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保健室の先生は迷探偵!?



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保健室の先生は迷探偵!?の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

謎解きを楽しみたい方には不向き

決して悪い作品ではありません。それなりに楽しめ、読後感も悪くありません。
ただし、謎解きを楽しみたい方、特に作中の探偵役が真相を明かす前に謎を解いてやろうという方には決定的に向かない作品です。
なぜなら、それが絶対に不可能だからです。
探偵役が目にしている解決に不可欠な証拠がいくつか真相が明かされるときまで読者に示されていません。
最重要の「殺人画」、椎名の描いたスケッチ(と、その対象となった風景)・・・。
探偵役の謎解きを聞きながら、「そうだったのか」と後追いの楽しみはありますが。
保健室の先生は迷探偵!? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:保健室の先生は迷探偵!? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4800200709
No.1:
(3pt)

人物もミステリも少し足りない

正義感あふれた女性養護教師(保健室の先生)と,軽くて掴み所のない男性美術教師という凸凹コンビが,
学園内で発生する問題について,お互いに文句を言い合いながらも解決を模索する学園ミステリになります.

物語は,犯人捜しを軸にしつつ,背後にある動機,つまり人の部分へと次第に焦点を移していきますが,
そんな中,人を食った言動ばかりの男性教師が覗かせる奥底にある感情,とぼけた表面とは裏腹なそれは,
この物語はもちろん,調査中の問題への関係を自然と意識させられ,その爆発や向く先と,期待を煽ります.

しかし,そんな彼が突き動かされた末に下した『決断』は,気を持たせた割には肩すかしの思いは否めず,
保健室の先生を駆り立てる過去のできごとにしても,どこかありがちで強く響いてくるまでには至りません.
犯人もそれほど難しくはなく,このあたりは人の思いを重視しているからでしょうが,やはり少し拍子抜け….

各章のタイトルに『起承転結』を冠した通り,話の流れ自体はスムーズで,伏線の使い方も自然でしたが,
どんでん返しを含む真相や犯人,ベタなラブコメオチと,よくも悪くも『まとまった』作品という印象です.
保健室の先生は迷探偵!? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:保健室の先生は迷探偵!? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4800200709

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