氷結の森
評判
氷結の森の評価:
3.43/5点 レビュー 14件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21〜32 2/2ページ
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氷結の森の評価:
3.43/5点 レビュー 14件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
マタギ三部作ということで手にとりましたが、前二作とは赴きが大分異なります。
主人公の柴田矢一郎は、日露戦争出征の経験もある秋田の阿仁の出のマタギの男…
ワケあって、今は過去を捨て言葉も捨て…ひとり北樺太を流浪する身。
絶対的極限に近い厳しい気候が人間を拒絶しつづける樺太、そしてロシア。
現代の大多数の日本人がすでにすっかり忘れ去っているにちがいないこの場所に、
ロシア人や中国人、朝鮮人、また土地の先住民のニブヒたちなど、
他民族が混在し、互いの動静を窺いあう中で、これだけ生き生きと日本人が生き、
コミュニティを作っていたのだということをはじめて知った。
当時は、今以上に国際感覚を持った真の意味での国際人といえる日本人が、
人知れず精いっぱい生きていたのだろう。
そのたくましさに先ずはあっぱれ!という感想をもちました。
物語は、主人公の律儀さに、時に賛同し、時に溜め息をつきながら、物語に翻弄される。
最初に述べたように、この作品は冒険小説だと思います。
マタギとしての経験から、狙撃の腕が並ではない矢一郎は、
さしずめデイヴィッド・L. ロビンズが書いた「鼠たちの戦争」の実在した主人公、
ソ連の天才的狙撃手、ザイツェフ曹長を彷彿させるとともに、
北欧のやはり厳しい北の自然の中で生きるギャビン・ライアルの小説の主人公を思い出します。