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シャロン 死者は神を語らない
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シャロン 死者は神を語らないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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『幕末魔法士』の田名部宗司先生ががらりと作風を変えて手がけたゴシック・ホラー風アクション? 舞台は十九世紀後半のパリ、遺体修復士シャロンの許に持ち込まれた美少女の死体が息を吹き返して……という導入部から始まる少女連続失踪事件の顛末。 前半は失踪事件の地道な調査で進んでいき、もしかしてミステリー小説?と思っていると終盤三分の一はアクション編に突入といった感じでなんだかストーリーのバランスが悪く、難ありの構成なのであります。それに悪玉が凶悪犯罪者なのに対して、こちらはマジで人外の異能力持ちなので彼我のパワーバランスがひどいことになっているような。 主人公シャロンを含めて、全体に登場人物たちの紹介編といった印象の読後感。シャロンのまわりにいる連中も、墓泥棒だったり、退役軍人だったり、謀略好きな司祭だったりで一癖も二癖もある怪人物揃い、こんだけの面子をまとめて相手にまわすことになっては凶悪犯罪者といえども荷が重いというものでは。 それにしても、記憶喪失の美少女というベタな設定を持ち出して、記憶が戻ってからはまさかあんな展開になるなんて……田名部先生容赦ない。 | ||||
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この時代の雰囲気がよく出ている作品です。描写が的確で、読んでいてぱっと光景が浮かぶようでした。 が、自分はこの時代の死体修復って技術的にどうやるんだろうと思って読み始めたため、それを期待するとかなり落胆すると思います。死体修復に関しては、この話ではメインではありません。 登場人物のキャラクターがそれぞれ立っていていずれも魅力的なのですが、それに比べるとシャロン本人の印象が薄いです。また、すごい力があるのにまったく強いと思えないのが難点。彼の抱えるものや設定は面白いのに、主人公に一番魅力が欠けているような気がして惜しかったです。 ミステリーにしてはさほど推理していないので、アクションものと読むべきだろうと思います。 気持ち的には★3.5です。 | ||||
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