||
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